■夏の秘密(第58話)
2009年8月19日 夏の秘密浮舟にて再開発に反対派(和美たち)vs賛成派(雄介たち)でバトル。
反対すると思ってたフキまで賛成派に。
雄介vs和美、
「いい加減俺ら若い世代に任せてくれないかな?時代は川の流れと同じ。
いつまでも一つのところに留まってちゃ濁って腐っちまう。」
「うるさいッ!!!
だからっていつも流れてるばかりじゃ魚だって住めやしないんだよ!」
「そうだ!」←ジジイも応戦
「大体、一人で大きくなったような顔して誰がオムツ替えたと思ってんの?」
「その内あなたの、替えてげますから」
「ありがとう、ペコリ..じゃないんだよ!この罰当たり!」
とひとりボケツッコミを披露する和美なのである。
そこへ龍一登場。
再開発計画の賛成派と反対派の調停役を任されたようです。
==
夕顔荘にて伊織&龍一。
「不景気の時期に再開発なんて誰が..」
「再開発をきっかけに土地が整備されればそれはそれで結構なことだと..」
「あんたは賛成派か。」
「アハ〜ッ、そうじゃないが..
まっ、要は開発企業との交渉次第だという気も..」
龍一にビールを勧める伊織。
「まだ日は高いよ。」と断る龍一。
「世の中盆休みだ。それともまだあの薬を?」
「フッ。いただくよ。」と仕方なく飲んでる風の龍一。
龍一、高広との会話を回想。
『『再開発計画?』』
『『今はグループの関連会社に命じて土地の買収を進めている.
一日も早く交渉が進展するよう君にも水面下で動いてもらいたい。』』
『『分かりました。ですがまさか社長が
あの夕顔荘一体の再開発をお考えだとは少々驚きました。』』
『『驚いたのは私だ。聞けばあそこはあの被害者が住んでいた所だそうだね。
君を窮地に追い込んだ因縁の場所でもある夕顔荘を
この地上から永遠に消してしまう役目を与えようと言うんだ。
君以上に相応しい人選はないと思うが、どうかね?』』
「ところでちょっと聞きたいんだが
大家が立ち退いてくれって言ったら従うしかないんだろうか?」
「それが正当な理由なら弁護士としてもちろん力になるが
だが友人としてはあまり賛成できないな。」
龍一、伊織を『友人』と言う割には裏では『あの男』呼ばわり。
「新しい工場だってもうじき完成するんだろ?
これを機にフキさんと一緒に新しい土地で新しい人生を始めた方がいい。」
「ところで、あんた生まれはどこだっけ?東京?それとも」
とサラッと聞く伊織。警戒してるふうの龍一。
==
アトリエKにてセリから夕顔荘取り壊しを聞く紀保。
「私、あの町が鬱陶しくて早くうちを飛び出したくって
いつかみんなを見返してやるって思ってたのに
いざ、なにもかもあの町ごと消えてしまうと思ったら何か妙な気分。
私、やっぱりあの町のこと好きだったのかな〜?」
そんなセリの言葉なんて全く耳に入っておらず
一人空想の世界に入ってる紀保、ポカ〜ン。
==
新居にて龍一&紀保。
「そんなこと、誰に聞いたの?」
「セリちゃんよ。あの町が無くなるなんて何だか寂しいわ。
あそこに住んでる人たち、みんな気持ちのいい人ばかりで
七夕にはみんなで山車をつくってね近所の神社に奉納して」
紀保の話に全く興味ねえ龍一、パソコンに夢中。
あまりに無反応なので紀保、「ココアよ。少し休めば?」と龍一に差し出す。
「ありがとう。」
ピコーン(メール受信の音)
「またNYから?」
「うん。電話だと言った言わないの水掛け論になるがメールなら証拠が残る。
おかげで便利になったようなやたら窮屈になったような。」
「ところで龍一さん、あなたが生まれたのは東京だったわよね?」
「そうだよ。だが厳密に言えば横浜だ。」
「横浜?」←一応すっとぼける紀保たん。
「僕が生まれた時、父は単身赴任中で母は実家のある横浜で僕を生んだ。
それから一年あまりして父が戻って東京で暮らすように..
