■愛讐のロメラ(第48話)
2008年12月5日 愛讐のロメラ「奥村さん珠希の事ご存じなんですか?」
「いいえ。そうかと思ったけど違うみたい。」
「聴聞の件 やはり予定通りお願いします
病院も珠希も どうなろうと俺には関係ない」
「分かったわ。」
と退出奥村、さっそく珠希の事を調べるよう電話。
院長室にて謙治&悟。
「今週末に聴聞が行われる..
担当医個人の保険認定を取り下げる事で切り抜けよう。」
「それは珠希を辞めさせると..?」
「珠希本人が望んだ事だ。」
「彼女は不正請求など行っていない。治療費を援助していただけ..」
「誰かが犠牲にならねば事態は治まらん。仕方がない。」
「仕方がない?
父さんは24年前も今も何も変わっていない。
また珠希に全責任を押し付け自分は知らないふり..
そんな事をして恥ずかしくないんですか!!」
「恥ずかしくないぞ。珠希が望んだんだ。」
「俺はそんな事は認めない。
俺は聴聞の席で珠希の無実を主張する。」と退場悟。
Club Meguにて仁&悟&恵の小暮一族集合。
グビグビ飲む悟に
「オイオイそんな飲み方するなよ〜。
大して強くもないくせに。」
「ああ〜俺は弱い人間さぁ。
自分の妻一人、満足に守れない。」
悟ったらよく分かってますね、自分のこと。
「結局珠希さんは辞めさせられることに..」
「父さんは珠希一人に責任を押し付け事態を収拾しようと..」
「悟、あなたそれでいいの?
亮太さんの遺書の事あなたも知っているんでしょう?」
恵&仁が遺書の事を知ってた事に驚く悟。
「珠希が責任を取ったって恭介さん納得しない..
恭介さんが望んでいるのは加賀見家のみんなが
過去ときちんと向き合うこと..」
「過去と、、」
「あなただって..亮太さんの遺書の事を知りながら
11年も暮らして..珠希に殺人の汚名を着せたまま。
今までは沈黙を守る事が加賀見家を守ることだったかもしれない。
でももうそれでは許されない時がきたんだわ。
珠希はまた全てを一人で背負い込もうと..
加賀見家を出る覚悟もしてるかも..」
加賀見家寝室に彩が枕持って登場。
「たまにはお母さんと一緒に寝たいの、いいでしょ?」
「駄目よお部屋に戻りなさい。」
「どうして?いいじゃない。
クラスの子達もまだお母さんと一緒に寝てるって..」
「いつもいってるでしょ?人は人。」
そこへ悟帰宅。
「たまにはいいじゃないか。
ほら!彩、こっちおいで!
お父さんと一緒に寝よう!」
プイッと悟の事なんてスルーで退場彩。
悟って見事なくらいスルーされますよね。チ〜ン。
「君は少し厳しすぎるところがある。彩にも自分にも。」
「彩には早く自立してもらわないと困る..
これからはどうせ毎日一緒にいるんだし。」
「そんな事は認めない。俺は最後まで君の弁護をする。」
「ありがとう。でももう決めた事よ。
あなた私の思いを無駄にする気?」
「本当にそれでいいのか?本当は何を考えている?」
無言の珠希の肩に手をやり
「俺を一人にしないでくれ。俺には君が必要なんだ。」
と後ろから珠希を抱きしめる
彩よりお子ちゃまな悟なのであ〜る。
==悟の優しさが珠希の心にしみ入りました。
でももう珠希には後戻りは許されなかったのです。==
院長室にて仁&謙治。
「恭介さんと24年前の話を一度きちんとされてみては..?」
「その話なら耳が腐るほど散々聞かされてきた。」
「しかし、、それで納得がいかなかったからこそ
恭介さんがこうして手荒な手段に..
悟だって学長と恭介さんとの間で苦しんで..」
「お前は一体私に何を言わせたいんだ?
