■愛讐のロメラ(第25話)
2008年11月3日 愛讐のロメラ コメント (2)「僕のこの13年は一体何だったんだぁ〜!!」
「お前を利用して東京に戻ろうとした事は認める。
だがな、兄さんにはそんな脅しは通用しなかったんだ。
だから結局、諦めたっ。」
「諦めた?」
「ああ。」
「亮太、ごめんねぇ。お父さんの言う事信じてあげて。
私たちはあなたの事を本当の息子だと思って育ててきたの。
だから、、」
「もちろん、この13年食事を与えてくれた事
学校に通わせてくれた事には感謝しています。
病気を治して下さった事も。」
「私達の息子として当然の事をしてきたまでだ。」
「あなたの言葉はもう信じられないよ!
確かに愛人の子だった僕を利用しない手はない。
世間に公表すれば問題になったでしょう。」
「亮太!!そんな事、私はしなかっただろう!」
「運良くあの女が父さんを殺したから、、
だから感謝の意を込めてあの女を援助していたんだよね。」
ビシッ!!!!
「(大声で)バカモノ〜〜〜〜!!」
「いっその事、13年前に僕を見殺しにしてくれれば良かった、、」
とダッシュで退場亮太。
その足で医局へ向かう亮太。
悟に「恭介兄さんは?」と詰め寄る。
休憩室にて珠希。
立ち上がるとめまいを起こしクラッとしたところを
恭介が受け止める。つーか恭介いつの間にそこに?
「話がある。母は君に何を?」
「亮太さんを助けたお礼にお金を下さると。
そのかわりここから出ていくようにと。
もちろん、お金は受け取っていません。」
「傍に居て恨み尽くされるのが生きる意味なんだろ?
だったらこれを持っていろ。」
とポケットから鈴を取り出し珠希に渡す。
「これ」
と割れてたはずの鈴がなおってるのに気付き驚く珠希。
「罪を忘れないための鈴だと言ったのは君だ。」
チリンチリン♪と鈴を鳴らす珠希。
ガチャ そこへ亮太登場。
「兄さん!話がある!」
しかしそこに珠希が居てしかも鈴を持ってるのを見た亮太、
「その鈴は一体なんなんだ?!二人の愛の印なのか!?
(半泣き状態で後退りしながら)僕だけバカみたいだ!
結局僕は子供の頃から加賀見家に振り回されていただけだったんだ。
兄さんの言った通りだ!
(珠希を見ながら)僕が恨んでいるのはこの女だけじゃない。
僕は恨むよ。全てを恨む!
(恭介を見て)もう誰も信じる事は出来ない。」
睨みをきかしダッシュで逃走亮太。
「亮太 待て 亮太ーー」と亮太を追う恭介。
スタスタと院長室に入る亮太←を追いかける恭介。
「兄さん、あの女に堕ちちゃったんだね。
さっきの鈴、あの女の宝物なんだろ?
あぁ二人の思い出の鈴ってやつか!」
「あれは罪を忘れないための印だと彼女が」
「お笑いだね!俺!
ハッハハハハッハハハ〜」
笑ってるよ〜と思った瞬間!!
肌身離さず身に付けてた茶色の斜めがけバッグを肩から外し
「加賀見家は最高だよ!!」←最高?としか聞き取れなかったけど意味不明。
とバッグをソファに叩き付けました!!!
「僕達の父さんは!加賀見英夫は!!
弟にも息子にも裏切られたのか!
兄さん!13年前、金もない親もいない僕が
どうして山梨の診療所にいられたと思う?
僕が父さんの息子だと知ったあの人が
父さんを脅すための道具として利用するために住わしたんだ!」
「利用したってどう言うことだ?!」
「東京に戻るための人質にされたんだよ!