それがどうかした?」
「ううん。でも初めて聞いたわ。横浜で生まれたなんて。」
「僕が話すのは今日これで二回目だ。
実は同じことをある人にも聞かれてね。
それが誰か言わなくても心当たりがあるはずだ。」
と紀保を見つめる龍一。
「そう、偶然ね。」と笑顔でごまかし「ごめんなさい、お仕事の邪魔して。」
とシラーーッと去ろうとする紀保を呼び止め
「君もあの男も僕がどこで生まれたかどうしてそんなに気になる?
二人でまた何をやってるんだぁ?
言うんだ紀保ぉ!」と紀保の腕を掴む龍一。
「君はまさか今でもあの男を、、そうなのか?」
「そうって何が?第一あの男って」←すっとぼける紀保たん。
「好きなんだろ?瀬田伊織が。ハッキリ言ったらどうだ!」
紀保の肩を掴み
「今でもあの男と二人っきりで会ってるんだろー!
会って何をしてる?言うんだぁー!」
「放して!」
パッチャーーーン(紀保の持ってたコップが落ちた音)
「ええ、会ってるわ。会って話をしてるの。それだけよ。」
「それだけって。君は僕の妻だ。
僕以外の男と何を話す必要がある?言えよ!何もかも話すんだぁぁ!」
「よして!龍一さんこそ、私に何か隠してることはない?あるなら話して!」
「聞いてるのはこっちだぁぁぁ!!!」
再び紀保の肩を掴み
「言うんだぁー!あの男と何をしてるー!今日も二人で会ったんだろぉー!」
「やめてぇ!!」と龍一を払いのける紀保にビンタしようとする龍一。
手は「私、やりました」的な手の開き具合です。
ショックで寝室へ駆け込む紀保。
それにしてもベランダの窓全開で丸聞こえですよ。
龍一は引き出しから例の薬を取り出しバリボリと噛み砕いております。
しかもそれをココアで飲んじゃいましたよ!←どうなの?
==
伊織、みのりの部屋にて遺書を眺めながら
“ みのり、お前は誰が何と言おうと自殺じゃない。
そうだろ?あいつだ。あの男がお前を! ”
遺書を引き出しにしまって考え事をしようとしたら
「伊織さん、、」
また今日もいつの間にやらフキ登場。
驚く伊織。←そりゃそうだ。
「私のこと、怒ってる?
勝手に工場を手渡すなんて決めちゃって。」
今は怒りより驚きの方が大きい伊織、無視。
「でもそうした方がいいと思ったの。この場所を離れない限り、
伊織さんはいつまでも一年前のあの夏から自由になれないもの。
幸せになりましょう」
と手を添えるフキ。
「亡くなったみのりさんの分まで..」
フキの手を握る伊織←もたれかかるフキ←押し倒す伊織
スキス〜まであと数ミリってところでみのりのことを思い出し飛び起きる。
「悪いフキさん。あの夏に決着をつけるまでもう少しもう少しだけ
俺の好きにさせてほしい。」とダッシュで退場伊織。
残されたフキ、婚約指輪をサスサス。
フキってこういう惨めな役似合うな〜。
==
寝室にて電気もつけずお通夜モードの紀保。
そこへ龍一が謝りに。
「このところ、気の抜けない事案が多くてね。
だからって仕事のストレスを君にぶつけるなんて最低だ。
申し訳ない。」
「私の方こそ、ごめんなさい。
でも無理しないで。私心配なの。」
「ありがとう、紀保。」
スキス〜後、またまたいい感じのところで龍一、
みのりとの事を思い出し慌てて部屋を出る。
頭を抱え座り込む龍一。
==
診療所にて護&加賀。
護、ピンクのフリフリエプロンつけて朝食の準備をしてたようです。
そこへ雄介登場で加賀、
「お前の言う通り、廃業してここを手放すことにした。
ついてはできるだけ高く買ってくれよ。」
「もちろんだよ、俺に任せてくれれば絶対悪いようにはしないから。」
「けど、いいのかよ?廃業するって、、」と焦る護。
「ここらがいい潮時だ。」と朝食にいく加賀。
「どうよ、ここ最後まで手こずるんじゃないかと覚悟してたけど
案外呆気無かったな。」と笑顔の雄介。
しかしフライ返しにピンクのエプロンつけた護は困惑顔。
==
浮舟にて蔦子に、加賀が診療所を廃業することを伝える護。
「あの土地、できるだけ高く手放して、
どっかの温泉地にでも行ってのんびり余生を過ごすってよ。
この店の権利証、黙って持ち出したのは悪かったが
できるだけ高く売るつもりだ。
その金持って、なんなら先生の後でも追いかけるんだな。」
「何言ってんのよ、心配しなくてもここの権利証はお前にくれてやるよ。
遅かれ早かれそうするつもりだった..だから私のことは気にせずに..」
「いいから、たまには俺の言うこと聞けよぉ〜!
