山の麓に墓があり手を合わす大人になった恭介。
ガキ時代の珠希とのスキス〜等を回想。
病院院長の割にはショボイ墓です。
しかもこんな場所に何故?

 すっかり忘れてましたが
 金曜放送分でガキ共の出演は終了。
 布川の息子の悟!火傷治らぬままだったな。
 でもお前のキャラ好きだったよ、ありがとう。
 つるピカはげ丸の亮太!
 子供だから許されるストレート発言、
 笑わせてもらったよ!ありがとう。

1997年(平成9年)夏 ←平成になるとホッとします、なぜか。

==加賀見英夫が亡くなってから13年が経ちました。==

亮太、悟、映子、謙治と食卓を囲む。

「明日、恭介が三年ぶりにアメリカから帰ってくる。」

複雑な心境の様子の悟と映子。
亮太は嬉しそうな顔をしております。
恭介に惚れたか?

寝室にて謙治と映子。

「この三年間、恭介は一度も私に連絡をしてくれませんでした。
 私の事を許してくれてないんでしょう。」
「仕事に夢中で気が回らなかっただけだろう。」
「万が一、心を閉ざす前の恭介になって戻って来たとしても
 また心を閉ざしてしまうに決まっています。
 どうして、、あの人を、、」
「珠希の事は病院の将来を考えて決めた事だ、大丈夫。」

出かける謙治。
心閉ざしちゃってたの?恭介ったら。

==英夫の死後、映子は加賀見病院院長となった謙治と再婚したのです。==

恭介の載ってる雑誌を見つめる亮太。そこへ謙治

「13年前、子供だったお前の気持ちなど聞かずに
 加賀見家の養子にした。その事に不満はないのか?」
「ありません。お父さんは僕の病気を治して下さった上に 
 家族として迎えてくれ大学にまで通わせて下さったんです。
 これ程恵まれた生活はないと感謝しています。」

うむうむ。よく飼いならした犬のようだな。

コンコン♪KNOCKIN’ ON YOUR DOOR♪

亮太の部屋で話する悟。

「最近土日もなく急がしそうだね。」
「暇な時は山梨の診療所を手伝ってるんだ。
 久しぶりに行ってみないか?」
「行きたくありません。二度とあそこには。
 行けば嫌でもアイツの事を思い出してしまう。
 あんな奴、血の繋がりもないのに姉面をして
 仮にも姉と慕ってた自分が恥ずかしいです。
 10歳までの僕は葬り去りましたよ。」

おっと!成長してもストレートな発言は変わってません!
しかも『アイツ』『あんな奴』とか言ってやがりますよ?
生意気なところは相変わらずだな!
特に最後の一行、カッコイィー!
HPによると亮太は、恭介に珠希は憎むべき相手だと教え込まれた、ようです。
恭介まで亮太に色々吹き込んでやがるな!洗脳!
おかげで(多分)面白くなるぜ!ヒッヒッヒ〜

ユーガットメール!

微笑む亮太。

==13年前、加賀見英夫傷害致死の容疑で逮捕された15歳の七瀬珠希は
  少年法に基づき初等少年院に送られた後、保護観察期間を終え社会に復帰。
  医学部を卒業し医師の国家試験に合格したのです。==

==謙治が映子と再婚し加賀見病院の院長に就任すると
  悟は加賀見家の養子となりました。==

==映子は恭介、悟、亮太というそれぞれ境遇の異なった三人の子供の母親として
  この13年間を過ごしてきたのです。==

院長室にて謙治と珠希。

「恭介が明日アメリカから帰ってくる。
 恭介は未だにお前の事を酷く恨んでいるだろう。
 それでもここで働き続けると言えるのか?」
「はい。」
「いずれ亮太にもお前の存在が知れる事になるだろう。
 その事も覚悟しておきなさい。」

院長室から退出後、一年前の謙治とのやり取りを回想する珠希。

『『どの病院に勤めても三か月と持たなかったらしいな。
  どこに行っても君の過去の事が知れ渡ってしまったからだ。
  君の苦労も水の泡だな。この病院で働いてみないか?』』
『『私には出来ません。』』
『『兄を殺された私。叔父を殺された悟。そして実の父親を殺された恭介がいる。
  君の事を恨んでる人間がゾロゾロいるここで働くだなんて
  とっても出来っこない、そういう事だな?』』

とっても出来そうにありません!普通は!
夫を殺された映子もいるしさ、ゾロゾロ居すぎ!怖いっス!

