■愛讐のロメラ(第33話)
2008年11月13日 愛讐のロメラ「なに言ってるんだよ!兄さん!!」
「悟は後継ぎとしてとして加賀見病院に残れ」
「ちょっと待ってよ!!
僕がここに残る事と兄さんが行く事と全く別の問題だ!!」
まるでどっちが先にセンターへ行くかを争ってるみたいですね。
俺が!俺が!みたな。
「亮太!お前の恨みは俺が全て受け止める
医師や看護士を返し 加賀見病院から 手を引いてくれ
その条件をのんでくれるなら 俺がこの病院を出る..」
「兄さんが犠牲になることなんかないよ。
亮太、いい加減にしろよ。
お前自分がしてる事分かってるのか!?」
つーか悟も自分がしてる事分かってるか?
「それならその条件、のんでもいいでしょう。」と亮太。
院長室にて謙治&恭介
「俺がセンターに移る事を条件にスタッフを戻してもらう..
勿論 悟もです 俺達が亮太を追いつめた結果なんです」
「しかしうちの病院にもお前が必要だ。」
「この病院には悟がいます 七瀬先生も
私は 医師であると同時に 亮太のたった一人の兄でもあるんです」退場恭介。
加賀見家にて、和室にて英夫の遺影を眺める恭介。
加賀見病院を辞める事を映子に報告する恭介。
「あなたは加賀見病院の跡取り..加賀見英夫の息子なのよ?」
「加賀見病院を 守るためです
今だけは 家族のために 亮太に従う事に..
いつか亮太も分かってくれるはずです
その時は 必ず 加賀見病院に戻ってきます」退場恭介。
ショックの映子、そこへ謙治帰宅。
「あなた、恭介が病院を辞めても構わないの?」
「病院にとっては大きな痛手..他にいい手段が..
心臓血管センターに行った方が恭介の将来の為になるかも..」
しばし見つめ合う二人。
医局にて悟から恭介が病院を辞める事を聞いた珠希、
休憩室に恭介を追っかけ
「考え直して下さい。」
「もう決めた事だ 大切なんだ 弟が
亮太が納得するならそれでいい
アイツだってきっと苦しんでいる
亮太の事をよろしく頼む」
退場する恭介の腕を掴み
「行かないで下さい!
この病院には先生が必要なんです。
血を分けた兄弟が苦しめあうなんて間違ってる!
私が亮太さんと話します。」
「その気持ちだけで十分だ」退場恭介。
三枝、目撃。←病院内ウロつきすぎ。
マンションにて亮太に話がある、と珠希。
「忙しい..話を聞いてる時間などない。」
「恭介さんを受け入れる準備で忙しいですか?」
「さすが話が早いね。加賀見先生が
辞めたくないってお前に泣きついてきたか?
「恭介さんがそんな人でない事は
あなたが一番良く分かってるはずです!」
悟ならありそうな話だけどね。
「お前は俺の妻だろ?他の男の心配はする必要はない!」
「大切なお兄さんを犠牲にして平気なの?」
「兄さんが俺を裏切ったんだ。」
「少し位行き違ったってやり直せるわ。
あなた達兄弟の結びつきはその程度のものだったの?
お父様のお墓の前でのあなた達の誓いは嘘だったとでも言うの?」
驚く亮太。
「血を分けた兄弟二人でいつまでもお父さんの恨みを持ち続けるって
約束したんでしょ?
あの時私は二人の絆の強さに恐怖さえ感じた..」
回想
亮太『『13年、ずっと恨んでいる。兄さんは?』』
恭介『『お前と同じ気持ちだ』』
「墓にまで来ていたとはな。」
「二人の姿を見て話を聞いて私は地獄に突き落とされる思いでした。
同時に羨ましくも感じた..深く結びついたあなた達兄弟が。
あの頃の兄弟に戻って下さい!」
「もう手遅れだ、後戻りはできない」
「兄弟に遅すぎる事なんか..絶対にない!!」
「勘違いするなよ!!
全ての始まりはお前だって事を忘れるな!!」退場亮太。
会議室にて悟&恭介
「本当にこれでいいんでしょうか?」
「この病院を辞めるのが俺かお前かと言われれば
ここに居るべきはやはりお前なんだ」
「すいません。僕が浅はかだったばっかりに。」
「お前が謝る必要はない 後の事は お前に任せた」
「兄さん、一つだけお願いが..