24年前に一体何があったんだ!?ああん??」
「それは、、」
「何も分かっとらんくせに。
大体恭介はやる事なす事全て下らん言いがかりだ。
お前もそんなものに一つ一つ踊らされてる暇があったら
少しはまともな仕事をしてはくれんか!!」
ホテルのロビーにて奥村、
珠希の調査の結果を見て
「車を回して。直ぐに厚労省へ向うわ。」
慌てた様子で加賀見病院の医局へ来た奥村。
心臓をおさえております。
「奥村先生、、どうされたんです?」と驚く恭介。
「急いで話がしたいの。謙治さん達を呼んで。」
院長室にて悟&謙治&珠希&恭介&奥村。
「保険の不正請求に関わる聴聞会は中止にしました。」
「それは一体どういう事ですか?」と謙治。
「奥村さん、、」と驚く恭介。
「あなたも本当はこれでよかったのよね? 」
珠希に近付き
「珠希さんと仰るそうね、あなた」と言って心臓をおさえ倒れる奥村。
病室にて眠る奥村、恭介&珠希。
「君も命拾いしたな 今回の件でよく分かっただろう
君がいくら尽くしてもあの男はいつでも君を切り捨てる
守る価値など微塵もない男なんだ
君は奥村さんにまで 頼みに行ったそうだな
俺の指示で動くのを止めて欲しいと
俺の為だなんて 嘘までついて」
「嘘ではありません。
あなたには憎しみの為に自分を滅ぼすような事はしてほしくない。
あなたの思いは私が受け止めます。だからもう」
「君の言葉を信じるつもりはない
俺はもう 誰の言葉も信じないと決めたんだ
俺は俺自身の手で 父さんと亮太の無念を晴らす」
「それなら私も私のこの手であなたの復讐を止めるまでです。」
と退場する珠希の腕を掴み
「それは どういう意味だ?」退場珠希。
==恭介の復讐を止められるのは自分しかいない
そう思う珠希の心には非情な決意が生まれているのでした==
彩の部屋にて眠る彩の頭を撫でる珠希、そこへ悟も登場。
「今日は驚いた。でもよかった、病院も君も。
結局俺は君に何もしてやることが出来なかった。」
「いいのよ。あの状況では仕方がなかった。」
「兄さんはこの先、どうするつもりなんだろうな。」
「ねえ悟さん、私達いつか話したわよね。」
ここで映子立ち聞き。
「彩が二十歳になったら銀座のお母さんをお婆ちゃんだって紹介しようって。
もういいんじゃ..?知らせるだけじゃなくこの家にお迎えしても..」
「そんな事無理に決まってるだろ?この家には母さんだっている..」
「そんな事は分かっているわ。
でも恵さんはあなたの実のお母さんよ?」
「君の気持ちは有り難いよ。
でも急ぐ必要はないんじゃ..こういう事は時間が必要だ。」
「そんな事は分かっているわ。
でも悠長な事は言ってられない..
恭介さんがまた何か仕掛けてきてからじゃ遅いから。」
リビングにて映子&珠希。
「あなた達も大変ね。」
「お母さんこそお疲れじゃ?
ここの所、彩の事を任せっきりで」
「いいのよ。病院の状況は分かってるつもりだし
それに彩は私の孫..でも本当は恵さんの孫なのよね。
私がこの家を出る事がこの家の為になるのなら
私はいつでも喜んでこの家を出るつもりよ。」
「お母さん、、」と驚く珠希。
「その覚悟はあなた達が結婚した時から出来てるわ。」と去る映子。
病室にて恭介&奥村
「おかげ様で永田町の私の評判はがた落ちよ。
でもあなたにとってもこうした方がいいと..
過去からは逃げられないものね。」
「どういう意味ですか?」
「どんなに捨て去ったと思っていた事でも
完全に消えてなくなる事はないんだと思い知らされたわ。
実は私と謙治さんはもう40年も前になるかしら?
一時お付き合いしてたことが..
勿論そんな事はもう関係ないと思っていた。でもね」
「もう結構です」
「ごめんなさい、隠していたつもりは..
あの時は本当にあなたのお役に立ちたいと..