『『本気で罪を償う気があるなら加賀見病院こそが
  君の職場として最も相応しい場所だ。
  最も辛い場所に身を置いてこそ贖罪の意義がある。』』

椅子に腰掛ける珠希。そこへ悟、

「恭介兄さんが帰って来たらどんな試練が君を襲うかもしれない。」
「覚悟はしています。」
「なんで君はこの病院に勤める事にしたの?」
「心配して下さってありがとうございます。
 院長のご期待に応えてこの病院で働きたいんです。」

相変わらず悟には素っ気ない態度。
その場を去る珠希。
それを相変わらすジーーッと見つめる悟なのであ〜る。

寝室にて謙治と映子、

「三年ぶりに帰ってくる恭介を手放しで迎えてやりたい。
 でもそうする事が出来ない。この母親の悔しさがあたなには分かりますか?
 こんな日が来るのが恐かった。だから一年前彼女を雇うと聞いた時
 私は反対したんです。」

つーか恭介からすればさ、父死後に元カレの父の弟と結婚しちゃう母を
受け入れるのも結構大変だと思うけど?
この恭介の苦しさがあなたには分かりますか?
そんなのお構いなし?
で一年前の謙治との会話を回想。

『『私は珠希の後見人になったんだ。』』
『『よくもそんな事を!!
  あの人は英夫さんを殺したんですよ?!』』
『『まだ兄さんを恨む気持ちが残ってたらまた事件を...
  それを監視し続けているともいえるんだ。』』
『『私は嫌です!絶対に許せません!!』』
『『一人の優秀な外科医を育てるのに莫大な費用と時間を費やす。
  一人前になった途端よりよい報酬を求め辞めて行く。
  それは病院に取っては莫大な損害だ。
  珠希は私に忠誠を誓った、病院にとって育てる価値がある。』』

「あの時あなたはご自分の意見を強引に押し付けました。
 でも私は反対し続ければ良かったと今でも思ってます。」
「強い恨みを持った人間が二度と歯向かってこないと忠誠を誓ったんだ。
 これを利用しない手はない。」
「恭介の父親は彼女に殺されたんですよ?
 加害者と被害者が同じ職場で働くなんて間違ってます!
 私は彼女を認めません。許せません。」

珠希のマンションにて。
部屋を真っ暗にしアロマキャンドルらしきものをつけ
過去の恭介とのスキス〜等を回想中。
仕方ないけど暗いよな、珠希って。

ピンポーーン

三枝登場。
自分の話をした後、珠希に質問攻撃。

「山梨のどちらなんですか?
 たまにはお帰りになるんですか?
 ご両親、寂しがるんじゃないですか?
 ご兄弟はいらっしゃらないんですか?」

見事にスルーされ

「何でなんですか?こんなに親しくしてるのに
 ご自分のことは何も話さないんですね。」

これもまたスルー。
つーかウザイです、こんな女。
表情から察してくれよって思う。
お前が勝手に親しんでるだけ〜。

「先生はミステリアスな人ですね。
 加賀見先生のお兄さんってどんな方なんでしょうね。」

三枝って会った事もない恭介に興味津々ですね。
悟じゃダメ〜?オススメだよ!
で結局三枝は珠希の家に何しにきたの?
HPによると三枝は珠希を姉のように慕ってて
同じマンションの隣に住んでるみたいです。

加賀見家の墓。

==珠希は何度も英夫の墓に来ましたがお墓の前に立つことさえ
  許されない気がして近くで手を合わせるのが精一杯でした。==

確かに珠希、墓から10メートルくらい離れた木と木の間で
こっそりと手をあわしておりますよ、無気味。
そこへ男二人登場。

「恭介兄さんからここで待ってるってメール貰って嬉しかった。」
「加賀見英夫の息子は俺と亮太の二人だけだからな。」

あのユーガットメール!は恭介からだったんですね。

男二人が恭介と亮太であると分かり驚く珠希。
墓に花を飾り、手をあわす二人。

「どうして家に寄らずココへ来たんですか?
 まだお母さんを許してないから?」
「以前の俺は頑すぎた気がする。
 母さんの事は許そうと思う。」
「それを聞いて安心した。
 お父さんってどんな人だったんですか?」
「医者として誇りを持っていた人だ。
 不器用な表現しか出来なかったけど思いやりに溢れていた。
 あれから13年がたった。今でもお前は
 父さんを殺された恨みを忘れていないのか?」
「13年、ずっと恨んでる。もしアイツが目の前に現れたら
 僕は何をしてしまうか分からない。兄さんは?」
「お前と同じ気持ちだ。」
「この恨みは加賀見英夫の息子である僕と兄さんにしか分からない。
 僕がこの恨みを絶対に忘れはしない。」
「ああ。」

墓を見つめる二人。
その話を聞いて驚いた表情の珠希、退場。

第二外科医局へ入っていく恭介。
誰もいない医局。
出勤表から自分の名前プレート?を表にする恭介。

当直の珠希医局へ。
自分の席に座り出勤表を見て
恭介が出勤してる事に衝撃を受ける珠希。

==遂にその時が来たと覚悟する珠希でした。==つづく===  

コメント