明日の心房中隔欠損症の患者、オペをしてくれませんか?」
「それはできない
お前はこれから加賀見病院を背負っていく..
お前が切れ 俺は助手として補佐を..
それをこの病院での最後のオペにするよ」
握手する二人。
病院に映子登場、珠希と休憩室にて、
「13年前、私が恭介の事を頼みさえしなければ..
その事に関しては私も責任は感じているわ。
最終的には私があなたに英夫さんを殺す機会を
与えてしまったようなものです。」
なんだ、よく分かってんじゃん映子。
「亮太が迷惑をかけてない?
あの子、加賀見家を出てみたら
私達に対する恨みがぶり返してしまったみたいなの。
だから恭介を加賀見家から引き離そうと引き抜いた..」
そうなんですか。
加賀見家を出る直前までは一応改心してたんですね。
「私が傍に居ながらすみません。」
「あなただけのせいじゃないわ。
むしろ加賀見家の私達の責任..
謝らなければいけないのは私達の方..
この状況は私がなんとかしてみせます。
あなたは何があっても亮太を支えてやって下さい。」退場映子。
廊下にて映子の事を話そうとすれ違い様恭介に声をかけるが
結局言い出せず。
それを見ていた三枝、低めの声のトーンで
「先生、この間から一体どうしたんですか?
先生は亮太さんの奥さんなんですよね?
加賀見先生の義理の妹なんですよね?
それならそんな目で義兄さんを見つめるのは
止めた方がいいんじゃないかしら?
結婚して幸せだとか、私の恋を応援するだとか
みんなみんな嘘ばっかり。七瀬先生なんて大嘘つきですね。」退場三枝。
今日もウザキャラ全開です。
三枝の恋の応援なんて珠希自ら言い出したわけじゃないしね。
会議室にて悟&亮太。
「よかったじゃないですか。
あの人をこの病院から追い出す事が出来て。」
「本気でそんな事を言ってるのか?」
「これでこの病院は悟兄さんのものになる。
目の上のたんこぶが居なくなって清々してるんじゃ..?
むしろ、感謝されてもいいくらいだ。」
悟→パーーーーンチッ!!!→亮太
「どうして分かろうとしないんだぁ!!!
兄さんは、あんなにもお前の事を大切に思っているのにぃ!!
お前の恨みのために犠牲になってく兄さんを
お前はなんとも思わないのかぁ!!」
とにかく必死な悟。
「ふざけるな!!
あの人は俺に散々恨みを恨みを植え付けておきながら
自分だけさっさとその恨みから抜け出そうとした!
先に裏切ったのはあっちの方だ!」
「あの人なんて言い方をするな!!
お前は兄さんの愛情に甘えてるだけなんじゃないのか?!」
誰かさんっても言ってたよ?
「これまで僕がお前達兄弟をどれ程羨ましく思ってきたと思う?
僕には決して入り込めない絆があった!
僕は正直、悔しかったよ。
僕だって兄弟なのに!って!(←この台詞、ちょっと悲しいよね。)
お前は当たり前すぎて分かってないんだ。」
やっぱりポツ〜〜ンな悟だったんだね。
「以前は絆と呼べるものがあったのかも..
でももう無くなった。あの人が俺を裏切ったから。
裏切るような兄弟ならいない方がよっぽどマシだよ!」
「いらないって言うならいつまでも子供もみたいに
甘えるのはよせよ!
「そんなに甘えられる兄貴が欲しいんだったら
あんな兄貴、悟兄さんにくれてやるよ!
今まで甘えられなかった分、精々甘えるんだね。」
よかったでチュね、悟。どんどん甘えるんでチュよ〜。
亮太の肩を持ってブンブンさせながら
「そうじゃないだろ亮太!!