でも父さんはその脅しに乗らなかった。
なのにあの人の計画が失敗してじたんだを踏んでた丁度その頃
あの女が父さんを殺したんだ。だからあの女と僕への罪悪感と
一種の感謝も込めてあの女を援助し僕を息子にしたみたいだよ。
ハッハハハ〜
あの人も意外と小心者なんだな〜!」
「それが事実なら 俺は院長を許さない」
すると亮太、恭介に掴み掛かり
「許さないって兄さんは口だけで何もしないじゃないか!!
僕達は父さんの墓の前で誓い合った兄弟にはもう戻れないんだよ!!」
「俺はあの時と同じ気持ちのままだ
ただ恨みのために生きるなんて事は
不幸なことだと言ってるんだ!!」
最後の一行、初めて恭介が力のこもった言い方をしました。
「兄さんにだけはそんなキレイ事言って欲しくなかったよ!!」
と恭介をソファに突き飛ばす。
しかし恭介速攻立ち上がり
「俺にとって一番大事なのはお前なんだ。この13年間
そう思って生きてきた。」
この最後の一行もまた力のこもった言い方をする恭介。
やれば出来るのだ。
「この13年間は僕にとって偽り..
そうだ偽りの人生だったんだ!
僕はもう遠慮はしない。好きにさせてもらうよ!
人を地獄に陥れる方法は13年かけて教わってきたからな。」
あれ?今までも十分好きにしてなかった?
と言って手ぶらで出ていく亮太。
お〜〜い!鞄忘れてるぞ〜!!
その頃珠希は鈴をゴミ箱に捨てようしてるが思いとどまる。
==恭介に貰ったこの鈴だけは自分の運命に寄り添ってるようで
珠希はどうしても捨てる事が出来ませんでした==
ズカズカとエレベータへ向かう亮太とすれ違う悟。
「亮太!兄さんに会えたのか?」
「ああ。あの女は恭介兄さんをもう取り込んだよ。
悟兄さんも精々頑張ってくれ。」
それを聞いた悟、困惑してる様子。
院長室に残り考え込んでる恭介。
そこへ謙治登場。
「亮太に聞きました。やっぱりあなたは最低の人間です。」
「私は亮太の白血病を治し息子としてお前たちと分け隔てなく育ててきた。」
「人間はただ生きてるんじゃない。感情があるんです。
あなたは亮太の病を治し家族の一員として育てる一方で
その心を傷付け 裏切り続けてきた
亮太は 人を信じることが出来ない人間になってしまった」
会議室にて悟&珠希&恭介
「父さんが?亮太を利用したって事?」
「そうだ 君もあの人に利用されていたんだ
13年前診療所の小間使いとして
今は言う事を聞く 便利な医者として
確かに 父さんが殺されて得をしたのはあの人だ
医者になるための資金援助は 君への報酬って所か」
「兄さん!」
「あの人さえ 君を診療所で働かせなければ
亮太を利用しようとさえしなければ
君の運命だって変わっていたのかもしれない」
「それでも私は院長が亮太さんを救って下さった事を
本当に感謝しています。」
珠希帰宅、部屋に入ろうと鍵を取り出した拍子に鈴が
チリンチリンと転げ落ちる。
しかも三枝の部屋の前に!
タイミング悪く三枝が部屋から出てきて鈴を拾う。
「この鈴、加賀見先生が持っていた鈴と同じですよね。
二人にとってこの鈴にはどういう意味があるんですか?
先生は恨まれるために加賀見病院に来たなんて言って
本当は加賀見先生の事が好きなんじゃないですか?!
自分が殺した人の息子を愛してるんじゃないですか!?」
「そんな事あり得ないわ。」
「誤魔化さないで。
だったらこの鈴、私が貰ってもいいですか?」
「ええ。捨ててくれるなら。」
ムッとして鈴を珠希に返し
「冗談じゃありません!
そんなの自分でやって下さい!」退場三枝。
リビングにて亮太の帰りを待つ映子の元へ謙治登場。
「あの子は必ず帰って来る。他に行く所はない。」
「学生時代、私と付き合ってた時の事覚えてますか?
