「本当の事を言って。でなければ私はコレを叩き潰すわ!!」

とカンバスを振り上げる礼子。
でなくても叩き壊せばいいのに。
私ならその場でナイフで刺して切り裂いて燃やすな。
聖人、大貫に言われた言葉を思い出す。
『『奴らは本物の悪党だからね。礼子さんの命もとりかねん。』』
それにビビったのか

「あんたの好きにしろ。オレは見たいものを見た。十分だ。」

聖人退場。カンバス持ったままの礼子ボー然。
聖人帰宅。一葉さまはソファーでお眠りになられてたようです。
帰宅した聖人に気付き目を開けムクッと起き上がり

「終わったの?...企みは完了ね。
 でも欲しいものは手に入らなかった。フッハハハッ〜
 そんな顔ね〜フッハッハッハハハハ〜ハハハハハ〜」

そして再びソファで眠る一葉さまであった。〜〜おわり〜〜

チュンチュンチュチュ カッコーカッコー

朝。礼子、蔵で寝た模様。
しかも叩き潰すとか何とか言ってたカンバスも
律儀に元に戻してあります。(口だけ女)
蔵にあった、聖人の描いた魔界の入り口の絵を取り出し眺めながら
山で聖人に助けられた時を回想中の礼子。

『『ここは?』』
『『アンタの言う、魔界の入り口だよ。
  この場所がアンタとオレを引き合わせたようなもんだ。』』
スキス〜回想中。

本当、好きですね。このスキス〜の回想。
まっ聖人へのスイッチONの場所ですしね〜。
きっともう一度出てきますよ!最終回くらいに(予想)。

カッコーカッコー ツクツクボーシ ツクツクボーシ

章吾東京から戻る。
『A115の開発を断念』という記事が出て
研究所では電話が鳴りぱなし。
泉製薬の社員が来て

「動物実験の段階でA115の副作用を押さえることは
 不可能という結論に達しました。誠に残念です。」ぺこり

ピチャーーン ピチャーーン

みんなボー然。事務所で章吾が礼子に

「画商からはまだ何か言ってこない?」
「ヒビノケンイチの絵は贋作だったわ。
 いつの間にか摩り替えられていたの」

それを聞いてボー然と出ていく章吾。
寝室へ行き贋作を見つめやっと気付いた様子の章吾。

「そうか〜そういう事か〜。お前だな、聖人。
 何もかも。初めからお前は。」

もう!本当に気付くの遅すぎですから!!
時既に遅し!
そしてすごい勢いで二階の窓からその絵を放り投げる。

ガッシャーーーーーーンッ!!!!!

ツクツクボーシツクツクボーシ

興奮した様子の章吾、しばしそれを見つめる。
章吾ってDVのケがあるよね。怖〜〜い。

チチチチチチチチチ

病院にて。和臣、章吾、路子さん。

「そうか〜。A115の製薬化はナシかぁ。
 長い道を歩いてやっと登山口に辿り着いたら
 目指す山はソコには無かった。フッフフ〜そんな気分だな。」

なんだか納得しちゃう和臣の台詞ですな。
研究所では帰宅しようとする一葉に

「一葉〜夕べ、聖人さんはどんな様子だった?」

本当にコイツは‘マサト’‘まさと’‘聖人’‘MASATO’ばっか!
脳内全部聖人が占めてんな。
脳内メーカーで調べてみようかな。

「やっぱり礼子と何かあったのね。
 夕べの聖人とっても悲しそうだったのよ。
 もう絵は描かないなんて。
 ....でも絵だけは完成させなさいって言ったの。
 あんな男だけどそれだけは真面目にやるんだから。」

悲しそうだったっけ?
もう聖人の事なんてどーでもいいので私には分かりません。

チーチーチーチーチー

帰宅した一葉。おっと!!
外の白いベンチで無理な体勢で腕組み寝てる聖人発見!
蚊に刺されるぞ〜!!

「何してるの?」

本当、そんな無理な体勢で寝て何してんの?

チチチチチチー

「虫の声を聞いてた。...遅かったんだな。」

凄いな、そんな趣味あったんだ?
確かにこのドラマ、虫の声よ〜く聞こえますから〜
でも外じゃなくても十分聞こえますよ〜

チチチチチー

「研究所は大変だったのよ。A115の開発は中止になったの。」

この一言で驚き起き上がる聖人。
虫の声なんて呑気に聞いてられな〜いって感じでしょうか。
家に入り

「お父様が倒れたのはやっぱり副作用のせいね。
 これで研究所の将来がどうなるか分からなくなった。」

一葉の話を聞きながらフラフラと歩き出してる聖人。

「結局何の価値もなかったのよ。A115」
「フッフフクックックックククククック
 フッファファハッハハハアハハハハハハギャッハハハハハハ〜」

聖人大笑い&軽く回って床に寝転がりながらも尚も大笑い。

「ギャッハハハハハハ〜」

その姿を哀れそうに?見る一葉。

「大笑いだな〜ハハハハ〜何だったんだよ、オレもオヤジも...」

と大の字になる。
和臣はやるべき事をやった結果こうだけど
お前の場合は意味の分からん復讐劇だから一緒にすんな。

ビリッ!ビリビリッ!ビリッ!

桐生家では章吾が座間味の青写真を破っております。
それを後ろで腕を組んで見ている礼子。
いつでもどこでも上から目線の礼子さんです。

「待って!章吾さん!諦めるのはまだ早いわ。
 騙し取られたお金は取り返せるかもしれない。そしたら座間味へも..」

取り返せる方法あるんですか?
それに貴女、座間味になんか行きたくないだろ?
しかも今の状態の夫婦関係で。

「ヒビノケンイチの絵を贋作に摩りかえたのはもしかすると..」
「聖人かもしれないな〜(アッサリ)だが証拠はない。」

証拠証拠ってまず警察に相談しようよ!!