今までさんざん俺や紅夏のために苦労してきたんだ。
これからは少し位自分の幸せ考えろよ。
これでも俺はあんたの」
しばし見つめ合い
「いいよ。勝手にしろよ!」
と出て行こうとしたら大慌てで和美が登場。
「それが分かったのよ!ハァハァ〜。とにかくお水!ハァハァ」
と相変わらずオーバーな和美なのである。
==
龍一のパソコンをチェックする紀保。
“ 疑いたくはない。でも何かが起きてる。
龍一さんの身になにかが。 ”
引き出しから瓶を発見し
「精神安定剤..龍一さんいつからこんなもの..」と不安な表情の紀保。
==
浮舟にて水をがぶ飲みする和美。
落ち着いたところで本題。
「分かったって一体何が?」
「それが例の再開発。ありとあらゆるツテを頼って調べてきたの。
長年培った不動産屋のネットワークを駆使してさぁ。ハァ〜ハァ〜
なんでもこの辺りの土地を買収してるのはミツボシケンセツっていう
小さな会社でね、でもその後ろには、、」
と周りを見渡す和美。護がいたので店先に移動し
「ミツボシケンセツの裏で操ってるのは、、
なんと、、、」
そこへ伊織登場。
「あっ!伊織さん!ちょっとちょっと。
例の再開発、裏で動いてるの、誰か分かったのよ。
ほら!あんたもよく知ってる、紀保さんのお父さんの会社!」
「羽村エンタープライズ..」
「そうなのよ!」
と一同驚いてるところにひょっこり龍一登場。←みんな龍一に注目
「おはようございます。みなさん、どうかしましたか?」
龍一を見つめる伊織。
====つづく====
反対すると思ってたフキまで賛成派に。
雄介vs和美、
「いい加減俺ら若い世代に任せてくれないかな?時代は川の流れと同じ。
いつまでも一つのところに留まってちゃ濁って腐っちまう。」
「うるさいッ!!!
だからっていつも流れてるばかりじゃ魚だって住めやしないんだよ!」
「そうだ!」←ジジイも応戦
「大体、一人で大きくなったような顔して誰がオムツ替えたと思ってんの?」
「その内あなたの、替えてげますから」
「ありがとう、ペコリ..じゃないんだよ!この罰当たり!」
とひとりボケツッコミを披露する和美なのである。
そこへ龍一登場。
再開発計画の賛成派と反対派の調停役を任されたようです。
==
夕顔荘にて伊織&龍一。
「不景気の時期に再開発なんて誰が..」
「再開発をきっかけに土地が整備されればそれはそれで結構なことだと..」
「あんたは賛成派か。」
「アハ〜ッ、そうじゃないが..
まっ、要は開発企業との交渉次第だという気も..」
龍一にビールを勧める伊織。
「まだ日は高いよ。」と断る龍一。
「世の中盆休みだ。それともまだあの薬を?」
「フッ。いただくよ。」と仕方なく飲んでる風の龍一。
龍一、高広との会話を回想。
『『再開発計画?』』
『『今はグループの関連会社に命じて土地の買収を進めている.
一日も早く交渉が進展するよう君にも水面下で動いてもらいたい。』』
『『分かりました。ですがまさか社長が
あの夕顔荘一体の再開発をお考えだとは少々驚きました。』』
『『驚いたのは私だ。聞けばあそこはあの被害者が住んでいた所だそうだね。
君を窮地に追い込んだ因縁の場所でもある夕顔荘を
この地上から永遠に消してしまう役目を与えようと言うんだ。
君以上に相応しい人選はないと思うが、どうかね?』』
「ところでちょっと聞きたいんだが
大家が立ち退いてくれって言ったら従うしかないんだろうか?」
「それが正当な理由なら弁護士としてもちろん力になるが
だが友人としてはあまり賛成できないな。」
龍一、伊織を『友人』と言う割には裏では『あの男』呼ばわり。
「新しい工場だってもうじき完成するんだろ?
