■愛讐のロメラ(第56話)
2008年12月17日 愛讐のロメラ三枝、救急車を呼ぶ。
加賀見家に恭介からの電話をとる珠希。
「彩が?嘘でしょ!!彩は生きてるの!?
すぐに病院に向かいます。」
「彩がどうしたんだ!?」と謙治達。
「高い所から落ちて頭を打ったそうです。
意識がありません。加賀見病院に搬送されるそうです。」
ストレッチャーで運ばれる彩に付き添う恭介。
「彩!彩!」と駆け寄る悟&珠希。
「左側頭部を強打した 本当にすまない」ぺこり
「ふざけるな!!」と恭介を押す悟。
「彩に何をしたんだ!」
そこへ謙治&映子登場。
珠希、「とにかく急ぎましょう。」と彩を運び込む。
オペ室前にて待機する珠希&悟&謙治&映子。
「兄さんが本当に彩に手を出したなんて..」
「恭介さんは自分から連絡を..だから故意にやったわけでは..」
「娘を怪我させられたのにそれでも兄さんを庇うのか!」
「こんな所でやめないか!」と謙治。
「俺は兄さんを、あの男を絶対に許さない!」と怒り心頭の悟。
そこへ恭介登場。
「どういう事だ!」と詰め寄る悟。
「すまない」ぺこり
「どういう事だって聞いてるんだよぉっっっ!!」
と恭介を壁に押し付け胸ぐらをつかむ悟。
「誘拐なんて卑怯なことをしておきながら
挙げ句の果てに彩を!!何が病院を正すだ!!
何が加賀見家の信頼をとり戻すだよ!!」
「悟、もういい。」と悟を取り押さえる謙治。
パチンッッッ!! 映子、恭介をビンタ。
「なんて事をしたの!なんて事を..
今すぐここから出て行きなさい!」
ぺこり退場恭介。
「ごめんなさい。」ぺこり映子。
そこへ彩が運ばれてくる。
医者「開頭はせず点滴をして様子をみるしかありません。
あとは、意識が戻るかどうか..
このまま意識が回復しないということも..」
病室にて彩を見守る加賀見家の人々。
「医局へ行ってきます。」と退出珠希。
廊下に椅子に座り待機中の恭介とご対面。
「意識はまだ戻りません。もしかしたらこのままという事も..」
「本当にすまない」ぺこり
「いいえ。あの子がうちに帰りたがらなかった責任は
母親の私にもありますから。何があったんですか?」
三枝立ち聞き。
「すまない 俺の責任だ 君の大事な娘にこんな事を
すまない」ぺこり
「彩は、彩はあなたの、、
あなたのことを慕っています。
彩から遠ざかるようなことはしないで下さい。
母親としてお願いします。」
「だが俺は」
「彩を誘拐したことは許せません。
でもこれからはもう過去に捕われるのは止めて下さい。
今日はお帰り下さい。」
「君や悟からはどんな仕打ちを受ける事も覚悟はできてる」
「お母さんはきっと悟さんの怒りや制裁からあなたを守るために
..恨みの連鎖を断ち切ろうとあんな事を..」
三枝、思いっきり見える場所で堂々と立ち聞き中。
==恭介を怒りのまま誘拐に走らせたのも
誘拐した彩を実の娘だと知らせずにいることも
全て自分のせいだと、珠希は改めて自分の罪の深さに震えるのでした。==
彩の病室にて悟&珠希。
「仕事の方はシフトを組み替えてもらいました。」
「君は母親なのによく冷静でいられるな。」
「冷静じゃありません。」
「それじゃ、無意識のうちに兄さんを庇ったって言うのか?
彩がこんな目にあったんだぞ。
俺は許さない!もしこのまま目を覚さないなんて事になったら
俺があの男を殺してやるよ!」
未だ廊下の椅子で待機中の恭介に帰るよう促す三枝。
「やっぱり私からみなさんに説明します。
このままじゃ恭介一人が悪者に..」
「君は関係ない」と立ち去る恭介。
ホテルにて三枝&恭介。
テーブルの上にあるベルトのとれたピンクの時計を手に取る恭介。
「それ彩ちゃんのだけど落ちた時に壊れちゃったみたいで..
恭介さんと珠希さんは11年前..
こんな事になるなんてね、、早く意識が戻ればいいんだけど..」
加賀見家和室にて仏壇の前で手をあわす映子。
英夫の遺影を見つめる。
彩の病室にて、未だ意識を取り戻さない彩に話しかける珠希。
「彩がいなくなったらお母さんもう生きてる意味がないの..」
寝てる悟に毛布をかける珠希。
目覚める悟に「一度うちに戻って着替えを取ってきます。」と退場珠希。
朝、相変わらず和室にいる映子。
「一晩中ここにいたのか?」と謙治登場。
「この家を出て行きます。」
「恭介の事で責任を感じているならそれは違うぞ。
彩の事は恭介自身の問題だ。」
「確かに恭介の責任です。
でも恭介をあそこまで追い込んだのは私とあなたの責任..
離婚しましょう。あなたと私の関係はこれで終わりです。」
「こんな時に離婚だなんて切り出すのはおかしいぞ。」
「話をする機会なら今までいくらだって..
それをあなたはご自分で捨ててきた..
もう二度と話す機会はないでしょう。
長い間お世話になりました。」ぺこり
「彩はどうする気だ?見捨てる気か?」
「病院に会いに行きます。
あなたと暮らすつもりはもうありません。」
「映子待ちなさい。彩の事で気が動転してるだけだ..」
「私は優しくて弱いあなたが人間らしくて好きだったわ。
その優しさだけは信じられると思って今までやってこれたんです。
あなたは優しくて根は良い人かもしれないけど
ずるい人だわ。救いようもなくずるい人。」
「君はどうなんだ?」
「私もそうよ。守るべき加賀見家なんてとっくになくなってるのに
自分の居場所を守りたかっただけのずるい女だわ。」退場映子。
珠希一時帰宅。目の前には荷物を持った映子の姿。
「お母さん、どうしたんですか?」
「この家を出て行くわ。あなたには本当に酷い事をした..
ごめんなさい。ぺこり
本当に良くできた嫁で私にとっていい娘だったわ。」
「彩はお母さんの孫..彩にはお母さんが必要なんです。」
「病院には必ず会いに行く。それじゃ。」
「お母さんは彩の..」
「ごめんなさい。」退場映子。
和室にて謙治&珠希。
「映子が出て行った。もう戻らんかもしれん。」
「彩の為にもこの家に戻っていただきたい..
その為にもお父様は恭介さんの事をどうお考えですか?」
「このままというわけにも..」
「私はお母さまにこの家に戻っていただく為にも
恭介さんにはそのまま加賀見病院に居てもらいたいと..」
「そんな事ができるのかな。」
「彩の怪我は事故..人は弾みで罪を犯してしまう事も..
私はお父様の事を疑ってはいません。
でも恭介さんは違います。
今ここで恭介さんを排除しても恭介さんの心の中にある
お父様への恨みがいつまた形をかえて牙を剥くかも..
お母さんだって恭介さんには加賀見病院にいてもらいたいと思って..」
一条という表札の昔ながらの金持ち風の家にて映子。
どうも実家ようですね。
「お嬢様、お茶が入りました。」
「ふっふふふ〜この歳になってお嬢様はやめてちょうだい。」
「でも生きて再びお嬢様にお使えすることが出来てわたくしは幸せです。」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。」
彩の病室にて付きっきりの悟、そこへ三枝登場。
「彩ちゃんが怪我をした時、私もその場に..
土手を走って転んでしまって..」
「兄さんを庇いにきたのか?彩が悪いと言いにきたのか!」
「彩ちゃんを無断で預かった事は恭介さんも悪いと..」
「預かったんじゃない、誘拐だ!!」
「彩ちゃんは自分でホテルに..」
「それも本当かどうか疑わしい。」
「彩ちゃん、本当に恭介さんの事が好きみたいで、だから」
「そんなことはない!!」
「それなら一つ聞かせて下さい。彩ちゃんは本当に悟さんの子供なんですか?」
「何を根拠にそんな事を言うんだ?」
「こんな事故があったのに珠希さんは恭介さんに
彩ちゃんの傍に居てあげてほしいって話してたんですよ?
もしかしたら11年前、二人の間に..」
「やめろ!失礼な事を言うな!!
そんな事あるはずがない、、あるはずがない、、」
廊下にて医師に
「珠希先生の患者は全て私にまわして下さい。」と恭介。
そこへ珠希登場。
「今俺に出来る事は 君や悟が彩に付き添っていられるように
働くことしかない。」
「お母さまがうちを出て行きました。
もし恭介さんに連絡があったら教えて下さい。」
「分かった」
そこへ「何してるんだ!」と悟登場。
「白衣なんか着てまだこの病院にいるつもりか?」
「悟さん、恭介さんは私達が彩に付き添っていられるよう
代わりをつとめて下さるって。」
「彩があんな状態なのに平気な顔して働く気か!!」
と胸ぐらを掴む悟。
「悟さん、話なら院長室でしましょう。ここでは..」
院長室にて悟、
「白衣を脱いでくれ!」
反応なしの恭介。
「脱げよ!!!」と悟。
渋々脱ぐ恭介。
「本当なら警察に突き出したっていいんだ。
医者としてこのままここで働く気が?」
「気の済むようにしてくれ 覚悟は出来ている」
「三枝さんから聞いた。」と謙治&三枝登場。
「彩の件は事故だ。彩が自分で足を踏み外したんだ。
防ぎ用がなかった。」
「それでも責任は俺にあります」
「当然だ。」
という悟に謙治、
「悟、恭介を責めるな。」
「偉そうな口をきかないで下さい!
元はと言えば全部父さんが招いた結果だろ!
父さんが亮太の骨髄移植をさせなかったから..
亮太を見捨てたからだろ!」
「それは違うぞ。」
「何が違うっていうんだ?!
犯罪者同士庇い合う気ですか?」
「亮太を殺したのは私です。私がこの手で亮太を..
恭介さんじゃありません。
悟さんだって本当は気付いてたんでしょ?
悟さんが恨まなければならないのは私です。」
「そうやってまた兄さんや父さんを庇うのか?
いい加減にしろよ。君は何故そこまで兄さんを..
何か他の理由があるんじゃないのか?」
「悟、やめるんだ。」
「とにかく、俺は兄さんを許さない。」と退場悟。
彩の病室へ向かった悟。
三枝に言われた『『彩ちゃんは本当に悟さんの子供なんですか?』』
を回想中の悟。
==つづく===
あと7話。早く終わらないかな〜。
加賀見家に恭介からの電話をとる珠希。
「彩が?嘘でしょ!!彩は生きてるの!?
すぐに病院に向かいます。」
「彩がどうしたんだ!?」と謙治達。
「高い所から落ちて頭を打ったそうです。
意識がありません。加賀見病院に搬送されるそうです。」
ストレッチャーで運ばれる彩に付き添う恭介。
「彩!彩!」と駆け寄る悟&珠希。
「左側頭部を強打した 本当にすまない」ぺこり
「ふざけるな!!」と恭介を押す悟。
「彩に何をしたんだ!」
そこへ謙治&映子登場。
珠希、「とにかく急ぎましょう。」と彩を運び込む。
オペ室前にて待機する珠希&悟&謙治&映子。
「兄さんが本当に彩に手を出したなんて..」
「恭介さんは自分から連絡を..だから故意にやったわけでは..」
「娘を怪我させられたのにそれでも兄さんを庇うのか!」
「こんな所でやめないか!」と謙治。
「俺は兄さんを、あの男を絶対に許さない!」と怒り心頭の悟。
そこへ恭介登場。
「どういう事だ!」と詰め寄る悟。
「すまない」ぺこり
「どういう事だって聞いてるんだよぉっっっ!!」
と恭介を壁に押し付け胸ぐらをつかむ悟。
「誘拐なんて卑怯なことをしておきながら
挙げ句の果てに彩を!!何が病院を正すだ!!
何が加賀見家の信頼をとり戻すだよ!!」
「悟、もういい。」と悟を取り押さえる謙治。
パチンッッッ!! 映子、恭介をビンタ。
「なんて事をしたの!なんて事を..
今すぐここから出て行きなさい!」
ぺこり退場恭介。
「ごめんなさい。」ぺこり映子。
そこへ彩が運ばれてくる。
医者「開頭はせず点滴をして様子をみるしかありません。
あとは、意識が戻るかどうか..
このまま意識が回復しないということも..」
病室にて彩を見守る加賀見家の人々。
「医局へ行ってきます。」と退出珠希。
廊下に椅子に座り待機中の恭介とご対面。
「意識はまだ戻りません。もしかしたらこのままという事も..」
「本当にすまない」ぺこり
「いいえ。あの子がうちに帰りたがらなかった責任は
母親の私にもありますから。何があったんですか?」
三枝立ち聞き。
「すまない 俺の責任だ 君の大事な娘にこんな事を
すまない」ぺこり
「彩は、彩はあなたの、、
あなたのことを慕っています。
彩から遠ざかるようなことはしないで下さい。
母親としてお願いします。」
「だが俺は」
「彩を誘拐したことは許せません。
でもこれからはもう過去に捕われるのは止めて下さい。
今日はお帰り下さい。」
「君や悟からはどんな仕打ちを受ける事も覚悟はできてる」
「お母さんはきっと悟さんの怒りや制裁からあなたを守るために
..恨みの連鎖を断ち切ろうとあんな事を..」
三枝、思いっきり見える場所で堂々と立ち聞き中。
==恭介を怒りのまま誘拐に走らせたのも
誘拐した彩を実の娘だと知らせずにいることも
全て自分のせいだと、珠希は改めて自分の罪の深さに震えるのでした。==
彩の病室にて悟&珠希。
「仕事の方はシフトを組み替えてもらいました。」
「君は母親なのによく冷静でいられるな。」
「冷静じゃありません。」
「それじゃ、無意識のうちに兄さんを庇ったって言うのか?
彩がこんな目にあったんだぞ。
俺は許さない!もしこのまま目を覚さないなんて事になったら
俺があの男を殺してやるよ!」
未だ廊下の椅子で待機中の恭介に帰るよう促す三枝。
「やっぱり私からみなさんに説明します。
このままじゃ恭介一人が悪者に..」
「君は関係ない」と立ち去る恭介。
ホテルにて三枝&恭介。
テーブルの上にあるベルトのとれたピンクの時計を手に取る恭介。
「それ彩ちゃんのだけど落ちた時に壊れちゃったみたいで..
恭介さんと珠希さんは11年前..
こんな事になるなんてね、、早く意識が戻ればいいんだけど..」
加賀見家和室にて仏壇の前で手をあわす映子。
英夫の遺影を見つめる。
彩の病室にて、未だ意識を取り戻さない彩に話しかける珠希。
「彩がいなくなったらお母さんもう生きてる意味がないの..」
寝てる悟に毛布をかける珠希。
目覚める悟に「一度うちに戻って着替えを取ってきます。」と退場珠希。
朝、相変わらず和室にいる映子。
「一晩中ここにいたのか?」と謙治登場。
「この家を出て行きます。」
「恭介の事で責任を感じているならそれは違うぞ。
彩の事は恭介自身の問題だ。」
「確かに恭介の責任です。
でも恭介をあそこまで追い込んだのは私とあなたの責任..
離婚しましょう。あなたと私の関係はこれで終わりです。」
「こんな時に離婚だなんて切り出すのはおかしいぞ。」
「話をする機会なら今までいくらだって..
それをあなたはご自分で捨ててきた..
もう二度と話す機会はないでしょう。
長い間お世話になりました。」ぺこり
「彩はどうする気だ?見捨てる気か?」
「病院に会いに行きます。
あなたと暮らすつもりはもうありません。」
「映子待ちなさい。彩の事で気が動転してるだけだ..」
「私は優しくて弱いあなたが人間らしくて好きだったわ。
その優しさだけは信じられると思って今までやってこれたんです。
あなたは優しくて根は良い人かもしれないけど
ずるい人だわ。救いようもなくずるい人。」
「君はどうなんだ?」
「私もそうよ。守るべき加賀見家なんてとっくになくなってるのに
自分の居場所を守りたかっただけのずるい女だわ。」退場映子。
珠希一時帰宅。目の前には荷物を持った映子の姿。
「お母さん、どうしたんですか?」
「この家を出て行くわ。あなたには本当に酷い事をした..
ごめんなさい。ぺこり
本当に良くできた嫁で私にとっていい娘だったわ。」
「彩はお母さんの孫..彩にはお母さんが必要なんです。」
「病院には必ず会いに行く。それじゃ。」
「お母さんは彩の..」
「ごめんなさい。」退場映子。
和室にて謙治&珠希。
「映子が出て行った。もう戻らんかもしれん。」
「彩の為にもこの家に戻っていただきたい..
その為にもお父様は恭介さんの事をどうお考えですか?」
「このままというわけにも..」
「私はお母さまにこの家に戻っていただく為にも
恭介さんにはそのまま加賀見病院に居てもらいたいと..」
「そんな事ができるのかな。」
「彩の怪我は事故..人は弾みで罪を犯してしまう事も..
私はお父様の事を疑ってはいません。
でも恭介さんは違います。
今ここで恭介さんを排除しても恭介さんの心の中にある
お父様への恨みがいつまた形をかえて牙を剥くかも..
お母さんだって恭介さんには加賀見病院にいてもらいたいと思って..」
一条という表札の昔ながらの金持ち風の家にて映子。
どうも実家ようですね。
「お嬢様、お茶が入りました。」
「ふっふふふ〜この歳になってお嬢様はやめてちょうだい。」
「でも生きて再びお嬢様にお使えすることが出来てわたくしは幸せです。」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。」
彩の病室にて付きっきりの悟、そこへ三枝登場。
「彩ちゃんが怪我をした時、私もその場に..
土手を走って転んでしまって..」
「兄さんを庇いにきたのか?彩が悪いと言いにきたのか!」
「彩ちゃんを無断で預かった事は恭介さんも悪いと..」
「預かったんじゃない、誘拐だ!!」
「彩ちゃんは自分でホテルに..」
「それも本当かどうか疑わしい。」
「彩ちゃん、本当に恭介さんの事が好きみたいで、だから」
「そんなことはない!!」
「それなら一つ聞かせて下さい。彩ちゃんは本当に悟さんの子供なんですか?」
「何を根拠にそんな事を言うんだ?」
「こんな事故があったのに珠希さんは恭介さんに
彩ちゃんの傍に居てあげてほしいって話してたんですよ?
もしかしたら11年前、二人の間に..」
「やめろ!失礼な事を言うな!!
そんな事あるはずがない、、あるはずがない、、」
廊下にて医師に
「珠希先生の患者は全て私にまわして下さい。」と恭介。
そこへ珠希登場。
「今俺に出来る事は 君や悟が彩に付き添っていられるように
働くことしかない。」
「お母さまがうちを出て行きました。
もし恭介さんに連絡があったら教えて下さい。」
「分かった」
そこへ「何してるんだ!」と悟登場。
「白衣なんか着てまだこの病院にいるつもりか?」
「悟さん、恭介さんは私達が彩に付き添っていられるよう
代わりをつとめて下さるって。」
「彩があんな状態なのに平気な顔して働く気か!!」
と胸ぐらを掴む悟。
「悟さん、話なら院長室でしましょう。ここでは..」
院長室にて悟、
「白衣を脱いでくれ!」
反応なしの恭介。
「脱げよ!!!」と悟。
渋々脱ぐ恭介。
「本当なら警察に突き出したっていいんだ。
医者としてこのままここで働く気が?」
「気の済むようにしてくれ 覚悟は出来ている」
「三枝さんから聞いた。」と謙治&三枝登場。
「彩の件は事故だ。彩が自分で足を踏み外したんだ。
防ぎ用がなかった。」
「それでも責任は俺にあります」
「当然だ。」
という悟に謙治、
「悟、恭介を責めるな。」
「偉そうな口をきかないで下さい!
元はと言えば全部父さんが招いた結果だろ!
父さんが亮太の骨髄移植をさせなかったから..
亮太を見捨てたからだろ!」
「それは違うぞ。」
「何が違うっていうんだ?!
犯罪者同士庇い合う気ですか?」
「亮太を殺したのは私です。私がこの手で亮太を..
恭介さんじゃありません。
悟さんだって本当は気付いてたんでしょ?
悟さんが恨まなければならないのは私です。」
「そうやってまた兄さんや父さんを庇うのか?
いい加減にしろよ。君は何故そこまで兄さんを..
何か他の理由があるんじゃないのか?」
「悟、やめるんだ。」
「とにかく、俺は兄さんを許さない。」と退場悟。
彩の病室へ向かった悟。
三枝に言われた『『彩ちゃんは本当に悟さんの子供なんですか?』』
を回想中の悟。
==つづく===
あと7話。早く終わらないかな〜。
■愛讐のロメラ(第55話)
2008年12月16日 愛讐のロメラ悟、ホテルの恭介の部屋に電話したが出ない模様。
謙治に言われ一応警察に連絡したようです。
珠希、彩の部屋にて奥村に一応電話。
「彩の事知りませんか?帰ってこないんです。
もしかしてあなたが。。」
「私が?知らないわ。」
「すみません。疑ったりして。」
「いいのよ。母親なんだから子供がいなくなったら
動転しても仕方がないと思うわ。」
「ご心配はいりません、お騒がせしました。」
リビングにて悟
「もしかして誘拐された可能性があるんじゃ..」
「彩が知らない人について行くはずがありません!」と珠希。
「君が彩に自立した教育をするなんていうからこんな事に!!」
「悟!珠希さんを責めるのは違うと思うわ。
彩はきっと無事に帰ってくるわ。」と映子。
ホテルの恭介の部屋にて彩、
「おじさんの部屋で泊まりたかったな。」
「おじさんも男だ 同じ部屋で寝るわけにはいかないよ」
恭介、変な気でもおこしそうなんでしょうか??
ションボリする彩。
「彩 亮太おじさんの話をしてくれないか?」
「彩ね、亮太おじさんと同じ誕生日なの。
何度聞いても何で死んだかって話になると教えてくれないの。
なんだか私だけ仲間はずれにされてるみたい..」
「それが彩が寂しい理由か」
「うん。」
「亮太はおじさんの弟なんだ。
彩に亮太おじさんの話を一杯してあげるよ。」
「うん!」
加賀見家、みんな憔悴しきってる様子。そこへ恭介から電話。
「昨日はよく眠れたか?」
「それより兄さん!彩を知らないか?」
「彩は俺が預かっている」
「預かっているってどういうことだよ?」
「彩を誘拐した」
「誘拐??彩はそこにいるのか?」
「お前は状況が分かっていないようだな
彩の命は俺が預かっている
本当に心配しているなら 俺の言う事を聞いてほしい
珠希に一人で 俺のホテルに来るように言ってくれ」
「兄さんが何をしたいのか知らないけど彩には関係のない事だろ!」
無言の恭介に速攻折れる悟。
「分かった。兄さんの言う通り今から珠希を向かわせる。」
「それじゃ」
「恭介さんが誘拐ってどういうことですか?!」と珠希。
「なんてバカな事を!!」と謙治。
「兄さんは君に一人でホテルに来るように言ってる。
行って来てほしい。」
ホテルの三枝の部屋にて恭介
「彩は?」
「さっきから呑気に絵ばっかり描いてるわ。」
「加賀見の家には電話をしておいた
もう暫くの間 彩の相手をしてやってほしい」
珠希、ホテルの恭介の部屋へ
「彩はどこですか?」
「彩はここにはいない 彩は無事だ
自分が誘拐された事も知らない」
「目的は何ですか?」
「卑怯な真似をしてすまない
これは彩が俺にプレゼントしてくれた絵だ」
と言って彩の自画像を渡す恭介。
「どこか寂しそうだとは思わないか?」
そうですか?全然寂しそうには見えないですけど??
「君は 彩が誰にも言えない寂しい思いを
一人で抱えていることに気がついていないのか?」
「その事は私も知っています。
早く強い子になってもらうために自立させようと..」
「何故 彩を自立させる事を急ぐ必要が..?
彩は加賀見家の中で 仲間外れにされている気がすると..」
「私は彩がそんな事を感じるように育ててはいません。」
「彩はそう思ってはいない
亮太の件に関しては どう説明しているんだ?
今加賀見家に居る人間達は その事を秘密にしている
そんな家族が どうやって彩に説明すると..?
俺はただ 嘘でまみれた家で成長する彩を救ってやりたいだけだ
分かったら母さんにここへ来るように伝えてほしい」
ホテルの部屋から出た直後奥村に電話する珠希。
部屋にて煙草をふかすやんちゃ娘三枝。
「お姉さん、煙草吸うんだ?」
「恭介さんには内緒なの。この事は黙ってて。お願い。」
「ふ〜ん。可愛い女でいたいって事ね。
分かったわ内緒にしててあげる。」
と上から目線の彩なのである。
「ありがと!」とかわいくお礼を言う三枝なのである。
彩のピンクの時計に目がとまる三枝。
「ちょっと見せて〜。」と時計をとる。
「お姉さん煙草臭い。吸うならあっちで吸って!」
と言いたい事はハッキリと言う彩なのだ。
三枝、くそガキのしてるこんな時計を見て
「素敵な時計ね。私にくれない?」
「絶対に駄目!銀座のおばさまから貰った大切なお気に入りなの。」
「分かったわよ。時計はいらない。」
早速時計をつける彩、手こずる彩に
「手伝ってあげようか〜。」
「お願い。」
「やっぱり貰った!!」
「返して〜!!」
時計を奪い彩を虐めて楽しむやんちゃ娘三枝。
奥村に夕べのお詫びをする珠希
「いる場所は分かりました。ご心配をおかけしてすみません。」
「この前の事、説明させてほしいの、、。
あなたが七瀬珠希だと知って興信所を使って調べ..
