2008年・秋

加賀見病院オペ室。

「これより冠動脈バイパス手術を行う。メス。」謙治。
暫くして珠希入室「すみません、遅くなりました。」
「いや今丁度開胸をした所だ。この後は、、」
「いつも通り、させて頂きます。」
「頼むぞ。」退場謙治。

結局未だに謙治はろくに手術も出来ないって事か。

院長室にて電話中の謙治。

「私にとって学長職は最高のゴール..慎んでお引き受けします。
 では明日の学長選、よろしくお願いします。」ガチャン。

コンコン 珠希入室。

「ただいまオペ、無事に終了しました。」
「ご苦労様。」
「いえ。」
「今連絡が入った。明日の選挙で秀慶大の学長に就任することになった。」
「おめでとうございます。」
「お前が私の名前で発表してくれた論文が決め手になった。
 しなしな〜、何故あんな画期的な研究成果を
 何の手助けもしていない私の手柄にしてくれたんだ?」
「お父様には加賀見家の為にも出世して頂きたいんです。」
「(笑顔で)そうか〜。そうか〜。」とウンウン頷く謙治。

コンコン 悟入室。

「明日の学長選、下馬評では父さんの就任が確実視されています。
 おめでとうございます、、といってよろしいんでしょうか。。」
「ハッハハハッハハハ〜ありがとう!」
「今のお気持ちは?」
「身に余る光栄だな。」
「では私は外来の時間ですので失礼します。
 あ〜それと秀慶大から研修医の受け入れの件ですが
 去年までの結果が好評だったようなので
 来年度は二割増で受け入れることになりました。
 悟さん、今から準備を初めて下さい。」ぺこり退場珠希。

その後を追う悟。廊下にて

「珠希、君はどうしてそこまで父さんに尽くすんだ?」
「お父様が学長になればあなたも次期に院長になれるわ。」
「俺を院長にする為に父さんの言う事を聞いてると言うのか?」
「彩の為にもあなたには一日も早く
 この病院の院長になっていただかなければなりません。」

「院長代理!」と看護師登場。

おやおやこの看護師、あれから11年経ってんのにまだここで働いてたんだ?

「先程秀慶大より研修医の受け入れの件についてお電話がありました。」
「ありがとう。」
「先生方ご夫婦は本当に仲が良いんですね。」退場看護師。

仲良さそうか?

「結婚して君は変わった。
 それに俺には君が何か生き急いでいるように思えて仕方ない。」
「そんな事はありません。
 私はただ、加賀見家の発展を考えて、毎日を送ってるだけです。
 私みたいな罪を犯した人間を家族として
 迎え入れてくれた加賀見家に恩返しがしたいだけです。」
「珠希、、本当に君は、、、
 、、いや、そんなに気を使わなくたって君は既に
 加賀見病院にも加賀見家にもなくてはならない存在だ。」

白衣のポケットから結婚指輪を取り出しつける珠希。

「君はオペで外した指輪を白衣のポケットに入れておくのか?
 無くしたらどうするんだ?」
「そしたらまた買って貰うわ。」

指輪ってそういうもんなの?
その指輪だからこそ意味があるとかじゃないの?
笑う悟、←アホに見えた。

「あっそうだ彩の誕生日なんだけど」
「日曜日にしましょう。
 銀座のお母様のご都合はどうかしら?」
「彩の為ならあけてくれるさ。俺から伝えとくよ。」
「プレゼントは、、」
「分かってるよ。
 あんまり高価な物は買ってくるなって伝えておくよ。
 彩はまだ10歳だ。母さんはほっとくととんでもない物を買ってくるからな。」

どんな物買ってくるか見てみたいけど。

去る悟、指輪を見つめる珠希。←何を考えてんのか不明。
悟、亮太の遺書の事を思い出す。

加賀見家にて珠希帰宅。
「おかえりなさい。」彩初登場。←あまり可愛くない。
彩の学芸会の衣装を縫う映子。

「すみません、お母さまにそんな事までしていただいて..」
「うちは男の子ばっかりだったから
 こんな風に女の子の服を作ったりするのは楽しいわ。」

珠希の携帯着信。映子&彩はお眠の時間で退場。

「ええ。この度は重ね重ねありがとうございます。
 先生のおかげで父が、、いえそれはほんの気持ちです。
 お受け取り下さい。先生、この事はどうか世間には、、
 勿論父にもお話なさらないで下さい。
 本人は一切知らないことになっておりますから。、、はい。」

誰だろ?石川とかだったらウケますよ。
まだ生きてたんだ??って。

ドレッサーの引き出しから山梨時代の家族絵(亮太作)を取り出し見つめる珠希。

「全て終わったら行くから、、」

はいっ??娘おいて死んじゃうつもり?
何なんだこの女は??

==珠希の胸に秘めた復讐は既に始まっていたのです。==

そりゃあ始まってなきゃおかしいですよ。
もう第三部で第二部から11年経ってますからね。
11年の間何してたんだ??って思うくらいです。

秀慶大学学長室にて電話を取る謙治。

「もしもし、、恵〜。よくここの番号が分かったな。
 そうだ、学長だ。」

MEGU Holdingsの恵から電話のようです。

「大したものね〜おめでとう。
 後は落ちるだけね、、冗談よ。
 でもこれからは周囲の目が厳しくなるわね。
 私のお店にも来られなくなるのかしら?」
「そんな事はない。」
「彩の誕生日会、お誘いありがとう。それじゃ。」ガチャン

謙治「あとは落ちていくだけか〜。」と呟く。

とある病室にて恭介&政治家の奥村

「態々アメリカから呼んだ甲斐があったわ。」
「今回の 左室縮小形成術は成功しました
 ですが この術式はもう世界では主流ではありません
 やはり アメリカでの心臓移植を おすすめします」
「移植のためアメリカまで渡って長期入院なんて事は
 政治家にとっては致命傷なの。」
「政治家も 生身の人間です」

コンコン 秘書らしき眼鏡女登場。
と思いきや三枝じゃねーか!