「もういいよ、アイツの事は。」

えっ?いいの?へえ〜

「金が戻ったとしてももう座間味には行かない事にしたんだ。」

スッパリ諦めたんですね。
いつもウジウジしてる章吾が。フムフム。

「最初は純粋に研究の為に座間味に行きたかった。
 けどいつ頃からかキミを聖人から遠ざける為と目的は変わってたよ。
 キミを失う恐さからただ焦ってたんだ。」

知ってたよ!視聴者は!

「だからヴェリテの詐欺にも簡単に引っかかったんだろ。」

ただ単に章吾がアホ過ぎただけだよ。

「聖人の最初の企みに気付いた時。僕はアイツを許すと言った。
 それが僕の生き方の選択だと。」

そうそう、言ったよね。
こいつ(章吾)本当にバカだな〜って確信したもんね、私。

「あの時、僕と聖人はこんなやり取りをしたんだ。
 人間を白と黒に分けるとしたら俺たちはどっちだって。」

聖人『『オレは黒、つまり悪党だ。兄貴は白、善人だよ。』』
章吾『『白が黒に負ける時、それはどんな時だ?』』
聖人『『欲望、嫉妬、憎しみ、恨み、猜疑心に捕われた時だな。』』
章吾『『黒が白に負ける時は愛や寛大だ。正義にひれ伏した時だ。』』

「勝ったつもりでいたよ。でも負けたんだ、ボクは。
 嫉妬や猜疑心に.....完敗だよ。」

まぁ初めから負けるの目に見えてたけどね。

東京事務所閉鎖のようで引っ越し中。
そこへ刑事さん登場。
章吾と礼子の携帯電話が発見され捕われた礼子の写メの
拡大した写真を持ってきて後ろに写ってる場所の心当たりはないかと。
結局進展はなく刑事退場。
つーかこのシーンって意味あんの?
進展はナシって事をアピールしたかったのか
これから先、これがきっかけで進展あるかもって事か、謎。

「東京でお世話になった方々に挨拶してくるよ。先に戻ってて」

と章吾退場。

ピーポーピーポー(また救急車の音。東京事務所は救急車の音多いな)

東京から病院へ。

「路子さん、ありがとう。あとは私が。」
「アハッ(ここで一度和臣を見て)じゃこれだけ片付けて失礼しま〜す。
 旦那サマ〜!また明日〜。」笑顔でぺこり
「うん。」

ナニ?なに?何?路子さんと和臣に流れるこの空気は!!
この二人、なにかあったな。イヒヒ〜。

「路子さん、結局辞めずにお父さんの世話してくれてますね。
 これで二度目です。感謝なさって下さいね。」
「してるよ〜」
「世間ではA115の成功は幻だったと噂してる。
 確かに成功は幻だった。だが研究者としては間違っていなかった。
 やるべき事はやって失敗した。それだけの事だ。
 力を抜いたんなら悔いが残るだろう。
 だが自分の力を最大限に出し切ったつもりだ。だから悔いはない。」

ウムウム。ウジウジ章吾とは違って潔い和臣である。

「彩乃さんの事は今はどう思ってらっしゃるのでしょう?」

え〜?今更?彩乃ネタもういいよ〜。

「男のプライドを踏み付けられた恨みだと思ってるだろうな、聖人は。
 確かにそれもあった。気が付かなかったけどな、聖人に言われるまで。
 だが〜それだけじゃない。そんな単純なものじゃない。
 ただもし彩乃が本音を隠して私と別れずにいてくれたら
 私が満足したかそれは分からん、多分、それはそれで苦しんだろう。」

で、結局どういう事?どうでもいいし。

ホーホー

帰宅し二階の寝室に向かう礼子。
いつもの習慣なんでしょうね、二階の窓から蔵を見てます。
明かりがついてるので蔵に行くと章吾がデッサン中の絵を
考える人のポーズをして見つめております。

「まだ半分ってとこかな。このまま終わらせるのは可哀想だ。
 やらせてやれよ。もう少し。ボクは構わないんだよ。」

ボクは構わないだと?
いっつもそう言って一番自分が困ってるじゃん。
ボクちゃん?強がるのはよしましょうね〜。
聖人に電話。

「聖人か?どうした?蔵へ来いよ。日展を狙うんだろ?
 決めた事は最後までヤレ!礼子も待ってるから」

驚いた表情の聖人

「礼子さんが?」
「ああ。すぐ来いよ!」ブチッ

不思議な顔して佇む聖人。
蔵ではニコリ顔の章吾。

====つづく=========

■予告

キミを手放さない!どんな事をしても。
アハハハハハハハッ〜
アイツをどうするかはこれからジックリ考える。ジックリとね。
私はもう自分の気持ちに嘘はつけないの。
言えよ!アイツが好きで好きでたまらないって!その口で言ってみろよ!!
復讐ってこういう事なの?
一度位、自分の欲望に忠実に生きてみたいんだ。
許さないわ。礼子も聖人も。自分の好きになんか絶対にさせない。
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前回の予告でぶっ壊れ大笑いしてるのは章吾だと思ってたけど
今日見たら思いっきり聖人でした。アイタタタ。
ただ一葉も章吾もいい感じに仕上がっておりますよ!!
一葉の台詞にニンマリしてしまったもんね、私。
あ〜残り僅かだけど聖人と礼子を困られていってほしいな〜もっともっと。
つーか最後は聖人逮捕されないとおかしいよな。
これで逮捕もされずだったらやったもん勝ちじゃんね。

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