珠希は車にはねられて頭部を強く打ち
意識がない状態で加賀見病院に運ばれる。

病室にて点滴を打たれ眠ってる珠希を見つめる恭介。
目が覚め起き上がろうとする珠希の肩に手をやり

「寝ていろ ゆっくり休め
 亮太を助けれくれて ありがとう」

退室恭介。
病室前の椅子に座って待機してた亮太と見合う恭介。
休憩室にて悪びれる様子もなく亮太

「大した事がなくて良かった。
 あの女が死ぬのは構わないが
 俺を庇って死ぬなんて屈辱は堪えられないからな。」

助けられてもこの態度とは亮太も相当なキャラだな。

「事故は彼女のうちの近くで 起こったそうだな
 話しに行ったのか?
 念のため 今日一日入院させるつもりだ
 彼女はずっと あの病室にいる」

と退出恭介、何か決意をした様子の亮太。

院長室にて恭介&謙治

「彼女が亮太を庇っての事故でした。
 万が一 亮太が彼女に危害を加えることになったら
 どうするつもりだったんですか?亮太の心の中では
 そんな事をしかねないくらい 憎しみが大きく成長しています
 あそこまで追いつめた責任は 俺にも あなたにもあります」と退場恭介

その責任を恭介はどうとるつもりだい?
医局にて三枝、珠希が事故に遭い入院してる事を知る。

病室にて悟&珠希

「君は今も亮太の姉さんなんだね。
 そうじゃなきゃとっさに亮太を庇うことなんて出来ない。
 これで亮太が少しでも子供の頃を思い出してくれれば..」
「そんな事望んでません。
 亮太さんには加賀見家の人間として幸せになってほしい..」

加賀見家、亮太の部屋にて。
88って形の4つ鏡の面がある変な鏡を見つめてる亮太。
コンコン 映子登場。

「あなたが彼女に罪悪感を持つ事なんてないのよ。」
「そんなもの持っていませんよ。
 あれくらいの事故じゃあの女への罰はまだまだ足りません。
 出掛けて来ます。」

といつもの斜めがけしてる茶色のバッグを持って退場亮太。
不安そうにその姿を見つめる映子。

コンコン 珠希の病室に亮太登場。

「僕があそこに行ったのは一度話を聞こうと思ったんだ。
 昔の事を..話してくれ。」

13年前亮太が白血病で生死の境を彷徨い
金もなく途方に暮れてたら院長が山梨の診療所に住わせてくれ
亮太が息子だと分かったのに英夫は
加賀見病院で治療してくれず強い怒りを感じてた、と珠希。

「じゃあ俺のせいで殺したっていうのか!」
「いえ、あなたを失う事が恐かったの。」
「それは自分のためじゃないか!」
「全て私が悪いんです。」
「だったら何で父さんを殺す必要があった?
 死んだあの女の事で恨んでたというのか?
 あの女は自分勝手で自殺したんじゃないか!」
「お母さんはあの時末期の癌だったの。」

少し驚いた表情の亮太。

英夫と心中する約束を信じ母は自殺。
英夫に心中するつもりは無かたっと言われ英夫を恨んだ。
亮太の命を救ってくれって必死に叫んだ、と珠希。
 
「それで突き飛ばして殺したって言うのか?」
「その後恭介さんから聞かされたわ。
 あなたを助けるつもりだったと。
 何をどう説明しても許される事ではないと思っています。」
「当然だ。」
「一つだけお願いがあります。
 お母さんの事はちゃんと覚えていてあげて下さい。
 あなたのお父さんに宛てた遺書に書いてあったわ。
 もし死ねなかったら生きてあなたの事を頼みますって。」
「それだけか、、
 (大声で)話す事はそれだけかって聞いてるんだよ!!!」

ヒィ〜!やっぱ変わらないっスね、亮太って奴は!

「不倫した挙げ句に自殺したような女の事を考えていたら
 俺はあの家で生きてくることが出来なかった。
 事故も俺を庇ったつもりかもしれないけど迷惑だ。
 次車の前に飛び出すんなら死ぬ気で飛び出すんだな。」

とバック持って退場亮太。
壁にもたれせび泣いてるのかと思いきや
全然泣いておらず、取りあえず
辛そうではある亮太。

今日はさすがにポケットに手を突っ込んでない亮太がエレベーター待ち。
そこへウザい女三枝登場。

「七瀬先生の宝物の鈴、知ってますか?」
「宝物の鈴?」とここで亮太回想入りま〜す!