でも心のどこかではあの人がどうやってここまで大きくなったのか
それを知りたいと思っていたのかも..
それが結果的にあなたを裏切るようになって..
とても申し訳ないと思っています。」
「謝らないで下さい 悪いのは俺だ
やはり 他人を巻き込むべきではなかった」
その話を廊下で立ち聞きしてる仁、退場。
このドラマはどこもかしこも声が筒抜け過ぎ。
盗聴器なんていらねー。
Club Meguにて恵&珠希
「無事に切り抜けれたみたいで良かった..」
「でも恭介さんの怒りがおさまったわけでは..」
「このままだと加賀見病院も恭介さんも共倒れに..」
「そんな事はさせません。
私が思い描いているのは新しい加賀見家..
悟さんとお母さんを中心とした。」
「何を言ってるの?謙治さんと映子さんは..?」
「母はそれが加賀見家の為なら出ていってもいいと..」
「あなたそんな事本気で?」
「本気です。お母さんが彩の事を思って下さるのは何よりも嬉しい事..
加賀見病院と恵さんの会社が一つになってくれたらと..」
「何を言っているの、、そういう問題じゃないわ。」
「全ては彩の為なんです。」
「彩は今、映子さんを本当のお婆ちゃんだと思っているのよ?」
「本来ならお婆ちゃんと呼ばれるべきはお母さんなんです。」
「あなたの気持ちは嬉しいわ。でもあなたの考えには頷けない。
これまでの映子さんの11年間を否定するわけには..
彩を大切に思う気持ちは分かるわ。
でもその為に誰を傷つけてもいいとは思わない。
今の話は聞かなかった事にするからもう帰りなさい。」
帰る珠希、どこからともなく仁登場で
「珠希さんも姉さんの立場を気遣ってあんな事を..
こんな事になるなら姉さんも加賀見家に遠慮して
身を引くことなんかなかった..
少しくらい珠希さんの言葉に甘えたって。」
「遠慮なんかしてないわ。本気で言ったのよ?
彩のためには今のままが一番なのよ。」
「バカだよな〜姉さんは〜。」
「バカで結構よ。」
院長室にて悟&恭介。
「今回の事は結局は兄さんが手を引いてくれたって事で..?」
「どうとってもらっても構わない」
「珠希の事があったから?
結局兄さんは珠希を助けたって事か。
まだ愛してるんですか?」
「そんなに自信がないのか?俺はお前とは違う
過去の恨みも忘れて 平穏の上に胡座をかいているような女に 興味はない」
「それを聞いて安心しました。
今日お呼びしたのは兄さんに処分をお伝えするためです。
兄さんを雇い入れると決めたのは俺だ。
あの時は日本で居場所のない兄さんに手を差し伸べてやるんだという
おごりがあった。きっかけを与えた俺にも責任はある。
今回はあえてこちらから出て行けと言うつもりはありません。
しかしあなたに辞職の気持ちがあるなら止めはしません。」
廊下にてポケットに手を突っ込み歩く恭介。
さすが異母兄弟、亮太のお得意ポーズを受け継いでます。
そこへ謙治
「残念だったな。」
「あなたが奥村さんまで取り込んでいたとは 意外でしたよ
出て行けと言いたい所でしょうが 私はここに居座り続けます」と退場恭介。
奥村の見舞いに来た謙治。
「それにしても驚いたよ。
命の恩人の恭介をあっさり裏切るとはな。
どういうの心境の変化だ?」
「結果的には裏切る事になったかもしれない。
でもね恭介さんだって一度は今回の計画は止めて欲しいって..」
「あの男、一体何を企てているのか、、
恭介は俺が君の事を取り込んだと思い込んでるぞ。
一体アイツに何を話したんだ?」
「私達の過去について。」
「また、余計な事を、、」
「ごめんなさい。他にいい言い訳が思い付かなかったの。
七瀬珠希。その名前に心当たりがあったから調べたのよ。」
「どこかで珠希と繋がりがあったという事か?」
「娘よ。七瀬珠希は私が捨てた娘なの。」
===つづく===
「いいえ。そうかと思ったけど違うみたい。」
「聴聞の件 やはり予定通りお願いします
病院も珠希も どうなろうと俺には関係ない」
「分かったわ。」
と退出奥村、さっそく珠希の事を調べるよう電話。
院長室にて謙治&悟。
「今週末に聴聞が行われる..