その結果、私の娘だという事が分かった。」
「だから何だと言いたいの?」
「あなたに謝りたいんです。謝らせて下さい。」
「あなたに謝ってもらう必要はありません。
そもそも私はあなたを恨む気にもなりません。
私が悲しむだろうとか辛いだろうとか思われる事が嫌..
あなたが私を捨てた事は過去の事..もうどうでもいい。
今日ここに来たのは私があなたを捨てるためです。
ですからあなたには最初から娘なんていなかった
そう思って下さい。約束してくれますね?」
渋々頷く奥村。
「もう二度とお会いする事もないでしょう。
お体を大切に、それでは。」退場珠希。
==珠希は自分の計画が終わった時、悲しむ人間は一人でも少ない方がいい、
ましてやそれが自分を産んでくれた人間なら尚更悲しませたくはない、
その事だけを思っていました。==
映子、ホテルの恭介の部屋へ。
「それであの人は 亮太の事をどう説明したんですか?」
「私を苦しめたくなかった..
恭介に手術をさせるためには仕方がなかった事だと..
私は亮太が例え骨髄移植をうけて助からなかったとしても
その上、病院が潰れてしまったとしても
その方を選択してほしかったと言ったわ。
あの人はその言葉を黙って聞いたまま最後に人事みたいに
自分もそうしたかった、とだけ。」
「それで母さんはその話を聞いてどうするつもり..?」
「覚悟を決めたわ。
もうこれ以上あの人を守れない。」
「母さんの優しさに甘えてきたあの男が全ての原因..
俺は母さんを守って 加賀見家をやり直すつもりだ」
「あなたあの家に戻って来てくれるの?」
「あの家には悟達がいる それに家族をやり直すには
場所なんて関係ないと思う
家族はどこにいたって やり直す事が出来ると思う」
加賀見家に戻った映子に謙治
「それで恭介は何と..?」
「加賀見家の人間が信頼を回復する事だと言っていました。」
「要求は何なんだ?」
「要求なんてありません。」
「私が聞いた話も同じでした。」と珠希。
「この恭介の行動、どう思いますか?」
「彩という素晴らしい娘を授かった。
悟と珠希に嫉妬しての腹いせか。
あまりに哀れだな。」
「悟、恭介が病院で待ってるそうよ。」と映子。
何故か悟はホテルじゃなくて病院か。
ホテルにて恭介&彩
「彩 お家に帰りたくなったら言うんだぞ」
「まだ帰りたくない。おじさんお仕事行かなくていいの?」
「彩と一緒に居るために休みを取った」
「ありがとう〜!
お父さんもお母さんも彩の為に休みなんかとってくれた事なんかないよ。」
「お父さんとお母さんは 彩の為に病院を大きくしようと
頑張って働いているんだ 今度から寂しい時は 俺が相手をするよ」
用が済んだらアメリカへ戻るつもりのくせに。
ジーッと恭介を見つめる彩。
「おじさんって優しいんだね。」
「この前話してた亮太おじさんの話をしようか?」
「うん!」と言って座ってる恭介の上に座る彩。
「亮太おじさんは幼い頃、お母さんの弟して育ったんだ。」
「お母さんと亮太おじさんは姉弟だったの?」
「ちょっと違うな。本当の姉弟じゃないけれど
姉弟みたいに一緒に暮らしていたんだ。」
「ふ〜ん。」
「だけどある日、亮太おじさんは病気に..
お母さんは必死になって 治そうとしたんだ
お母さんにとって亮太は 彩と同じ位大切な弟だったからね
亮太おじさんを救う為に お母さんはお医者さんに..」
「そうなんだ〜。」
「ところが 亮太おじさんが23歳の時 病気が再発してしまい
俺が救う事が出来ずに 死んでしまったんだ」
さっきまで起きてたのに速攻寝てる彩。
結局、一番肝心な亮太の死亡原因は聞けずに寝た模様。
ベッドに寝かせる恭介。
そこへ三枝登場。
「彩ちゃんが好きだと言ってたお菓子を買ってきたのに〜。」
三枝、実は意外と優しいのかも。
「ありがとう 俺は部屋に戻っている
今眠ったところだ 起こすなよ」と退場恭介。
恭介の部屋を訪ねる恵。
「また大変な事をしてるのね。誘拐だなんて。
今日は彩ちゃんの事で来たわけじゃ..
一度聞いてみたいと思っていた事を聞きにきただけ..
あなたは珠希の事をどう思っているの?
本当は今でも珠希の事が忘れられないんじゃ..?」
「確かに俺は彼女を愛し 誰にも渡しやしないと彼女に誓った
そして 亮太を安楽死させた俺は 日本を去り
彼女とどこが別の国で暮らそうと約束した
だが 彼女は俺を裏切って日本に残り 悟と結婚をした
だから俺が彼女をどう思おうがそれ以前の話だ」
「珠希があなたとの人生よりも
彩を生む幸せを選んだ事があなたの今の心に闇をつくっているのね。」
「悟から彼女を奪おうとは思いませんよ 安心して下さい」
加賀見病院にて悟、恭介とご対面〜。
「兄さん!彩は!?」
「俺を恨んでいるか?」
「兄さんがどんな思いで彩を預かったのか珠希から聞いた。
だからその事自体を恨むつもりはない。
でももしもこの事で彩が傷付いたら俺は兄さんを許さない!」
「家の他のみんなの様子はどうだ?」
「何も知らされていない父さんは心配してオロオロしてるよ。」
「そうか」
「まさか父さんを苦しめるためにこんな事を!?」
「これから一緒に加賀見の家に行こう
そこでお前の父親と話したら 彩を連れてくる」
睨み合う二人。加賀見家へ。
「恭介!お前は一体何をやってるんだ!!
早く彩を連れて来なさい!!」と謙治。
「あなたはこの一日 どんな思いでいましたか?」
「何を恍けた事を!!彩に万が一のことがあったらと
生きた心地がしなかったよ!!一体何が望みなんだ!?」
「望みなどありません 俺はただあなたに
大切な人間を失う恐怖を感じてほしかったんです
あなたはそれを十分に感じたようだ 俺はそれで満足です
恐怖を味わったあなたが 次に何を考えるか 俺は楽しみにしてますよ」
珠希を見ながら
「彩は俺が連れてくる ここで待っていて欲しい」と恭介退場。
よく金八先生のオープニング?に出てくるような土手を歩く
場所と不釣り合いの恭介。
カーカーカー カラスも鳴いております。
三枝と戯れ合う彩に声をかける恭介。
「恭介おじさん!」
と20m先の恭介の元へ走ってくる彩。
がしかし何故か不自然に足を挫き
「キャーーーッ!!!」
と見事にゴロゴロと下に落ちていく彩。額に血が。
「彩!!」
と急いで駆け付ける恭介。驚く三枝。
===つづく===
あんなに見事に転げ落ちるもんなんですね。
こりゃ明日の朝のトップニュースだな。
謙治に言われ一応警察に連絡したようです。
珠希、彩の部屋にて奥村に一応電話。
「彩の事知りませんか?帰ってこないんです。
もしかしてあなたが。。」
「私が?知らないわ。」
「すみません。疑ったりして。」
「いいのよ。母親なんだから子供がいなくなったら
動転しても仕方がないと思うわ。」
「ご心配はいりません、お騒がせしました。」
リビングにて悟
「もしかして誘拐された可能性があるんじゃ..」
「彩が知らない人について行くはずがありません!」と珠希。
「君が彩に自立した教育をするなんていうからこんな事に!!」
「悟!珠希さんを責めるのは違うと思うわ。
彩はきっと無事に帰ってくるわ。」と映子。
ホテルの恭介の部屋にて彩、
「おじさんの部屋で泊まりたかったな。」
「おじさんも男だ 同じ部屋で寝るわけにはいかないよ」
恭介、変な気でもおこしそうなんでしょうか??
ションボリする彩。
「彩 亮太おじさんの話をしてくれないか?」
「彩ね、亮太おじさんと同じ誕生日なの。
何度聞いても何で死んだかって話になると教えてくれないの。
なんだか私だけ仲間はずれにされてるみたい..」
「それが彩が寂しい理由か」
「うん。」
「亮太はおじさんの弟なんだ。
彩に亮太おじさんの話を一杯してあげるよ。」
「うん!」
加賀見家、みんな憔悴しきってる様子。そこへ恭介から電話。
「昨日はよく眠れたか?」
「それより兄さん!彩を知らないか?」
「彩は俺が預かっている」
「預かっているってどういうことだよ?」
「彩を誘拐した」
「誘拐??彩はそこにいるのか?」
「お前は状況が分かっていないようだな
彩の命は俺が預かっている
本当に心配しているなら 俺の言う事を聞いてほしい
珠希に一人で 俺のホテルに来るように言ってくれ」
「兄さんが何をしたいのか知らないけど彩には関係のない事だろ!」
無言の恭介に速攻折れる悟。
「分かった。兄さんの言う通り今から珠希を向かわせる。」
「それじゃ」
「恭介さんが誘拐ってどういうことですか?!」と珠希。
「なんてバカな事を!!」と謙治。
「兄さんは君に一人でホテルに来るように言ってる。
行って来てほしい。」
ホテルの三枝の部屋にて恭介
「彩は?」
「さっきから呑気に絵ばっかり描いてるわ。」
「加賀見の家には電話をしておいた
もう暫くの間 彩の相手をしてやってほしい」
珠希、ホテルの恭介の部屋へ
「彩はどこですか?」
「彩はここにはいない 彩は無事だ
自分が誘拐された事も知らない」
「目的は何ですか?」
「卑怯な真似をしてすまない
これは彩が俺にプレゼントしてくれた絵だ」
と言って彩の自画像を渡す恭介。
「どこか寂しそうだとは思わないか?」
そうですか?全然寂しそうには見えないですけど??
「君は 彩が誰にも言えない寂しい思いを
一人で抱えていることに気がついていないのか?」
「その事は私も知っています。
早く強い子になってもらうために自立させようと..」
「何故 彩を自立させる事を急ぐ必要が..?
彩は加賀見家の中で 仲間外れにされている気がすると..」
「私は彩がそんな事を感じるように育ててはいません。」
「彩はそう思ってはいない
亮太の件に関しては どう説明しているんだ?
今加賀見家に居る人間達は その事を秘密にしている
そんな家族が どうやって彩に説明すると..?
俺はただ 嘘でまみれた家で成長する彩を救ってやりたいだけだ
分かったら母さんにここへ来るように伝えてほしい」
ホテルの部屋から出た直後奥村に電話する珠希。
部屋にて煙草をふかすやんちゃ娘三枝。
「お姉さん、煙草吸うんだ?」
「恭介さんには内緒なの。この事は黙ってて。お願い。」
「ふ〜ん。可愛い女でいたいって事ね。
分かったわ内緒にしててあげる。」
と上から目線の彩なのである。
「ありがと!」とかわいくお礼を言う三枝なのである。
彩のピンクの時計に目がとまる三枝。
「ちょっと見せて〜。」と時計をとる。
「お姉さん煙草臭い。吸うならあっちで吸って!」
と言いたい事はハッキリと言う彩なのだ。
三枝、
「素敵な時計ね。私にくれない?」
「絶対に駄目!銀座のおばさまから貰った大切なお気に入りなの。」
「分かったわよ。時計はいらない。」
早速時計をつける彩、手こずる彩に
「手伝ってあげようか〜。」
「お願い。」
「やっぱり貰った!!」
「返して〜!!」
時計を奪い彩を虐めて楽しむやんちゃ娘三枝。
奥村に夕べのお詫びをする珠希
「いる場所は分かりました。ご心配をおかけしてすみません。」
「この前の事、説明させてほしいの、、。
あなたが七瀬珠希だと知って興信所を使って調べ..
その結果、私の娘だという事が分かった。」
「だから何だと言いたいの?」
「あなたに謝りたいんです。謝らせて下さい。」
「あなたに謝ってもらう必要はありません。
そもそも私はあなたを恨む気にもなりません。
私が悲しむだろうとか辛いだろうとか思われる事が嫌..
あなたが私を捨てた事は過去の事..もうどうでもいい。
今日ここに来たのは私があなたを捨てるためです。
ですからあなたには最初から娘なんていなかった
そう思って下さい。約束してくれますね?」
渋々頷く奥村。
「もう二度とお会いする事もないでしょう。
お体を大切に、それでは。」退場珠希。
==珠希は自分の計画が終わった時、悲しむ人間は一人でも少ない方がいい、
ましてやそれが自分を産んでくれた人間なら尚更悲しませたくはない、
その事だけを思っていました。==
映子、ホテルの恭介の部屋へ。
「それであの人は 亮太の事をどう説明したんですか?」
「私を苦しめたくなかった..
恭介に手術をさせるためには仕方がなかった事だと..
私は亮太が例え骨髄移植をうけて助からなかったとしても
その上、病院が潰れてしまったとしても
その方を選択してほしかったと言ったわ。
あの人はその言葉を黙って聞いたまま最後に人事みたいに
自分もそうしたかった、とだけ。」
「それで母さんはその話を聞いてどうするつもり..?」
「覚悟を決めたわ。
もうこれ以上あの人を守れない。」
「母さんの優しさに甘えてきたあの男が全ての原因..
俺は母さんを守って 加賀見家をやり直すつもりだ」
「あなたあの家に戻って来てくれるの?」
「あの家には悟達がいる それに家族をやり直すには
場所なんて関係ないと思う
家族はどこにいたって やり直す事が出来ると思う」
加賀見家に戻った映子に謙治
「それで恭介は何と..?」
「加賀見家の人間が信頼を回復する事だと言っていました。」
「要求は何なんだ?」
「要求なんてありません。」
「私が聞いた話も同じでした。」と珠希。
「この恭介の行動、どう思いますか?」
「彩という素晴らしい娘を授かった。
悟と珠希に嫉妬しての腹いせか。
あまりに哀れだな。」
「悟、恭介が病院で待ってるそうよ。」と映子。
何故か悟はホテルじゃなくて病院か。
ホテルにて恭介&彩
「彩 お家に帰りたくなったら言うんだぞ」
「まだ帰りたくない。おじさんお仕事行かなくていいの?」
「彩と一緒に居るために休みを取った」
「ありがとう〜!
お父さんもお母さんも彩の為に休みなんかとってくれた事なんかないよ。」
「お父さんとお母さんは 彩の為に病院を大きくしようと
頑張って働いているんだ 今度から寂しい時は 俺が相手をするよ」
用が済んだらアメリカへ戻るつもりのくせに。
ジーッと恭介を見つめる彩。
「おじさんって優しいんだね。」
「この前話してた亮太おじさんの話をしようか?」
「うん!」と言って座ってる恭介の上に座る彩。
「亮太おじさんは幼い頃、お母さんの弟して育ったんだ。」
「お母さんと亮太おじさんは姉弟だったの?」
「ちょっと違うな。本当の姉弟じゃないけれど
姉弟みたいに一緒に暮らしていたんだ。」
「ふ〜ん。」
「だけどある日、亮太おじさんは病気に..
お母さんは必死になって 治そうとしたんだ
お母さんにとって亮太は 彩と同じ位大切な弟だったからね
亮太おじさんを救う為に お母さんはお医者さんに..」
「そうなんだ〜。」
「ところが 亮太おじさんが23歳の時 病気が再発してしまい
俺が救う事が出来ずに 死んでしまったんだ」
さっきまで起きてたのに速攻寝てる彩。
結局、一番肝心な亮太の死亡原因は聞けずに寝た模様。
ベッドに寝かせる恭介。
そこへ三枝登場。
「彩ちゃんが好きだと言ってたお菓子を買ってきたのに〜。」
三枝、実は意外と優しいのかも。
「ありがとう 俺は部屋に戻っている
今眠ったところだ 起こすなよ」と退場恭介。
恭介の部屋を訪ねる恵。
「また大変な事をしてるのね。誘拐だなんて。
今日は彩ちゃんの事で来たわけじゃ..
一度聞いてみたいと思っていた事を聞きにきただけ..
あなたは珠希の事をどう思っているの?
本当は今でも珠希の事が忘れられないんじゃ..?」
「確かに俺は彼女を愛し 誰にも渡しやしないと彼女に誓った
そして 亮太を安楽死させた俺は 日本を去り
彼女とどこが別の国で暮らそうと約束した
だが 彼女は俺を裏切って日本に残り 悟と結婚をした
だから俺が彼女をどう思おうがそれ以前の話だ」
「珠希があなたとの人生よりも
彩を生む幸せを選んだ事があなたの今の心に闇をつくっているのね。」
「悟から彼女を奪おうとは思いませんよ 安心して下さい」
加賀見病院にて悟、恭介とご対面〜。
「兄さん!彩は!?」
「俺を恨んでいるか?」
「兄さんがどんな思いで彩を預かったのか珠希から聞いた。
だからその事自体を恨むつもりはない。
でももしもこの事で彩が傷付いたら俺は兄さんを許さない!」
「家の他のみんなの様子はどうだ?」
「何も知らされていない父さんは心配してオロオロしてるよ。」
「そうか」
「まさか父さんを苦しめるためにこんな事を!?」
「これから一緒に加賀見の家に行こう
そこでお前の父親と話したら 彩を連れてくる」
睨み合う二人。加賀見家へ。
「恭介!お前は一体何をやってるんだ!!
早く彩を連れて来なさい!!」と謙治。
「あなたはこの一日 どんな思いでいましたか?」
「何を恍けた事を!!彩に万が一のことがあったらと
生きた心地がしなかったよ!!一体何が望みなんだ!?」
「望みなどありません 俺はただあなたに
大切な人間を失う恐怖を感じてほしかったんです
あなたはそれを十分に感じたようだ 俺はそれで満足です
恐怖を味わったあなたが 次に何を考えるか 俺は楽しみにしてますよ」
珠希を見ながら
「彩は俺が連れてくる ここで待っていて欲しい」と恭介退場。
よく金八先生のオープニング?に出てくるような土手を歩く
場所と不釣り合いの恭介。
カーカーカー カラスも鳴いております。
三枝と戯れ合う彩に声をかける恭介。
「恭介おじさん!」
と20m先の恭介の元へ走ってくる彩。
がしかし何故か不自然に足を挫き
「キャーーーッ!!!」
と見事にゴロゴロと下に落ちていく彩。額に血が。
「彩!!」
と急いで駆け付ける恭介。驚く三枝。
===つづく===
あんなに見事に転げ落ちるもんなんですね。
こりゃ明日の朝のトップニュースだな。
■愛讐のロメラ(第54話)
2008年12月15日 愛讐のロメラ院長室にて奥村&謙治。
「こうなった以上、名乗り出ないわけには..」
「そうね。知らんふりだけはできない..覚悟は決めたわ。」
==珠希は突然の母親の出現に自分を捨てた事への恨みの感情も
ましてや予期せぬ出会いを喜ぶ感情もありませんでした。
今はただ何故それが今なのかと自分が果たさなければならない
目的の障害でしかなかったのです。==
帰宅した珠希、ナイフを握りしめてる映子に声をかける。
「大丈夫、変な気をおこしたりはしないわ。
恭介がここへ来たわ。
謙治さんが恭介と亮太の骨髄の型が一致してると知りながら
嘘をついていたと..その事を亮太が知っていれば
自殺なんかしなかったのかも..」
「珠希さん、ごめんなさい。ぺこり
私はあなたに英夫さんを殺されたと思って随分責めたわ。
あなたには罪がなかったと気がついたのに誤りもせず..」
「お母さん、その事はもう..」
「よくなんかない、よくなんかないの。
過去におこった事実に蓋をする事で加賀見家の幸せを守ろうと..
むしろ不幸の種を温めてきたんだって..やっと分かった..
彩のためにも加賀見家の過去を清算するつもりよ。」
「ただいま〜」彩帰宅。
彩の部屋にて珠希、
「昔の知り合いの人が急に来て困ってるの..
お母さんに子供になって欲しいって言い出すかも..
きちんとお断りするつもり..
もし彩だけ欲しいって言われたら困ってしまう..
彩に約束して欲しい事はその女の人が彩に声をかけてきても
絶対に付いていかないでほしい..」
と指切りげんまんをする二人。
院長室にて悟&恭介。
「加賀見の家で母さんと会ってきた
長男としてあの家におこった過去に
決着を付けるつもりだと 伝えてきた
お前の父親がしてきた全ての事を明らかにして
俺なりの報復を与えることにした
その事で できればお前とは争いたくない
ただ 俺のする事を邪魔するような事があれば
俺はお前をただではすまさない」
「兄さん、俺も兄さんの邪魔をするつもりはない。
俺も俺の家族に手を出されて黙っているほど
お人好しじゃないって事は覚えていてほしい。
そして俺は、今兄さんと戦っても負ける気がしない。
俺には兄さん以上に守らなくてはならない人がいるからな。
俺は今なら家族を守るために兄さんと刺し違える覚悟はできている。」
暫く見合い退場恭介。
オペ終了後の恭介&珠希
「亮太の部屋を彩が使っているんだな
彩は亮太の事を知っているのか?」
「優しいおじさんがいた、とだけ。」
「それ以上は悲惨すぎて伝えられない そうだろ?
でも現実に亮太は 自ら命を絶ったんだ
あの男が 亮太の背中を押して自殺に追いつめたのかも..
何故君は平気でいられるんだ?
亮太を安楽死させた事に 今では何の罪悪感も感じていないと..?
あの男の罪を 罰したいとは思わないのか?」
「亮太は私の重荷になるのが嫌で自ら死を..
そう思ったから自分も死ぬ覚悟で亮太の命を..」
「でも結果的には君は死ななかった」
「彩を身籠ったから私は死ぬ事を諦めました。
でも亮太の命を絶った責任はいつか必ず果たすつもりです。」
「君は一体 何をするつもりなんだ?」
「そんな大それたことを考えてるわけでは..
ただ加賀見家のみんなが幸せに暮らしていく為には
どうしたらいいのかを考えてるだけです。」
「俺は必ず 加賀見謙治が加賀見家に残した罪の痕跡を明らかにして
アイツに報復を加えるつもりだ」
Club Meguにて謙治&恵
「大分前に珠希が一緒に暮らさないかって..もちろん断ったけど
そんな事を言い出すなんて加賀見家はどうなってるの?
それに彩のために私の会社と加賀見病院が一緒にならないかって。
子供ができると女は強くなるっていうけど
珠希は本当に変わったと思うわ。」
「ああ。珠希の事が恐ろしくなる瞬間がある。
何か覚悟を決めた強い決意を感じる。
正直俺は珠希の事が恐い。」
「何をそんなに怯えているのよ。
秀慶大の学長が何にも恐いものなんてなかったんじゃないの?
そんな事誰かが聞いたら笑われるわよ。」
「お前だから言ってるんだよ。」
寝室にて悟&珠希
「俺も父さんと兄さんと亮太の骨髄の件について話した。
全てを打ち明けてほしいと頼んだけど話してはくれなかった。
恭介兄さんは父さんの過去を明らかにして制裁を加えると..
彩の為には君が話してた通りこの家を出る事も考えた方がいいのかも..」
和室に一人佇む映子に
「こんな所で何をしてるんだ?」と謙治。
「恭介から聞いた話を私なりに整理していた..
あなたはどうして恭介の骨髄を亮太に移植できると知りながら
出来ないと仰ったんですか?」
「仕方がなかったんだ。」
「仕方がなかった?!」
「恭介には緊急に執刀しなければならない重要なオペが..
勿論、終わったらすぐに骨髄移植をするつもり..
あの時点で亮太を待たせる事は何の問題もなかった。
全て私の責任だ。」
「責任?私はそんな事が聞きたいわけじゃないわ!
どうして今まで言ってくれなかったんですか?
確かに、恭介に事情を話していれば大切な手術を放り出して
亮太の骨髄のドナーになることを優先させたかも..
ただそうした所で亮太を救えたかどうかは分からない。
その結果、病院も亮太も両方を諦めると言う
最悪の事態になっっていたとしてもそれでもあなたに
違う選択をしてほしかった。。
立派な院長である前に病気で苦しむ亮太のかけがいのない
一人の父親であって欲しかった。。」
謙治、亮太の遺影を見つめ半べそで
「出来れば私もそうしたかったよ。」
「言いたいことはそれだけですか?
恭介はこの家の長男としてあなたがこれまでしてきたことに
決着を付けると言って帰っていきました。
私はこの家を預かる身として私なりに結論を出します。」
加賀見家にて彩、電話に出る
「はい、サザエでございま〜す加賀見でございます。」
悟から電話の模様。
「その辺に父さんの手帳を置いていないか?」
「黒の革の手帳?」
「あ〜そうだ、あ〜よかった。
どこかで落としたんじゃないかと思って慌ててたんだ。」
「病院に持っていこうか?」
「今日は大丈夫だ、ありがとう。」
黒革の手帳から恭介のホテルの住所を書いたメモを見つける彩。
病院へ手帳を持っていった後、恭介のホテルへ向かう。
病院の院長室にて黒革の手帳と彩からのメモを読む悟。
【手帳をおいておきます。
帰りは少しより道して帰ります。
心配しないでね。 彩】
微笑む悟。
ホテルにて恭介&彩。
恭介の似顔絵を描きながら(←これがまた似てるんですよね)
ホットケーキを食べる彩。
「これを食べたらお家に帰るんだぞ」
「まだ絵が完成してないから帰らない。
お母さん達に心配してもらいたいんだもん。
彩の事どれくらい愛してるか確かめたいの。」
「彩は何でそんなに心配させたいんだ?」
「亮太おじさんって知ってる?」
「亮太おじさんがどうかしたのか?」
「亮太おじさんがね...」
加賀見家にて彩が戻ってこないと心配する珠希達。
そこへ謙治帰宅。
「彩がまだ帰ってこないんです。」
「ええ?もう9時まわってるじゃないか!」
「もしかしたら恭介兄さんと一緒に居るかも..」と電話する悟。
その頃、三枝のホテルの部屋に恭介登場。
「彩を預かることにした
君にも協力してほしい」
「珠希さんに頼まれたの?