  チリンチリン♪
  『『姉ちゃん、その音?』』
  珠希ポケットから鈴を取り出す。
  『『それ恭介兄ちゃんの。』』

「古い鈴を恭介さんが持っていたから気になって。あの二人が、、」
「惹かれあってるって言うんですか??」

惹かれあってるでしょ?13年前から。

Club Meguにて悟&恵。

「母さんは父さんを恨んでる..だったら何で協力なんかしたんだ?」
「恨んでるけど、まだ愛してるのねきっと。
 愛する事と恨む事は矛盾することじゃないわ。
 何かあったの?」
「僕はお父さんが分からないよ。
 少年院を出た珠希さんを本人にも気付かれないように
 資金援助をしていたんだ。」
「本当なの?」
「何のためだと思う?珠希さんの居場所をずっと監視し
 自分の病院で働かせる事で雁字搦めにするためだ。
「本当だとすると加賀見家はグラグラするわね。」

心配そうな恵。

加賀見家、亮太の部屋にて。
机の引き出しを開けると以前破いたはずの山梨時代の家族の絵が。
誰かが(多分、恭介)テープで破れを直しています。
それを見て少し驚く亮太。

コンコン 「入るぞ〜」と恭介入室。
急いで絵を引き出しに戻す亮太。

「別に元気そうだったよ。白血病だった俺の為
 事故に遭いそうだった俺の為
 そんなのはもううんざりだとハッキリ言ったよ!
 悟兄さんにお父さんもお母さんも、そして兄さんも
 今ある現実をいきやすいように殺された父さんの事に目を瞑ってる。」

映子、亮太に飲み物を運んで来たようで盗み聞き。

「だったら僕だけは、父さんの無念を刻み付けて生きていくよ!」

今にも目が飛び出しそうな位驚いてる様子の恭介。

「あの女を恨む事が僕にとっては生きる事なんだ。」
「亮太、、、」

大変だわ〜って顔の映子。

病院にて恭介&珠希が昨日の事を話してると映子登場。
「ちょっと届け物があってね。」と映子登場。
恭介、オペのため、二人を気にしつつも退出。

休憩室にて珠希&映子。
五百万を差出し、何も言わす病院から出て行け、
不服なら一千万でも構わないと告げる。

「亮太と恭介を守る為に私は言ってるんです。」
「申し訳ございません。受け取ることは出来ません。」ぺこり退場珠希

追いかける映子。そこへ恵登場。団子状態の三人。
「仕事がありますので失礼します。」と上手く逃げる珠希。

休憩室にて恵&映子。

「難しい手術が成功した事を知って
 仁にお祝いを渡してきたところなんですよ〜。
 でもビックリしました。珠希が働いてると聞いて。」
「ええ、まあ」
「謙治さんが珠希をずっと援助してきたそうで..」
「あの子を監視し続ける目的の為だと言いますが正直理解できません。」
「私には分かるような気がします。
 援助してきたのは後ろめたさがあるんだと..
 13年前、謙治さん英夫さんを脅していたんです。
 自分を東京に戻さなければ亮太さんや千尋さんの事を世間に公表すると。」
「あの人がそんな事を、、」
「でも謙治さんは16年も山梨に追いやられて必死だったんです。
 でも英夫さんに突っ撥ねられて諦めました。
 その矢先にあの事件が、、きっと亮太さんや珠希を
 自分の都合に使ってしまったという罪悪感もあったと..
 この事は誰にも言わないで下さい。
 私はただ謙治さんが悪意だけで亮太さんや珠希の面倒を
 みてきたわけではないと分かって頂きたかっただけですから。
 謙治さんは優しいだけの人ではありませんが
 悪人と言うわけでも、、」
「それは、、傍にいて私も分かってます。」
「それでは私は。」と退場恵。

信じられない様子の映子。
映子ってさ、英夫や謙治に対して全く愛を感じない。
なのにショックさはやけに大きい。変な女。

スタスタと院長室のドアをノックする亮太。反応なし。
勝手に入室。謙治の机の引き出しをあけ遺書を探してる模様。
そこへ映子&謙治入室。ソファに座る謙治。
珠希に資金援助してた本当の理由は亮太達を自分の都合で利用した
罪悪感じゃないかって恵が言ってた、と速攻チクる映子。

「アイツ、、」
「私何にも知らなかったわ〜
 あなたが13年前、亮太と千尋さんの事を利用して
 東京に戻れるように英夫脅してただなんて。
 亮太が利用できると思ったから面倒をみてたの?」
「医者だったら病気の子供がいたら治してやりたいと思うだろ?
 それに兄さんは私の姑息な脅しに揺らぐような人じゃなかった。
 一枚も二枚も上手だったよ。」
「でもあなたは必ず理由があって行動する人だと言うことが
 よく分かりました。
 珠希さんの事はどういう理由があって、、」

ガチャン 奥のドアから盗み聞きしてた亮太登場。驚く二人。
少し笑いながら亮太

「結局、、僕はただ利用されていたって事ですか、、」

首を横にプルプル振る映子。
さっきまで「亮太を利用して」だの「亮太が利用できる..」だの
利用利用言ってたじゃん。あ〜ウザっ。
===つづく====

テレビ雑誌の再来週のあらすじにはビックリですよね。
白と黒の聖人と一葉の結婚くらい驚きました。
一番有り得なかった二人ですもんね。
悟って一体、、だよね。空回り〜章吾みたい。

予告も笑っちゃいました。
だって、いつも斜めがけしてる大事な茶色のバッグを
ソファに投げ付けてましたもん、亮太。
肌身離さずつけてた大事なバッグを
お前は投げ付けちゃったのかい?!
相当キテますよ、これは。
亮太の暴走っぷりが楽しみで仕方ないです。

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