「今ボストンにいるスティーブから
 来週の水曜日にオペに入れないかと連絡が入りました。
 今の所スケジュールは空いていますが、、」
「引受けると言ってくれ 週明けには帰国しよう」
「週明けですか!?せっかく日本に帰ってきたのに?」
「君は残りたければ残ればいい 明後日には 日本を発ちます
 それまでに何か不調がありましたら 直にご連絡下さい」

加賀見病院院長室前の廊下にて仁&悟の会話を立ち聞きする珠希。

「奥村議員のオペですがやはり恭介さんが来日し執刀したそうです。
 無事終了し経過も順調のようです。
 うちの病院に依頼があった時、
 引き受けておけば奥村議員に貸しができたんですがね。」
「いや、断って懸命だった。結局国内のどの病院も
 出来ないと断ったんだ。リスクが大きすぎる。
 まさか兄さんがその為に日本に帰ってきてるとは思わなかった。
 この話、珠希には?」
「いえ。うちの病院では学長と悟さんしか知らないはずです。
 恭介さんも加賀見家を捨てた人間です。
 加賀見家には寄らず明後日アメリカに帰るそうです。」

その場を去る珠希。

加賀見家では彩の誕生日パーティー。
謙治、映子、悟、珠希、彩、恵、仁。
恵はMEGUグループのオーナーのようです。
つーかMEGUグループって何よ?

「私ずっと気になってたんだけど、
 おばちゃまはどんな親戚なの?子供はいないの?」
「おばちゃんはな〜おじいちゃんのいとこなんだ。」
「おじいちゃんのいとこ?」
「そうよ、おばちゃまにはな、彩ちゃんみたいな孫はいないんだけども
 レストランやビルをね〜やってるからお仕事が忙しくて寂しくないのよ。」

露骨に顔を背ける仁。
おやおや、第三部に入ってついにやさぐれ仁が活動開始ですか!?

「いいな〜私にもいとこが欲しい。
 亮太おじさんにも会ってみたかったな〜。」

一同シ〜〜〜ン。空気の読めないガキは怖いものなし。

恵「恭介さん、今頃どうしてるのかしらね?」

再び一同シ〜〜〜ン。恵も相当やるな。

仏壇に手をあわす映子、
仏壇にケーキを供えに来た珠希。

「彩と亮太の誕生日が同じだなんて
 彩は亮太の生まれかわりかもしれないなんて
 思ったこともあったけど彩は彩よね?
 亮太の人生を背負わしちゃいけないわね。」
「彩はすっかりお婆ちゃん子で。」
「本当に可愛くて仕方がないわ。もう10歳だなんて早いわね、
 あれから11年、私はあの子が居たから
 これまでこの家でやってこれたのかもしれないわ。
 珠希さん、この家に来てくれてよかった。
 あなたのお陰で加賀見病院も謙治さんも助かってるわ。
 加賀見の家に尽くしてくれてありがとう」ぺこり
「私こそ彩の事、これからもずっとよろしくお願いします。」ぺこり

仁と恵、バルコニーにて

「謙治さんも姉さんの事自分のいとこだなんて、、
 よく言えたもんだよな〜
 悟の母親だって伝えたっていいじゃないか〜。」
「いいのよ〜。私みたいな女があの子のお婆ちゃんでいるより
 映子さんの方が相応しいわ。
 あの子は加賀見家を継いでいく子なんだから。」

そこへ珠希登場。

「恵さん、、いろいろすみません。」
「珠希さんも〜いいのよ、気にしないで。
 それよりも彩ちゃんはしっかりとしたいい子に育ってるわ。
 悟も幸せそうで、私はそれだけで嬉しいの。」

庭に行こうと彩に誘われ行こうとした映子が倒れる。
加賀見病院にて映子はベッドに寝たまま、珠希入室。

「急性肝炎ですが劇症化することはないでしょう。
 お父さん、今晩は彩と一緒にお帰りになって下さい。」

退場謙治&彩。

映子、うわ言で「恭介、、恭介、、」
「お母さん、、」と映子の手を握る珠希。

ホテルの部屋にて三枝&恭介。

「今からタクシーなら成田には11時は着くわね。」
「ああ。」と出ようとした時電話が。

「はいもしもし、そうですか。
 えっ?映子さんが??
 それで、、えっ??」

「お母さまが倒れたって。」と恭介に伝える三枝。
無言の恭介

「恭介さん!!!」

恭介、受話器をとり

「もしもし そうか いや俺は今 成田に向かう所だ
 それはできない よろしく頼む」ガチャ

「飛行機に乗り遅れるぞ さあ行こう」

加賀見病院にて花瓶を持って出てきた珠希

ガチャーーーーーーンッ!!

驚き花瓶を落とす珠希。
目の前には恭介。見つめあう恭介と珠希。

===つづく====

第三部になり珠希がかわいくなりましたね。
普通でも十分可愛いんですけどね。
それに比べて恭介、、、。

テレビ雑誌のあらすじ読みました。
再来週分ですが仁がついにやっちゃいますね!
何が起こってそうなったのかは分かりませんが
やっぱな〜コイツはそういう方が似合ってるって。

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