何で恭介さんがこんな事頼まれなきゃ..?」
「珠希はこの事を知らない」
「知らないってどういう事??」
「これは誘拐だ 彩は人質だ」
「嘘でしょ、そんな事、、」
==つづく===
最終週のあらすじ、なんですかあれ?
珠希が謙治の子供だと書かれてましたね。
悟は謙治の子供じゃないしどうなってんだよ!
「こうなった以上、名乗り出ないわけには..」
「そうね。知らんふりだけはできない..覚悟は決めたわ。」
==珠希は突然の母親の出現に自分を捨てた事への恨みの感情も
ましてや予期せぬ出会いを喜ぶ感情もありませんでした。
今はただ何故それが今なのかと自分が果たさなければならない
目的の障害でしかなかったのです。==
帰宅した珠希、ナイフを握りしめてる映子に声をかける。
「大丈夫、変な気をおこしたりはしないわ。
恭介がここへ来たわ。
謙治さんが恭介と亮太の骨髄の型が一致してると知りながら
嘘をついていたと..その事を亮太が知っていれば
自殺なんかしなかったのかも..」
「珠希さん、ごめんなさい。ぺこり
私はあなたに英夫さんを殺されたと思って随分責めたわ。
あなたには罪がなかったと気がついたのに誤りもせず..」
「お母さん、その事はもう..」
「よくなんかない、よくなんかないの。
過去におこった事実に蓋をする事で加賀見家の幸せを守ろうと..
むしろ不幸の種を温めてきたんだって..やっと分かった..
彩のためにも加賀見家の過去を清算するつもりよ。」
「ただいま〜」彩帰宅。
彩の部屋にて珠希、
「昔の知り合いの人が急に来て困ってるの..
お母さんに子供になって欲しいって言い出すかも..
きちんとお断りするつもり..
もし彩だけ欲しいって言われたら困ってしまう..
彩に約束して欲しい事はその女の人が彩に声をかけてきても
絶対に付いていかないでほしい..」
と指切りげんまんをする二人。
院長室にて悟&恭介。
「加賀見の家で母さんと会ってきた
長男としてあの家におこった過去に
決着を付けるつもりだと 伝えてきた
お前の父親がしてきた全ての事を明らかにして
俺なりの報復を与えることにした
その事で できればお前とは争いたくない
ただ 俺のする事を邪魔するような事があれば
俺はお前をただではすまさない」
「兄さん、俺も兄さんの邪魔をするつもりはない。
俺も俺の家族に手を出されて黙っているほど
お人好しじゃないって事は覚えていてほしい。
そして俺は、今兄さんと戦っても負ける気がしない。
俺には兄さん以上に守らなくてはならない人がいるからな。
俺は今なら家族を守るために兄さんと刺し違える覚悟はできている。」
暫く見合い退場恭介。
オペ終了後の恭介&珠希
「亮太の部屋を彩が使っているんだな
彩は亮太の事を知っているのか?」
「優しいおじさんがいた、とだけ。」
「それ以上は悲惨すぎて伝えられない そうだろ?
でも現実に亮太は 自ら命を絶ったんだ
あの男が 亮太の背中を押して自殺に追いつめたのかも..
何故君は平気でいられるんだ?
亮太を安楽死させた事に 今では何の罪悪感も感じていないと..?
あの男の罪を 罰したいとは思わないのか?」
「亮太は私の重荷になるのが嫌で自ら死を..
そう思ったから自分も死ぬ覚悟で亮太の命を..」
「でも結果的には君は死ななかった」
「彩を身籠ったから私は死ぬ事を諦めました。
でも亮太の命を絶った責任はいつか必ず果たすつもりです。」
「君は一体 何をするつもりなんだ?」
「そんな大それたことを考えてるわけでは..
ただ加賀見家のみんなが幸せに暮らしていく為には
どうしたらいいのかを考えてるだけです。」
「俺は必ず 加賀見謙治が加賀見家に残した罪の痕跡を明らかにして
アイツに報復を加えるつもりだ」
Club Meguにて謙治&恵
「大分前に珠希が一緒に暮らさないかって..もちろん断ったけど
そんな事を言い出すなんて加賀見家はどうなってるの?
それに彩のために私の会社と加賀見病院が一緒にならないかって。
子供ができると女は強くなるっていうけど
珠希は本当に変わったと思うわ。」
「ああ。珠希の事が恐ろしくなる瞬間がある。
何か覚悟を決めた強い決意を感じる。
正直俺は珠希の事が恐い。」
「何をそんなに怯えているのよ。
秀慶大の学長が何にも恐いものなんてなかったんじゃないの?
そんな事誰かが聞いたら笑われるわよ。」
「お前だから言ってるんだよ。」
寝室にて悟&珠希
「俺も父さんと兄さんと亮太の骨髄の件について話した。
全てを打ち明けてほしいと頼んだけど話してはくれなかった。
恭介兄さんは父さんの過去を明らかにして制裁を加えると..
彩の為には君が話してた通りこの家を出る事も考えた方がいいのかも..」
和室に一人佇む映子に
「こんな所で何をしてるんだ?」と謙治。
「恭介から聞いた話を私なりに整理していた..
あなたはどうして恭介の骨髄を亮太に移植できると知りながら
出来ないと仰ったんですか?」
「仕方がなかったんだ。」
「仕方がなかった?!」
「恭介には緊急に執刀しなければならない重要なオペが..
勿論、終わったらすぐに骨髄移植をするつもり..
あの時点で亮太を待たせる事は何の問題もなかった。
全て私の責任だ。」
「責任?私はそんな事が聞きたいわけじゃないわ!
どうして今まで言ってくれなかったんですか?
確かに、恭介に事情を話していれば大切な手術を放り出して
亮太の骨髄のドナーになることを優先させたかも..
ただそうした所で亮太を救えたかどうかは分からない。
その結果、病院も亮太も両方を諦めると言う
最悪の事態になっっていたとしてもそれでもあなたに
違う選択をしてほしかった。。
立派な院長である前に病気で苦しむ亮太のかけがいのない
一人の父親であって欲しかった。。」
謙治、亮太の遺影を見つめ半べそで
「出来れば私もそうしたかったよ。」
「言いたいことはそれだけですか?
恭介はこの家の長男としてあなたがこれまでしてきたことに
決着を付けると言って帰っていきました。
私はこの家を預かる身として私なりに結論を出します。」
加賀見家にて彩、電話に出る
「はい、
悟から電話の模様。
「その辺に父さんの手帳を置いていないか?」
「黒の革の手帳?」
「あ〜そうだ、あ〜よかった。
どこかで落としたんじゃないかと思って慌ててたんだ。」
「病院に持っていこうか?」
「今日は大丈夫だ、ありがとう。」
黒革の手帳から恭介のホテルの住所を書いたメモを見つける彩。
病院へ手帳を持っていった後、恭介のホテルへ向かう。
病院の院長室にて黒革の手帳と彩からのメモを読む悟。
【手帳をおいておきます。
帰りは少しより道して帰ります。
心配しないでね。 彩】
微笑む悟。
ホテルにて恭介&彩。
恭介の似顔絵を描きながら(←これがまた似てるんですよね)
ホットケーキを食べる彩。
「これを食べたらお家に帰るんだぞ」
「まだ絵が完成してないから帰らない。
お母さん達に心配してもらいたいんだもん。
彩の事どれくらい愛してるか確かめたいの。」
「彩は何でそんなに心配させたいんだ?」
「亮太おじさんって知ってる?」
「亮太おじさんがどうかしたのか?」
「亮太おじさんがね...」
加賀見家にて彩が戻ってこないと心配する珠希達。
そこへ謙治帰宅。
「彩がまだ帰ってこないんです。」
「ええ?もう9時まわってるじゃないか!」
「もしかしたら恭介兄さんと一緒に居るかも..」と電話する悟。
その頃、三枝のホテルの部屋に恭介登場。
「彩を預かることにした
君にも協力してほしい」
「珠希さんに頼まれたの?
何で恭介さんがこんな事頼まれなきゃ..?」
「珠希はこの事を知らない」
「知らないってどういう事??」
「これは誘拐だ 彩は人質だ」
「嘘でしょ、そんな事、、」
==つづく===
最終週のあらすじ、なんですかあれ?
珠希が謙治の子供だと書かれてましたね。
悟は謙治の子供じゃないしどうなってんだよ!
■愛讐のロメラ(第53話)
2008年12月12日 愛讐のロメラ寝室にて謙治の傷の処置をする珠希。
「昨日の話、加賀見家と加賀見病院に対する
愛情表現だと思っている。」
「そう思っていただいて構いません。
他にどんな意味があると..?」
「それ以外、思い付かん。」
珠希にビビってる様子の謙治。
恭介、話があると珠希と会議室へ。
「秀慶大の検査室で 俺のHLAの型を調べてみた」
ここで通りすがりの悟が立ち聞き。
「亮太と俺の白血球の型が 一致していたんだ
なのにあの男は合っていなかったと言い
石川教授の手術に俺を向かわしたんだ
それを亮太が知っていたら 死を選ばなかったかも..」
ずっと無言の珠希に
「君はこの話を聞いて驚かないのか?
悔しいと思わないのか?
もしかして 君はこの事を知っていたのか?」
なんだかんだ言っても恭介は
ちゃ〜んと知り得た情報は珠希に報告するんですね。
コクンと頷く珠希。
「君はこの事実を知っていて あの家で何もなかったように
平気で暮らしてたと言うのか!」
ガチャ 「今の話本当か!?珠希も知っていたのか?!」と悟登場。
無言の珠希。
「悟 俺はこの事実を直接お前の父親に会って確かめたい」
「聞きたければうちに来ればいい。」
「この事は母さんには知られたくない」
「俺が父さんを連れてくる。」
その話を廊下で聞きほくそ笑む三枝。
三枝のキャラ、意味不明。
空いてる病室にて話する悟&珠希。
「君はいつからこの事を..?」
「悟さんと結婚する前から..」
「それなのに何故、平気で父さんに尽くす事ができるんだ?
兄さんのように父さんを恨んだりしないんだ!!」
無言の珠希。
「すまない、君を責めるのは見当違いだった。」退場悟、早速加賀見家へ。
「明日、父さんにどうしても病院に来てもらいたい事が..」
と映子に謙治の外出を認めてもらい謙治のいる寝室へ向かう悟。
「恭介兄さんと話をしてくれませんか?」
「何を話せばいいんだ?」
「俺の口からは言えません。
ですが俺もその話次第では父さんを恨まなければならないかも..」
翌日、院長室にて謙治&恭介
「何の話だ?」
「どうして亮太と俺の骨髄の型が合ってなかったと嘘を..?
石川教授の手術に俺を優先させるためだったとでも..?」
「そうだ。」
「何故亮太の為に真実を話してくれなかったんです?
俺と骨髄の型が合っていたと知らされていたら
死を選ばなかったかも..」
つーかあの看護師が骨髄の型が合ってなくて残念でした
とか何とか亮太に言ったのが一番亮太的にダメージ大きかったよね。
しかもその看護師はなんてことなく今もこの病院で働いてるし。
「あの時お前に知らせなかったのは正解だったな。
時が経ってもこうして取り乱して..
何故そんな話を蒸し返す?亮太は帰ってはこんぞ。
それにあの時、石川に恩を売り付けてやったからこそ
今の加賀見病院の発展がある。」
謙治って言い方が悪いですよね。
もっとやさし〜く喋ればいいのに。
「本当にそれだけだったんですか?
亮太に生きてほしくなかったんじゃ..?」
「どこに子供の死を願う親が居ると言うんだ!!」
と恭介の胸ぐらを掴む謙治。
「あなたは自分のために 過去を隠し続けてきたじゃないですか!!」
「ありもしない過去をねつ造して言い掛かりを探し続けてるのはお前の方だ!!
なぜ今頃になって亮太の骨髄の話など蒸し返す!?」
「あなたという人は 自分のためなら 事実はどうでもいいと言うんですか?
母さんはこの事を知っているんですか?」
「映子は知らんでもいい事だ!」
「いつかおとずれる破局の日までとぼけ通すつもりですか?
それが今、あなたが加賀見家の為にしてる全てだ
俺はあなたの言ってる事の何が本当で何が嘘なのか
増々分からなくなってしまった」
だからお前は人の言う事は信じないんだろ?
「ただこれだけは確かだと言える
俺があなたを許せないという想いは 揺るぎないものになりました
俺は例え 一番大切な人を傷つけることになろうとも
加賀見家におこった全ての出来事を 明らかにする..
その上で 命を懸けて大切な人を守っていきます
これは加賀見家の正統性を懸けた俺とあなたの闘いだ!」
「勝手に一人でやってろ。」と退場謙治。
この時の謙治のどーでもいい的な態度がよかったです。
恭介との温度差が激しくてさ。
彩、恭介に自画像を渡す。
「この絵の彩は少し寂しそうだな」
「寂しくなんかないよ。お母さんと約束したんだ。
お母さんが居なくなっても寂しがらないような強い女の子になるって。
彩、一人で何でも出来るようになるんだ。」
「彩はそれで寂しくないの?」
「少し寂しいけど彩は大丈夫。」
「彩に寂しい想いをさせてるお母さんの事嫌いじゃないのか?」
「そんな事ない!彩はお母さんのこと大好き。
彩にとっても優しいもの。でもこの頃は少しお仕事が忙しすぎて..」
「彩をちょっとでも寂しくさせるお母さんが悪い
今度おじさんが叱ってあげよう」
お前が叱る必要はない。
恭介が変なおじさんにしか見えない。
「止めて!お母さんは悪くないもの。
お母さんを叱っちゃ駄目!!」
医局を出て帰ろうとする珠希、そこへ三枝登場。
「加賀見家は大変な事になってるみたいね。」
「あなたには関係のないことよ。」
「関係あります。
私が恭介さんに遺書の事を話した事をきっかけに
恭介さんは亮太さんと骨髄の型が合っていた事まで知って..
珠希さん?あなたってどこまで悪女なの?
亮太さんを見捨てた加賀見謙治の息子と結婚しておきながら
今度は恭介さんまで誘惑して。」
別に誘惑なんて一切してませんけど??
この三枝の思いっきり見当違いな珠希への嫌み攻撃って
全然面白くも何ともないんですけど?
「亮太さんだってこれじゃあ浮かばれないわよ?
あなたに関わる人は皆、不幸の渦に巻き込まれ苦しんでいく。
恭介さんだけは私があなたから守り抜いてみせます。」退場三枝。
ハイハイ。最終回になってもその台詞が言えるんですかね?
三枝ってただのうざい女でしかない。本当雑魚キャラ。
三枝こそ不幸の渦に巻き込まれて消えてくれてもいいのに。
寝室にて謙治に水を持ってきた珠希。
「今日、恭介に会ってきた。
今更になって亮太と骨髄の型が一致していた事を責められたよ。
勿論院長としてあの判断は間違っていなかったと言ってやった。」
動きが止まる珠希。
「珠希、お前の恨みはどこへ行った?
私だって亮太を死なせたくなかった。
骨髄移植をしていたとしても100%助かるという確証はなかったんだ。」
「おっしゃる通りです。お休みなさい。」
寝室にて謙治&悟
「兄さんから話は聞いた。
あの時、二つの出来事が重なって病院の為に
兄さんを秀慶大に向かわせるためについた嘘だという事は分かった。
それだけじゃ納得できない。本当の事が知りたい..
誰にも言わないと約束するから話してくれませんか?」
「恭介に話した事が全てだ。」
「俺は父さんの息子..俺にだけは全てを話してくれませんか?」
「恭介に話した事が全てだ。」
なんとなく私の勝手な予想だけど
謙治ってこの後、悟に事実を喋った気がするんですよね。
謙治が無実であろうとなかろうと。
院長室にて謙治&奥村。
理事の件は断ると奥村。
また珠希を捨てるのか、とか
捨てられたと知ったら珠希が可哀想だとか
そんな話をしてるのを珠希が廊下で立ち聞き。
奥村が母親だと知り驚いた様子の珠希。
「こんな事になるなら興信所に頼んで調べてもらうんじゃなかった..」
と退場する奥村、ドアの向こうには珠希の姿が。
逃げるように去る珠希、驚く謙治&奥村。
加賀見家にて恭介&映子。
仏壇に向かいチ〜ンチ〜ンする恭介。
「24年前 俺は何の疑いもなく 七瀬珠希を犯人だと決めつけ
再婚した母さんを ただ責めるだけでした そして11年前
加賀見謙治を糾弾する亮太の声に 俺はろくに耳を貸さなかった
それどころか亮太を 安楽死させ 日本を去り 母さんを悲しませた
母さんにばかり辛い思いをさせて 今まですみませんでした」ぺこり
そうそう、恭介って思い込みが激しいんだよ。
「でもこれからは違う 長男として この家に起きた事には
命を懸けてかたをつけていきます
母さん この話を聞いても自分を責めたり
一人で苦しんだりしないと 約束してくれますか?」
「分かったわ。話をしてちょうだい。」
「亮太と俺の骨髄の型は一致していました。」
「そんなはずはないわ、、だって」
「俺が調べました 間違いない
つまり 亮太は死を選ばなくて済んだのかも..」
私が恭介だったら11年前の時点で
検査結果をちゃ〜んとこの目で確かめるけどな。
「嘘でしょ?だったら何故。。」
「加賀見謙治が嘘をついて その事実を隠して..
病院を救うためについた仕方のない嘘だと言っていましたが
本当の事は分からない もしかして 亮太が生きている事が
都合が悪かったのかも.. 過去の秘密が多い人ですから..
今度は俺が母さんを守ります どんな事をしても
加賀見家におきた忌わしい出来事に 終止符を打つつもりです」
亮太と英夫の遺影を見上げ泣いてる映子を一度見て退場恭介。
玄関にて「亮太」と呟き涙を流す恭介。
和室にてヘナヘナになりながら泣く映子。
リビングへ向かい椅子に座る。
机の上に置いてあった果物ナイフがふとした拍子に落ち
それを手に取る映子。
何故かこの時ヘリコプターの音が響いてました。
墜落するのか?(嘘)
===つづく======
「昨日の話、加賀見家と加賀見病院に対する
愛情表現だと思っている。」
「そう思っていただいて構いません。
他にどんな意味があると..?」
「それ以外、思い付かん。」
珠希にビビってる様子の謙治。
恭介、話があると珠希と会議室へ。
「秀慶大の検査室で 俺のHLAの型を調べてみた」
ここで通りすがりの悟が立ち聞き。
「亮太と俺の白血球の型が 一致していたんだ
なのにあの男は合っていなかったと言い
石川教授の手術に俺を向かわしたんだ
それを亮太が知っていたら 死を選ばなかったかも..」
ずっと無言の珠希に
「君はこの話を聞いて驚かないのか?
悔しいと思わないのか?
もしかして 君はこの事を知っていたのか?」
なんだかんだ言っても恭介は
ちゃ〜んと知り得た情報は珠希に報告するんですね。
コクンと頷く珠希。
「君はこの事実を知っていて あの家で何もなかったように
平気で暮らしてたと言うのか!」
ガチャ 「今の話本当か!?珠希も知っていたのか?!」と悟登場。
無言の珠希。
「悟 俺はこの事実を直接お前の父親に会って確かめたい」
「聞きたければうちに来ればいい。」
「この事は母さんには知られたくない」
「俺が父さんを連れてくる。」
その話を廊下で聞きほくそ笑む三枝。
三枝のキャラ、意味不明。
空いてる病室にて話する悟&珠希。
「君はいつからこの事を..?」
「悟さんと結婚する前から..」
「それなのに何故、平気で父さんに尽くす事ができるんだ?
兄さんのように父さんを恨んだりしないんだ!!」
無言の珠希。
「すまない、君を責めるのは見当違いだった。」退場悟、早速加賀見家へ。
「明日、父さんにどうしても病院に来てもらいたい事が..」
と映子に謙治の外出を認めてもらい謙治のいる寝室へ向かう悟。
「恭介兄さんと話をしてくれませんか?」
「何を話せばいいんだ?」
「俺の口からは言えません。
ですが俺もその話次第では父さんを恨まなければならないかも..」
翌日、院長室にて謙治&恭介
「何の話だ?」
「どうして亮太と俺の骨髄の型が合ってなかったと嘘を..?
石川教授の手術に俺を優先させるためだったとでも..?」
「そうだ。」
「何故亮太の為に真実を話してくれなかったんです?
俺と骨髄の型が合っていたと知らされていたら
死を選ばなかったかも..」
つーかあの看護師が骨髄の型が合ってなくて残念でした
とか何とか亮太に言ったのが一番亮太的にダメージ大きかったよね。
しかもその看護師はなんてことなく今もこの病院で働いてるし。
「あの時お前に知らせなかったのは正解だったな。
時が経ってもこうして取り乱して..
何故そんな話を蒸し返す?亮太は帰ってはこんぞ。
それにあの時、石川に恩を売り付けてやったからこそ
今の加賀見病院の発展がある。」
謙治って言い方が悪いですよね。
もっとやさし〜く喋ればいいのに。
「本当にそれだけだったんですか?
亮太に生きてほしくなかったんじゃ..?」
「どこに子供の死を願う親が居ると言うんだ!!」
と恭介の胸ぐらを掴む謙治。
「あなたは自分のために 過去を隠し続けてきたじゃないですか!!」
「ありもしない過去をねつ造して言い掛かりを探し続けてるのはお前の方だ!!
なぜ今頃になって亮太の骨髄の話など蒸し返す!?」
「あなたという人は 自分のためなら 事実はどうでもいいと言うんですか?
母さんはこの事を知っているんですか?」
「映子は知らんでもいい事だ!」
「いつかおとずれる破局の日までとぼけ通すつもりですか?
それが今、あなたが加賀見家の為にしてる全てだ
俺はあなたの言ってる事の何が本当で何が嘘なのか
増々分からなくなってしまった」
だからお前は人の言う事は信じないんだろ?
「ただこれだけは確かだと言える
俺があなたを許せないという想いは 揺るぎないものになりました
俺は例え 一番大切な人を傷つけることになろうとも
加賀見家におこった全ての出来事を 明らかにする..
その上で 命を懸けて大切な人を守っていきます
これは加賀見家の正統性を懸けた俺とあなたの闘いだ!」
「勝手に一人でやってろ。」と退場謙治。
この時の謙治のどーでもいい的な態度がよかったです。
恭介との温度差が激しくてさ。
彩、恭介に自画像を渡す。
「この絵の彩は少し寂しそうだな」
「寂しくなんかないよ。お母さんと約束したんだ。
お母さんが居なくなっても寂しがらないような強い女の子になるって。
彩、一人で何でも出来るようになるんだ。」
「彩はそれで寂しくないの?」
「少し寂しいけど彩は大丈夫。」
「彩に寂しい想いをさせてるお母さんの事嫌いじゃないのか?」
「そんな事ない!彩はお母さんのこと大好き。
彩にとっても優しいもの。でもこの頃は少しお仕事が忙しすぎて..」
「彩をちょっとでも寂しくさせるお母さんが悪い
今度おじさんが叱ってあげよう」
お前が叱る必要はない。
恭介が変なおじさんにしか見えない。
「止めて!お母さんは悪くないもの。
お母さんを叱っちゃ駄目!!」
医局を出て帰ろうとする珠希、そこへ三枝登場。
「加賀見家は大変な事になってるみたいね。」
「あなたには関係のないことよ。」
「関係あります。
私が恭介さんに遺書の事を話した事をきっかけに
恭介さんは亮太さんと骨髄の型が合っていた事まで知って..
珠希さん?あなたってどこまで悪女なの?
亮太さんを見捨てた加賀見謙治の息子と結婚しておきながら
今度は恭介さんまで誘惑して。」
別に誘惑なんて一切してませんけど??
この三枝の思いっきり見当違いな珠希への嫌み攻撃って
全然面白くも何ともないんですけど?
「亮太さんだってこれじゃあ浮かばれないわよ?
あなたに関わる人は皆、不幸の渦に巻き込まれ苦しんでいく。
恭介さんだけは私があなたから守り抜いてみせます。」退場三枝。
ハイハイ。最終回になってもその台詞が言えるんですかね?
三枝ってただのうざい女でしかない。本当雑魚キャラ。
三枝こそ不幸の渦に巻き込まれて消えてくれてもいいのに。
寝室にて謙治に水を持ってきた珠希。
「今日、恭介に会ってきた。
今更になって亮太と骨髄の型が一致していた事を責められたよ。
勿論院長としてあの判断は間違っていなかったと言ってやった。」
動きが止まる珠希。
「珠希、お前の恨みはどこへ行った?
私だって亮太を死なせたくなかった。
骨髄移植をしていたとしても100%助かるという確証はなかったんだ。」
「おっしゃる通りです。お休みなさい。」
寝室にて謙治&悟
「兄さんから話は聞いた。
あの時、二つの出来事が重なって病院の為に
兄さんを秀慶大に向かわせるためについた嘘だという事は分かった。
それだけじゃ納得できない。本当の事が知りたい..