取り戻せよ!兄弟の絆を取り戻せ!」
払いのけ退場亮太。
エレベーターに乗り唇を指をあてる亮太。
ミニにタコができる発言の田代と同じ仕草。
どこかの喫茶店にて映子&石川教授
「今日は折り入ってお願いしたいことが御座いまして..」
オペ後、恭介&悟&珠希。
「兄さん、ありがとうございました。
とても勉強になりました。」
「お前ならもう大丈夫だ。後の事は頼む。
それから七瀬先生、悟の事これからも
良きパートナーとして支えてやってほしい。」
「はい。」
珠希と悟の手を取り三人で握手。
「俺はもう暫くここに居る。
先に戻っていてくれ。」
「はい。」
二人が去った後、オペ室を眺め
「父さんすみません。
俺は約束を守れなかった。」
と呟く恭介←背後から眺める亮太。
何となく恨みが消えたような顔に見える亮太。
院長室にて謙治&恭介。
「オペは無事終了しました
これでこの病院での私のオペは終わりです。
お世話になりました」ぺこり
「お前を手放す事はうちの病院にとっても大きな痛手だ。
だがなお前にとってまたとないチャンスかも..
今まで磨いてきた腕を存分にふるえ。
ここでは出来ない事を遣って退けろ!」
「分かっています。」
そこへ亮太入室。
「今日はお詫びに参りました。
本命の先生が獲得出来そうなので
加賀見恭介先生は必要なくなりそうです。」
「どういう事だ?」
「こちらの病院の先生はあくまでもまさかの時の予備だったんです。
それに私は元々、兄弟で庇い合うようなセンチメンタルな外科医は
センターでは勤まらないと反対をしていたんですよ。」
亮太も十分センチメンタルだけどね。
「散々引っ掻き回しておいて、、亮太!
恭介兄さんが予備だとは随分と大きく出たもんだなぁ〜。」
「学部長には私から説得してこの話は無かった事にしようと思います。」
ガチャ 「その必要はないわ。」映子入室。
「恭介はこの病院に残ります。」
「映子??」
驚く三人。
「これまでシュウケイ大が引き受けた医師や看護婦
すべて元に戻ります。もう何の心配もいらないわ。」
「それは一体どういう事だ?」
映子、亮太に向かって
「この病院はもう、あなたの思い通りにはならないって事よ。」
「母さん それは?」
「私はこの病院の理事を退きました。
代わりに石川医学部長が理事として就任されます。」
「映子、、そんな、、」驚く謙治
「それから、七瀬亮太さん。学部長から伝言です。
あなたを解任します。」
ジャッジャンジャジャン!!
カタタッカタタッカタカタカタタッカタタッカタカタ
今日も軽快にリズムを刻んでますよ!
===つづく=====
「悟は後継ぎとしてとして加賀見病院に残れ」
「ちょっと待ってよ!!
僕がここに残る事と兄さんが行く事と全く別の問題だ!!」
まるでどっちが先にセンターへ行くかを争ってるみたいですね。
俺が!俺が!みたな。
「亮太!お前の恨みは俺が全て受け止める
医師や看護士を返し 加賀見病院から 手を引いてくれ
その条件をのんでくれるなら 俺がこの病院を出る..」
「兄さんが犠牲になることなんかないよ。
亮太、いい加減にしろよ。
お前自分がしてる事分かってるのか!?」
つーか悟も自分がしてる事分かってるか?
「それならその条件、のんでもいいでしょう。」と亮太。
院長室にて謙治&恭介
「俺がセンターに移る事を条件にスタッフを戻してもらう..
勿論 悟もです 俺達が亮太を追いつめた結果なんです」
「しかしうちの病院にもお前が必要だ。」
「この病院には悟がいます 七瀬先生も
私は 医師であると同時に 亮太のたった一人の兄でもあるんです」退場恭介。
加賀見家にて、和室にて英夫の遺影を眺める恭介。
加賀見病院を辞める事を映子に報告する恭介。
「あなたは加賀見病院の跡取り..加賀見英夫の息子なのよ?」
「加賀見病院を 守るためです
今だけは 家族のために 亮太に従う事に..
いつか亮太も分かってくれるはずです
その時は 必ず 加賀見病院に戻ってきます」退場恭介。
ショックの映子、そこへ謙治帰宅。
「あなた、恭介が病院を辞めても構わないの?」
「病院にとっては大きな痛手..他にいい手段が..
心臓血管センターに行った方が恭介の将来の為になるかも..」
しばし見つめ合う二人。
医局にて悟から恭介が病院を辞める事を聞いた珠希、
休憩室に恭介を追っかけ
「考え直して下さい。」
「もう決めた事だ 大切なんだ 弟が
亮太が納得するならそれでいい
アイツだってきっと苦しんでいる
亮太の事をよろしく頼む」
退場する恭介の腕を掴み
「行かないで下さい!