担当医個人の保険認定を取り下げる事で切り抜けよう。」
「それは珠希を辞めさせると..?」
「珠希本人が望んだ事だ。」
「彼女は不正請求など行っていない。治療費を援助していただけ..」
「誰かが犠牲にならねば事態は治まらん。仕方がない。」
「仕方がない?
父さんは24年前も今も何も変わっていない。
また珠希に全責任を押し付け自分は知らないふり..
そんな事をして恥ずかしくないんですか!!」
「恥ずかしくないぞ。珠希が望んだんだ。」
「俺はそんな事は認めない。
俺は聴聞の席で珠希の無実を主張する。」と退場悟。
Club Meguにて仁&悟&恵の小暮一族集合。
グビグビ飲む悟に
「オイオイそんな飲み方するなよ〜。
大して強くもないくせに。」
「ああ〜俺は弱い人間さぁ。
自分の妻一人、満足に守れない。」
悟ったらよく分かってますね、自分のこと。
「結局珠希さんは辞めさせられることに..」
「父さんは珠希一人に責任を押し付け事態を収拾しようと..」
「悟、あなたそれでいいの?
亮太さんの遺書の事あなたも知っているんでしょう?」
恵&仁が遺書の事を知ってた事に驚く悟。
「珠希が責任を取ったって恭介さん納得しない..
恭介さんが望んでいるのは加賀見家のみんなが
過去ときちんと向き合うこと..」
「過去と、、」
「あなただって..亮太さんの遺書の事を知りながら
11年も暮らして..珠希に殺人の汚名を着せたまま。
今までは沈黙を守る事が加賀見家を守ることだったかもしれない。
でももうそれでは許されない時がきたんだわ。
珠希はまた全てを一人で背負い込もうと..
加賀見家を出る覚悟もしてるかも..」
加賀見家寝室に彩が枕持って登場。
「たまにはお母さんと一緒に寝たいの、いいでしょ?」
「駄目よお部屋に戻りなさい。」
「どうして?いいじゃない。
クラスの子達もまだお母さんと一緒に寝てるって..」
「いつもいってるでしょ?人は人。」
そこへ悟帰宅。
「たまにはいいじゃないか。
ほら!彩、こっちおいで!
お父さんと一緒に寝よう!」
プイッと悟の事なんてスルーで退場彩。
悟って見事なくらいスルーされますよね。チ〜ン。
「君は少し厳しすぎるところがある。彩にも自分にも。」
「彩には早く自立してもらわないと困る..
これからはどうせ毎日一緒にいるんだし。」
「そんな事は認めない。俺は最後まで君の弁護をする。」
「ありがとう。でももう決めた事よ。
あなた私の思いを無駄にする気?」
「本当にそれでいいのか?本当は何を考えている?」
無言の珠希の肩に手をやり
「俺を一人にしないでくれ。俺には君が必要なんだ。」
と後ろから珠希を抱きしめる
彩よりお子ちゃまな悟なのであ〜る。
==悟の優しさが珠希の心にしみ入りました。
でももう珠希には後戻りは許されなかったのです。==
院長室にて仁&謙治。
「恭介さんと24年前の話を一度きちんとされてみては..?」
「その話なら耳が腐るほど散々聞かされてきた。」
「しかし、、それで納得がいかなかったからこそ
恭介さんがこうして手荒な手段に..
悟だって学長と恭介さんとの間で苦しんで..」
「お前は一体私に何を言わせたいんだ?