誰にも言わないと約束するから話してくれませんか?」
「恭介に話した事が全てだ。」
「俺は父さんの息子..俺にだけは全てを話してくれませんか?」
「恭介に話した事が全てだ。」
なんとなく私の勝手な予想だけど
謙治ってこの後、悟に事実を喋った気がするんですよね。
謙治が無実であろうとなかろうと。
院長室にて謙治&奥村。
理事の件は断ると奥村。
また珠希を捨てるのか、とか
捨てられたと知ったら珠希が可哀想だとか
そんな話をしてるのを珠希が廊下で立ち聞き。
奥村が母親だと知り驚いた様子の珠希。
「こんな事になるなら興信所に頼んで調べてもらうんじゃなかった..」
と退場する奥村、ドアの向こうには珠希の姿が。
逃げるように去る珠希、驚く謙治&奥村。
加賀見家にて恭介&映子。
仏壇に向かいチ〜ンチ〜ンする恭介。
「24年前 俺は何の疑いもなく 七瀬珠希を犯人だと決めつけ
再婚した母さんを ただ責めるだけでした そして11年前
加賀見謙治を糾弾する亮太の声に 俺はろくに耳を貸さなかった
それどころか亮太を 安楽死させ 日本を去り 母さんを悲しませた
母さんにばかり辛い思いをさせて 今まですみませんでした」ぺこり
そうそう、恭介って思い込みが激しいんだよ。
「でもこれからは違う 長男として この家に起きた事には
命を懸けてかたをつけていきます
母さん この話を聞いても自分を責めたり
一人で苦しんだりしないと 約束してくれますか?」
「分かったわ。話をしてちょうだい。」
「亮太と俺の骨髄の型は一致していました。」
「そんなはずはないわ、、だって」
「俺が調べました 間違いない
つまり 亮太は死を選ばなくて済んだのかも..」
私が恭介だったら11年前の時点で
検査結果をちゃ〜んとこの目で確かめるけどな。
「嘘でしょ?だったら何故。。」
「加賀見謙治が嘘をついて その事実を隠して..
病院を救うためについた仕方のない嘘だと言っていましたが
本当の事は分からない もしかして 亮太が生きている事が
都合が悪かったのかも.. 過去の秘密が多い人ですから..
今度は俺が母さんを守ります どんな事をしても
加賀見家におきた忌わしい出来事に 終止符を打つつもりです」
亮太と英夫の遺影を見上げ泣いてる映子を一度見て退場恭介。
玄関にて「亮太」と呟き涙を流す恭介。
和室にてヘナヘナになりながら泣く映子。
リビングへ向かい椅子に座る。
机の上に置いてあった果物ナイフがふとした拍子に落ち
それを手に取る映子。
何故かこの時ヘリコプターの音が響いてました。
墜落するのか?(嘘)
===つづく======
■愛讐のロメラ(第52話)
2008年12月11日 愛讐のロメラ「ごめんね彩、お母さんお仕事があるの。」と彩の手を離す珠希。
「変なおじさんと行こう。」と恭介、彩を連れて行く。
珠希&奥村
「先日のお話、お断りさせていただくわ。
あなたはどうしてそんなに私にこだわるの?」
「先生が女性でありながら医療行政に熱心な国会議員として
ご活躍されてるから..
それにうちの病院の利益になると..よろしくお願いします。」ぺこり
無言で去る奥村。
休憩室で恭介&彩、そこへ悟登場。
「彩、学校帰りに一人で寄ったのか?」
「うん。お見舞いに来たのよ。」
そこへ珠希も登場。悟、
「一人で来たらしい。一人で来させる事に俺は反対だ。」
「彩はもう10歳よ?」
「でも通いなれた道ならまだしも
ここまで一人で来るにはまだ早すぎる。」
やたら一人で来るのがどうのこうのどうでもいい事言ってるんだ?
って思ったけど誘拐のまえふりか。
「お母さん達仲良しなのにおかしいね」と彩に話しかける恭介。
お前の喋りが一番おかしいわい!
「喧嘩は駄目よ。」と彩。
珠希、彩を連れて謙治の病室へ向かう。
悟&恭介、
「悟は 彩が可愛くて仕方がないんだな」
「子供を持ってみれば分かる..何者にもかえがたい存在だ」
「お前は今幸せなんだな」
「ああ。幸せだ。兄さんは?」
「俺は日本を捨てると決めた時から
幸せなんてものを追い求める事はやめにした」
恭介って自分の心の中で思ってたらいい事を
一々言葉にするから鬱陶しい。
「兄さんはそれでいいかもしれないけど
周りの人間はたまらないと思わないのか?
母さんは今でも兄さんの幸せを願ってるよ。
兄さんは幸せじゃない自分を周りの人間にどうにかして欲しいと
甘えてるだけなんじゃないのか?」
甘えん坊恭介なの?
「三枝さんは兄さんのことを一途に思ってるみたいだけど
兄さんがいつまでたってもハッキリしないから
思いを断ち切れずにいるんじゃ..?」
いや、ハッキリ言ってんだけどさ、あの眼鏡女はめげないんっすよ。
「どこかで折り合いをつけて生きていかなければ
幸せなんて見つけられないと思う。」
「悟の言う通りかもしれないな
お前は人の親になって 俺の何倍も大人になったようだ」
悟は前から唯一まともな考えの奴でしたけど?
「兄さん、、」
「だが 俺は折り合いを付けて生きていけない性分なんだ
その事で 周りのみんなに辛い思いをさせていることは十分承知している
だから できるだけ早く自分自身納得できるよう
かたをつけるつもりだ そして 一日も早くみんなの元を去る
それまで我慢してくれないか」
謙治の病室にて映子、
謙治がいないのでうっかりする事が多くなり
あなたがいないと寂しいとかわい子ぶる。
謙治の唯一の趣味は植木の水やりだそうです。
コンコン 彩&珠希登場。
「一人で来させるのは危ないって悟さんに..」
「そうね、彩が今一人で家に戻っても誰もいないのよね〜」
「映子、彩と一緒に帰ってやりなさい。」
「そうね。彩、ごめんね。一人で寂しい思いをさせて..」
「彩は大丈夫。お母さんにいつも強い子でいるって約束してるから。」
医局にて珠希&恭介。
「あの後 悟に叱られたよ
俺は 幸せを求めることは止めにしたって言ったら
それでは周りのみんながたまらないって
正直 悟の言う通りだと思った」
「みんな恭介さんの事を心配してるんです。」
「みんなに 辛い思いをさせて 申し訳ないと思っている
だが 俺の性分を変えることは出来ないんだ
事実から目を反らして生きる事に 幸せを見つける事など 出来ない
だが安心してくれ 気が済んだら すぐにでもアメリカに帰るつもりだから
俺はこうして みんなに嫌われながらでも
医師としてやっていければ それで十分幸せなんだ
この前の手術で感じた事だが 君はこの11年で
オペの技術だけではなく 医師としての器も成長させたようだな
先日 病院の責任を背負って 医師を辞めると言ったのは本気だったのか?」
「本気でした。」
「何故 苦労してそこまで技術を身に付けたのに
あっさりと医師を辞めるなんていう事が出来るんだ?」
「医師をしている事が私の全てではないからです。
私の全ては、まず彩の未来、そして彩が暮らす加賀見家、
それから彩がやがて生き甲斐を見つける加賀見病院です。」
「その中に医師としての君はいないのか?」
「私は医師になる事ができて幸せでした。
私は私が感じた医師としての責任と誇りを彩に残してやりたいんです。」
「そのために生きる事が 君の全てだというのか?」
「はい。」
「俺は 昔も今も君を医師として認めている
だから 押し付けかもしれないが 君には一生一医師として
現役でいてほしいと思っている」
見つめ合う二人。
映子&彩、エレベーター前で三枝と遭遇。
「恭介さんが暫く日本にいる事になって私は失業..
製薬会社の友達の手伝いで病院をまわって情報収集して..
たまに恭介さんに会えるから..それじゃ」退場三枝。
「今の女の人は誰なの?」と女の勘が働いた様子の彩。
「恭介おじさんがアメリカで一緒に仕事をしてた人よ。」
「ふ〜ん。」←雑魚だと分かった様子の彩。
加賀見家にて映子&珠希
彩を一人で病院に来させるのはどうのこうのと話中。
「一人で出掛ける時の事は彩に十分言い聞かせています。
塾に通ってる子や習い事に行ってる子だっているんですから。」←かみました。
「珠希さんの考えは分かったわ。
後は悟とよく話してちょうだい。」
「はい。」
三枝に会った事を話す映子。
Club Meguにて仁&恵。
「やっぱり学長は警察沙汰になるとまずいことでも..」
「まだそんな事言ってるの?
どんな理由にせよ、あなたがした事は悪いことで
今ここでこうしていられるのは謙治さんのおかげなのよ。」
頭をカキカキする仁←髪の毛逆立っております。
「謙治さんが、あなたに会って話しがしたいって言ってるんだけど?」
「会ってもいいけどいきなり警察が来てカチャンなんて事になんないよね?」
小心者の仁である。やる事はやっちゃってるくせに。
「全く、あんたは人を信用してんだかしてないんだか。
本当にちゃんと話が出来るの?」
「分かったよ。話をするよ。」
寝室にて悟&珠希。
「彩の自立の件、確かに過保護すぎたのかも..
一日も早く自立できるようにする事に俺も賛成しようと思う。
少し辛いけどね。」
「悟さん、、」
「考えてみれば俺も君も10歳の頃には色んな経験をして
それを自分達で乗り越えて大人になったんだ。
それに君は15歳の頃には実の父親、育ての母親を亡くして
自分一人の力で生きてきて医者になったんだ。
それはそんな君がたまらなく好きで結婚したんだ。
だから彩にだって少しくらい冒険させてもいいと思ったんだ。」
「ありがとう、悟さん。」
そうそう、悟はいろんな意味でたまらなくなったんだよね。
リビングにて悟が彩に
「今日は学校帰りにどこかに寄っていくのか?」
「分からない。」
「どこかへ寄って来る時は家か病院に必ず電話すること。」
「分かりました。」
そこへ謙治登場、驚く一同。
「勝手に退院してもらっちゃ困るよ。」と悟。
「入院して初めて分かったぞ。
病院っていうのはひどく退屈で居心地が悪いもんだ。」
「お父さんもお医者様なんですから
医者の困るようなことはなさらないで下さい。」
寝室へ行く謙治&映子。
「やっぱり我が家はいいな。」
「困った患者さんですこと。
強引に退院してきてしまうなんて」←お前も勝手に病院抜け出してたくせに。
「このまま仕事もすっぽかしてずっと君と一緒にいたいよ。」
甘えん坊謙治君なのである。
「どうしたんです?仕事人間のあなたらしくもない。」
「君には弱音を吐かせてくれ、、」
「よっぽど入院生活が堪えたみたいですね。」
「ああ。」
加賀見病院医局にて三枝&珠希
「私絶対に恭介さんを諦めませんから。
恭介さんの為に実家を捨ててきたんです。
あなたは魔性の女、恭介さんを突き放したと思えば
今度は自分から近付いてみたり
男を手玉に取るあなたには負けません。」
三枝は既にもう負けてるけど?
そこへ恭介入室。三枝を見て珠希を見る。珠希退場。
「骨髄バンクの登録確認書が届いていました。
一緒に私も登録しておきました。
これで同じHLAの型の人があらわれたら救うことができる..」
ふと亮太が再発したときの血液検査のことを思い出す恭介。
看護師、恭介に頼まれていたHLAの検査伝票を渡す。
Club Meguにて謙治に土下座する仁。
「学長の恩を仇で返すような真似をして申し訳ありませんでした。」
「もう済んだことだ。聞かせてくれ。何故私を刺した?」
「それは学長自身がよくご存じでしょう?
あの匿名の告発書は学長が指図をして..?」
「何のために?」
「私が理事にしてくれと脅迫したから。」
「なんでそんな事くらいでわざわざお前の事を
告発せにゃならんのだ、この私が。
大体、そんな細かい事は指図する暇などない事が
一番近くにいるお前が一番良く分かっていたはずだ。
学長ともなれば派閥の中でも一旦気を許せば
誰につけ込まれるか分かったものじゃない。
だがそんな事はお前なら全て心得てくれてると思っていたよ。」
「すみません。」
「頂点に立つ人間は孤独だ。誰にも甘い顔など見せられん。
だがな、私だって人の子だ。
限られた身内には理不尽で困らせてしまうこともある。
お前との付き合いももう40年近くになるんだな。
だがな仁、どんなに強い絆も断ち切れてしまうときは一瞬だ。
また再びお互いに信頼を分かち合おうと思っても
それなりに時間がかかる。すまん。
私にはもうそんな時間は残っていない。この年だ。」
「お兄さん、、」
かばんから封筒(300万)を取り出し渡す謙治。
「餞別だ。金なら今ではお前の姉さんの方が融通が利くだろうが
私のポケットマネーではそれが限界だ。」
白と黒の彩乃はサリナたんに500万渡してたよ?
「お兄さんの気持ちも知らずに俺は、、」
「今頃になってお前の事をどんなに頼っていたか
身にしみているよ。
もっと早くに気付いてやってればな。
守ってやれなかった、すまん。」
加賀見家和室にて謙治&珠希。
「私を襲った人間に会いにいってきた。」
「お父様を刺したのは小暮事務長ですね?
小暮事務長を匿名の告発で陥れたのは私です、」
「何だって??」
「事務長は今後、邪魔になると思って私が切り捨てました。
これも全て加賀見病院と加賀見家を守るためです。
脅されるような過去を持つお父様の責任ですよ。」
「お前は全て私の責任だと言うのか?」
「いいえ。お父様一人に責任を押し付けるつもりはありません。」
見合う二人。
「それに今回の事は私にも責任があるのは事実です。
でもこれからも加賀見病院にとってマイナスになる人間は
容赦なく切り捨てます。
これはお父様と私だけの秘密の話です。
私も少し責任を感じたので必死になってお父様を救いました。
いつまでもお元気で。おやすみなさい。」退場珠希。
出て行った珠希を目で追う謙治。
医局にて暗い中PCに向き合う恭介。
亮太と自分のHLAの型が同じだった事に気付く恭介。
「合ってた。。」
奥歯を噛み締めお怒りモードの恭介のアップ。
===つづく=====
「
珠希&奥村
「先日のお話、お断りさせていただくわ。
あなたはどうしてそんなに私にこだわるの?」
「先生が女性でありながら医療行政に熱心な国会議員として
ご活躍されてるから..
それにうちの病院の利益になると..よろしくお願いします。」ぺこり
無言で去る奥村。
休憩室で恭介&彩、そこへ悟登場。
「彩、学校帰りに一人で寄ったのか?」
「うん。お見舞いに来たのよ。」
そこへ珠希も登場。悟、
「一人で来たらしい。一人で来させる事に俺は反対だ。」
「彩はもう10歳よ?」
「でも通いなれた道ならまだしも
ここまで一人で来るにはまだ早すぎる。」
やたら一人で来るのがどうのこうのどうでもいい事言ってるんだ?
って思ったけど誘拐のまえふりか。
「お母さん達仲良しなのにおかしいね」と彩に話しかける恭介。
「喧嘩は駄目よ。」と彩。
珠希、彩を連れて謙治の病室へ向かう。
悟&恭介、
「悟は 彩が可愛くて仕方がないんだな」
「子供を持ってみれば分かる..何者にもかえがたい存在だ」
「お前は今幸せなんだな」
「ああ。幸せだ。兄さんは?」
「俺は日本を捨てると決めた時から
幸せなんてものを追い求める事はやめにした」
恭介って自分の心の中で思ってたらいい事を
一々言葉にするから鬱陶しい。
「兄さんはそれでいいかもしれないけど
周りの人間はたまらないと思わないのか?
母さんは今でも兄さんの幸せを願ってるよ。
兄さんは幸せじゃない自分を周りの人間にどうにかして欲しいと
甘えてるだけなんじゃないのか?」
甘えん坊恭介なの?
「三枝さんは兄さんのことを一途に思ってるみたいだけど
兄さんがいつまでたってもハッキリしないから
思いを断ち切れずにいるんじゃ..?」
いや、ハッキリ言ってんだけどさ、あの眼鏡女はめげないんっすよ。
「どこかで折り合いをつけて生きていかなければ
幸せなんて見つけられないと思う。」
「悟の言う通りかもしれないな
お前は人の親になって 俺の何倍も大人になったようだ」
悟は前から唯一まともな考えの奴でしたけど?
「兄さん、、」
「だが 俺は折り合いを付けて生きていけない性分なんだ
その事で 周りのみんなに辛い思いをさせていることは十分承知している
だから できるだけ早く自分自身納得できるよう
かたをつけるつもりだ そして 一日も早くみんなの元を去る
それまで我慢してくれないか」
謙治の病室にて映子、
謙治がいないのでうっかりする事が多くなり
あなたがいないと寂しいとかわい子ぶる。
謙治の唯一の趣味は植木の水やりだそうです。
コンコン 彩&珠希登場。
「一人で来させるのは危ないって悟さんに..」
「そうね、彩が今一人で家に戻っても誰もいないのよね〜」
「映子、彩と一緒に帰ってやりなさい。」
「そうね。彩、ごめんね。一人で寂しい思いをさせて..」
「彩は大丈夫。お母さんにいつも強い子でいるって約束してるから。」
医局にて珠希&恭介。
「あの後 悟に叱られたよ
俺は 幸せを求めることは止めにしたって言ったら
それでは周りのみんながたまらないって
正直 悟の言う通りだと思った」
「みんな恭介さんの事を心配してるんです。」
「みんなに 辛い思いをさせて 申し訳ないと思っている
だが 俺の性分を変えることは出来ないんだ
事実から目を反らして生きる事に 幸せを見つける事など 出来ない
だが安心してくれ 気が済んだら すぐにでもアメリカに帰るつもりだから
俺はこうして みんなに嫌われながらでも
医師としてやっていければ それで十分幸せなんだ
この前の手術で感じた事だが 君はこの11年で
オペの技術だけではなく 医師としての器も成長させたようだな
先日 病院の責任を背負って 医師を辞めると言ったのは本気だったのか?」
「本気でした。」
「何故 苦労してそこまで技術を身に付けたのに
あっさりと医師を辞めるなんていう事が出来るんだ?」
「医師をしている事が私の全てではないからです。
私の全ては、まず彩の未来、そして彩が暮らす加賀見家、
それから彩がやがて生き甲斐を見つける加賀見病院です。」
「その中に医師としての君はいないのか?」
「私は医師になる事ができて幸せでした。
私は私が感じた医師としての責任と誇りを彩に残してやりたいんです。」
「そのために生きる事が 君の全てだというのか?」
「はい。」
「俺は 昔も今も君を医師として認めている
だから 押し付けかもしれないが 君には一生一医師として
現役でいてほしいと思っている」
見つめ合う二人。
映子&彩、エレベーター前で三枝と遭遇。
「恭介さんが暫く日本にいる事になって私は失業..
製薬会社の友達の手伝いで病院をまわって情報収集して..
たまに恭介さんに会えるから..それじゃ」退場三枝。
「今の女の人は誰なの?」と女の勘が働いた様子の彩。
「恭介おじさんがアメリカで一緒に仕事をしてた人よ。」
「ふ〜ん。」←雑魚だと分かった様子の彩。
加賀見家にて映子&珠希
彩を一人で病院に来させるのはどうのこうのと話中。
「一人で出掛ける時の事は彩に十分言い聞かせています。
塾に通ってる子や習い事に行ってる子だっているんですから。」←かみました。
「珠希さんの考えは分かったわ。
後は悟とよく話してちょうだい。」
「はい。」
三枝に会った事を話す映子。
Club Meguにて仁&恵。
「やっぱり学長は警察沙汰になるとまずいことでも..」
「まだそんな事言ってるの?
どんな理由にせよ、あなたがした事は悪いことで
今ここでこうしていられるのは謙治さんのおかげなのよ。」
頭をカキカキする仁←髪の毛逆立っております。
「謙治さんが、あなたに会って話しがしたいって言ってるんだけど?」
「会ってもいいけどいきなり警察が来てカチャンなんて事になんないよね?」
小心者の仁である。やる事はやっちゃってるくせに。
「全く、あんたは人を信用してんだかしてないんだか。
本当にちゃんと話が出来るの?」
「分かったよ。話をするよ。」
寝室にて悟&珠希。
「彩の自立の件、確かに過保護すぎたのかも..
一日も早く自立できるようにする事に俺も賛成しようと思う。
少し辛いけどね。」
「悟さん、、」
「考えてみれば俺も君も10歳の頃には色んな経験をして
それを自分達で乗り越えて大人になったんだ。
それに君は15歳の頃には実の父親、育ての母親を亡くして
自分一人の力で生きてきて医者になったんだ。
それはそんな君がたまらなく好きで結婚したんだ。
だから彩にだって少しくらい冒険させてもいいと思ったんだ。」
「ありがとう、悟さん。」
そうそう、悟はいろんな意味でたまらなくなったんだよね。
リビングにて悟が彩に
「今日は学校帰りにどこかに寄っていくのか?」
「分からない。」
「どこかへ寄って来る時は家か病院に必ず電話すること。」
「分かりました。」
そこへ謙治登場、驚く一同。
「勝手に退院してもらっちゃ困るよ。」と悟。
「入院して初めて分かったぞ。
病院っていうのはひどく退屈で居心地が悪いもんだ。」
「お父さんもお医者様なんですから
医者の困るようなことはなさらないで下さい。」
寝室へ行く謙治&映子。
「やっぱり我が家はいいな。」
「困った患者さんですこと。
強引に退院してきてしまうなんて」←お前も勝手に病院抜け出してたくせに。
「このまま仕事もすっぽかしてずっと君と一緒にいたいよ。」
甘えん坊謙治君なのである。
「どうしたんです?仕事人間のあなたらしくもない。」
「君には弱音を吐かせてくれ、、」
「よっぽど入院生活が堪えたみたいですね。」
「ああ。」
加賀見病院医局にて三枝&珠希
「私絶対に恭介さんを諦めませんから。
恭介さんの為に実家を捨ててきたんです。
あなたは魔性の女、恭介さんを突き放したと思えば
今度は自分から近付いてみたり
男を手玉に取るあなたには負けません。」
三枝は既にもう負けてるけど?
そこへ恭介入室。三枝を見て珠希を見る。珠希退場。
「骨髄バンクの登録確認書が届いていました。
一緒に私も登録しておきました。
これで同じHLAの型の人があらわれたら救うことができる..」
ふと亮太が再発したときの血液検査のことを思い出す恭介。
看護師、恭介に頼まれていたHLAの検査伝票を渡す。
Club Meguにて謙治に土下座する仁。
「学長の恩を仇で返すような真似をして申し訳ありませんでした。」
「もう済んだことだ。聞かせてくれ。何故私を刺した?」
「それは学長自身がよくご存じでしょう?
あの匿名の告発書は学長が指図をして..?」
「何のために?」
「私が理事にしてくれと脅迫したから。」
「なんでそんな事くらいでわざわざお前の事を
告発せにゃならんのだ、この私が。
大体、そんな細かい事は指図する暇などない事が
一番近くにいるお前が一番良く分かっていたはずだ。
学長ともなれば派閥の中でも一旦気を許せば
誰につけ込まれるか分かったものじゃない。
だがそんな事はお前なら全て心得てくれてると思っていたよ。」
「すみません。」
「頂点に立つ人間は孤独だ。誰にも甘い顔など見せられん。
だがな、私だって人の子だ。
限られた身内には理不尽で困らせてしまうこともある。
お前との付き合いももう40年近くになるんだな。
だがな仁、どんなに強い絆も断ち切れてしまうときは一瞬だ。
また再びお互いに信頼を分かち合おうと思っても
それなりに時間がかかる。すまん。
私にはもうそんな時間は残っていない。この年だ。」
「お兄さん、、」
かばんから封筒(300万)を取り出し渡す謙治。
「餞別だ。金なら今ではお前の姉さんの方が融通が利くだろうが
私のポケットマネーではそれが限界だ。」
白と黒の彩乃はサリナたんに500万渡してたよ?
「お兄さんの気持ちも知らずに俺は、、」
「今頃になってお前の事をどんなに頼っていたか
身にしみているよ。
もっと早くに気付いてやってればな。
守ってやれなかった、すまん。」
加賀見家和室にて謙治&珠希。
「私を襲った人間に会いにいってきた。」
「お父様を刺したのは小暮事務長ですね?
小暮事務長を匿名の告発で陥れたのは私です、」
「何だって??」
「事務長は今後、邪魔になると思って私が切り捨てました。
これも全て加賀見病院と加賀見家を守るためです。
脅されるような過去を持つお父様の責任ですよ。」
「お前は全て私の責任だと言うのか?」
「いいえ。お父様一人に責任を押し付けるつもりはありません。」
見合う二人。
「それに今回の事は私にも責任があるのは事実です。
でもこれからも加賀見病院にとってマイナスになる人間は
容赦なく切り捨てます。
これはお父様と私だけの秘密の話です。
私も少し責任を感じたので必死になってお父様を救いました。
いつまでもお元気で。おやすみなさい。」退場珠希。
出て行った珠希を目で追う謙治。
医局にて暗い中PCに向き合う恭介。
亮太と自分のHLAの型が同じだった事に気付く恭介。
「合ってた。。」
奥歯を噛み締めお怒りモードの恭介のアップ。
===つづく=====
■愛讐のロメラ(第51話)
2008年12月10日 愛讐のロメラ「私は一度は敵にまわろうとした人間..」
「うちの病院を娘に与えるために出来る事は全てしたいんです。」
「加賀見病院にダメージを与えてほしいと依頼してきたのは恭介さんよ。
その事と何か関係あるんでしょ?」
「私は結婚する前、恭介さんの事を愛していました。
でも今は悟さんの妻..一度愛した人が自分のいるべき場所に
戻る事が出来ないのは私に理由が..
その事も含めてお力を貸していただきたい..」
「あなたは正直な人ね。考えてみるわ。」
「よろしくお願いします。」
加賀見病院にて悟&恭介。
「お前はどう思っているんだ?