この病院には先生が必要なんです。
血を分けた兄弟が苦しめあうなんて間違ってる!
私が亮太さんと話します。」
「その気持ちだけで十分だ」退場恭介。
三枝、目撃。←病院内ウロつきすぎ。
マンションにて亮太に話がある、と珠希。
「忙しい..話を聞いてる時間などない。」
「恭介さんを受け入れる準備で忙しいですか?」
「さすが話が早いね。加賀見先生が
辞めたくないってお前に泣きついてきたか?
「恭介さんがそんな人でない事は
あなたが一番良く分かってるはずです!」
悟ならありそうな話だけどね。
「お前は俺の妻だろ?他の男の心配はする必要はない!」
「大切なお兄さんを犠牲にして平気なの?」
「兄さんが俺を裏切ったんだ。」
「少し位行き違ったってやり直せるわ。
あなた達兄弟の結びつきはその程度のものだったの?
お父様のお墓の前でのあなた達の誓いは嘘だったとでも言うの?」
驚く亮太。
「血を分けた兄弟二人でいつまでもお父さんの恨みを持ち続けるって
約束したんでしょ?
あの時私は二人の絆の強さに恐怖さえ感じた..」
回想
亮太『『13年、ずっと恨んでいる。兄さんは?』』
恭介『『お前と同じ気持ちだ』』
「墓にまで来ていたとはな。」
「二人の姿を見て話を聞いて私は地獄に突き落とされる思いでした。
同時に羨ましくも感じた..深く結びついたあなた達兄弟が。
あの頃の兄弟に戻って下さい!」
「もう手遅れだ、後戻りはできない」
「兄弟に遅すぎる事なんか..絶対にない!!」
「勘違いするなよ!!
全ての始まりはお前だって事を忘れるな!!」退場亮太。
会議室にて悟&恭介
「本当にこれでいいんでしょうか?」
「この病院を辞めるのが俺かお前かと言われれば
ここに居るべきはやはりお前なんだ」
「すいません。僕が浅はかだったばっかりに。」
「お前が謝る必要はない 後の事は お前に任せた」
「兄さん、一つだけお願いが..
明日の心房中隔欠損症の患者、オペをしてくれませんか?」
「それはできない
お前はこれから加賀見病院を背負っていく..
お前が切れ 俺は助手として補佐を..
それをこの病院での最後のオペにするよ」
握手する二人。
病院に映子登場、珠希と休憩室にて、
「13年前、私が恭介の事を頼みさえしなければ..
その事に関しては私も責任は感じているわ。
最終的には私があなたに英夫さんを殺す機会を
与えてしまったようなものです。」
なんだ、よく分かってんじゃん映子。
「亮太が迷惑をかけてない?
あの子、加賀見家を出てみたら
私達に対する恨みがぶり返してしまったみたいなの。
だから恭介を加賀見家から引き離そうと引き抜いた..」
そうなんですか。
加賀見家を出る直前までは一応改心してたんですね。
「私が傍に居ながらすみません。」
「あなただけのせいじゃないわ。
むしろ加賀見家の私達の責任..
謝らなければいけないのは私達の方..
この状況は私がなんとかしてみせます。
あなたは何があっても亮太を支えてやって下さい。」退場映子。
廊下にて映子の事を話そうとすれ違い様恭介に声をかけるが
結局言い出せず。
それを見ていた三枝、低めの声のトーンで
「先生、この間から一体どうしたんですか?
先生は亮太さんの奥さんなんですよね?
加賀見先生の義理の妹なんですよね?
それならそんな目で義兄さんを見つめるのは
止めた方がいいんじゃないかしら?
結婚して幸せだとか、私の恋を応援するだとか
みんなみんな嘘ばっかり。七瀬先生なんて大嘘つきですね。」退場三枝。
今日もウザキャラ全開です。
三枝の恋の応援なんて珠希自ら言い出したわけじゃないしね。
会議室にて悟&亮太。
「よかったじゃないですか。
あの人をこの病院から追い出す事が出来て。」
「本気でそんな事を言ってるのか?」
「これでこの病院は悟兄さんのものになる。
目の上のたんこぶが居なくなって清々してるんじゃ..?