あの頃私あなたの事が大好きだったわ。」
「けれど兄さんに奪われてしまった。」
「ええ。英夫さんの強さに惹かれて。
親の薦めもあって結婚を決意したわ。」
「あの時の選択は間違っていないよ。
俺は愛人の子だしそれにお互い子供の恋だったんだよ。」
「いいえ。あの頃はあの頃で私はあなたの事本気で愛してたわ。
それなのに私は直ぐに答えを欲しかった。
それで英夫さんを選んだの。」
謙治のこと本気で愛してたと言ってるくせに
英夫を選ぶ映子、やはりわけ分からん女である。
「英夫さんが亡くなって呆然としてる私を
あなたは支えてくれた。
結婚しようと言われて女として嬉しかったのも事実よ。
だけど結婚してあなたの考えてる事が
どんどん分からなくなってしまったの。
私には私にだけは何でも話して下さいね。夫婦なんですから。」
「なんでも話してるつもりだよ。」
「信じていいんですね。」
「(言葉にならない声で)ああ」
亮太帰宅。
「ただいま。」
「亮太、さっき手をあげた事は悪かった。」
「そんな事は気にしていません。
僕はこの家から出て行ったりしないから大丈夫ですよ。
何があっても加賀見家が僕の家ですから。」
噛み締めるように頷く謙治達。
「おやすみなさい。」退場亮太。
真っ暗の中、仏壇のある和室に座り英夫の遺影を眺める亮太。
するとですよ?いきなり光が差しはじめチュンチュン小鳥のさえずりが聞こえ
あっという間に一瞬にして朝になっちゃいましたよ!
それに驚いたのか亮太までもがドッキリで早朝に芸能人の部屋に
「おはよーございます」って入る時のような声のトーンで
「とーさん!朝が来たよ!
今日から僕は父さんの息子として思った通りに生きていくから
見ていて下さい。」
亮太の部屋をノックする恭介、だが反応はなく
部屋に入り立ち尽くしてると映子も入室。
「あの子、何があっても自分の家はこの加賀見家だって言ってくれたのよ。」
「それは 亮太の意地だと思います
加賀見英夫の息子としての 意地です
13年前 未遂に終わったあの人の企みを知っても
まだ夫婦でいるつもりですか?」
「ええ。私にはそれしかないもの。
私が今持ってるのは13年間一緒に暮らしてきた家族だけなの。」
院長室にて悟&恭介&謙治
「シュウケイ大学の医学部長に就任する事が決定した。
ついては学部長就任の前に、お前を副院長にする。」
「分かりました」
「待って下さい!僕にもチャンスを下さい。」
「お前も遂にやる気になったか!」
「院長の就任日まで僕にも経営者としての仕事を教えて下さい。
その上で兄さんの方が相応しかったら兄さんに決めていただいて構いません。」
「いいだろう。」
廊下にて恭介&悟
「どういうつもりだ?」
「このまま兄さんに病院も珠希さんも奪われるつもりはない。」
「何を言っている?」
「兄さんは口では珠希さんを恨んでいると言いながら心は違う。
好きだという勇気もないくせに珠希さんを惑わせ僕を傷つけるのは卑怯だ。」
「いい加減にしろ」
「その思いが、亮太の事も傷つけてるんじゃないのか!?」
掴み掛かる恭介。
「殴れよ。」
悟を睨みつつも手を離す恭介。
「兄さん、僕は父さんの気持ちも少し理解できるんだ。
父さんは学生時代母さんと付き合ってた..