お前の父親が俺の父さんを殺したかもしれないという話だ。」
「珠希が自分の罪を認めてる。俺はそれを信じる。」
「結局 お前も珠希と同じ人間に成り果てたって事か
目の前の幸せにすがりついて生きる浅ましい人間..
今のお前達の生活は 過去を塗りつぶした上に築きあげた
所詮 砂上の楼閣に過ぎない」退場恭介
病室にて謙治&奥村。
「理事を引き受けてほしいって頼まれたの。
娘の為に病院の後ろ楯になってほしいって..
恭介さんと珠希さんって昔お付き合いされていたそうね。」
「それが理事の話と何の関係が..?」
「珠希さんが言ったの、自分のために加賀見家を去った恭介さんを
加賀見家に戻してほしいって。」
「そんな事より理事の件、どうするつもり..?」
「出来る事なら珠希さんと会う事は避けたいわ。」
「それだったら断ってもらって構わん。
40年間一度も珠希と会いたいと思わなかったか?」
「ないわ。私の汚点だと思ってるくらい。」
「ご主人はよく黙っていたな。」
「奥村は珠希さんを身籠ってる間に死んだのよ。
珠希さんを捨てて野心の塊になって今日まで生きてきたわ。」
「それで議員にまでのぼりつめた、そういう事だったのか。」
「あなたを捨てた罰があたったのかも..」
「いや〜、捨てられたのに今頃になって俺のここに罰があたったよ。」
と笑いあってると映子登場、紹介されすぐ退場奥村。
映子に昔奥村と付き合ってた事を話す謙治。
「珠希が奥村先生に理事になってほしいと頼んだそうだ。
彩と恭介の将来のために..」
オペ室前にて珠希&恭介
「奥村議員に理事になってほしいとお願いを..
病院の今後のために恭介さんにも力になってほしい..」
「君達の幸せのために 俺に奉仕をしろと..?」
「恭介さんの居る場所は加賀見病院です、加賀見家なんです!」
「加賀見家は君と彩と悟の三人が守っていくんじゃ..?
そこに俺の場所などないという事は 君が一番良く分かっているはずだ」
「本当は罪をあなたに被せた私こそ恨まれるべき人間..
その事が全てを狂わせている事に今気付いた..」
「君はどうするつもりなんだ?」
「恨みの連鎖を終わりにしたい..
亮太を死に追いやった私こそが恨まれるべき人間..
恭介さんの謙治さんへの恨みをどうか私に向けて下さい!」
加賀見家にて悟&映子&彩&珠希。
悟と映子に奥村に理事を頼んだことを報告する珠希。
恭介の話ばっかりしてくる彩。
「お母さんと恭介おじさんとどちらが凄いお医者様なの?」
悟の事なんて比べる価値もない模様。
「恭介おじさんはお母さんなんかと比べ物にならないくらい凄いお医者様なのよ。」
「そっか。彩も将来は恭介おじさんみたいなお医者様になる。
それでね加賀見病院で働くの。
彩、恭介おじさんの事がだ〜〜い好き!」
彩、父親の悟みたいな医者にはなりたくない模様。
寝室にて悟、恵の様子が変だったと珠希に話す。
「これまで自分のしてきた事に自信が持てなくなったと..
今まで母さんなりに父さんとの絆を信じていたんだ。」
「私がお母さまに寂しい思いをさせてしまって..
一人で暮らす事に疲れてしまったんじゃ..」
「君だけじゃない。今の生活を選んだ責任は俺にだってある。」
「悟さん?ありえない事だけどもしこの家を出て
銀座のお母さんと一緒に暮らそうって言い出したら賛成してくれる?」
「そうしたらこっちのお父さんやお母さんはどうなるんだ?」
「あくまでも仮にの話よ。仮に私達が居なくなった後
恭介さんが戻ってきたとしたら」
「母さんは喜ぶだろうけど父さんはどうかな。」
「そうね。じゃあ彩をおいて私達だけ出て行くっていうのは?」
「何をバカな事言ってるんだ。
彩をおいて二人だけで銀座の母さんと暮らすなんてあり得ないことだろ?
それに君が彩を手放すなんて考えられない。」
「そうよね。」
彩の部屋にて珠希。
==彩とは別れたくない。でもいつかその日がやってくる。
珠希はその日が来る事を改めて覚悟するのでした。==
Club Meguに仁登場、驚く恵。
「今まで何をしていたの?あなたまさか謙治さんの事を、、」
頷く仁。
「バカ。本当にバカ!
情けなくて殴る気にもならないわ。」
「我慢ならなかったんだよ。
人を散々利用しておいて必要がなくなったらゴミのように捨てる。」
「どうしようもないあんたを拾って事務長にまでしてくれたのは謙治さん..
どんな目に遭わされようと真心を持って尽くすべきだったのよ!」
自首しようとする仁を引き止める恵。
「警察沙汰になれば悟がどれだけ肩身の狭い思いをするか..
私に任せておきなさい。」
ホテルの恭介の部屋に三枝登場。
「しばらく鎌倉の実家に帰っていました。」
「ようやく実家に帰る気になったのか?」
「いいえ。実家には二度と帰りません。
実家で私考えたんです。そしたらやっぱり私は
恭介さんのそばを離れることが出来ないって分かったんです。」
「俺の事など忘れて 君は君の人生を歩けばいい」
「私は恭介さんに振り向いてもらえなくても
煩わしいと言われても例え嫌われても恭介さんの近くに居たい..
このホテルの別の階に部屋をとりました。
何かあったら連絡して下さい。
私の人生の幸せは私が決めます。」退場三枝。
謙治の見舞いにきた恵。
「お加減いかがですか?」
「ようやく来たな。」
「仁がとんでもない事をして本当に申し訳ありませんでした。」ぺこり
「仁は理事にしてくれとあなたに脅迫していたそうですね。
亮太さんの遺書の事、本当なんですか?」
「なぜお前に答えなきゃならんのだ?」
「私は真実はどうでもいい..
あなたが苦しんでいるのなら少しでも私に頼って欲しいだけ..」
「有難い言葉だがお前を頼ったところでどうなる?」
「私はやっぱり映子さんには勝てなかった..
あなたの事は一番良く分かってると思っていました。
だから映子さんには負けてはいないと。
でもそれは独り善がりの自惚れだった。」
「恵、お前がいてくれたから今の俺がある。
加賀見家からも恋人からも見捨てられた俺は逃げるように山梨へ..
あの時、診療所でお前に出会えてなかったら俺はどうなってたか..
三人家族の暮らしに満足しているべきだったのかも..」
「何かありましたらいつでも仰って下さい。」
「仁に会わせてくれないか?話を聞いてやりたい..」
「分かりました。本人に伝えます。」退場恵。
恵とすれ違い謙治の病室へ来る奥村。
「珠希さんの生い立ち、調べさせていただいたわ。
随分あなたにはお世話になったみたいね。
今日は感謝の言葉を言いに..
珠希をよろしくお願いします」ぺこり
「それじゃあ。」
「理事の件、決めたのか?」
「ええ、決めたわ。」
病院の廊下で珠希と彩が仲良く手を繋いで歩いてると恭介と遭遇。
「おじさん!おじいちゃんの所にお見舞いにいくのよ!」
「そっか」
「おじさんってお母さんより凄いお医者さんなんだってね。
お母さんが言ってた。」
「この子は恭介さんに憧れてるみたいなんです。」
無言の恭介を見て彩
「おじさんはお母さんが嫌いなの?」
「どうして?」
「だって全然優しくないじゃない。
お母さんにもっと優しくしてあげて。」
「一緒にジュース飲もうっか!」
「うん!」
「いいだろ?」と珠希に一応許可を取る恭介。
「ええ。」
「お母さんが許してくれたよ 行こう」
「ヤッターー」と恭介の手をとる彩。
そして珠希を見つめ「お母さんも一緒に行こう。」
と珠希の手を取り歩き出す。←を見つめる奥村。
===つづく=====
早くこのドラマ終わらないかな〜って思いながらも観てます。
全然盛り上がりませんけど?
このドラマ、面白いんでしょうか?
いつか、いつか面白くなってくるだろうと思い観てきましたよ。
で、気付きました。『いつか』なんてこない事に。
でも最後まではちゃんと観ます。
三枝ももっと引っ掻き回してくれるのかと期待してましたが全くでして。
2、3日に一度出てるだけ。
10年以上も経ってまだ恨み続けれるのも凄いですよね。
観てる限りじゃ謙治って良い所あるな〜って思うシーンあるし
情とかでてこないんでしょうかね。
「うちの病院を娘に与えるために出来る事は全てしたいんです。」
「加賀見病院にダメージを与えてほしいと依頼してきたのは恭介さんよ。
その事と何か関係あるんでしょ?」
「私は結婚する前、恭介さんの事を愛していました。
でも今は悟さんの妻..一度愛した人が自分のいるべき場所に
戻る事が出来ないのは私に理由が..
その事も含めてお力を貸していただきたい..」
「あなたは正直な人ね。考えてみるわ。」
「よろしくお願いします。」
加賀見病院にて悟&恭介。
「お前はどう思っているんだ?
お前の父親が俺の父さんを殺したかもしれないという話だ。」
「珠希が自分の罪を認めてる。俺はそれを信じる。」
「結局 お前も珠希と同じ人間に成り果てたって事か
目の前の幸せにすがりついて生きる浅ましい人間..
今のお前達の生活は 過去を塗りつぶした上に築きあげた
所詮 砂上の楼閣に過ぎない」退場恭介
病室にて謙治&奥村。
「理事を引き受けてほしいって頼まれたの。
娘の為に病院の後ろ楯になってほしいって..
恭介さんと珠希さんって昔お付き合いされていたそうね。」
「それが理事の話と何の関係が..?」
「珠希さんが言ったの、自分のために加賀見家を去った恭介さんを
加賀見家に戻してほしいって。」
「そんな事より理事の件、どうするつもり..?」
「出来る事なら珠希さんと会う事は避けたいわ。」
「それだったら断ってもらって構わん。
40年間一度も珠希と会いたいと思わなかったか?」
「ないわ。私の汚点だと思ってるくらい。」
「ご主人はよく黙っていたな。」
「奥村は珠希さんを身籠ってる間に死んだのよ。
珠希さんを捨てて野心の塊になって今日まで生きてきたわ。」
「それで議員にまでのぼりつめた、そういう事だったのか。」
「あなたを捨てた罰があたったのかも..」
「いや〜、捨てられたのに今頃になって俺のここに罰があたったよ。」
と笑いあってると映子登場、紹介されすぐ退場奥村。
映子に昔奥村と付き合ってた事を話す謙治。
「珠希が奥村先生に理事になってほしいと頼んだそうだ。
彩と恭介の将来のために..」
オペ室前にて珠希&恭介
「奥村議員に理事になってほしいとお願いを..
病院の今後のために恭介さんにも力になってほしい..」
「君達の幸せのために 俺に奉仕をしろと..?」
「恭介さんの居る場所は加賀見病院です、加賀見家なんです!」
「加賀見家は君と彩と悟の三人が守っていくんじゃ..?
そこに俺の場所などないという事は 君が一番良く分かっているはずだ」
「本当は罪をあなたに被せた私こそ恨まれるべき人間..
その事が全てを狂わせている事に今気付いた..」
「君はどうするつもりなんだ?」
「恨みの連鎖を終わりにしたい..
亮太を死に追いやった私こそが恨まれるべき人間..
恭介さんの謙治さんへの恨みをどうか私に向けて下さい!」
加賀見家にて悟&映子&彩&珠希。
悟と映子に奥村に理事を頼んだことを報告する珠希。
恭介の話ばっかりしてくる彩。
「お母さんと恭介おじさんとどちらが凄いお医者様なの?」
悟の事なんて比べる価値もない模様。
「恭介おじさんはお母さんなんかと比べ物にならないくらい凄いお医者様なのよ。」
「そっか。彩も将来は恭介おじさんみたいなお医者様になる。
それでね加賀見病院で働くの。
彩、恭介おじさんの事がだ〜〜い好き!」
彩、父親の悟みたいな医者にはなりたくない模様。
寝室にて悟、恵の様子が変だったと珠希に話す。
「これまで自分のしてきた事に自信が持てなくなったと..
今まで母さんなりに父さんとの絆を信じていたんだ。」
「私がお母さまに寂しい思いをさせてしまって..
一人で暮らす事に疲れてしまったんじゃ..」
「君だけじゃない。今の生活を選んだ責任は俺にだってある。」
「悟さん?ありえない事だけどもしこの家を出て
銀座のお母さんと一緒に暮らそうって言い出したら賛成してくれる?」
「そうしたらこっちのお父さんやお母さんはどうなるんだ?」
「あくまでも仮にの話よ。仮に私達が居なくなった後
恭介さんが戻ってきたとしたら」
「母さんは喜ぶだろうけど父さんはどうかな。」
「そうね。じゃあ彩をおいて私達だけ出て行くっていうのは?」
「何をバカな事言ってるんだ。
彩をおいて二人だけで銀座の母さんと暮らすなんてあり得ないことだろ?
それに君が彩を手放すなんて考えられない。」
「そうよね。」
彩の部屋にて珠希。
==彩とは別れたくない。でもいつかその日がやってくる。
珠希はその日が来る事を改めて覚悟するのでした。==
Club Meguに仁登場、驚く恵。
「今まで何をしていたの?あなたまさか謙治さんの事を、、」
頷く仁。
「バカ。本当にバカ!
情けなくて殴る気にもならないわ。」
「我慢ならなかったんだよ。
人を散々利用しておいて必要がなくなったらゴミのように捨てる。」
「どうしようもないあんたを拾って事務長にまでしてくれたのは謙治さん..
どんな目に遭わされようと真心を持って尽くすべきだったのよ!」
自首しようとする仁を引き止める恵。
「警察沙汰になれば悟がどれだけ肩身の狭い思いをするか..
私に任せておきなさい。」
ホテルの恭介の部屋に三枝登場。
「しばらく鎌倉の実家に帰っていました。」
「ようやく実家に帰る気になったのか?」
「いいえ。実家には二度と帰りません。
実家で私考えたんです。そしたらやっぱり私は
恭介さんのそばを離れることが出来ないって分かったんです。」
「俺の事など忘れて 君は君の人生を歩けばいい」
「私は恭介さんに振り向いてもらえなくても
煩わしいと言われても例え嫌われても恭介さんの近くに居たい..
このホテルの別の階に部屋をとりました。
何かあったら連絡して下さい。
私の人生の幸せは私が決めます。」退場三枝。
謙治の見舞いにきた恵。
「お加減いかがですか?」
「ようやく来たな。」
「仁がとんでもない事をして本当に申し訳ありませんでした。」ぺこり
「仁は理事にしてくれとあなたに脅迫していたそうですね。
亮太さんの遺書の事、本当なんですか?」
「なぜお前に答えなきゃならんのだ?」
「私は真実はどうでもいい..
あなたが苦しんでいるのなら少しでも私に頼って欲しいだけ..」
「有難い言葉だがお前を頼ったところでどうなる?」
「私はやっぱり映子さんには勝てなかった..
あなたの事は一番良く分かってると思っていました。
だから映子さんには負けてはいないと。
でもそれは独り善がりの自惚れだった。」
「恵、お前がいてくれたから今の俺がある。
加賀見家からも恋人からも見捨てられた俺は逃げるように山梨へ..
あの時、診療所でお前に出会えてなかったら俺はどうなってたか..
三人家族の暮らしに満足しているべきだったのかも..」
「何かありましたらいつでも仰って下さい。」
「仁に会わせてくれないか?話を聞いてやりたい..」
「分かりました。本人に伝えます。」退場恵。
恵とすれ違い謙治の病室へ来る奥村。
「珠希さんの生い立ち、調べさせていただいたわ。
随分あなたにはお世話になったみたいね。
今日は感謝の言葉を言いに..
珠希をよろしくお願いします」ぺこり
「それじゃあ。」
「理事の件、決めたのか?」
「ええ、決めたわ。」
病院の廊下で珠希と彩が仲良く手を繋いで歩いてると恭介と遭遇。
「おじさん!おじいちゃんの所にお見舞いにいくのよ!」
「そっか」
「おじさんってお母さんより凄いお医者さんなんだってね。
お母さんが言ってた。」
「この子は恭介さんに憧れてるみたいなんです。」
無言の恭介を見て彩
「おじさんはお母さんが嫌いなの?」
「どうして?」
「だって全然優しくないじゃない。
お母さんにもっと優しくしてあげて。」
「一緒にジュース飲もうっか!」
「うん!」
「いいだろ?」と珠希に一応許可を取る恭介。
「ええ。」
「お母さんが許してくれたよ 行こう」
「ヤッターー」と恭介の手をとる彩。
そして珠希を見つめ「お母さんも一緒に行こう。」
と珠希の手を取り歩き出す。←を見つめる奥村。
===つづく=====
早くこのドラマ終わらないかな〜って思いながらも観てます。
全然盛り上がりませんけど?
このドラマ、面白いんでしょうか?
いつか、いつか面白くなってくるだろうと思い観てきましたよ。
で、気付きました。『いつか』なんてこない事に。
でも最後まではちゃんと観ます。
三枝ももっと引っ掻き回してくれるのかと期待してましたが全くでして。
2、3日に一度出てるだけ。
10年以上も経ってまだ恨み続けれるのも凄いですよね。
観てる限りじゃ謙治って良い所あるな〜って思うシーンあるし
情とかでてこないんでしょうかね。
■愛讐のロメラ(第50話)
2008年12月9日 愛讐のロメラ刺された謙治、携帯でどこかに電話。
ホテルの一室にて奥村&恭介
「あなたのご要望にお応えすることができなかった以上、
これはお返しするわ」と小切手を返す奥村。
「あなたと珠希さんって昔なにかあったの?」
「俺は全てを捨て去ってこの国を離れた
だから今更昔の事は思い出したくもない記憶だ」
「ねえ、私の退院祝いしてくれない?」
シャンパンをグラスに注ぎながら
「私にも忘れたい過去があるの。
だからお互いに忘れたい過去に乾杯しましょ。」
一気飲みする恭介。
「余程思い出したくない過去があるようね。」
電話が鳴り出る恭介。
「もしもし ああ私だが 何だって!!」
加賀見病院に運び込まれる謙治。
オペ室へ向かう珠希を呼び止める恭介。
「手伝おう」
「大丈夫です、人手は足りています。」
「行くぞ」
「お願いですから加賀見先生は戻って下さい。
このオペは私が一人でやります。」
「なぜだ 加賀見謙治だからか
やはりそうなんだな
そういう事ならむしろこのオペは俺が執刀しよう」
「執刀医は私です。あなたの仰る通り中にいるのはお父さん..
だからあなたを中に入れるわけには..」
「どういう意味だ?」
「それはあなたが一番よくわかっているはず..」
「バカな事を言うな そこを退くんだ」
「お願いです、どうか私を信じていただけませんか?」
「君は本当に俺があの男を殺すとでも思っているのか?駄目だ」
「お酒を飲んでいるのね。」
「少量だ 問題ない」
「問題ないわけありません。
一歩でも中に入ったら私はあなたを許さない。」とオペ室へ入る珠希。
「珠希、、」と呟くオペやる気満々だった恭介。
オペ室にてオペ開始。
オペ室前の廊下にてウロウロいても立ってもいられない様子の恭介。
そこへ悟&映子登場。
「兄さん!父さんは?」
「今珠希がオペをしている所だ」
「珠希さんが、、」と動揺する映子。
「珠希なら安心だ。珠希の腕ならきっと何とかしてくれるはずだ。」
「ええ、、そうね。」
「あの時の事を思い出しませんか?
24年前のあの日 俺達はこうして父さんの手術が終わるのを待っていました
そう丁度 この同じ場所で」
昔の事は思い出したくもないくせに思い出しまくりの恭介。
「今でも昨日のことのように思い出せる
そして手術を終えて出てきたあの男の顔が目に浮かぶ
すまない と言った言葉のその裏側には 一体何が隠されていたのか
あの時はまるで分からなかった 珠希は一体
どんな顔してここから出てくるつもりだろう」退場恭介。
オペ終了、悟&映子&珠希
「幸い命に関わる臓器の損傷はありませんでした。」
「珠希、ありがとう、本当にありがとう。」と抱きつく悟。
医局にて恭介&珠希。
「安心したよ もしかして君があの場で彼を」
「私は医者として当然の事をしたまで..」
「君は強い女性だな
俺は 君の心を邪推して君を止めようとしたんだ
だがあの時 俺が中に入っていたら
本当に自分を押さえきれたかどうか
アイツが父さんにしたように 俺がアイツを」
「恨みはどこかで誰かが終わらさなければ..
だから私は私で終わりにしようと決めた..
もう加賀見謙治を恨む事を止めにしてくれませんか?」
「君は本気で あの男の全てを許してしまったと..?
君は本気で今の生活に幸せを感じ生活を守ろうと..?
、、、そうなんだな。」
「そう思って下さって構いません。」
「所詮 君にとって亮太と父さんは 他人に過ぎなかったと..
俺は 君が俺に愚かな復讐をさせない為に
自分の手を汚すつもりなのかもしれないと思った
だから君を止めようと考えた
だがそれは とんだ一人相撲だったようだな
君が何をどう考えようが勝手だが
その考えを押し付けられるのは迷惑だ
そういう事なら 外科部長の件は断らせてもらう
俺は俺のやり方で この件にかたをつけるつもりだ」退場恭介。
==恭介だけでも何とかしてこの復讐の連鎖から救い出したい
しかしその事を口に出せない珠希の思いは
恭介に届くはずもありませんでした。==
謙治の病室へ入る珠希。
「「あなたを助けたわけじゃない。
あなたが罪を償いもしないのに楽に死なせるわけにはいかないの。
あなたの命を奪うのは私の役目。」」
加賀見家寝室にて悟&珠希
「昨日は父さんの事本当にありがとう。
身内の人間をオペするっていうのは簡単なことじゃないだろ?
その人との歴史がある分、思いも複雑だ。」
「でも手術台に乗れば誰でも同じ..最善を尽くすだけ。」
「君は強いな〜。
君は本当に過去も何もかも乗り越えたんだな〜。
君がすべてを承知の上でこの家に入ったと知った時
正直何か考えがあっての事なんじゃないかと勘ぐったこともあった。
こんな俺を許してほしい。」
毎回悟はいいとこついてんだけどさ〜
途中で考えが変わるんだよな〜。
「悟さんは全てを知った上で私と結婚..
むしろ感謝してるくらいよ。」
「珠希、、」と言って後ろから抱きしめ
「俺達の関係はこの先もずっと変わらない。
そう思っていいんだな?」
「ええ。」
「それじゃ先に出かけるな。」と退場悟。
引き出しから最愛の彩へというタイトルのCDを取り出し
「ごめんなさい。悟さん。」と呟く珠希。
病室にて謙治&珠希
「お加減はいかがですか?」
「経過はすこぶる順調。全く問題なしだ。」
「何故警察に連絡させなかったんですか?」
「私は秀慶大の学長だ。表沙汰になってみろ、いらん腹を探られる。
私を引きずりおろそうと天蚕糸ね引いて待ってる連中はごまんといる..
検査入院と言うことにしておいてくれ。事故などそもそもなかったと。
病院の見解を統一しておくように。」
「分かりました。」
そこへ映子登場。
「珠希さん、おかげでずいぶん良くなったみたい。」
「安心しました。一家の主に何かあっては大変ですからね。」退場珠希。
「一体誰なんです?こんな酷い事をしたの、、」
「全く知らん男だ。」
「よく思い出してみて下さい。どこかで会ってるかも、、」
「少し休ませてくれ。」と横になる謙治。
「私にだけは本当の事を教えていただけませんか?
誰かを庇ってるんじゃ..?」
「諄いぞ。」
ガチャ 恭介入室。
「随分とお元気そうですね
あなたはつくづく悪運の強い人だ
執刀したのが珠希で幸いでした
俺だったら 手術室であなたへの恨みを抑えきれたかどうか
早期の回復を祈ってますよ あなたには
こんな所で弱ってもらっては困りますから」退場恭介。
なんだかんだいっても心配性の恭介。
休憩室にて珠希&映子。
「手術室に駆け付けた時、悟が言った..
あなたに任せておけば安心だって。
本当にいい夫婦になったわね。」
「お母さん達にはかないません。」
「そんな事もないのよ。
あの人は私に何でも打ち明けてくれてると信じてたけど
それは私の思い上がりだったのかも..
人は会った事ない男だっていってたけど誰かを庇ってる。」
珠希、速攻仁の顔を思い出す。
つーか仁しかいないですよね、やりそうな奴って。
Club Meguにて恵&悟。
「あれから仁おじさんどうしてる?」
「全然来てない..どこで何をしているのやら。」
「そうか。」
「相当答えたみたいだから。」
「今回の事はハッキリ言ってショックだった。
でも根は悪い人じゃないからこの先更生してくれればと思ってる。」
仁って何回更生すればいいんでしょうか?
「実は父さんが刺された。」
「何ですって??」とふと仁を思い出す恵。
「一体誰に?」
「父さんは知らない男だって言ってる。」
「そんな事があったなんて。」
「父さんの希望で警察にも連絡していない。
表向きは検査入院って事に..
父さんはこんな時まで学長っていう立場が気になって仕方ないんだ。」
「あの人らしいわね。」
「母さんも一度位顔を出してやってよ。きっと喜ぶと思う。」
「そうね。でも私は会いにいかない方がいいのかも..
あの人のことは誰よりもよく分かってるつもりだった。
だから映子さんと結婚しても全然負けた気がしなかったわ。
でもね、最近段々とよく分からなくなってしまったのよ。
謙治さんの事だけじゃないわ、あなたの為、彩の為、仁の為だと
思ってやったきたことも本当に正しかったのか、、。」
「母さんがこれまでどれだけ俺達のために自分を犠牲にしてきたか
一番良く分かってるつもりだからもう無理はしないで..」
「ありがとう、あなたは本当に心根の優しい子に育ってくれたわ。
知らせてくれてありがとう。」
優しいけど勤務先の病院で女を犯すような男ですよ??
