「でも子供は別。子供が殺人犯を恨んで
 一生恨み尽くす為の結婚だなんて認めるわけには..」
「それなら分かるわ。
 親なら誰だって子供の幸せが一番ですもの。」
「私は自分の家族はどんな事をしても 
 体を張ってでも守る覚悟ですから。」

珠希のマンションを外から眺めてる悟。
お前、何やってんだ??ストーカーか?
そこへ亮太登場。
雑魚キャラ悟をスルーして入ろうとすると

「亮太!珠希さんの所へ行くのか?
 僕もお前の兄として言いたい事がある。」
「俺にはないよ。(←悟撃沈!)
 どーせ結婚に反対だって言うだけですよね。」

ピンポ〜ン!亮太、大正解〜!
と言って中へ入ろうとする亮太の腕を掴み

「いいからついて来い!話はそれからだ。」

連れて来たのは開店前の恵の店。
「好きに使いなさい。」と恵退場。

「冷静になって考えてほしい。」
「兄さんは珠希を奪われたくないだけでしょ。」

それしかないっしょ?

「違う!!」と言って立ち上がったと思ったら
土下座する悟。

「僕が珠希さんを好きな事は事実だ。」
「やなだ〜大袈裟な事しないでよ。」
「けど、弟としてのお前の幸せを望んでることも事実なんだ!」

頭を床につけ

「頼む!!珠希さんとの結婚は考え直してくれ!」
「兄さんは兄さんのやり方で僕から彼女を奪えばいい。」

頭を上げる悟「亮太..」

「僕を殺してでも力づくで彼女を奪えばいい。
 彼女と結婚すれば僕はあの家から出て行く。
 恭介兄さんにもあの家にいる理由の一つはなくなる。
 そうすればあなたが加賀見家の唯一の後継者になるんですよ?」

悟が亮太を殺したら過激だぜ!

「改めて俺から兄さんに言わせてもらうよ。
 あんなくだらない女への一時の恋愛感情で
 兄さんの大切な人生を台無しにする必要はないよ。
 その為にも僕はあの女と結婚する。
 兄さんの幸せのためにもね。」

だから一時じゃないんだって。
13年前からですから!

院長室にて珠希&謙治。
亮太の件で加賀見家に伺わせてもらいたいと言う珠希。
今度の日曜に訪問する事に。

加賀見家寝室にて映子に珠希の訪問を伝える謙治。

「返事をもってくるですって?
 私は認めません!
 あなたも認めたりしないで下さいね。」
「珠希の返事の内容次第だ。
 結婚と言う突拍子もないことを考え付いて
 自分の狂気にブレーキをかけようとしてるのでは..
 家族とは例えそこに罪人が居ても
 傷付け憎しみ合う事があったとしても
 日々を重ねて愛情を深める事がそれが家族なんじゃないのか!?
 もし家族が罪を犯したとしても君は守ってくれると言った。」

亮太、自室にて山梨時代の家族の絵を眺める。
そこへ恭介入室、慌てて絵を引き出しにしまう亮太。
それを見て恭介、引き出しから絵を取り出し

「よく描けた絵じゃないか なぜ隠す?
 自分の心の中を覗かれるのが恐いか?」

クッと恭介を見る亮太。

「彼女が 今度の日曜日に答えを持ってくる..
 その結果がどう言う事になろうと
 俺はお前の出した答えを尊重する
 それだけ 伝えておきたかった」
「兄さん!あの女の事、好きじゃないの?
 僕に取られて悔しくないのか!?」

悔しいです!!(byザブングル)って言いそうになったよ。

「俺にとって一番大事な人間は 亮太 お前だけだ」退場恭介。
椅子に座り再び絵を眺め何かを思うけど何を思ってるか不明な亮太。

日曜日、ピンポーーン 珠希訪問。
食卓に謙治、映子、悟、恭介、珠希が座り
亮太は久しぶりにお気に入りのポーズ、
ポケットに手を突っ込み立ったまま話を聞く。

「前置きは抜きにして答えを聞かせてもらう。」
「私にとって今一番大切な存在は亮太さん..
 ですからこの結婚をおうけさせて頂きたいと思っています。」

ガーーンって顔の半泣きの悟

「何て事言うんだ〜!(大声で)僕は絶対に認めないからな!!
 兄さんも反対だよね!!(→反応なし)
 父さんだって反対だよね!!(→反応なし)
 母さん!!!」
「亮太、あなたは本当にこれでいいのね?」
「一番大切だとか屁理屈は許さないけど
 そもそも結婚してもいいと、この女が言うこと自体偉そうなんだ。」

お前が一番偉そうだぜ!