それが愛人の子だという理由で母さんはおじさんと結婚。
それで父さんは山梨に追いやられたんだ。
仕事も好きな人も奪われたら男だったら奪い返そうとするんじゃないのか?!」
「だからといってあんなやり方は 最低の人間のする事だ」
「僕は兄さんに最低だと言われてもいい。
欲しいものはこの手で掴む。」プイと悟退場。
俄然やる気になったようですね、悟。
でも実らないんだろうな、キャラ的にも。チ〜〜ン。
院長室に石川教授登場。
「今や飛ぶ鳥を落とす勢いの加賀見先生のお顔を
拝見させて頂こうと思いましてね。」
今日も嫌みたっぷりの石川教授であります。
大学ではし辛い妙な話を聞いたと
「加賀見病院では殺人犯を医師として採用してると..
しかも院長、あなたが資金援助までして..
この事が事実ならば、せっかく手にした学部長の椅子も
座る前に手放さなければならなくなる。
それどころか加賀見病院そのものの存在すら危うい事になりかねません。」
「そんな事実無根のデマを先生」
そこへ妙な首周りのデザインの青い服着た亮太登場。
「亮太、来客中だ。後で来なさい。」
「事実ですよ。今の話は。
この加賀見謙治という人物は
僕の父親を殺した女を援助し医師として育て
この加賀見病院で雇っているんです。」
亮太が話してる最中の嬉しそうな石川教授の顔ったらありゃしない。
「亮太。」
「加賀見謙治さん。石川教授に話をしたのはこの私です。」
バーーーン!謙治のアップ
バーーーン!亮太のアップ
ほくそ笑む亮太。
===つづく========
近頃、亮太が主役のようなものなので観る機会が増えてるわけですが
ジャルジャルの片方に似てません?
見れば見るほど似てるんですけど?
でこの人の所属事務所のHP見たんですけど
髪型も今と違ってて驚きました。
最初の頃は残念な顔だな〜って思ってたけど
それほど酷くもないんだな〜って。
予告の亮太もこれまた吹き出しましたよ。
「ドカアアアア〜〜〜〜ン!とね。」
と手の動きも交えてのこの台詞、ウケた。
楽しみだ。
「お前を利用して東京に戻ろうとした事は認める。
だがな、兄さんにはそんな脅しは通用しなかったんだ。
だから結局、諦めたっ。」
「諦めた?」
「ああ。」
「亮太、ごめんねぇ。お父さんの言う事信じてあげて。
私たちはあなたの事を本当の息子だと思って育ててきたの。
だから、、」
「もちろん、この13年食事を与えてくれた事
学校に通わせてくれた事には感謝しています。
病気を治して下さった事も。」
「私達の息子として当然の事をしてきたまでだ。」
「あなたの言葉はもう信じられないよ!
確かに愛人の子だった僕を利用しない手はない。
世間に公表すれば問題になったでしょう。」
「亮太!!そんな事、私はしなかっただろう!」
「運良くあの女が父さんを殺したから、、
だから感謝の意を込めてあの女を援助していたんだよね。」
ビシッ!!!!
「(大声で)バカモノ〜〜〜〜!!」
「いっその事、13年前に僕を見殺しにしてくれれば良かった、、」
とダッシュで退場亮太。
その足で医局へ向かう亮太。
悟に「恭介兄さんは?」と詰め寄る。
休憩室にて珠希。
立ち上がるとめまいを起こしクラッとしたところを
恭介が受け止める。つーか恭介いつの間にそこに?
「話がある。母は君に何を?」
「亮太さんを助けたお礼にお金を下さると。
そのかわりここから出ていくようにと。
もちろん、お金は受け取っていません。」
「傍に居て恨み尽くされるのが生きる意味なんだろ?
だったらこれを持っていろ。」
とポケットから鈴を取り出し珠希に渡す。
「これ」
と割れてたはずの鈴がなおってるのに気付き驚く珠希。
「罪を忘れないための鈴だと言ったのは君だ。」
チリンチリン♪と鈴を鳴らす珠希。
ガチャ そこへ亮太登場。
「兄さん!話がある!」
しかしそこに珠希が居てしかも鈴を持ってるのを見た亮太、
「その鈴は一体なんなんだ?!二人の愛の印なのか!?