これを機にフキさんと一緒に新しい土地で新しい人生を始めた方がいい。」
「ところで、あんた生まれはどこだっけ?東京?それとも」
とサラッと聞く伊織。警戒してるふうの龍一。
==
アトリエKにてセリから夕顔荘取り壊しを聞く紀保。
「私、あの町が鬱陶しくて早くうちを飛び出したくって
いつかみんなを見返してやるって思ってたのに
いざ、なにもかもあの町ごと消えてしまうと思ったら何か妙な気分。
私、やっぱりあの町のこと好きだったのかな〜?」
そんなセリの言葉なんて全く耳に入っておらず
一人空想の世界に入ってる紀保、ポカ〜ン。
==
新居にて龍一&紀保。
「そんなこと、誰に聞いたの?」
「セリちゃんよ。あの町が無くなるなんて何だか寂しいわ。
あそこに住んでる人たち、みんな気持ちのいい人ばかりで
七夕にはみんなで山車をつくってね近所の神社に奉納して」
あまりに無反応なので紀保、「ココアよ。少し休めば?」と龍一に差し出す。
「ありがとう。」
ピコーン(メール受信の音)
「またNYから?」
「うん。電話だと言った言わないの水掛け論になるがメールなら証拠が残る。
おかげで便利になったようなやたら窮屈になったような。」
「ところで龍一さん、あなたが生まれたのは東京だったわよね?」
「そうだよ。だが厳密に言えば横浜だ。」
「横浜?」←一応すっとぼける紀保たん。
「僕が生まれた時、父は単身赴任中で母は実家のある横浜で僕を生んだ。
それから一年あまりして父が戻って東京で暮らすように..
それがどうかした?」
「ううん。でも初めて聞いたわ。横浜で生まれたなんて。」
「僕が話すのは今日これで二回目だ。
実は同じことをある人にも聞かれてね。
それが誰か言わなくても心当たりがあるはずだ。」
と紀保を見つめる龍一。
「そう、偶然ね。」と笑顔でごまかし「ごめんなさい、お仕事の邪魔して。」
とシラーーッと去ろうとする紀保を呼び止め
「君もあの男も僕がどこで生まれたかどうしてそんなに気になる?
二人でまた何をやってるんだぁ?
言うんだ紀保ぉ!」と紀保の腕を掴む龍一。
「君はまさか今でもあの男を、、そうなのか?」
「そうって何が?第一あの男って」←すっとぼける紀保たん。
「好きなんだろ?瀬田伊織が。ハッキリ言ったらどうだ!」
紀保の肩を掴み
「今でもあの男と二人っきりで会ってるんだろー!
会って何をしてる?言うんだぁー!」
「放して!」
パッチャーーーン(紀保の持ってたコップが落ちた音)
「ええ、会ってるわ。会って話をしてるの。それだけよ。」
「それだけって。君は僕の妻だ。
僕以外の男と何を話す必要がある?言えよ!何もかも話すんだぁぁ!」
「よして!龍一さんこそ、私に何か隠してることはない?あるなら話して!」
「聞いてるのはこっちだぁぁぁ!!!」
再び紀保の肩を掴み
「言うんだぁー!あの男と何をしてるー!今日も二人で会ったんだろぉー!」
「やめてぇ!!」と龍一を払いのける紀保にビンタしようとする龍一。
手は「私、やりました」的な手の開き具合です。
ショックで寝室へ駆け込む紀保。
それにしてもベランダの窓全開で丸聞こえですよ。
龍一は引き出しから例の薬を取り出しバリボリと噛み砕いております。
しかもそれをココアで飲んじゃいましたよ!←どうなの?
==
伊織、みのりの部屋にて遺書を眺めながら
“ みのり、お前は誰が何と言おうと自殺じゃない。
そうだろ?あいつだ。あの男がお前を! ”
遺書を引き出しにしまって考え事をしようとしたら
「伊織さん、、」
驚く伊織。←そりゃそうだ。
「私のこと、怒ってる?