「みんなに私の意見を言います。」

って映子、お前は総長が!?
 
「私はこの結婚に賛成します。
 但し条件があります。
 加賀見家を出ようがあなたの母親はこの私です。
 その事を忘れないで。
 それから七瀬さん、あなたは加賀見病院に残り
 院長の恩を忘れず尽くすこと、約束できますか?」
「はい。」
「なら私はこの結婚を認めます。」

堪り兼ねた悟ついに立ち上がり

「ちょっと待ってよ!!
 父さんも母さんもどうしちゃったんだよ!!
 こんな結婚認めるなんておかしいよ!!」

だよね?今頃気がついちゃった?
前からみんなおかしいんだよ!

「本人達が納得して親もこうして認めてるんだ。」
「兄さんも(机をバーーーーン!!と叩き)何とか言ってよ!!」
「もう決まった事だ。悟もこれ以上騒ぐのはやめろ。」

と相変わらずクールな恭介なのだ。

「みんなおかしいよ!!
 僕は絶対認めないからな!!」と言って退場悟。

あっ!唯一まともな悟が出ていって変人ばっかになっちゃった。

スタスタと珠希の所へ行きポケットから婚姻届を出す亮太、

「それならこれにサインして。」

とペンを渡す。サインをし判を押す珠希。
それを恭介に渡す亮太

「兄さん、証人の欄にサインして。
 結婚認めてくれたのなら書けるよね?」

サインする恭介。

Club Meguにてさっそく愚痴る悟。

「なんで映子さんまで結婚を認めたのか分からないよ。」

なるほど、実母の恵の前では名前で読んでるのか。
苦労してますね〜悟。悟に幸あれ!

「私にも結婚は絶対に認めないって..」
「何とか阻止する方法はないかな?」

阻止って、お前どこまで必死なんだよ!

「加賀見家の中で反対してるのはお前だけなんでしょ?
 それじゃ無理ね。」

なんじゃそりゃ〜みたいな顔の悟

「母さんも冷たいな。」
「あの二人が結婚してくれて正直ホッとしてる..
 あなたが珠希と結婚する可能性はなくなった..
 それにしても映子さんが一転して賛成するのは
 何かあるとしか考えられないわね。」
「どんな事があったって言うんだよ?」←食い付き過ぎ!
「この結婚が亮太さんの幸せになると考えたとか?」
「他には?」←必死な悟。
「他の家族を誰か守るためとか、、」
「他の家族って誰?守るって何から?」←だから必死過ぎ!!
「そんな事私に聞かれても分からないわよ。」

やりきれない様子の悟なのであった。

寝室にて映子が賛成した事に驚いたと謙治。

「家族を守るために考えた末の結論ですから。」

コンコン そこへ亮太入室。

「13年間、お世話になりました。
 結婚生活はこの家を出て行います。
 ありがとうございました。」退場亮太。

「寂しくなりますね。」「そうだな。」しんみりする二人。

病院にてすれ違いざまに珠希

「これからもあなたの事は医師として尊敬させていただきます。」
「俺達の弟をよろしく頼む。」退場恭介。

つーか昨日、加賀見家で言えばよかったのに。
院長室へ向かう珠希。

「亮太の事をよろしく頼む。」ぺこり謙治。
「分かりました。」ぺこり珠希退場。

たから昨日言っておけよ!

オペ、恭介、悟、珠希。
オペ中、恭介や珠希を見続ける悟。
オペに集中して下さい!悟!

オペ後、悟が珠希に

「なんで亮太との結婚、承知なんかしたんだ!?」

無視珠希。

「君は兄さんの事、愛してたんじゃないのか!?」

無視珠希。

「本当は辛いんじゃないの?」

やっと振り返り

「私は亮太と結婚したくて決めたんです。」退場珠希。
一人ポツ〜〜ン悟、チ〜ン!

珠希の部屋にて映子&珠希

「あなたに結婚を絶対に認めないと言っておきながら
 結果的には認めた事を不思議に思うでしょうね。
 家族を守るためには認めるしかなかった。
 今までごめんなさい。」ぺこり映子。
「何を仰ってるんですか?」
「亮太をよろしくお願いします。」引き続きぺこり
「やめて下さい!頭を上げて下さい。」

速攻頭を上げる映子。

「亮太だっていつかはあなたの罪を理解する日がくると思います。
 私にはこの答えしか出すことが出来ませんでした。
 どうか私の愛する息子をお願いします。」ぺこり

===つづく=====

コメント