会議室にて採血をする恭介&悟&珠希。

亮太の病室をそーっと開ける謙治、
「絶対によくなる。絶対に治してやる。」と呟く→目覚める亮太。

「お父さん?」
「心配するな。みんながついてるぞ。」
「これ以上迷惑をかけるくらいだったら死んでしまった方が..
 父さん、僕を可哀想だと思うなら楽に死ねる薬を..」
「ばか者。医者がそんな事が出来るか!ゴツン(←亮太のデコをグーで)
 やっと姉ちゃんと姉弟に戻れたんだろ?
 これで堂々と甘えれられるじゃないか。」

医局にて悟&恭介。

「大動脈解離の患者のオペをする気なのか?
 このオペをするにはまだ覚悟が足りない」
「今は外科医の数も足りない..僕は兄さんを助けたい..」
「だったら 俺が助手で入れる日に」
「日程は動かせません。」退場悟。

病室にて退屈そうな亮太、そこへ悟入室。

「病院なんて退屈なだけ..どうせ治らないのにさ。」

退屈なくせに以前は毎日のように来てたよね?

「お前がそんな弱気でどうする..」
「もう姉ちゃんの負担になりたくない..」
「ずっとすまなかった..あんな人でも僕の父さん..
 少し分かるんだ、英夫おじさんに対する父さんの気持ちが。
 僕にも何でも持ってる兄さんがいるからね。」
「兄さん..」
「僕も兄さんとは兄弟じゃなかった頃の方が気楽に付き合えてたよ。」
「でも僕は兄さん達と兄弟になれて幸せだったよ。」
「これからは加賀見家も過去も何も関係ない。
 今から自由に生きていける..だから諦めるな。」
「そうだね、もうちょっと生きて姉ちゃんを本当の自由にしてやらないと。
 あんな人だけど良心は残ってるよね?..僕らの父さんには。」
「亮太..」

院長室にて恭介&謙治。

「ドナーの準備が出来次第シュウケイ大へ向かってくれ。
 こっちの事は心配するな、」
「分かりました。」

会議室にて珠希が専門の先生?に
日本では不認可の白血病の薬の試用を検討してもらうよう動いてる様子。
廊下から会議室の話を点滴つけたままの亮太が立ち聞き。
この部屋、声が漏れ過ぎです
立ち上がった際にフラつく珠希。

「大丈夫ですか、、
 弟さんも大事ですが七瀬先生も少しは休んで下さい。」

ションボリ退散亮太with点滴、廊下で三枝、

「亮太さん、大変でしょうけど頑張って下さいね。」
「新しい医者は入ったんですか?」
「まだです、そう急には難しいみたいで」

ハァ〜とションボリ退散亮太with点滴→どこかに電話。
病室に戻る亮太with点滴、心配する珠希。

「ちょっとトイレに..それで?恭介兄さんとは?」
「今は亮太の事だけを考えたいの。」
「僕のため僕のためってそれで殺人犯になっちゃったんだろ?!
 もう姉ちゃんの重荷になるのは嫌なんだ。」
「私はただ亮太に元気になってほしい」
「それが辛いんだよ!(半べそで)出て行ってくれ!」

と背を向けて寝る亮太。
弟が白血病だっていうのに
呑気に男とイチャついたりできないだろ普通は。

オペ室にて悟執刀の手術中。
ピピピピピーッピピピピピーッ
なにかアクシデントが起こった模様。

医局にて恭介&珠希。

「焦る気持ちは分かるが 君の笑顔が亮太への何よりの薬だ。」

と珠希の肩に手を置く恭介。
見つめ合う二人←を廊下から見てるだけの悟←に気付く珠希&恭介
白々しく退散する悟←追っかける恭介。

「悟!オペを途中で中止したそうだな。」
「事前検査では分からなかった動脈瘤が破裂..仕方なかった。」
「オペを中止したのは お前が恐かったからだろ?
 オペは恐いものだ 恐れがなければならない
 でも 殺人者になる事を 怖がっていては出来ない。」
「(半べそで)僕は、、医者としても男としても兄さんには適わない、、」
「何が言いたいんだ?」
「やっぱり珠希さんの事好きだったんだろ?
 なのに格好つけて恨んでるなんて口先ばっかりで
 結局兄さんは僕や亮太や珠希さんの事をみんな傷つけてきたんだ!」
「その通りだ すまない」ぺこり

あっさり認める恭介。
亡霊のように去る悟。

病室にて謙治に昔話をする亮太。

「6歳の頃、姉ちゃんの父親はトラックに引かれそうになった僕を
 庇って..僕は姉ちゃんから父親を奪った..
 13年前、僕が病気になって姉ちゃんから青春を奪った。
 高校を辞め診療所で働いて僕の事を廻って
 姉ちゃんは僕と血の繋がった父を殺した。
 殺した罪を背負わされた。僕の人生は一体なんだったんだろう。
 周りの人を不幸にするために生まれてきたみたいだ。」
「そんな事はない。私と映子はお前を息子として育てて
 家族として一緒に生きてきた事が誇り..」
「僕の気掛かりは姉ちゃんの事だけ..恭介兄さんと幸せになってほしい..
 姉ちゃんを過去から自由にしてやってくれませんか?
 それが出来るのはお父さんだけです、お願いします。」

と謙治の胸を掴み懇願する。抱き寄せる謙治。
謙治の胸で「僕はその為なら死んでも構わない」と泣く亮太。

会議室に悟が一人ションボリと居るのを見かけた珠希。
(廊下からキレ〜に会議室の中が丸見え&声も丸聞こえ!)