勝手に工場を手渡すなんて決めちゃって。」
「でもそうした方がいいと思ったの。この場所を離れない限り、
伊織さんはいつまでも一年前のあの夏から自由になれないもの。
幸せになりましょう」
と手を添えるフキ。
「亡くなったみのりさんの分まで..」
フキの手を握る伊織←もたれかかるフキ←押し倒す伊織
スキス〜まであと数ミリってところでみのりのことを思い出し飛び起きる。
「悪いフキさん。あの夏に決着をつけるまでもう少しもう少しだけ
俺の好きにさせてほしい。」とダッシュで退場伊織。
残されたフキ、婚約指輪をサスサス。
フキってこういう惨めな役似合うな〜。
==
寝室にて電気もつけずお通夜モードの紀保。
そこへ龍一が謝りに。
「このところ、気の抜けない事案が多くてね。
だからって仕事のストレスを君にぶつけるなんて最低だ。
申し訳ない。」
「私の方こそ、ごめんなさい。
でも無理しないで。私心配なの。」
「ありがとう、紀保。」
スキス〜後、またまたいい感じのところで龍一、
みのりとの事を思い出し慌てて部屋を出る。
頭を抱え座り込む龍一。
==
診療所にて護&加賀。
護、ピンクのフリフリエプロンつけて朝食の準備をしてたようです。
そこへ雄介登場で加賀、
「お前の言う通り、廃業してここを手放すことにした。
ついてはできるだけ高く買ってくれよ。」
「もちろんだよ、俺に任せてくれれば絶対悪いようにはしないから。」
「けど、いいのかよ?廃業するって、、」と焦る護。
「ここらがいい潮時だ。」と朝食にいく加賀。
「どうよ、ここ最後まで手こずるんじゃないかと覚悟してたけど
案外呆気無かったな。」と笑顔の雄介。
しかし
==
浮舟にて蔦子に、加賀が診療所を廃業することを伝える護。
「あの土地、できるだけ高く手放して、
どっかの温泉地にでも行ってのんびり余生を過ごすってよ。
この店の権利証、黙って持ち出したのは悪かったが
できるだけ高く売るつもりだ。
その金持って、なんなら先生の後でも追いかけるんだな。」
「何言ってんのよ、心配しなくてもここの権利証はお前にくれてやるよ。
遅かれ早かれそうするつもりだった..だから私のことは気にせずに..」
「いいから、たまには俺の言うこと聞けよぉ〜!
今までさんざん俺や紅夏のために苦労してきたんだ。
これからは少し位自分の幸せ考えろよ。
これでも俺はあんたの」
しばし見つめ合い
「いいよ。勝手にしろよ!」
と出て行こうとしたら大慌てで和美が登場。
「それが分かったのよ!ハァハァ〜。とにかくお水!ハァハァ」
と相変わらずオーバーな和美なのである。
==
龍一のパソコンをチェックする紀保。
“ 疑いたくはない。でも何かが起きてる。
龍一さんの身になにかが。 ”
引き出しから瓶を発見し
「精神安定剤..龍一さんいつからこんなもの..」と不安な表情の紀保。
==
浮舟にて水をがぶ飲みする和美。
落ち着いたところで本題。
「分かったって一体何が?」
「それが例の再開発。ありとあらゆるツテを頼って調べてきたの。
長年培った不動産屋のネットワークを駆使してさぁ。ハァ〜ハァ〜
なんでもこの辺りの土地を買収してるのはミツボシケンセツっていう
小さな会社でね、でもその後ろには、、」
と周りを見渡す和美。護がいたので店先に移動し
「ミツボシケンセツの裏で操ってるのは、、
なんと、、、」
そこへ伊織登場。
「あっ!伊織さん!ちょっとちょっと。
例の再開発、裏で動いてるの、誰か分かったのよ。
ほら!あんたもよく知ってる、紀保さんのお父さんの会社!」
「羽村エンタープライズ..」
「そうなのよ!」
と一同驚いてるところにひょっこり龍一登場。←みんな龍一に注目
「おはようございます。みなさん、どうかしましたか?」
龍一を見つめる伊織。
====つづく====
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