私は未遂だと思ってますけど。
病院にてすれ違う恭介&珠希。
振り向く珠希、エレベーターに乗り込んだ恭介に向かい
「あなたはどうするつもり?」と呟く。
お前こそどうするつもりなんだよ!
奥村&珠希
「奥村さんに折り入ってお話ししたいことが、、」
「お話、聞かせていただくわ。」
「無理を承知で申し上げます。
うちの病院の理事になって下さい。
理事になって今後の加賀見病院にお力を..
先生にうちの病院の後継人になっていただきたいんです。」
「そんな事できるわけないじゃない。
だって私は、、、あなたの、、、」
===つづく====
ホテルの一室にて奥村&恭介
「あなたのご要望にお応えすることができなかった以上、
これはお返しするわ」と小切手を返す奥村。
「あなたと珠希さんって昔なにかあったの?」
「俺は全てを捨て去ってこの国を離れた
だから今更昔の事は思い出したくもない記憶だ」
「ねえ、私の退院祝いしてくれない?」
シャンパンをグラスに注ぎながら
「私にも忘れたい過去があるの。
だからお互いに忘れたい過去に乾杯しましょ。」
一気飲みする恭介。
「余程思い出したくない過去があるようね。」
電話が鳴り出る恭介。
「もしもし ああ私だが 何だって!!」
加賀見病院に運び込まれる謙治。
オペ室へ向かう珠希を呼び止める恭介。
「手伝おう」
「大丈夫です、人手は足りています。」
「行くぞ」
「お願いですから加賀見先生は戻って下さい。
このオペは私が一人でやります。」
「なぜだ 加賀見謙治だからか
やはりそうなんだな
そういう事ならむしろこのオペは俺が執刀しよう」
「執刀医は私です。あなたの仰る通り中にいるのはお父さん..
だからあなたを中に入れるわけには..」
「どういう意味だ?」
「それはあなたが一番よくわかっているはず..」
「バカな事を言うな そこを退くんだ」
「お願いです、どうか私を信じていただけませんか?」
「君は本当に俺があの男を殺すとでも思っているのか?駄目だ」
「お酒を飲んでいるのね。」
「少量だ 問題ない」
「問題ないわけありません。
一歩でも中に入ったら私はあなたを許さない。」とオペ室へ入る珠希。
「珠希、、」と呟くオペやる気満々だった恭介。
オペ室にてオペ開始。
オペ室前の廊下にてウロウロいても立ってもいられない様子の恭介。
そこへ悟&映子登場。
「兄さん!父さんは?」
「今珠希がオペをしている所だ」
「珠希さんが、、」と動揺する映子。
「珠希なら安心だ。珠希の腕ならきっと何とかしてくれるはずだ。」
「ええ、、そうね。」
「あの時の事を思い出しませんか?
24年前のあの日 俺達はこうして父さんの手術が終わるのを待っていました
そう丁度 この同じ場所で」
昔の事は思い出したくもないくせに思い出しまくりの恭介。
「今でも昨日のことのように思い出せる
そして手術を終えて出てきたあの男の顔が目に浮かぶ
すまない と言った言葉のその裏側には 一体何が隠されていたのか
あの時はまるで分からなかった 珠希は一体
どんな顔してここから出てくるつもりだろう」退場恭介。
オペ終了、悟&映子&珠希
「幸い命に関わる臓器の損傷はありませんでした。」
「珠希、ありがとう、本当にありがとう。」と抱きつく悟。
医局にて恭介&珠希。
「安心したよ もしかして君があの場で彼を」
「私は医者として当然の事をしたまで..」
「君は強い女性だな
俺は 君の心を邪推して君を止めようとしたんだ
だがあの時 俺が中に入っていたら
本当に自分を押さえきれたかどうか
アイツが父さんにしたように 俺がアイツを」
「恨みはどこかで誰かが終わらさなければ..
だから私は私で終わりにしようと決めた..
もう加賀見謙治を恨む事を止めにしてくれませんか?」
「君は本気で あの男の全てを許してしまったと..?
君は本気で今の生活に幸せを感じ生活を守ろうと..?
、、、そうなんだな。」
「そう思って下さって構いません。」
「所詮 君にとって亮太と父さんは 他人に過ぎなかったと..
俺は 君が俺に愚かな復讐をさせない為に
自分の手を汚すつもりなのかもしれないと思った
だから君を止めようと考えた
だがそれは とんだ一人相撲だったようだな
君が何をどう考えようが勝手だが
その考えを押し付けられるのは迷惑だ
そういう事なら 外科部長の件は断らせてもらう
俺は俺のやり方で この件にかたをつけるつもりだ」退場恭介。
==恭介だけでも何とかしてこの復讐の連鎖から救い出したい
しかしその事を口に出せない珠希の思いは
恭介に届くはずもありませんでした。==
謙治の病室へ入る珠希。
「「あなたを助けたわけじゃない。
あなたが罪を償いもしないのに楽に死なせるわけにはいかないの。
あなたの命を奪うのは私の役目。」」
加賀見家寝室にて悟&珠希
「昨日は父さんの事本当にありがとう。
身内の人間をオペするっていうのは簡単なことじゃないだろ?
その人との歴史がある分、思いも複雑だ。」
「でも手術台に乗れば誰でも同じ..最善を尽くすだけ。」
「君は強いな〜。
君は本当に過去も何もかも乗り越えたんだな〜。
君がすべてを承知の上でこの家に入ったと知った時
正直何か考えがあっての事なんじゃないかと勘ぐったこともあった。
こんな俺を許してほしい。」
毎回悟はいいとこついてんだけどさ〜
途中で考えが変わるんだよな〜。
「悟さんは全てを知った上で私と結婚..
むしろ感謝してるくらいよ。」
「珠希、、」と言って後ろから抱きしめ
「俺達の関係はこの先もずっと変わらない。
そう思っていいんだな?」
「ええ。」
「それじゃ先に出かけるな。」と退場悟。
引き出しから最愛の彩へというタイトルのCDを取り出し
「ごめんなさい。悟さん。」と呟く珠希。
病室にて謙治&珠希
「お加減はいかがですか?」
「経過はすこぶる順調。全く問題なしだ。」
「何故警察に連絡させなかったんですか?」
「私は秀慶大の学長だ。表沙汰になってみろ、いらん腹を探られる。
私を引きずりおろそうと天蚕糸ね引いて待ってる連中はごまんといる..
検査入院と言うことにしておいてくれ。事故などそもそもなかったと。
病院の見解を統一しておくように。」
「分かりました。」
そこへ映子登場。
「珠希さん、おかげでずいぶん良くなったみたい。」
「安心しました。一家の主に何かあっては大変ですからね。」退場珠希。
「一体誰なんです?こんな酷い事をしたの、、」
「全く知らん男だ。」
「よく思い出してみて下さい。どこかで会ってるかも、、」
「少し休ませてくれ。」と横になる謙治。
「私にだけは本当の事を教えていただけませんか?
誰かを庇ってるんじゃ..?」
「諄いぞ。」
ガチャ 恭介入室。
「随分とお元気そうですね
あなたはつくづく悪運の強い人だ
執刀したのが珠希で幸いでした
俺だったら 手術室であなたへの恨みを抑えきれたかどうか
早期の回復を祈ってますよ あなたには
こんな所で弱ってもらっては困りますから」退場恭介。
なんだかんだいっても心配性の恭介。
休憩室にて珠希&映子。
「手術室に駆け付けた時、悟が言った..
あなたに任せておけば安心だって。
本当にいい夫婦になったわね。」
「お母さん達にはかないません。」
「そんな事もないのよ。
あの人は私に何でも打ち明けてくれてると信じてたけど
それは私の思い上がりだったのかも..
人は会った事ない男だっていってたけど誰かを庇ってる。」
珠希、速攻仁の顔を思い出す。
つーか仁しかいないですよね、やりそうな奴って。
Club Meguにて恵&悟。
「あれから仁おじさんどうしてる?」
「全然来てない..どこで何をしているのやら。」
「そうか。」
「相当答えたみたいだから。」
「今回の事はハッキリ言ってショックだった。
でも根は悪い人じゃないからこの先更生してくれればと思ってる。」
仁って何回更生すればいいんでしょうか?
「実は父さんが刺された。」
「何ですって??」とふと仁を思い出す恵。
「一体誰に?」
「父さんは知らない男だって言ってる。」
「そんな事があったなんて。」
「父さんの希望で警察にも連絡していない。
表向きは検査入院って事に..
父さんはこんな時まで学長っていう立場が気になって仕方ないんだ。」
「あの人らしいわね。」
「母さんも一度位顔を出してやってよ。きっと喜ぶと思う。」
「そうね。でも私は会いにいかない方がいいのかも..
あの人のことは誰よりもよく分かってるつもりだった。
だから映子さんと結婚しても全然負けた気がしなかったわ。
でもね、最近段々とよく分からなくなってしまったのよ。
謙治さんの事だけじゃないわ、あなたの為、彩の為、仁の為だと
思ってやったきたことも本当に正しかったのか、、。」
「母さんがこれまでどれだけ俺達のために自分を犠牲にしてきたか
一番良く分かってるつもりだからもう無理はしないで..」
「ありがとう、あなたは本当に心根の優しい子に育ってくれたわ。
知らせてくれてありがとう。」
優しいけど勤務先の病院で女を犯すような男ですよ??
私は未遂だと思ってますけど。
病院にてすれ違う恭介&珠希。
振り向く珠希、エレベーターに乗り込んだ恭介に向かい
「あなたはどうするつもり?」と呟く。
お前こそどうするつもりなんだよ!
奥村&珠希
「奥村さんに折り入ってお話ししたいことが、、」
「お話、聞かせていただくわ。」
「無理を承知で申し上げます。
うちの病院の理事になって下さい。
理事になって今後の加賀見病院にお力を..
先生にうちの病院の後継人になっていただきたいんです。」
「そんな事できるわけないじゃない。
だって私は、、、あなたの、、、」
===つづく====
■愛讐のロメラ(第49話)
2008年12月8日 愛讐のロメラ「何を言い出すんだ?どういう事なんだ?なぜ捨てた?」
「あの頃は自分の事で精一杯..
子供に人生を奪われるなんて考えられなかったの。」
「それで珠希のためにこの病院を守ろうと..」
「今更だけどこれ以上彼女を苦しめたくない。」
「珠希にはこの事を?」
「言わないで。絶対に秘密にして。
退院したら二度とここには来ないから。」
「分かった、秘密は守るよ。」
白と黒では母親の話は一瞬にして終わっちゃいましたけど
気にもしてなかった珠希の母親が出てくるとは予想外。
加賀見家にて映子&彩の仲のいい姿を見て
==彩が実の孫だと知ったら映子はどれほど喜ぶだろう。
彩には本当の家族を知らせるべきではないのかと
珠希は思い始めていました。==
会議室にて悟&珠希に恭介、
「新しい外科部長の候補だ」
「その事はこちらで人選を進めています。」
「君達が選ぶ人選というのは 自分達の言う事を何でも聞く人間を
探すと言う事ではないのか?」
「兄さん、そういう言い方は」
「今のこの病院はお前達の欲望の城だ
お前達に意見のできる人間が必要だとは思わないのか?」
「とりあえずお預かりします。ですが兄さんに決定権はありません。」
「但し 他の人間を選ぶというなら
その候補より優れた人間ではないと認めない」
「分かりました。」悟退場。
だから認めないもなにも恭介になんでそんな権限があるんだよ!
「今度は内側からの病院改革ですか?」と珠希。
「何とでも言えばいい
この前 彩は君にとってただの子供じゃないと言っていた
あれはどういう意味だったんだ?」
「もうお話しする必要はなくなりました。
状況が変わった..変えたのはあなたです。
私の人生は彩の幸せのために生きること、
そして亮太の死に報いること..」退場珠希。
廊下にて看護師&珠希。
「私が担当した患者さんの保険請求書類のコピーです。
でも何で医療事務の方に頼まなかったんですか?」
「事務長には内密に調べたい事が..」
「先生のお役に立てるんだったら..」退場看護師。
そこへ奥村登場。珠希に気付かれないように
エレベーターに乗り込もうとするが気付かれ
「聴聞の件、ありがとうございました。」
「最初に仕掛けたのは私のほう..」
「結果的に中止させて下さったのは奥村さん..
感謝しています。」
「もうこの病院に何か仕掛けようなんて事は考えていないわ。
あなたの幸せを奪うようなことはしないから。」退場奥村。
院長室にて仁&謙治。
「亮太の遺書がある事はご存じですよね?そこには」
ここで廊下から珠希が立ち聞き。つーか声もれ過ぎ!
「学長が珠希さんに殺人の罪をかぶせたと書いてあるそうじゃ..
姉さんだって私だって学長のために辛抱して頑張ってきた..」
「事務長では不満か?」
「いつになったら私を理事に?」
「調子に乗るな〜。」
「理事にしていただけないのならあなたの事だけではなく
加賀見病院の暗部の全てを公に..」
休憩室にて恭介と彩が仲良くお喋り。
そこへ映子と珠希登場。
恭介と映子の不穏な空気を読み取った彩
「どうしたの?喧嘩したの?駄目だよ。仲良くしなきゃ。」
と恭介と映子の手を取り握手させる。
==珠希は何も知らずに手を繋ぐ親子三人の姿に
確かな絆を感じていました。そしてこの絆を断ち切ることは
誰にも許されない事だと思い知らされたのです。==
加賀見家にて映子&珠希。
「私、悟さんに彩の件でお母さんに対して酷い事を..
お母さんがこの家を出ていってもいいって仰った時
何も言えなくて。すみませんでした。」ぺこり
「私が出ていく覚悟は変わらないわ。」
「あの後、改めて考えて..
お母さん、これからは出ていくなんて二度と言わないで下さい。
私に万が一のことがあった時、安心して彩を託すことができるのは
お母さん以外考えられません。
これからも彩の事をよろしくお願いします。」ぺこり
珠希、寝室にて引き出しから「二十歳の彩へ」と書かれたCDを取り出し割る。
そしてビデオをセットし自分のメッセージを伝える珠希。
『彩、あなたが今これを見ていると言う事はあなたの近くに私はいません。
どう?おばあちゃんを困らせたりしていない?
彩は強い子だからきっと大丈夫よね。
こうしてる間にも彩の笑顔を思い出してとても温かい気持ちになります。
お母さんは彩の笑顔が大好きよ。
お母さんがした事はどんな理由があっても許されることではありません。
でもこれだけは分かっていて。お母さんは彩を捨てたわけじゃない。
だって彩と過ごしたこの10年間はお母さんにとって
何にも変えがたい宝物だから。
だからお母さんは彩を一番信頼できる人達に託していきます。
彩の大好きなおばあちゃんと。
彩、今からお母さんが話すことをよく聞いて下さいね。
あなたの本当のお父さんは、、』
遺言ですか。チ〜ン。
恭介のホテルの部屋にて
コンコン 珠希登場。
「あなたを外科部長に推薦するつもり..
私達の意見に惑わされない人物をと言うのでしたら
あなた以上に適任者はいないと..
その事をお伝えしに..それじゃあ。」退場珠希。
そこへ三枝「本音が出たわね。」と登場。
三枝って登場したりしなかったりが激しいな。
正直どうでもいいキャラになってるよ?
「恭介さんを加賀見病院に縛り付けてどうするつもり?
恭介を手放すのが惜しくなった?
でもあなたに夫や子供まで捨てる覚悟はある?
気まぐれだけなら恭介さんの心を惑わすような真似は止めて。」
「気まぐれで恭介さんに外科部長をお願いしたわけじゃないわ。
恭介さんを誘惑して一緒に生きていってもらうつもりもないの。
恭介さんにはいるべき場所にいてもらいたいと思っただけ。」退場珠希。
ポストに加賀見病院理事会宛の郵便物を投函する珠希。
MEGU Holdingsにて恵&珠希。
「お母さんの仰る通り..あの時の私はどうかしてた..」
「安心して。例え離れていようと彩の事はこれからも
ずっと見守っていくつもりよ。」
「ありがとうございます。」ぺこり
院長室にて謙治&珠希。
「恭介を外科部長に、、それはどういう事だ?」
「恭介さんにもこの病院に責任を持っていただくんです。」
「しかしな〜。」
コンコン 仁「お呼びでしょうか?」と入室。
「理事会に匿名でお前を告発する文書が届いた。」
「私の何を告発してるんでしょうか?」
「二重帳簿を作って病院の収益を着服、
どこから手に入れたのかご丁寧に裏帳簿の完璧なコピー付きだ!見てみろ。」
コピーに目を通す仁。
「どうしてどんなものが、、」
「理事会はこの事態を深刻に受け止めている。
お前の理事就任は白紙、事務長職も即刻解任の決定が..
守ってやろうにも俺一人の力ではどうしようもない。」
「まるで私がこの金を使い込んでたみたいだ!
学長、あなただってこの金が何のために使われたかご存じでしょ?」
「ああ。だが着服の話は聞いとらんぞ。」
「、、、そうか、、。あんただな、、。
(大声で)俺をはめようとしてるんだなぁ!!
このままですむと思うなよ、よ〜く覚えておけ。」退場仁。
「いいチャンスじゃないですか。
このまま首をきれば仁さんが誰に何を言いふらそうとも
辞めさせられた腹いせとしか思われないはずです。」
「珠希、何故そこまでして私の立場を気遣う?」
「彩の幸せのため..お父さんには彩のために一番高い所に居て頂きます。」
Club Meguにて仁&恵。
「学長の罠に嵌められた..」
「謙治さんがあんたなんかに罠を仕掛ける必要が?」
「理事にしてくれないなら亮太の遺書を世間にばらすって。」
「そんな事言ったの?」
「それに、姉さんの件だっていつまでたっても蔑ろのままだし
アイツは人の事利用する事しか考えてない..
奥村議員とだって繋がっている。
利用できる女はキープ..そう言う男なんだ。
もういい加減にしろよ、姉さんはいい女なんだからさ
あんな男こっちから手を切ってやればいいんだよ。」
院長室にて謙治&恵。
「24年前、あなた私に約束したわよね。
私が身を引くかわりに悟と仁の面倒をみてくれるって。
だったら今度の仁への仕打ちは何?
私との約束はどうでもいいって言うの?」
「悟は加賀見家の跡取りにしてやった。
仁だって理事にしてやろうと思ったのに問題を起こして
打ち壊したのは仁本人だ。」
「邪魔になったら誰でも切り捨てるのね。
あの奥村って人はあなたにとって使えてるから繋げてるって事?」
「何の話だ?」
「昔お付き合いのあった人なんでしょ?
まだ交流があったなんてね。
あんな立派な方とご親密なら私みたいな女はようなしって事?」
「くだらん!」
「昔のあなたはそんな人じゃなかったわ。
情に脆くていつも貧乏くじばかり。
そんなあなただったから私はいつも一緒に居たいと思ったの。
あの頃のあなたはどこに行ってしまったのかしらね!」
町をトボトボと歩く謙治。
さっき恵に言われた台詞を思い出し
「あの頃の俺はどこへいってしまったんだ、、」と呟く。
すれ違い様ぶつかったと思ったら後ろから
ブスッ!!
「覚えておけって言ったでしょ。」と仁。
謙治の背中にナイフを刺したまま退場仁。
刺された謙治、フラフラになりながら
ビルとビルの間に入り込み倒れ空を見上げ
山梨時代〜現在の事を走馬灯のように思い出し
「ワァーーーーーーーーッ!!!」と吠える。
===つづく====
「あの頃は自分の事で精一杯..
子供に人生を奪われるなんて考えられなかったの。」
「それで珠希のためにこの病院を守ろうと..」
「今更だけどこれ以上彼女を苦しめたくない。」
「珠希にはこの事を?」
「言わないで。絶対に秘密にして。
退院したら二度とここには来ないから。」
「分かった、秘密は守るよ。」
白と黒では母親の話は一瞬にして終わっちゃいましたけど
気にもしてなかった珠希の母親が出てくるとは予想外。
加賀見家にて映子&彩の仲のいい姿を見て
==彩が実の孫だと知ったら映子はどれほど喜ぶだろう。
彩には本当の家族を知らせるべきではないのかと
珠希は思い始めていました。==
会議室にて悟&珠希に恭介、
「新しい外科部長の候補だ」
「その事はこちらで人選を進めています。」
「君達が選ぶ人選というのは 自分達の言う事を何でも聞く人間を
探すと言う事ではないのか?」
「兄さん、そういう言い方は」
「今のこの病院はお前達の欲望の城だ
お前達に意見のできる人間が必要だとは思わないのか?」
「とりあえずお預かりします。ですが兄さんに決定権はありません。」
「但し 他の人間を選ぶというなら
その候補より優れた人間ではないと認めない」
「分かりました。」悟退場。
だから認めないもなにも恭介になんでそんな権限があるんだよ!
「今度は内側からの病院改革ですか?」と珠希。
「何とでも言えばいい
この前 彩は君にとってただの子供じゃないと言っていた
あれはどういう意味だったんだ?」
「もうお話しする必要はなくなりました。
状況が変わった..変えたのはあなたです。
私の人生は彩の幸せのために生きること、
そして亮太の死に報いること..」退場珠希。
廊下にて看護師&珠希。
「私が担当した患者さんの保険請求書類のコピーです。
でも何で医療事務の方に頼まなかったんですか?」
「事務長には内密に調べたい事が..」
「先生のお役に立てるんだったら..」退場看護師。
そこへ奥村登場。珠希に気付かれないように
エレベーターに乗り込もうとするが気付かれ
「聴聞の件、ありがとうございました。」
「最初に仕掛けたのは私のほう..」
「結果的に中止させて下さったのは奥村さん..
感謝しています。」
「もうこの病院に何か仕掛けようなんて事は考えていないわ。
あなたの幸せを奪うようなことはしないから。」退場奥村。
院長室にて仁&謙治。
「亮太の遺書がある事はご存じですよね?そこには」
ここで廊下から珠希が立ち聞き。つーか声もれ過ぎ!
「学長が珠希さんに殺人の罪をかぶせたと書いてあるそうじゃ..
姉さんだって私だって学長のために辛抱して頑張ってきた..」
「事務長では不満か?」
「いつになったら私を理事に?」
「調子に乗るな〜。」
「理事にしていただけないのならあなたの事だけではなく
加賀見病院の暗部の全てを公に..」
休憩室にて恭介と彩が仲良くお喋り。
そこへ映子と珠希登場。
恭介と映子の不穏な空気を読み取った彩
「どうしたの?喧嘩したの?駄目だよ。仲良くしなきゃ。」
と恭介と映子の手を取り握手させる。
==珠希は何も知らずに手を繋ぐ親子三人の姿に
確かな絆を感じていました。そしてこの絆を断ち切ることは
誰にも許されない事だと思い知らされたのです。==
加賀見家にて映子&珠希。
「私、悟さんに彩の件でお母さんに対して酷い事を..
お母さんがこの家を出ていってもいいって仰った時
何も言えなくて。すみませんでした。」ぺこり
「私が出ていく覚悟は変わらないわ。」
「あの後、改めて考えて..
お母さん、これからは出ていくなんて二度と言わないで下さい。
私に万が一のことがあった時、安心して彩を託すことができるのは
お母さん以外考えられません。
これからも彩の事をよろしくお願いします。」ぺこり
珠希、寝室にて引き出しから「二十歳の彩へ」と書かれたCDを取り出し割る。
そしてビデオをセットし自分のメッセージを伝える珠希。
『彩、あなたが今これを見ていると言う事はあなたの近くに私はいません。
どう?おばあちゃんを困らせたりしていない?
彩は強い子だからきっと大丈夫よね。
こうしてる間にも彩の笑顔を思い出してとても温かい気持ちになります。
お母さんは彩の笑顔が大好きよ。
お母さんがした事はどんな理由があっても許されることではありません。
でもこれだけは分かっていて。お母さんは彩を捨てたわけじゃない。
だって彩と過ごしたこの10年間はお母さんにとって
何にも変えがたい宝物だから。
だからお母さんは彩を一番信頼できる人達に託していきます。
彩の大好きなおばあちゃんと。
彩、今からお母さんが話すことをよく聞いて下さいね。
あなたの本当のお父さんは、、』
遺言ですか。チ〜ン。
恭介のホテルの部屋にて
コンコン 珠希登場。
「あなたを外科部長に推薦するつもり..
私達の意見に惑わされない人物をと言うのでしたら
あなた以上に適任者はいないと..
その事をお伝えしに..それじゃあ。」退場珠希。
そこへ三枝「本音が出たわね。」と登場。
三枝って登場したりしなかったりが激しいな。
正直どうでもいいキャラになってるよ?
「恭介さんを加賀見病院に縛り付けてどうするつもり?
恭介を手放すのが惜しくなった?
でもあなたに夫や子供まで捨てる覚悟はある?
気まぐれだけなら恭介さんの心を惑わすような真似は止めて。」
「気まぐれで恭介さんに外科部長をお願いしたわけじゃないわ。
恭介さんを誘惑して一緒に生きていってもらうつもりもないの。
恭介さんにはいるべき場所にいてもらいたいと思っただけ。」退場珠希。
ポストに加賀見病院理事会宛の郵便物を投函する珠希。
MEGU Holdingsにて恵&珠希。
「お母さんの仰る通り..あの時の私はどうかしてた..」
「安心して。例え離れていようと彩の事はこれからも
ずっと見守っていくつもりよ。」
「ありがとうございます。」ぺこり
院長室にて謙治&珠希。
「恭介を外科部長に、、それはどういう事だ?」
「恭介さんにもこの病院に責任を持っていただくんです。」
「しかしな〜。」
コンコン 仁「お呼びでしょうか?」と入室。
「理事会に匿名でお前を告発する文書が届いた。」
「私の何を告発してるんでしょうか?」
「二重帳簿を作って病院の収益を着服、
どこから手に入れたのかご丁寧に裏帳簿の完璧なコピー付きだ!見てみろ。」
コピーに目を通す仁。
「どうしてどんなものが、、」
「理事会はこの事態を深刻に受け止めている。
お前の理事就任は白紙、事務長職も即刻解任の決定が..