「すみません、電気がついていたものですから。
 どうかしたんですか?」と入室珠希。

メスを握りしめた悟

「この手で今日患者を殺しそうになった。」プルプル震えてる手←父譲りですね。
「悟さん、、」
「震えるんだ、、メスを持つと、、あの時の事を思い出して
 手が震えるんだ、、」

それならもう医者辞めて下さい。
そんな悟の手を両手で握りしめる珠希。

「医者ならみんなそうです。
 人の死を前にして恐れる心が無くなったら
 医者を辞めた方がいい、と恭介さんも言っていました。」
「フンッ。フフフッ〜」バッと珠希の手をふりほどき
「兄さんか、、兄さんとは上手くいってるみたいだね。」
「今は亮太の事で頭が一杯でそんな事言ってる場合じゃないんです。」

と退場する珠希の腕を強引に掴み

「そんな事ってなんだよぉ!!!
 そんな事って言うくらいなら僕の事愛してくれよ!
 僕の事見てくれよぉ!!」

遂に爆発したぞ〜!悟ぼっちゃんが!
珠希に抱きつく悟、硬直状態の珠希。

「僕は誰よりも君を愛してる!!
 ずっと君の事想って君を守ってきたのは僕だぁ!!!
 なのに、、なんで兄さんなんだぁ!!
 なんで分かってくれないんだよぉ!!!」

確かにそうだよね、優しく見守ってきたよね。
でも珠希はいつもそっけなかったよね。
机の上に珠希を強引に押し倒し

「止めて悟さん!こんなの悟さんらしくないです!」

と言った瞬間悟の火傷の痕が目につき抵抗するのを止める珠希。

「僕らしいって一体なんだよ!!
 兄さんに気をつかって、亮太との結婚を祝福して
 君にまで同情されてぇ!!!
 それでも笑ってられるのが僕らしさだっていうのか!!」

そうだ!それが悟らしさだ!覚えておけ!!
報われないキャラなのだ!

ビリッ!!←珠希のシャツのボタンを引き裂く音

メスを握りしめ

「今日、、もし、あの患者を殺していたら
 君と同じになれたのかな?」

メスを机の上に落とし珠希にスキス〜し...

病室に誰かが入ってくるのに気付き目を閉じる亮太。
珠希、髪はボサボサ、シャツは開けたままで
いかにも今さっきヤラレちゃいました〜って感じ。
寝てる亮太の胸に顔を乗せる珠希。
亮太が目を開け

「姉ちゃん、、もういいよ、、十分だよ、、」
「ごめんね、ごめんね、今日だけだから、、」

会議室にてブラインドーに手をかけ

「何を、、何て事を、、」

と座り込む悟。
机の上には白衣とネクタイ
悟はいつもシャツはインしてるのに出しっ放し。

翌日、医局にて悟と珠希。
気まずそうにしてる悟と全くいつも通りの珠希だが
悟の視線が気になる様子。そこへ恭介登場。

「おはよー 顔色が良くないようだけど
 体調が悪いんじゃないか?」

横目で二人を見る悟。

「どうしたんだ?」
「なんでもありません。」

退出する悟。

院長室にて看護士が検査結果を持ってくる。
照らし合わせる謙治。
一人目、二人目、三人目→×
四人目→恭介、適合。
「一致した!一致したぞ!」
慌てて内線で「あっ恭介呼んでくれ!」
そこへ慌てた様子で石川教授登場。

「院長!ドナーの準備が整いそうなんだ!
 今すぐ恭介君にうちの大学まで来て欲しい!」

しばらく考え電話を置く謙治。

廊下にて恭介に検査結果を院長室に持って行った事を伝える看護師。

院長室にて石川教授&謙治。
なんだか石川の演技が意味深なんですけど??
本当、石川って面白い演技しますよね。

コンコン 珠希を引き連れ恭介入室。

「院長、検査の結果は?俺の骨髄の型は?」
「シュウケイ大に向かってくれ。
 石川さんのドナーの準備が間もなく整う。直ちに手術だ。」
「それより俺のHLAの型が亮太と一致したのか聞いているんです!!」
「冷静になれ!」
「どうなんです!」
「今この瞬間にお前のオペを待ってる患者が居るんだ。
 感情に流されるな!一致してはいない。
 今すぐシュウケイ大へ向かえ。」
「必ず、必ずどこかに亮太と骨髄の型が一致する人が居るはずです。」

==全ては病院の発展の為、謙治はこの時真実を誤魔化し
  恭介、珠希を欺いて石川教授の妻の心臓移植手術を優先させたのです。==

===つづく=====

よく登場する会議室でヤッちゃうとは凄いですね。
しかも戸開けっ放しで電気もつけっぱなし。
あんだけ大きい声出してて誰にも気付かれず、ですか。
普通の声で戸を閉めてても廊下から丸聞こえだっていうのに
不思議なものです。無理あり過ぎですね。

悟って実はヤッてなかったと思ってるんですけどね私は。
でもあのシーンから悟が変態に見えてきました。
関わりたくないって感じです。
走り出したら止まらない悟、あばよ。

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