恭介に送ってもらった三枝、珠希に気付き

「酔ってしまって先生に送ってもらったんです。」

と見苦しい言い訳をしております。絶対狙ってただろ?
珠希が何故ここに居るのか理解出来てない恭介に
「お隣同士なんです。」と一応説明する三枝。

「もう大丈夫だね。これで失礼するよ。」恭介退場。

さっきまでフラフラだったのに恭介退場後は
すっかり酔いが醒めた三枝、

「加賀見先生って優しい方...
 どうして歓迎会いらっしゃらなかったんですか?」

相変わらず珠希の表情を察する事ができない三枝。
そして相変わらず三枝との会話を弾ます気が全くない珠希、

「少し体調が良くなくて。おやすみなさい。」と速攻バタン。

帰宅後、亮太の部屋にて話する恭介。亮太、

「大学院を辞めようと思っている。
 働きたい。自分の事は自分の働いた金で賄いたいんだ。
 僕は今のお父さんやお母さんからすれば赤の他人なのに
 大学院にまで通わせてもらって..」
「お前の気持ちは分かる。」
「兄さんには何も隠し事はしないよ。
 僕の本当の家族は兄さんだけだ。」

これ、映子が聞いたらショックだろうな。偽りの家族ってことか。
いい気味だぜ。

病院にて珠希、恭介に話があると会議室に誘う。
自分が医者になった理由を話し始める珠希。

「少年院でも亮太の病気の事ばかりが気になっていました。
 亮太さんだけが唯一の家族だったからです。
 少年院を出た私は医者を目指す事で
 新たな人生を生きようと決意したのです。ウダウダ」
「亮太と会う事から君は逃げているんじゃないのか?
 10年間亮太は君を姉だと信じ慕っていた。
 だが赤の他人で実父を殺された敵だと知らされた。
 その残酷な事実を分かるように繰り返し説明したのがこの俺だ。
 亮太が傷付くことを知りながら。」
「申し訳ありませんでした。
 でも私は本当の弟だと大切に思っていたんです。」
「この病院に残ってやがて亮太を傷付けるか、
 この病院を辞めて亮太の幸せの邪魔をしないか
 君が選ぶ選択肢はこの二つだ。」退場恭介。

第二外科医局にて珠希に歓迎会での
加賀見3兄弟の分析結果を報告する三枝。

悟→人に優しい、いかにも次男って感じ。
恭介→周りを緊張させてしまう長男って感じ。
亮太→前院長が愛人に生ませた子供。
   前院長死亡後、加賀見家に引き取られる。

「結局、3兄弟に血縁はあっても本当の兄弟じゃないって事ですね。
 うわ〜複雑〜」

と言う割には楽しそうに退場三枝。

休憩室で物思いにふける珠希。
廊下からその珠希を見かけ入ってくる悟。

いつもの事だけど気分でも悪いの?顔色がよくない。
 辛い事があったらいつでも僕に相談して。力になるから。」
当てにしてないけどありがとうございます。」

珠希そっけなく退場。可愛くないよな〜。
病院にやって来た亮太を偶然見かけた珠希だが
何とか見つからずに済む。

加賀見家寝室にて白と黒の礼子に引き続きブラッシング中の映子と、
ベッドに横になりブランデー片手の全然様になってない残念な謙治。

「恭介に病院の跡を継がせるのは当然だと思っていたが
 恭介の経営者としての器に正直疑問を感じている。
 悟にもまだまだ経営者として資質は育っていない。」
「私はあなたと英夫さんが味わった悲しみを
 恭介と悟に味あわせたくないんです。
 私にとって悟も亮太も恭介と同じ息子...」
「それは俺だって同じだよ。あいつら三人はかわいい。
 だからこそ後継者選びには私情は一切挟まん。
 家族の悲しむ顔は俺だって見たくない。」
「彼女を病院で働かせる事を
 もう一度考え直して下さいませんか?
 恭介はまた私に心を閉ざしてしまいました。
 母と慕った恭介はこの世から消えてしまったと思って下さい
 とまで言われたんです。私は命よりも大切な息子を
 失ってしまうかもしれないんです。」

悟と亮太がいるじゃん!

マンションのベランダにて珠希。

『『この病院に残ってやがて亮太を傷付けるか
  この病院を辞め亮太の幸せの邪魔をしないか
  君が選ぶ選択肢はこの二つだ。』』を回想中。

翌日、院長室に退職願握りしめやってくる珠希。
院長は不在、そこに悟登場。

毎度の事だけど暗い深刻そうな顔してどうしたの?」

と珠希の退職願を奪う悟。

「この病院を辞めるつもりなのか?」
「はい。」
「そうか。君の辛い気持ちは分かる。」

と言って退職願を返す悟。
あれ?引き止めないんだ?