(半泣き状態で後退りしながら)僕だけバカみたいだ!
結局僕は子供の頃から加賀見家に振り回されていただけだったんだ。
兄さんの言った通りだ!
(珠希を見ながら)僕が恨んでいるのはこの女だけじゃない。
僕は恨むよ。全てを恨む!
(恭介を見て)もう誰も信じる事は出来ない。」
睨みをきかしダッシュで逃走亮太。
「亮太 待て 亮太ーー」と亮太を追う恭介。
スタスタと院長室に入る亮太←を追いかける恭介。
「兄さん、あの女に堕ちちゃったんだね。
さっきの鈴、あの女の宝物なんだろ?
あぁ二人の思い出の鈴ってやつか!」
「あれは罪を忘れないための印だと彼女が」
「お笑いだね!
ハッハハハハッハハハ〜」
笑ってるよ〜と思った瞬間!!
肌身離さず身に付けてた茶色の斜めがけバッグを肩から外し
「加賀見家は最高だよ!!」←最高?としか聞き取れなかったけど意味不明。
とバッグをソファに叩き付けました!!!
「僕達の父さんは!加賀見英夫は!!
弟にも息子にも裏切られたのか!
兄さん!13年前、金もない親もいない僕が
どうして山梨の診療所にいられたと思う?
僕が父さんの息子だと知ったあの人が
父さんを脅すための道具として利用するために住わしたんだ!」
「利用したってどう言うことだ?!」
「東京に戻るための人質にされたんだよ!
でも父さんはその脅しに乗らなかった。
なのにあの人の計画が失敗してじたんだを踏んでた丁度その頃
あの女が父さんを殺したんだ。だからあの女と僕への罪悪感と
一種の感謝も込めてあの女を援助し僕を息子にしたみたいだよ。
ハッハハハ〜
あの人も意外と小心者なんだな〜!」
「それが事実なら 俺は院長を許さない」
すると亮太、恭介に掴み掛かり
「許さないって兄さんは口だけで何もしないじゃないか!!
僕達は父さんの墓の前で誓い合った兄弟にはもう戻れないんだよ!!」
「俺はあの時と同じ気持ちのままだ
ただ恨みのために生きるなんて事は
不幸なことだと言ってるんだ!!」
最後の一行、初めて恭介が力のこもった言い方をしました。
「兄さんにだけはそんなキレイ事言って欲しくなかったよ!!」
と恭介をソファに突き飛ばす。
しかし恭介速攻立ち上がり
「俺にとって一番大事なのはお前なんだ。この13年間
そう思って生きてきた。」
この最後の一行もまた力のこもった言い方をする恭介。
やれば出来るのだ。
「この13年間は僕にとって偽り..
そうだ偽りの人生だったんだ!
僕はもう遠慮はしない。好きにさせてもらうよ!
人を地獄に陥れる方法は13年かけて教わってきたからな。」
あれ?今までも十分好きにしてなかった?
と言って手ぶらで出ていく亮太。
その頃珠希は鈴をゴミ箱に捨てようしてるが思いとどまる。
==恭介に貰ったこの鈴だけは自分の運命に寄り添ってるようで
珠希はどうしても捨てる事が出来ませんでした==
ズカズカとエレベータへ向かう亮太とすれ違う悟。
「亮太!兄さんに会えたのか?」
「ああ。あの女は恭介兄さんをもう取り込んだよ。
悟兄さんも精々頑張ってくれ。」
それを聞いた悟、困惑してる様子。
院長室に残り考え込んでる恭介。
そこへ謙治登場。
「亮太に聞きました。やっぱりあなたは最低の人間です。」
「私は亮太の白血病を治し息子としてお前たちと分け隔てなく育ててきた。」
「人間はただ生きてるんじゃない。感情があるんです。
あなたは亮太の病を治し家族の一員として育てる一方で
その心を傷付け 裏切り続けてきた
亮太は 人を信じることが出来ない人間になってしまった」
会議室にて悟&珠希&恭介
「父さんが?亮太を利用したって事?」
「そうだ 君もあの人に利用されていたんだ
13年前診療所の小間使いとして
今は言う事を聞く 便利な医者として
確かに 父さんが殺されて得をしたのはあの人だ
医者になるための資金援助は 君への報酬って所か」
「兄さん!」
「あの人さえ 君を診療所で働かせなければ
亮太を利用しようとさえしなければ
君の運命だって変わっていたのかもしれない」
「それでも私は院長が亮太さんを救って下さった事を
本当に感謝しています。」
珠希帰宅、部屋に入ろうと鍵を取り出した拍子に鈴が
チリンチリンと転げ落ちる。
しかも三枝の部屋の前に!