守ってやろうにも俺一人の力ではどうしようもない。」
「まるで私がこの金を使い込んでたみたいだ!
学長、あなただってこの金が何のために使われたかご存じでしょ?」
「ああ。だが着服の話は聞いとらんぞ。」
「、、、そうか、、。あんただな、、。
(大声で)俺をはめようとしてるんだなぁ!!
このままですむと思うなよ、よ〜く覚えておけ。」退場仁。
「いいチャンスじゃないですか。
このまま首をきれば仁さんが誰に何を言いふらそうとも
辞めさせられた腹いせとしか思われないはずです。」
「珠希、何故そこまでして私の立場を気遣う?」
「彩の幸せのため..お父さんには彩のために一番高い所に居て頂きます。」
Club Meguにて仁&恵。
「学長の罠に嵌められた..」
「謙治さんがあんたなんかに罠を仕掛ける必要が?」
「理事にしてくれないなら亮太の遺書を世間にばらすって。」
「そんな事言ったの?」
「それに、姉さんの件だっていつまでたっても蔑ろのままだし
アイツは人の事利用する事しか考えてない..
奥村議員とだって繋がっている。
利用できる女はキープ..そう言う男なんだ。
もういい加減にしろよ、姉さんはいい女なんだからさ
あんな男こっちから手を切ってやればいいんだよ。」
院長室にて謙治&恵。
「24年前、あなた私に約束したわよね。
私が身を引くかわりに悟と仁の面倒をみてくれるって。
だったら今度の仁への仕打ちは何?
私との約束はどうでもいいって言うの?」
「悟は加賀見家の跡取りにしてやった。
仁だって理事にしてやろうと思ったのに問題を起こして
打ち壊したのは仁本人だ。」
「邪魔になったら誰でも切り捨てるのね。
あの奥村って人はあなたにとって使えてるから繋げてるって事?」
「何の話だ?」
「昔お付き合いのあった人なんでしょ?
まだ交流があったなんてね。
あんな立派な方とご親密なら私みたいな女はようなしって事?」
「くだらん!」
「昔のあなたはそんな人じゃなかったわ。
情に脆くていつも貧乏くじばかり。
そんなあなただったから私はいつも一緒に居たいと思ったの。
あの頃のあなたはどこに行ってしまったのかしらね!」
町をトボトボと歩く謙治。
さっき恵に言われた台詞を思い出し
「あの頃の俺はどこへいってしまったんだ、、」と呟く。
すれ違い様ぶつかったと思ったら後ろから
ブスッ!!
「覚えておけって言ったでしょ。」と仁。
謙治の背中にナイフを刺したまま退場仁。
刺された謙治、フラフラになりながら
ビルとビルの間に入り込み倒れ空を見上げ
山梨時代〜現在の事を走馬灯のように思い出し
「ワァーーーーーーーーッ!!!」と吠える。
===つづく====
■愛讐のロメラ(第48話)
2008年12月5日 愛讐のロメラ「奥村さん珠希の事ご存じなんですか?」
「いいえ。そうかと思ったけど違うみたい。」
「聴聞の件 やはり予定通りお願いします
病院も珠希も どうなろうと俺には関係ない」
「分かったわ。」
と退出奥村、さっそく珠希の事を調べるよう電話。
院長室にて謙治&悟。
「今週末に聴聞が行われる..
担当医個人の保険認定を取り下げる事で切り抜けよう。」
「それは珠希を辞めさせると..?」
「珠希本人が望んだ事だ。」
「彼女は不正請求など行っていない。治療費を援助していただけ..」
「誰かが犠牲にならねば事態は治まらん。仕方がない。」
「仕方がない?
父さんは24年前も今も何も変わっていない。
また珠希に全責任を押し付け自分は知らないふり..
そんな事をして恥ずかしくないんですか!!」
「恥ずかしくないぞ。珠希が望んだんだ。」
「俺はそんな事は認めない。
俺は聴聞の席で珠希の無実を主張する。」と退場悟。
Club Meguにて仁&悟&恵の小暮一族集合。
グビグビ飲む悟に
「オイオイそんな飲み方するなよ〜。
大して強くもないくせに。」
「ああ〜俺は弱い人間さぁ。
自分の妻一人、満足に守れない。」
悟ったらよく分かってますね、自分のこと。
「結局珠希さんは辞めさせられることに..」
「父さんは珠希一人に責任を押し付け事態を収拾しようと..」
「悟、あなたそれでいいの?
亮太さんの遺書の事あなたも知っているんでしょう?」
恵&仁が遺書の事を知ってた事に驚く悟。
「珠希が責任を取ったって恭介さん納得しない..
恭介さんが望んでいるのは加賀見家のみんなが
過去ときちんと向き合うこと..」
「過去と、、」
「あなただって..亮太さんの遺書の事を知りながら
11年も暮らして..珠希に殺人の汚名を着せたまま。
今までは沈黙を守る事が加賀見家を守ることだったかもしれない。
でももうそれでは許されない時がきたんだわ。
珠希はまた全てを一人で背負い込もうと..
加賀見家を出る覚悟もしてるかも..」
加賀見家寝室に彩が枕持って登場。
「たまにはお母さんと一緒に寝たいの、いいでしょ?」
「駄目よお部屋に戻りなさい。」
「どうして?いいじゃない。
クラスの子達もまだお母さんと一緒に寝てるって..」
「いつもいってるでしょ?人は人。」
そこへ悟帰宅。
「たまにはいいじゃないか。
ほら!彩、こっちおいで!
お父さんと一緒に寝よう!」
プイッと悟の事なんてスルーで退場彩。
悟って見事なくらいスルーされますよね。チ〜ン。
「君は少し厳しすぎるところがある。彩にも自分にも。」
「彩には早く自立してもらわないと困る..
これからはどうせ毎日一緒にいるんだし。」
「そんな事は認めない。俺は最後まで君の弁護をする。」
「ありがとう。でももう決めた事よ。
あなた私の思いを無駄にする気?」
「本当にそれでいいのか?本当は何を考えている?」
無言の珠希の肩に手をやり
「俺を一人にしないでくれ。俺には君が必要なんだ。」
と後ろから珠希を抱きしめる
彩よりお子ちゃまな悟なのであ〜る。
==悟の優しさが珠希の心にしみ入りました。
でももう珠希には後戻りは許されなかったのです。==
院長室にて仁&謙治。
「恭介さんと24年前の話を一度きちんとされてみては..?」
「その話なら耳が腐るほど散々聞かされてきた。」
「しかし、、それで納得がいかなかったからこそ
恭介さんがこうして手荒な手段に..
悟だって学長と恭介さんとの間で苦しんで..」
「お前は一体私に何を言わせたいんだ?
24年前に一体何があったんだ!?ああん??」
「それは、、」
「何も分かっとらんくせに。
大体恭介はやる事なす事全て下らん言いがかりだ。
お前もそんなものに一つ一つ踊らされてる暇があったら
少しはまともな仕事をしてはくれんか!!」
ホテルのロビーにて奥村、
珠希の調査の結果を見て
「車を回して。直ぐに厚労省へ向うわ。」
慌てた様子で加賀見病院の医局へ来た奥村。
心臓をおさえております。
「奥村先生、、どうされたんです?」と驚く恭介。
「急いで話がしたいの。謙治さん達を呼んで。」
院長室にて悟&謙治&珠希&恭介&奥村。
「保険の不正請求に関わる聴聞会は中止にしました。」
「それは一体どういう事ですか?」と謙治。
「奥村さん、、」と驚く恭介。
「あなたも本当はこれでよかったのよね? 」
珠希に近付き
「珠希さんと仰るそうね、あなた」と言って心臓をおさえ倒れる奥村。
病室にて眠る奥村、恭介&珠希。
「君も命拾いしたな 今回の件でよく分かっただろう
君がいくら尽くしてもあの男はいつでも君を切り捨てる
守る価値など微塵もない男なんだ
君は奥村さんにまで 頼みに行ったそうだな
俺の指示で動くのを止めて欲しいと
俺の為だなんて 嘘までついて」
「嘘ではありません。
あなたには憎しみの為に自分を滅ぼすような事はしてほしくない。
あなたの思いは私が受け止めます。だからもう」
「君の言葉を信じるつもりはない
俺はもう 誰の言葉も信じないと決めたんだ
俺は俺自身の手で 父さんと亮太の無念を晴らす」
「それなら私も私のこの手であなたの復讐を止めるまでです。」
と退場する珠希の腕を掴み
「それは どういう意味だ?」退場珠希。
==恭介の復讐を止められるのは自分しかいない
そう思う珠希の心には非情な決意が生まれているのでした==
彩の部屋にて眠る彩の頭を撫でる珠希、そこへ悟も登場。
「今日は驚いた。でもよかった、病院も君も。
結局俺は君に何もしてやることが出来なかった。」
「いいのよ。あの状況では仕方がなかった。」
「兄さんはこの先、どうするつもりなんだろうな。」
「ねえ悟さん、私達いつか話したわよね。」
ここで映子立ち聞き。
「彩が二十歳になったら銀座のお母さんをお婆ちゃんだって紹介しようって。
もういいんじゃ..?知らせるだけじゃなくこの家にお迎えしても..」
「そんな事無理に決まってるだろ?この家には母さんだっている..」
「そんな事は分かっているわ。
でも恵さんはあなたの実のお母さんよ?」
「君の気持ちは有り難いよ。
でも急ぐ必要はないんじゃ..こういう事は時間が必要だ。」
「そんな事は分かっているわ。
でも悠長な事は言ってられない..
恭介さんがまた何か仕掛けてきてからじゃ遅いから。」
リビングにて映子&珠希。
「あなた達も大変ね。」
「お母さんこそお疲れじゃ?
ここの所、彩の事を任せっきりで」
「いいのよ。病院の状況は分かってるつもりだし
それに彩は私の孫..でも本当は恵さんの孫なのよね。
私がこの家を出る事がこの家の為になるのなら
私はいつでも喜んでこの家を出るつもりよ。」
「お母さん、、」と驚く珠希。
「その覚悟はあなた達が結婚した時から出来てるわ。」と去る映子。
病室にて恭介&奥村
「おかげ様で永田町の私の評判はがた落ちよ。
でもあなたにとってもこうした方がいいと..
過去からは逃げられないものね。」
「どういう意味ですか?」
「どんなに捨て去ったと思っていた事でも
完全に消えてなくなる事はないんだと思い知らされたわ。
実は私と謙治さんはもう40年も前になるかしら?
一時お付き合いしてたことが..
勿論そんな事はもう関係ないと思っていた。でもね」
「もう結構です」
「ごめんなさい、隠していたつもりは..
あの時は本当にあなたのお役に立ちたいと..
でも心のどこかではあの人がどうやってここまで大きくなったのか
それを知りたいと思っていたのかも..
それが結果的にあなたを裏切るようになって..
とても申し訳ないと思っています。」
「謝らないで下さい 悪いのは俺だ
やはり 他人を巻き込むべきではなかった」
その話を廊下で立ち聞きしてる仁、退場。
このドラマはどこもかしこも声が筒抜け過ぎ。
盗聴器なんていらねー。
Club Meguにて恵&珠希
「無事に切り抜けれたみたいで良かった..」
「でも恭介さんの怒りがおさまったわけでは..」
「このままだと加賀見病院も恭介さんも共倒れに..」
「そんな事はさせません。
私が思い描いているのは新しい加賀見家..
悟さんとお母さんを中心とした。」
「何を言ってるの?謙治さんと映子さんは..?」
「母はそれが加賀見家の為なら出ていってもいいと..」
「あなたそんな事本気で?」
「本気です。お母さんが彩の事を思って下さるのは何よりも嬉しい事..
加賀見病院と恵さんの会社が一つになってくれたらと..」
「何を言っているの、、そういう問題じゃないわ。」
「全ては彩の為なんです。」
「彩は今、映子さんを本当のお婆ちゃんだと思っているのよ?」
「本来ならお婆ちゃんと呼ばれるべきはお母さんなんです。」
「あなたの気持ちは嬉しいわ。でもあなたの考えには頷けない。
これまでの映子さんの11年間を否定するわけには..
彩を大切に思う気持ちは分かるわ。
でもその為に誰を傷つけてもいいとは思わない。
今の話は聞かなかった事にするからもう帰りなさい。」
帰る珠希、どこからともなく仁登場で
「珠希さんも姉さんの立場を気遣ってあんな事を..
こんな事になるなら姉さんも加賀見家に遠慮して
身を引くことなんかなかった..
少しくらい珠希さんの言葉に甘えたって。」
「遠慮なんかしてないわ。本気で言ったのよ?
彩のためには今のままが一番なのよ。」
「バカだよな〜姉さんは〜。」
「バカで結構よ。」
院長室にて悟&恭介。
「今回の事は結局は兄さんが手を引いてくれたって事で..?」
「どうとってもらっても構わない」
「珠希の事があったから?
結局兄さんは珠希を助けたって事か。
まだ愛してるんですか?」
「そんなに自信がないのか?俺はお前とは違う
過去の恨みも忘れて 平穏の上に胡座をかいているような女に 興味はない」
「それを聞いて安心しました。
今日お呼びしたのは兄さんに処分をお伝えするためです。
兄さんを雇い入れると決めたのは俺だ。
あの時は日本で居場所のない兄さんに手を差し伸べてやるんだという
おごりがあった。きっかけを与えた俺にも責任はある。
今回はあえてこちらから出て行けと言うつもりはありません。
しかしあなたに辞職の気持ちがあるなら止めはしません。」
廊下にてポケットに手を突っ込み歩く恭介。
さすが異母兄弟、亮太のお得意ポーズを受け継いでます。
そこへ謙治
「残念だったな。」
「あなたが奥村さんまで取り込んでいたとは 意外でしたよ
出て行けと言いたい所でしょうが 私はここに居座り続けます」と退場恭介。
奥村の見舞いに来た謙治。
「それにしても驚いたよ。
命の恩人の恭介をあっさり裏切るとはな。
どういうの心境の変化だ?」
「結果的には裏切る事になったかもしれない。
でもね恭介さんだって一度は今回の計画は止めて欲しいって..」
「あの男、一体何を企てているのか、、
恭介は俺が君の事を取り込んだと思い込んでるぞ。
一体アイツに何を話したんだ?」
「私達の過去について。」
「また、余計な事を、、」
「ごめんなさい。他にいい言い訳が思い付かなかったの。
七瀬珠希。その名前に心当たりがあったから調べたのよ。」
「どこかで珠希と繋がりがあったという事か?」
「娘よ。七瀬珠希は私が捨てた娘なの。」
===つづく===
「いいえ。そうかと思ったけど違うみたい。」
「聴聞の件 やはり予定通りお願いします
病院も珠希も どうなろうと俺には関係ない」
「分かったわ。」
と退出奥村、さっそく珠希の事を調べるよう電話。
院長室にて謙治&悟。
「今週末に聴聞が行われる..
担当医個人の保険認定を取り下げる事で切り抜けよう。」
「それは珠希を辞めさせると..?」
「珠希本人が望んだ事だ。」
「彼女は不正請求など行っていない。治療費を援助していただけ..」
「誰かが犠牲にならねば事態は治まらん。仕方がない。」
「仕方がない?
父さんは24年前も今も何も変わっていない。
また珠希に全責任を押し付け自分は知らないふり..
そんな事をして恥ずかしくないんですか!!」
「恥ずかしくないぞ。珠希が望んだんだ。」
「俺はそんな事は認めない。
俺は聴聞の席で珠希の無実を主張する。」と退場悟。
Club Meguにて仁&悟&恵の小暮一族集合。
グビグビ飲む悟に
「オイオイそんな飲み方するなよ〜。
大して強くもないくせに。」
「ああ〜俺は弱い人間さぁ。
自分の妻一人、満足に守れない。」
悟ったらよく分かってますね、自分のこと。
「結局珠希さんは辞めさせられることに..」
「父さんは珠希一人に責任を押し付け事態を収拾しようと..」
「悟、あなたそれでいいの?
亮太さんの遺書の事あなたも知っているんでしょう?」
恵&仁が遺書の事を知ってた事に驚く悟。
「珠希が責任を取ったって恭介さん納得しない..
恭介さんが望んでいるのは加賀見家のみんなが
過去ときちんと向き合うこと..」
「過去と、、」
「あなただって..亮太さんの遺書の事を知りながら
11年も暮らして..珠希に殺人の汚名を着せたまま。
今までは沈黙を守る事が加賀見家を守ることだったかもしれない。
でももうそれでは許されない時がきたんだわ。
珠希はまた全てを一人で背負い込もうと..
加賀見家を出る覚悟もしてるかも..」
加賀見家寝室に彩が枕持って登場。
「たまにはお母さんと一緒に寝たいの、いいでしょ?」
「駄目よお部屋に戻りなさい。」
「どうして?いいじゃない。
クラスの子達もまだお母さんと一緒に寝てるって..」
「いつもいってるでしょ?人は人。」
そこへ悟帰宅。
「たまにはいいじゃないか。
ほら!彩、こっちおいで!
お父さんと一緒に寝よう!」
プイッと悟の事なんてスルーで退場彩。
悟って見事なくらいスルーされますよね。チ〜ン。
「君は少し厳しすぎるところがある。彩にも自分にも。」
「彩には早く自立してもらわないと困る..
これからはどうせ毎日一緒にいるんだし。」
「そんな事は認めない。俺は最後まで君の弁護をする。」
「ありがとう。でももう決めた事よ。
あなた私の思いを無駄にする気?」
「本当にそれでいいのか?本当は何を考えている?」
無言の珠希の肩に手をやり
「俺を一人にしないでくれ。俺には君が必要なんだ。」
と後ろから珠希を抱きしめる
彩よりお子ちゃまな悟なのであ〜る。
==悟の優しさが珠希の心にしみ入りました。
でももう珠希には後戻りは許されなかったのです。==
院長室にて仁&謙治。
「恭介さんと24年前の話を一度きちんとされてみては..?」
「その話なら耳が腐るほど散々聞かされてきた。」
「しかし、、それで納得がいかなかったからこそ
恭介さんがこうして手荒な手段に..
悟だって学長と恭介さんとの間で苦しんで..」
「お前は一体私に何を言わせたいんだ?
24年前に一体何があったんだ!?ああん??」
「それは、、」
「何も分かっとらんくせに。
大体恭介はやる事なす事全て下らん言いがかりだ。
お前もそんなものに一つ一つ踊らされてる暇があったら
少しはまともな仕事をしてはくれんか!!」
ホテルのロビーにて奥村、
珠希の調査の結果を見て
「車を回して。直ぐに厚労省へ向うわ。」
慌てた様子で加賀見病院の医局へ来た奥村。
心臓をおさえております。
「奥村先生、、どうされたんです?」と驚く恭介。
「急いで話がしたいの。謙治さん達を呼んで。」
院長室にて悟&謙治&珠希&恭介&奥村。
「保険の不正請求に関わる聴聞会は中止にしました。」
「それは一体どういう事ですか?」と謙治。
「奥村さん、、」と驚く恭介。
「あなたも本当はこれでよかったのよね? 」
珠希に近付き
「珠希さんと仰るそうね、あなた」と言って心臓をおさえ倒れる奥村。
病室にて眠る奥村、恭介&珠希。
「君も命拾いしたな 今回の件でよく分かっただろう
君がいくら尽くしてもあの男はいつでも君を切り捨てる
守る価値など微塵もない男なんだ
君は奥村さんにまで 頼みに行ったそうだな
俺の指示で動くのを止めて欲しいと
俺の為だなんて 嘘までついて」
「嘘ではありません。
あなたには憎しみの為に自分を滅ぼすような事はしてほしくない。
あなたの思いは私が受け止めます。だからもう」
「君の言葉を信じるつもりはない
俺はもう 誰の言葉も信じないと決めたんだ
俺は俺自身の手で 父さんと亮太の無念を晴らす」
「それなら私も私のこの手であなたの復讐を止めるまでです。」
と退場する珠希の腕を掴み
「それは どういう意味だ?」退場珠希。
==恭介の復讐を止められるのは自分しかいない
そう思う珠希の心には非情な決意が生まれているのでした==
彩の部屋にて眠る彩の頭を撫でる珠希、そこへ悟も登場。
「今日は驚いた。でもよかった、病院も君も。
結局俺は君に何もしてやることが出来なかった。」
「いいのよ。あの状況では仕方がなかった。」
「兄さんはこの先、どうするつもりなんだろうな。」
「ねえ悟さん、私達いつか話したわよね。」
ここで映子立ち聞き。
「彩が二十歳になったら銀座のお母さんをお婆ちゃんだって紹介しようって。
もういいんじゃ..?知らせるだけじゃなくこの家にお迎えしても..」
「そんな事無理に決まってるだろ?この家には母さんだっている..」
「そんな事は分かっているわ。
でも恵さんはあなたの実のお母さんよ?」
「君の気持ちは有り難いよ。
でも急ぐ必要はないんじゃ..こういう事は時間が必要だ。」
「そんな事は分かっているわ。
でも悠長な事は言ってられない..
恭介さんがまた何か仕掛けてきてからじゃ遅いから。」
リビングにて映子&珠希。
「あなた達も大変ね。」
「お母さんこそお疲れじゃ?
ここの所、彩の事を任せっきりで」
「いいのよ。病院の状況は分かってるつもりだし
それに彩は私の孫..でも本当は恵さんの孫なのよね。
私がこの家を出る事がこの家の為になるのなら
私はいつでも喜んでこの家を出るつもりよ。」
「お母さん、、」と驚く珠希。
「その覚悟はあなた達が結婚した時から出来てるわ。」と去る映子。
病室にて恭介&奥村
「おかげ様で永田町の私の評判はがた落ちよ。
でもあなたにとってもこうした方がいいと..
過去からは逃げられないものね。」
「どういう意味ですか?」
「どんなに捨て去ったと思っていた事でも
完全に消えてなくなる事はないんだと思い知らされたわ。
実は私と謙治さんはもう40年も前になるかしら?
一時お付き合いしてたことが..
勿論そんな事はもう関係ないと思っていた。でもね」
「もう結構です」
「ごめんなさい、隠していたつもりは..
あの時は本当にあなたのお役に立ちたいと..
でも心のどこかではあの人がどうやってここまで大きくなったのか
それを知りたいと思っていたのかも..
それが結果的にあなたを裏切るようになって..
とても申し訳ないと思っています。」
「謝らないで下さい 悪いのは俺だ
やはり 他人を巻き込むべきではなかった」
その話を廊下で立ち聞きしてる仁、退場。
このドラマはどこもかしこも声が筒抜け過ぎ。
盗聴器なんていらねー。
Club Meguにて恵&珠希
「無事に切り抜けれたみたいで良かった..」
「でも恭介さんの怒りがおさまったわけでは..」
「このままだと加賀見病院も恭介さんも共倒れに..」
「そんな事はさせません。
私が思い描いているのは新しい加賀見家..
悟さんとお母さんを中心とした。」
「何を言ってるの?謙治さんと映子さんは..?」
「母はそれが加賀見家の為なら出ていってもいいと..」
「あなたそんな事本気で?」
「本気です。お母さんが彩の事を思って下さるのは何よりも嬉しい事..
加賀見病院と恵さんの会社が一つになってくれたらと..」
「何を言っているの、、そういう問題じゃないわ。」
「全ては彩の為なんです。」
「彩は今、映子さんを本当のお婆ちゃんだと思っているのよ?」
「本来ならお婆ちゃんと呼ばれるべきはお母さんなんです。」
「あなたの気持ちは嬉しいわ。でもあなたの考えには頷けない。
これまでの映子さんの11年間を否定するわけには..
彩を大切に思う気持ちは分かるわ。
でもその為に誰を傷つけてもいいとは思わない。
今の話は聞かなかった事にするからもう帰りなさい。」
帰る珠希、どこからともなく仁登場で
「珠希さんも姉さんの立場を気遣ってあんな事を..
こんな事になるなら姉さんも加賀見家に遠慮して
身を引くことなんかなかった..
少しくらい珠希さんの言葉に甘えたって。」
「遠慮なんかしてないわ。本気で言ったのよ?
彩のためには今のままが一番なのよ。」
「バカだよな〜姉さんは〜。」
「バカで結構よ。」
院長室にて悟&恭介。
「今回の事は結局は兄さんが手を引いてくれたって事で..?」
「どうとってもらっても構わない」
「珠希の事があったから?