24年前に一体何があったんだ!?ああん??」
「それは、、」
「何も分かっとらんくせに。
大体恭介はやる事なす事全て下らん言いがかりだ。
お前もそんなものに一つ一つ踊らされてる暇があったら
少しはまともな仕事をしてはくれんか!!」
ホテルのロビーにて奥村、
珠希の調査の結果を見て
「車を回して。直ぐに厚労省へ向うわ。」
慌てた様子で加賀見病院の医局へ来た奥村。
心臓をおさえております。
「奥村先生、、どうされたんです?」と驚く恭介。
「急いで話がしたいの。謙治さん達を呼んで。」
院長室にて悟&謙治&珠希&恭介&奥村。
「保険の不正請求に関わる聴聞会は中止にしました。」
「それは一体どういう事ですか?」と謙治。
「奥村さん、、」と驚く恭介。
「あなたも本当はこれでよかったのよね? 」
珠希に近付き
「珠希さんと仰るそうね、あなた」と言って心臓をおさえ倒れる奥村。
病室にて眠る奥村、恭介&珠希。
「君も命拾いしたな 今回の件でよく分かっただろう
君がいくら尽くしてもあの男はいつでも君を切り捨てる
守る価値など微塵もない男なんだ
君は奥村さんにまで 頼みに行ったそうだな
俺の指示で動くのを止めて欲しいと
俺の為だなんて 嘘までついて」
「嘘ではありません。
あなたには憎しみの為に自分を滅ぼすような事はしてほしくない。
あなたの思いは私が受け止めます。だからもう」
「君の言葉を信じるつもりはない
俺はもう 誰の言葉も信じないと決めたんだ
俺は俺自身の手で 父さんと亮太の無念を晴らす」
「それなら私も私のこの手であなたの復讐を止めるまでです。」
と退場する珠希の腕を掴み
「それは どういう意味だ?」退場珠希。
==恭介の復讐を止められるのは自分しかいない
そう思う珠希の心には非情な決意が生まれているのでした==
彩の部屋にて眠る彩の頭を撫でる珠希、そこへ悟も登場。
「今日は驚いた。でもよかった、病院も君も。
結局俺は君に何もしてやることが出来なかった。」
「いいのよ。あの状況では仕方がなかった。」
「兄さんはこの先、どうするつもりなんだろうな。」
「ねえ悟さん、私達いつか話したわよね。」
ここで映子立ち聞き。
「彩が二十歳になったら銀座のお母さんをお婆ちゃんだって紹介しようって。
もういいんじゃ..?知らせるだけじゃなくこの家にお迎えしても..」
「そんな事無理に決まってるだろ?この家には母さんだっている..」
「そんな事は分かっているわ。
でも恵さんはあなたの実のお母さんよ?」
「君の気持ちは有り難いよ。
でも急ぐ必要はないんじゃ..こういう事は時間が必要だ。」
「そんな事は分かっているわ。
でも悠長な事は言ってられない..
恭介さんがまた何か仕掛けてきてからじゃ遅いから。」
リビングにて映子&珠希。
「あなた達も大変ね。」
「お母さんこそお疲れじゃ?
ここの所、彩の事を任せっきりで」
「いいのよ。病院の状況は分かってるつもりだし
それに彩は私の孫..でも本当は恵さんの孫なのよね。
私がこの家を出る事がこの家の為になるのなら
私はいつでも喜んでこの家を出るつもりよ。」
「お母さん、、」と驚く珠希。
「その覚悟はあなた達が結婚した時から出来てるわ。」と去る映子。
病室にて恭介&奥村
「おかげ様で永田町の私の評判はがた落ちよ。
でもあなたにとってもこうした方がいいと..
過去からは逃げられないものね。」
「どういう意味ですか?」
「どんなに捨て去ったと思っていた事でも
完全に消えてなくなる事はないんだと思い知らされたわ。
実は私と謙治さんはもう40年も前になるかしら?
一時お付き合いしてたことが..
勿論そんな事はもう関係ないと思っていた。でもね」
「もう結構です」
「ごめんなさい、隠していたつもりは..
あの時は本当にあなたのお役に立ちたいと..