タイミング悪く三枝が部屋から出てきて鈴を拾う。
「この鈴、加賀見先生が持っていた鈴と同じですよね。
二人にとってこの鈴にはどういう意味があるんですか?
先生は恨まれるために加賀見病院に来たなんて言って
本当は加賀見先生の事が好きなんじゃないですか?!
自分が殺した人の息子を愛してるんじゃないですか!?」
「そんな事あり得ないわ。」
「誤魔化さないで。
だったらこの鈴、私が貰ってもいいですか?」
「ええ。捨ててくれるなら。」
ムッとして鈴を珠希に返し
「冗談じゃありません!
そんなの自分でやって下さい!」退場三枝。
リビングにて亮太の帰りを待つ映子の元へ謙治登場。
「あの子は必ず帰って来る。他に行く所はない。」
「学生時代、私と付き合ってた時の事覚えてますか?
あの頃私あなたの事が大好きだったわ。」
「けれど兄さんに奪われてしまった。」
「ええ。英夫さんの強さに惹かれて。
親の薦めもあって結婚を決意したわ。」
「あの時の選択は間違っていないよ。
俺は愛人の子だしそれにお互い子供の恋だったんだよ。」
「いいえ。あの頃はあの頃で私はあなたの事本気で愛してたわ。
それなのに私は直ぐに答えを欲しかった。
それで英夫さんを選んだの。」
謙治のこと本気で愛してたと言ってるくせに
英夫を選ぶ映子、やはりわけ分からん女である。
「英夫さんが亡くなって呆然としてる私を
あなたは支えてくれた。
結婚しようと言われて女として嬉しかったのも事実よ。
だけど結婚してあなたの考えてる事が
どんどん分からなくなってしまったの。
私には私にだけは何でも話して下さいね。夫婦なんですから。」
「なんでも話してるつもりだよ。」
「信じていいんですね。」
「(言葉にならない声で)ああ」
亮太帰宅。
「ただいま。」
「亮太、さっき手をあげた事は悪かった。」
「そんな事は気にしていません。
僕はこの家から出て行ったりしないから大丈夫ですよ。
何があっても加賀見家が僕の家ですから。」
噛み締めるように頷く謙治達。
「おやすみなさい。」退場亮太。
真っ暗の中、仏壇のある和室に座り英夫の遺影を眺める亮太。
するとですよ?いきなり光が差しはじめチュンチュン小鳥のさえずりが聞こえ
あっという間に一瞬にして朝になっちゃいましたよ!
それに驚いたのか亮太までもが
「おはよーございます」って入る時のような声のトーンで
「とーさん!朝が来たよ!