「僕にも引き止めたりする勇気はない!権利はない。」

結構あっさりしてんだ?悟。
そこに謙治登場。
院長室にて退職願を渡す珠希。

「この病院を辞めさせて下さい。ここに私がいる事は、
 償いではなく人を傷つける事になり、
 亮太さんから逃げている事に気がついたんです。」
「本当に罪を償うという事は
 心底恨み尽くされるという事なんだ!
 ここを逃げ出す事は所詮目先の傷から逃れることにしかならん。」
「亮太さんを苦しませたくないんです。」
「いずれ亮太はお前の存在を知る事になる。
 ならばここで何があっても亮太の事を全て受け止め一流の外科医になる、
 それがお前が亮太に出来る最大の償いだ。」

と言って引き出しから現金書留の束を取り出し机に投げ付ける。

「見覚えがあるだろ?これはお前が奨学金を出していた人間に
 最後まできちんと返済し終えた証だ。
 私が出資していた。」

驚いた表情の珠希。

「このご恩は一生忘れません。
 最後の書留にそう添えてあった。
 その言葉、忘れたわけではあるまい。」

と言って珠希の退職願を真っ二つに破る謙治。
廊下にて悟&珠希。つーか悟ずっと待ってたの?

「辞める事、院長は認めてくれた?」
「いいえ。」
「やっぱりそうか。父は自分に必要なものは
 どんな手を使ってでも手に入れ絶対に手放さない。
 だけど必要なくなると相手の気持ちなど構わず捨ててしまう。」

と恵の事を例に出し悟退場。

恵の店に顔を出す謙治。

「子供たちが世話になってるらしいな。お礼を言いにきた。」
「先生も今や名門病院の院長さん。
 随分風格が出てらっしゃいましたこと。」

加賀見家、悟に恭介の歓迎会に珠希が参加してたのか聞く映子。

「欠席しました。」
「加賀見病院で働いてるくらいだから参加してるのかと...
 恭介が帰って来てから辛くなり直ぐ辞めるかと思ってたけど。」
「彼女が辞めようとしてもお父さんが許さないんです。」と悟退場。

恵の店にて話し込む謙治&恵。

「恭介さん、お兄様そっくりに育ちましたね。」
「ああ。今じゃ兄さん以上に扱いにくい。」
「扱いにくく仕向けたのはあなたでしょ。
 何で珠希を加賀見病院で働かせたりしたんです?
 あなたのなさってる事はさっぱり分かりません。」
「恵、俺の事まだ恨んでるよな?」
「さあ。悟が人質に取られていますから何ともお答えしかねます。」
「恨まれても憎まれても仕方ないと思っている。」
「いいえ。私はまだあなたを愛しているわ。」

と謙治を見つめる恵。
むむむ、この二人また復活しちゃうのかい?
つーか恵の返しが上手い。さすがママ。

加賀見病院にて恭介に、近くに来たからと亮太訪問。
出勤してきた珠希とすれ違う恭介&亮太ペアだが亮太

「あの人、僕が飲み過ぎた時に会った人だよね?
 この病院の女医だったの?」

無言の恭介、珠希を追いかける亮太。
第二外科医局に入り辺りを見回すが珠希の姿はない。
出勤表を見て七瀬珠希の名前に目が留まる。
亮太を追いかけて来た恭介に

「七瀬珠希って誰?答えてよ。」

更衣室で着替えてる珠希にもその声が聞こえてる模様。

「七瀬珠希に会わせてよ。」
「必要ない。行くぞ。」
「教えてくれないなら自分で探す。」

そこへ珠希登場で暴露しちゃうのかと思ったら
三枝がタイミング悪くか良くか登場し珠希に向かって

「七瀬先生!ちょうどよかった。」

あっちゃ〜!バレちゃった!
珠希の正体に気付いた亮太、珠希に近付こうとすると
恭介に屋上へ引っ張っていかれる。

「亮太、今まで黙っていて悪かった。七瀬珠希はこの病院にいる。
 俺達の敵はこの病院で医者をやっている。」
「嘘だろ?」
「お前が傷付くのを恐れて黙っていた。許して欲しい。」ぺこり
===つづく=====

役者それぞれの表情が何を思ってるのか全く読み取れない。
HPのあらすじにて亮太が怒ってんだとかやっと分かる状態。
屋上での恭介とか感情なさ過ぎ!!

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