でも心のどこかではあの人がどうやってここまで大きくなったのか
それを知りたいと思っていたのかも..
それが結果的にあなたを裏切るようになって..
とても申し訳ないと思っています。」
「謝らないで下さい 悪いのは俺だ
やはり 他人を巻き込むべきではなかった」
その話を廊下で立ち聞きしてる仁、退場。
このドラマはどこもかしこも声が筒抜け過ぎ。
盗聴器なんていらねー。
Club Meguにて恵&珠希
「無事に切り抜けれたみたいで良かった..」
「でも恭介さんの怒りがおさまったわけでは..」
「このままだと加賀見病院も恭介さんも共倒れに..」
「そんな事はさせません。
私が思い描いているのは新しい加賀見家..
悟さんとお母さんを中心とした。」
「何を言ってるの?謙治さんと映子さんは..?」
「母はそれが加賀見家の為なら出ていってもいいと..」
「あなたそんな事本気で?」
「本気です。お母さんが彩の事を思って下さるのは何よりも嬉しい事..
加賀見病院と恵さんの会社が一つになってくれたらと..」
「何を言っているの、、そういう問題じゃないわ。」
「全ては彩の為なんです。」
「彩は今、映子さんを本当のお婆ちゃんだと思っているのよ?」
「本来ならお婆ちゃんと呼ばれるべきはお母さんなんです。」
「あなたの気持ちは嬉しいわ。でもあなたの考えには頷けない。
これまでの映子さんの11年間を否定するわけには..
彩を大切に思う気持ちは分かるわ。
でもその為に誰を傷つけてもいいとは思わない。
今の話は聞かなかった事にするからもう帰りなさい。」
帰る珠希、どこからともなく仁登場で
「珠希さんも姉さんの立場を気遣ってあんな事を..
こんな事になるなら姉さんも加賀見家に遠慮して
身を引くことなんかなかった..
少しくらい珠希さんの言葉に甘えたって。」
「遠慮なんかしてないわ。本気で言ったのよ?
彩のためには今のままが一番なのよ。」
「バカだよな〜姉さんは〜。」
「バカで結構よ。」
院長室にて悟&恭介。
「今回の事は結局は兄さんが手を引いてくれたって事で..?」
「どうとってもらっても構わない」
「珠希の事があったから?
結局兄さんは珠希を助けたって事か。
まだ愛してるんですか?」
「そんなに自信がないのか?俺はお前とは違う
過去の恨みも忘れて 平穏の上に胡座をかいているような女に 興味はない」
「それを聞いて安心しました。
今日お呼びしたのは兄さんに処分をお伝えするためです。
兄さんを雇い入れると決めたのは俺だ。
あの時は日本で居場所のない兄さんに手を差し伸べてやるんだという
おごりがあった。きっかけを与えた俺にも責任はある。
今回はあえてこちらから出て行けと言うつもりはありません。
しかしあなたに辞職の気持ちがあるなら止めはしません。」
廊下にてポケットに手を突っ込み歩く恭介。
さすが異母兄弟、亮太のお得意ポーズを受け継いでます。
そこへ謙治
「残念だったな。」
「あなたが奥村さんまで取り込んでいたとは 意外でしたよ
出て行けと言いたい所でしょうが 私はここに居座り続けます」と退場恭介。
奥村の見舞いに来た謙治。
「それにしても驚いたよ。
命の恩人の恭介をあっさり裏切るとはな。
どういうの心境の変化だ?」
「結果的には裏切る事になったかもしれない。
でもね恭介さんだって一度は今回の計画は止めて欲しいって..」
「あの男、一体何を企てているのか、、
恭介は俺が君の事を取り込んだと思い込んでるぞ。
一体アイツに何を話したんだ?」
「私達の過去について。」
「また、余計な事を、、」
「ごめんなさい。他にいい言い訳が思い付かなかったの。
七瀬珠希。その名前に心当たりがあったから調べたのよ。」
「どこかで珠希と繋がりがあったという事か?」
「娘よ。七瀬珠希は私が捨てた娘なの。」
===つづく===
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