今日から僕は父さんの息子として思った通りに生きていくから
見ていて下さい。」
亮太の部屋をノックする恭介、だが反応はなく
部屋に入り立ち尽くしてると映子も入室。
「あの子、何があっても自分の家はこの加賀見家だって言ってくれたのよ。」
「それは 亮太の意地だと思います
加賀見英夫の息子としての 意地です
13年前 未遂に終わったあの人の企みを知っても
まだ夫婦でいるつもりですか?」
「ええ。私にはそれしかないもの。
私が今持ってるのは13年間一緒に暮らしてきた家族だけなの。」
院長室にて悟&恭介&謙治
「シュウケイ大学の医学部長に就任する事が決定した。
ついては学部長就任の前に、お前を副院長にする。」
「分かりました」
「待って下さい!僕にもチャンスを下さい。」
「お前も遂にやる気になったか!」
「院長の就任日まで僕にも経営者としての仕事を教えて下さい。
その上で兄さんの方が相応しかったら兄さんに決めていただいて構いません。」
「いいだろう。」
廊下にて恭介&悟
「どういうつもりだ?」
「このまま兄さんに病院も珠希さんも奪われるつもりはない。」
「何を言っている?」
「兄さんは口では珠希さんを恨んでいると言いながら心は違う。
好きだという勇気もないくせに珠希さんを惑わせ僕を傷つけるのは卑怯だ。」
「いい加減にしろ」
「その思いが、亮太の事も傷つけてるんじゃないのか!?」
掴み掛かる恭介。
「殴れよ。」
悟を睨みつつも手を離す恭介。
「兄さん、僕は父さんの気持ちも少し理解できるんだ。
父さんは学生時代母さんと付き合ってた..
それが愛人の子だという理由で母さんはおじさんと結婚。
それで父さんは山梨に追いやられたんだ。
仕事も好きな人も奪われたら男だったら奪い返そうとするんじゃないのか?!」
「だからといってあんなやり方は 最低の人間のする事だ」
「僕は兄さんに最低だと言われてもいい。
欲しいものはこの手で掴む。」プイと悟退場。
俄然やる気になったようですね、悟。
でも実らないんだろうな、キャラ的にも。チ〜〜ン。
院長室に石川教授登場。
「今や飛ぶ鳥を落とす勢いの加賀見先生のお顔を
拝見させて頂こうと思いましてね。」
今日も嫌みたっぷりの石川教授であります。
大学ではし辛い妙な話を聞いたと
「加賀見病院では殺人犯を医師として採用してると..
しかも院長、あなたが資金援助までして..
この事が事実ならば、せっかく手にした学部長の椅子も
座る前に手放さなければならなくなる。
それどころか加賀見病院そのものの存在すら危うい事になりかねません。」
「そんな事実無根のデマを先生」
そこへ
「亮太、来客中だ。後で来なさい。」
「事実ですよ。今の話は。
この加賀見謙治という人物は
僕の父親を殺した女を援助し医師として育て
この加賀見病院で雇っているんです。」
亮太が話してる最中の嬉しそうな石川教授の顔ったらありゃしない。
「亮太。」
「加賀見謙治さん。石川教授に話をしたのはこの私です。」
バーーーン!謙治のアップ
バーーーン!亮太のアップ
ほくそ笑む亮太。
===つづく========
近頃、亮太が主役のようなものなので観る機会が増えてるわけですが
ジャルジャルの片方に似てません?
見れば見るほど似てるんですけど?
でこの人の所属事務所のHP見たんですけど
髪型も今と違ってて驚きました。
最初の頃は
それほど酷くもないんだな〜って。
予告の亮太もこれまた吹き出しましたよ。
「ドカアアアア〜〜〜〜ン!とね。」
と手の動きも交えてのこの台詞、ウケた。
楽しみだ。
コメント
本当だ!亮太、ジャルジャルに似てる( ̄□ ̄;)すげー大発見っすね!!
ちなみにギラギラ自分も見てますw聖人の今の雰囲気前より好きです。
コメント嬉しいです〜有り難うございます〜。
吹きますよね?ですよね〜。
最近、亮太が妙に気になってます。
演技とか舌足らずなのかケイン並みの喋りとか。
ジャルジャル分かってもらえましたか?似てますよね!
ギラギラ、もてーさんも聖人が出演してるから観始めたとか?
私も白と黒の時より全然こっちの方がイイです。
白と黒の初回の方は結構良かったですけどね。