むしろ、感謝されてもいいくらいだ。」
悟→パーーーーンチッ!!!→亮太
「どうして分かろうとしないんだぁ!!!
兄さんは、あんなにもお前の事を大切に思っているのにぃ!!
お前の恨みのために犠牲になってく兄さんを
お前はなんとも思わないのかぁ!!」
とにかく必死な悟。
「ふざけるな!!
あの人は俺に散々恨みを恨みを植え付けておきながら
自分だけさっさとその恨みから抜け出そうとした!
先に裏切ったのはあっちの方だ!」
「あの人なんて言い方をするな!!
お前は兄さんの愛情に甘えてるだけなんじゃないのか?!」
誰かさんっても言ってたよ?
「これまで僕がお前達兄弟をどれ程羨ましく思ってきたと思う?
僕には決して入り込めない絆があった!
僕は正直、悔しかったよ。
僕だって兄弟なのに!って!(←この台詞、ちょっと悲しいよね。)
お前は当たり前すぎて分かってないんだ。」
やっぱりポツ〜〜ンな悟だったんだね。
「以前は絆と呼べるものがあったのかも..
でももう無くなった。あの人が俺を裏切ったから。
裏切るような兄弟ならいない方がよっぽどマシだよ!」
「いらないって言うならいつまでも子供もみたいに
甘えるのはよせよ!
「そんなに甘えられる兄貴が欲しいんだったら
あんな兄貴、悟兄さんにくれてやるよ!
今まで甘えられなかった分、精々甘えるんだね。」
よかったでチュね、悟。どんどん甘えるんでチュよ〜。
亮太の肩を持ってブンブンさせながら
「そうじゃないだろ亮太!!
取り戻せよ!兄弟の絆を取り戻せ!」
払いのけ退場亮太。
エレベーターに乗り唇を指をあてる亮太。
どこかの喫茶店にて映子&石川教授
「今日は折り入ってお願いしたいことが御座いまして..」
オペ後、恭介&悟&珠希。
「兄さん、ありがとうございました。
とても勉強になりました。」
「お前ならもう大丈夫だ。後の事は頼む。
それから七瀬先生、悟の事これからも
良きパートナーとして支えてやってほしい。」
「はい。」
珠希と悟の手を取り三人で握手。
「俺はもう暫くここに居る。
先に戻っていてくれ。」
「はい。」
二人が去った後、オペ室を眺め
「父さんすみません。
俺は約束を守れなかった。」
と呟く恭介←背後から眺める亮太。
何となく恨みが消えたような顔に見える亮太。
院長室にて謙治&恭介。
「オペは無事終了しました
これでこの病院での私のオペは終わりです。
お世話になりました」ぺこり
「お前を手放す事はうちの病院にとっても大きな痛手だ。
だがなお前にとってまたとないチャンスかも..
今まで磨いてきた腕を存分にふるえ。
ここでは出来ない事を遣って退けろ!」
「分かっています。」
そこへ亮太入室。
「今日はお詫びに参りました。
本命の先生が獲得出来そうなので
加賀見恭介先生は必要なくなりそうです。」
「どういう事だ?」
「こちらの病院の先生はあくまでもまさかの時の予備だったんです。
それに私は元々、兄弟で庇い合うようなセンチメンタルな外科医は
センターでは勤まらないと反対をしていたんですよ。」
亮太も十分センチメンタルだけどね。
「散々引っ掻き回しておいて、、亮太!
恭介兄さんが予備だとは随分と大きく出たもんだなぁ〜。」
「学部長には私から説得してこの話は無かった事にしようと思います。」
ガチャ 「その必要はないわ。」映子入室。
「恭介はこの病院に残ります。」
「映子??」
驚く三人。
「これまでシュウケイ大が引き受けた医師や看護婦
すべて元に戻ります。もう何の心配もいらないわ。」
「それは一体どういう事だ?」
映子、亮太に向かって
「この病院はもう、あなたの思い通りにはならないって事よ。」
「母さん それは?」
「私はこの病院の理事を退きました。
代わりに石川医学部長が理事として就任されます。」
「映子、、そんな、、」驚く謙治
「それから、七瀬亮太さん。学部長から伝言です。
あなたを解任します。」
ジャッジャンジャジャン!!
カタタッカタタッカタカタカタタッカタタッカタカタ
今日も軽快にリズムを刻んでますよ!
===つづく=====
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