結局兄さんは珠希を助けたって事か。
まだ愛してるんですか?」
「そんなに自信がないのか?俺はお前とは違う
過去の恨みも忘れて 平穏の上に胡座をかいているような女に 興味はない」
「それを聞いて安心しました。
今日お呼びしたのは兄さんに処分をお伝えするためです。
兄さんを雇い入れると決めたのは俺だ。
あの時は日本で居場所のない兄さんに手を差し伸べてやるんだという
おごりがあった。きっかけを与えた俺にも責任はある。
今回はあえてこちらから出て行けと言うつもりはありません。
しかしあなたに辞職の気持ちがあるなら止めはしません。」
廊下にてポケットに手を突っ込み歩く恭介。
さすが異母兄弟、亮太のお得意ポーズを受け継いでます。
そこへ謙治
「残念だったな。」
「あなたが奥村さんまで取り込んでいたとは 意外でしたよ
出て行けと言いたい所でしょうが 私はここに居座り続けます」と退場恭介。
奥村の見舞いに来た謙治。
「それにしても驚いたよ。
命の恩人の恭介をあっさり裏切るとはな。
どういうの心境の変化だ?」
「結果的には裏切る事になったかもしれない。
でもね恭介さんだって一度は今回の計画は止めて欲しいって..」
「あの男、一体何を企てているのか、、
恭介は俺が君の事を取り込んだと思い込んでるぞ。
一体アイツに何を話したんだ?」
「私達の過去について。」
「また、余計な事を、、」
「ごめんなさい。他にいい言い訳が思い付かなかったの。
七瀬珠希。その名前に心当たりがあったから調べたのよ。」
「どこかで珠希と繋がりがあったという事か?」
「娘よ。七瀬珠希は私が捨てた娘なの。」
===つづく===
先週は純の家がメインだったんですけど
あの家ってどうみても桐生家ですよね?
すぐ気付きましたよ!そして嬉しかったです。
家具とかは多分違ってると思いますけど
キッチンとかの位置も同じだし玄関も廊下も一緒で
ちょっぴり感動しました。
もしかしたら桐生家のデッキのところのカーテンは
一緒だったかもしれません。
確かピンクだった気がするんですけど(記憶は曖昧ですけど)
純の家もピンクでしたから。
礼子が誘拐された時、聖人このカーテンの所で朝を迎えてたな〜
って懐かしく感じましたよ。
和臣が杖をついて歩いてきそうだったし
路子さんが出てきそうでしたもん。
純のこの家でもちゃんと家政婦はいました。
もちろん路子さんじゃないですよ。
一応金持ちの家っていう設定なんですね。
ちなみに土足ではなかったです。
ミーナって婚約者の涼にしょっちゅう手紙を書いてんですけど
出さずに机の引き出しにしまってたんですよ。
あれっ?て気にはなってたんですけどね。
もしかして涼って死んじゃってる?
死んでるか別れたか。まぁ死んじゃったって考える方が妥当か。
なんか意外な展開ですね。
そりゃぁ回想でしか出てきませんよね、涼。
じゃあ潔癖性の秀太と一緒になれるじゃん。めでたしめでたし。
それにしてもひふみ、私好きだな〜。
本当にいいキャラしてますよ、コイツは!
「美学」って私の中で流行語大賞です。
大分前ですけど双子の弟?も出演してたんですよね。
ひふみ役の人の方をよく見てたから
結構違いが分かりました。
むしろレギュラーにしたらいいのにって思いつつ。
しかも「風が強く吹いている」っていう舞台に双子で出るようで。
この舞台は聖人も出る予定でして
私は観に行こうかな〜って思ってたんですよ。
そしたら昨日くらいに聖人降板しやがりましてね、
チッ!って思ってたら何と何とですよ!??
聖人の代役にロメラの悟が出やがります!!
イエイ!多分ですけど観に行きます。
生ひふみを生悟を。正直聖人降板は驚きましたけど
悟が代役なら穴埋めに丁度いいかって。
山咲トオルがゲスト出演してた話も結構よかったです。
普通に馴染んでましたもんトオルちゃん。
去る時はちょっぴり寂しかったですもん。
トオルちゃんもレギュラーでいいんじゃね?って思ったり。
ちなみにこの人の本名ってすごい意外。
中沢惣八郎だってさ。江戸時代の人みたい。
真希、チャラ男としてキャラ確立してるし
結構好きになりましたよ。
純ってよく見るとまつじゅんに似てますよね。
中性的な癒し系か?
もちろん神保さんもいいキャラしてて
頭に網状のものを被ってくつろいでたり
他のドラマで観てる神保さんと全然違うから
余計面白くて。スエット姿もまた新鮮で。
本当にこのドラマは癒されます。
あの家ってどうみても桐生家ですよね?
すぐ気付きましたよ!そして嬉しかったです。
家具とかは多分違ってると思いますけど
キッチンとかの位置も同じだし玄関も廊下も一緒で
ちょっぴり感動しました。
もしかしたら桐生家のデッキのところのカーテンは
一緒だったかもしれません。
確かピンクだった気がするんですけど(記憶は曖昧ですけど)
純の家もピンクでしたから。
礼子が誘拐された時、聖人このカーテンの所で朝を迎えてたな〜
って懐かしく感じましたよ。
和臣が杖をついて歩いてきそうだったし
路子さんが出てきそうでしたもん。
純のこの家でもちゃんと家政婦はいました。
もちろん路子さんじゃないですよ。
一応金持ちの家っていう設定なんですね。
ちなみに土足ではなかったです。
ミーナって婚約者の涼にしょっちゅう手紙を書いてんですけど
出さずに机の引き出しにしまってたんですよ。
あれっ?て気にはなってたんですけどね。
もしかして涼って死んじゃってる?
死んでるか別れたか。まぁ死んじゃったって考える方が妥当か。
なんか意外な展開ですね。
そりゃぁ回想でしか出てきませんよね、涼。
じゃあ潔癖性の秀太と一緒になれるじゃん。めでたしめでたし。
それにしてもひふみ、私好きだな〜。
本当にいいキャラしてますよ、コイツは!
「美学」って私の中で流行語大賞です。
大分前ですけど双子の弟?も出演してたんですよね。
ひふみ役の人の方をよく見てたから
結構違いが分かりました。
むしろレギュラーにしたらいいのにって思いつつ。
しかも「風が強く吹いている」っていう舞台に双子で出るようで。
この舞台は聖人も出る予定でして
私は観に行こうかな〜って思ってたんですよ。
そしたら昨日くらいに聖人降板しやがりましてね、
聖人の代役にロメラの悟が出やがります!!
イエイ!多分ですけど観に行きます。
生ひふみを生悟を。正直聖人降板は驚きましたけど
悟が代役なら穴埋めに丁度いいかって。
山咲トオルがゲスト出演してた話も結構よかったです。
普通に馴染んでましたもんトオルちゃん。
去る時はちょっぴり寂しかったですもん。
トオルちゃんもレギュラーでいいんじゃね?って思ったり。
ちなみにこの人の本名ってすごい意外。
中沢惣八郎だってさ。江戸時代の人みたい。
真希、チャラ男としてキャラ確立してるし
結構好きになりましたよ。
純ってよく見るとまつじゅんに似てますよね。
中性的な癒し系か?
もちろん神保さんもいいキャラしてて
頭に網状のものを被ってくつろいでたり
他のドラマで観てる神保さんと全然違うから
余計面白くて。スエット姿もまた新鮮で。
本当にこのドラマは癒されます。
■愛讐のロメラ(第47話)
2008年12月4日 愛讐のロメラ「とにかく事実関係を調べあげろ!
小暮、理事会に掛け合って調査委員会を立ち上げろ!
お前達二人も分かった事なら何でもいい、逐一報告しろ。」
廊下にて悟&珠希
「大変なことに..どうしてこんな事が急に露見したんだ?」
「珠希先生!」と子供の患者の母親登場。
不審な顔の悟。
病室にて母親
「そこまでしていただいて本当にいいんですか?」
「大丈夫です..とにかく手術の準備を..」
「でも、、」
「お母さまの気持ちは分かります。
でも私はどうしてもこの子を助けたいんです。」
医局にて珠希の机からガキのオペの資料を見る悟。
頭をフル回転してる様子の悟であった。
加賀見家にて珠希&悟。
「今日君を呼び止めた患者の母親、
新しい手術法を勧めてるらしいけど結局どうだった?」
「明日から準備を..今日はその事について相談だったの。」
「保険適用外の診療なんだな。全額自己負担は可能なのか?」
「資金のメドならついている..心配しないで。」
「君が小さな子供達に亮太を重ねているのは分かってる。
でもあまり患者の事情に入れ込み過ぎるのは危険だ。」
「分かっています。」
その会話を盗み聞きしてる謙治。
本当にこのドラマは特に盗み聞きが多い。
ホテルの一室にて奥村&恭介
「保険診療ができなくなれば病院にとっても死活問題。
本当に潰れてしまうかも..
それでもあなたは構わないのね?」←噛んだよ!今!
「ええ」
「それにしても加賀見謙治は一体あなたに何をしたの?」
「取り返しのつかない事です」
「まだ話せないの?」
「すみません」
奥村の携帯に謙治から着信。
「まぁ学長!何の御用かしら?..
頼みたい事?」と恭介の顔を見る奥村。
院長室にて悟&珠希&謙治。
「奥村議員に連絡を入れておいた。」と謙治。
そこへ恭介入室。
「奥村さんを呼び出して また揉み消し工作でも頼むつもりですか?」
「立ち聞きとは品がないな。」←自分だってしてるくせに!
「残念ながら奥村さんは来ませんよ
話なら私が聞きましょう」
「どういう事だ?」
「奥村さんに話すのも 私に話すのも 同じ事だと言う事です」
「お前が奥村議員に手を回していたんだな。
保険指定を外されればこの病院は潰れる..。」
「分かっています」
「お前の父さんが築き上げたこの病院が消えてなくなるんだぞ?」
「無くなるなら もう一度俺が作り上げるまでだ」
「亮太が病院を潰そうとした時、お前は
輝かしいキャリアを全ての人生を投げ打ってこの病院を救った」
「壊す事と 守る事は対極ではありませんよ
亮太は壊す事それ自体が目的だったかもしれない
でも 俺は違う この病院を守りたいからこそ 愛してるからこそ
このまま放っておくわけにはいかない」
「下らん屁理屈を言うな!!」と怒鳴る謙治。
「兄さんはその為にこの病院に戻ってきたのか?」
「言ったはずだ 俺はこんな加賀見病院を認めないと」
と退場する恭介に「待って下さい!」と追いかける珠希。
廊下にて恭介&珠希
「あんな言い方、恭介さんらしくないです。
あなたが憎いのは私達..
だったら病院や患者まで巻き込むのは止めて下さい。」
「そう思うのなら 今すぐこの病院を放棄すればいい
俺は加賀見謙治の罪を追求することもなく
父の無念も 亮太の苦悩も忘れ
のうのうと暮らしてるお前達が許せないだけだ」
「あなたのお父様の事も亮太の事も一瞬だって忘れたことはありません。
こんな事をするくらいならどうして私を責めないんですか!?
やはりあなたはアメリカに戻るべきです。」
「その言葉は撤回したんじゃなかったのか」
「確かに一度はそうも考えました。
でも私は今の加賀見病院とあなたが共存して生きる道を考えたかった。
その為だったらこの11年間の思いが無になっても
仕方のない事だと思っていた..」
「11年間の思い 彩の為に全てを捧げるという
下らない愛情のことか?」
「私はあなたに憎しみを捨ててほしかった。
憎しみを捨てて今を生きてほしかった。
それが亮太の望むことでもあると思ったから。
、、でもそれは間違いだったようです。
私には選ぶべき道なんか初めから無かった..」退場珠希。
院長室にて謙治&悟。
「例え貧しい患者のためとはいえ珠希が不正請求をしてるかもしれん。」
「そんな事は、、」
「病院の死活問題だ!身内といえども覚悟が必要だ。」
休憩室にて悟&恭介。
「兄さんには失望した。患者を巻き込むなんて
あまりに自分勝手で横暴だ。」
「患者の事は心配するな
もしもの時は俺が責任を持って 転院先を探す」
「そうまでしてやならければならない事ですか?!」
「お前に分かってもらおうとは思わない
蔑めたければ蔑めばいい」
「俺は兄さんとはいつかまた笑って話せる日がきっと来ると思っていた。
でもそれは幻想にすぎなかったようだ。
本当に残念です。」退場悟。
つーか恭介と笑って話すことあるのかなぁ?
加賀見家にて亮太の遺影に向かう珠希。
「姉ちゃんはもう二度と迷ったりしないから。」
寝室にて映子&謙治。
「今日、病院の事で理事会から連絡が..」
「いくら恭介でもまさかあそこまでやるとはな。」
「今度の事は恭介のした事..?」
「知らなかったのか?」
「でも恭介にとっても病院は大切な存在のはず..
まさか、、本気でそんな事を、、」
「恭介はな、私を抹殺さえすれば理想の病院に再生できるという
妄想に取り付かれている。」
妄想って、まるで恭介が精神異常者みたいですよね。
「あなたはどうするつもりなの?」
「最善を尽くして敵を叩き潰す。」
「それは恭介を潰すと..?」
「アイツが敵の側にいる限りそういう事に..覚悟しておいてくれ。」
院長室にて謙治&珠希
「保険外手術の子供がいるらしいな。
当初は経済的な理由で手術ができなかったんだが
今は高額な保険外手術の予定が..
経緯を聞かせてもらえんか?」
「資金のメドがついたからと聞いています。」
「自己負担、、ということか?
まさかとは思うが保険適用案件に紛れ込んでいる
なんて事がありえんか?」
「私が不正請求をしている張本人だと仰りたいんですか?」
「出来る限りの根回しをしている。
だがな、最悪の場合は誰かが責任を取らねばならん。」
「お話する事はありません。」
「特別扱いは出来んぞ!」
「ご判断はお任せします。」退場珠希。
廊下にて「加賀見先生!」と珠希に声をかける子供の母親。←後ろには悟の姿が。
「取り合えずこれだけでもお返ししておこうと。」と封筒を渡す母親。
「急ぐことはないと申し上げたじゃないですか。」
「でもこれはわたくし共のけじめですから。
ありがとうございました。」ぺこり母親退場。
「珠希!君はまさか患者の治療費を援助していたのか?」と悟登場。
「父さんに言うんだ。このままだと君は、、」
「黙っていてくれませんか?
誰かが責任を取らなければいけないのなら
私がその役目を負えばいいだけです。」
「そんな事をしたら君は保険の認定医を取り消されるぞ。
医師を続けることもできなくなる。」
「私の仕事は医師だけじゃないわ。
母であること、妻である事も立派な仕事よ。
だから心配しないで。」退場珠希。
医局にいる恭介を廊下から眺める映子←に気付く恭介。
会議室へ。
「今すぐこの病院を出て行きなさい。
ここに居るとあなたも加賀見家も駄目になってしまう。」
「また 加賀見家の為ですか
母さんも分かってるんじゃないんですか
守るべき加賀見家など とうの昔に無くなってしまった事を
母さんは 加賀見家の呪縛から解放されるべきです」
「呪縛?ふざけないで。
私は加賀見家を愛しています。
謙治さんの事だって心から愛していたから結婚した..
私は謙治さんもあなたも同じぐらい大切..
ただ今はあなたが居るとみんなを不幸にしてしまう。」
疫病神みたいな言われようですね、恭介。
「お願いだから今すぐ私達の目の前から姿を消して頂戴。
こんな所で立ち止まってないで
あなただけでも前に進むの!」
「ハッ 母さんにそこまで言わせるとは
俺は親不孝な息子だな もういいよ
母さんも俺の事は 忘れろ これ以上 俺と加賀見家の
板挟みになることなんてない」退場恭介。
休憩室にて悟&恭介
「兄さんは知っていましたか?
珠希はお金がなくて保険外の手術を受ける事が出来ない子供に
自分のお金で治療費を援助していたんです。
亮太の事があったからですよ。」
通りすがりの珠希、立ち聞き。
「なのに珠希はその事を決して口にしようとしない。
不正請求の疑いを一人で背負って医師さえ辞める覚悟を..
これが兄さんが望んだ加賀見病院の最善っていうやつですか?」
「彼女が責任を取って辞めたからといって この問題がなくなるわけではない
俺はこの病院に問題がある事を 世間に知らせることが出来ればそれでいいんだ」
とあるホテルのロビーにて珠希&奥村
「院長代理の奥様が私に何の用かしら?」
「研修医の件ではお世話になりました。」ぺこり
「その事なら気にしないで。」
「あの時あんなに快く協力して下さった奥村さんが
今回は何故加賀見病院を?」
「勘違いしないで。
私は前回だって加賀見病院を助けたわけじゃない。
命の恩人の恭介さんを助けたのよ。
それは今回だって同じこと。」
「今回の件は私が責任を取ります。
ですからどうかそれで終わりにさせて下さい。
恭介さんにはこんな事を止めるように言って頂けませんか?
このままでは恭介さんまで医師の道から外れてしまいます。」
「恭介さんが好きなのね。
彼の事が好きならどうしてどこまでも追いかけていかないの?」
白と黒で彩乃が礼子に言った台詞とかぶる。
「聖人のことが好きなのね。」ってあったよね。
「私はそんな、、」
「将来の院長夫人の座が魅力的だったっていう事?」
「そんなんじゃありません。」
「嫌いだから別れるわけじゃないって事も分かってるつもり。
むしろ、好きだからこそ大切だからこそ
別れなければならないこともある。」
「奥村さん、、」
「でもどんなに愛に基づいた言葉でも
あなたの申し出を受けることは出来ないわ。
これはもう私一人の問題ではなくなっているの。
本当に愛があるのならあなたの力で止めてご覧なさい。」退場奥村。
MEGU Holdingsにて恵&珠希。
「どうしたの?難しい顔して。」
「私に何かあったら悟さんと彩をお願いできますか?」
「何よ急に。」
「今、加賀見病院は大変な状況にあるんです。」
「仁から聞いたわ。恭介さんが加賀見病院を潰すことも厭わない構えだと。」
「私も加賀見病院を辞めなければならないかもしれません。
それでも恭介さんの気持ちがおさまらなければ
私の手で恭介さんを止めなければいけないと思っています。」
「止めるってどうやって、、」
「それは、、」と俯き手を握りしめてる珠希を見て
「珠希さん、あなたが何を考えているのか分からないけど
お願いだから彩を悲しませるような事だけはしないでね。」
医局にて珠希&恭介。
「医師を辞めてまで 今のこの病院を守りたいのか?
君はこの11年で 随分とオペの腕もあげてきた
想像を絶する努力を重ねてきたんだろ?」
「そう思っていただけて光栄です。」
「だがそれは何の為だったんだ?
11年前 俺に何を言われようと医師を続けようとした君はどこへ行った?」
「亮太があんな事になる直前までこの病院を立て直そうと必死でした。
この病院を潰してしまったら亮太の思いが無駄になるんです。」
見つめ合う二人。
ホテルの一室にて奥村&恭介
「聴聞の日取りが決定したわ。
まあ聴聞といっても表向きだけの事よ。
そこで何があれ加賀見病院の保険指定解除は決定事項よ。」
「そうですか」
「あまり喜ばないのね?」
「奥村さん その聴聞 中止にする事は出来ませんか?」
「今更何を言ってるの!?」
無言の恭介。
「どうしたの?思い描いた事が現実になると思って急に恐くなったのかしら?」
「そうじゃないんですが ただ」と珠希の台詞を回想する恭介
『『この病院を潰してしまったら亮太の思いが無駄になるんです。』』
「そういえば今日、あの女医さんが会いにきたわ。
彼女言ってた。私が責任を取るから
どうかあなたに道を踏み外させないで欲しいって。
彼女とあなた、ただの親戚関係じゃなさそうね。
あなた達もしかして」
「やめて下さい 珠希は悟の 弟の妻です」
おっと、さっそく呼び捨てです。
「珠希さんって言うの?旧姓は..?」
「七瀬ですが」
「七瀬珠希..」と驚いた表情の奥村。
「彼女を 珠希をご存じなんですか?」
奥村のアップ!!
===つづく====
恭介って実は男前なんですね(今さら)
今日観ててそう思いました。
白と黒ではカメラの揺れが気になりましたが
ロメラでは役者の台詞のかみ具合が気になります。
OKしちゃうんだ?って。
珠希、恭介、奥村と見事にかみまくりです。
小暮、理事会に掛け合って調査委員会を立ち上げろ!
お前達二人も分かった事なら何でもいい、逐一報告しろ。」
廊下にて悟&珠希
「大変なことに..どうしてこんな事が急に露見したんだ?」
「珠希先生!」と子供の患者の母親登場。
不審な顔の悟。
病室にて母親
「そこまでしていただいて本当にいいんですか?」
「大丈夫です..とにかく手術の準備を..」
「でも、、」
「お母さまの気持ちは分かります。
でも私はどうしてもこの子を助けたいんです。」
医局にて珠希の机からガキのオペの資料を見る悟。
頭をフル回転してる様子の悟であった。
加賀見家にて珠希&悟。
「今日君を呼び止めた患者の母親、
新しい手術法を勧めてるらしいけど結局どうだった?」
「明日から準備を..今日はその事について相談だったの。」
「保険適用外の診療なんだな。全額自己負担は可能なのか?」
「資金のメドならついている..心配しないで。」
「君が小さな子供達に亮太を重ねているのは分かってる。
でもあまり患者の事情に入れ込み過ぎるのは危険だ。」
「分かっています。」
その会話を盗み聞きしてる謙治。
本当にこのドラマは特に盗み聞きが多い。
ホテルの一室にて奥村&恭介
「保険診療ができなくなれば病院にとっても死活問題。
本当に潰れてしまうかも..
それでもあなたは構わないのね?」←噛んだよ!今!
「ええ」
「それにしても加賀見謙治は一体あなたに何をしたの?」
「取り返しのつかない事です」
「まだ話せないの?」
「すみません」
奥村の携帯に謙治から着信。
「まぁ学長!何の御用かしら?..
頼みたい事?」と恭介の顔を見る奥村。
院長室にて悟&珠希&謙治。
「奥村議員に連絡を入れておいた。」と謙治。
そこへ恭介入室。
「奥村さんを呼び出して また揉み消し工作でも頼むつもりですか?」
「立ち聞きとは品がないな。」←自分だってしてるくせに!
「残念ながら奥村さんは来ませんよ
話なら私が聞きましょう」
「どういう事だ?」
「奥村さんに話すのも 私に話すのも 同じ事だと言う事です」
「お前が奥村議員に手を回していたんだな。
保険指定を外されればこの病院は潰れる..。」
「分かっています」
「お前の父さんが築き上げたこの病院が消えてなくなるんだぞ?」
「無くなるなら もう一度俺が作り上げるまでだ」
「亮太が病院を潰そうとした時、お前は
輝かしいキャリアを全ての人生を投げ打ってこの病院を救った」
「壊す事と 守る事は対極ではありませんよ
亮太は壊す事それ自体が目的だったかもしれない
でも 俺は違う この病院を守りたいからこそ 愛してるからこそ
このまま放っておくわけにはいかない」
「下らん屁理屈を言うな!!」と怒鳴る謙治。
「兄さんはその為にこの病院に戻ってきたのか?」
「言ったはずだ 俺はこんな加賀見病院を認めないと」
と退場する恭介に「待って下さい!」と追いかける珠希。
廊下にて恭介&珠希
「あんな言い方、恭介さんらしくないです。
あなたが憎いのは私達..
だったら病院や患者まで巻き込むのは止めて下さい。」
「そう思うのなら 今すぐこの病院を放棄すればいい
俺は加賀見謙治の罪を追求することもなく
父の無念も 亮太の苦悩も忘れ
のうのうと暮らしてるお前達が許せないだけだ」
「あなたのお父様の事も亮太の事も一瞬だって忘れたことはありません。
こんな事をするくらいならどうして私を責めないんですか!?
やはりあなたはアメリカに戻るべきです。」
「その言葉は撤回したんじゃなかったのか」
「確かに一度はそうも考えました。
でも私は今の加賀見病院とあなたが共存して生きる道を考えたかった。
その為だったらこの11年間の思いが無になっても
仕方のない事だと思っていた..」
「11年間の思い 彩の為に全てを捧げるという
下らない愛情のことか?」
「私はあなたに憎しみを捨ててほしかった。
憎しみを捨てて今を生きてほしかった。
それが亮太の望むことでもあると思ったから。
、、でもそれは間違いだったようです。
私には選ぶべき道なんか初めから無かった..」退場珠希。
院長室にて謙治&悟。
「例え貧しい患者のためとはいえ珠希が不正請求をしてるかもしれん。」
「そんな事は、、」
「病院の死活問題だ!身内といえども覚悟が必要だ。」
休憩室にて悟&恭介。
「兄さんには失望した。患者を巻き込むなんて
あまりに自分勝手で横暴だ。」
「患者の事は心配するな
もしもの時は俺が責任を持って 転院先を探す」
「そうまでしてやならければならない事ですか?!」
「お前に分かってもらおうとは思わない
蔑めたければ蔑めばいい」
「俺は兄さんとはいつかまた笑って話せる日がきっと来ると思っていた。
でもそれは幻想にすぎなかったようだ。
本当に残念です。」退場悟。
つーか恭介と笑って話すことあるのかなぁ?
加賀見家にて亮太の遺影に向かう珠希。
「姉ちゃんはもう二度と迷ったりしないから。」
寝室にて映子&謙治。
「今日、病院の事で理事会から連絡が..」
「いくら恭介でもまさかあそこまでやるとはな。」
「今度の事は恭介のした事..?」
「知らなかったのか?」
「でも恭介にとっても病院は大切な存在のはず..
まさか、、本気でそんな事を、、」
「恭介はな、私を抹殺さえすれば理想の病院に再生できるという
妄想に取り付かれている。」
妄想って、まるで恭介が精神異常者みたいですよね。
「あなたはどうするつもりなの?」
「最善を尽くして敵を叩き潰す。」
「それは恭介を潰すと..?」
「アイツが敵の側にいる限りそういう事に..覚悟しておいてくれ。」
院長室にて謙治&珠希
「保険外手術の子供がいるらしいな。
当初は経済的な理由で手術ができなかったんだが
今は高額な保険外手術の予定が..
経緯を聞かせてもらえんか?」
「資金のメドがついたからと聞いています。」
「自己負担、、ということか?
まさかとは思うが保険適用案件に紛れ込んでいる
なんて事がありえんか?」
「私が不正請求をしている張本人だと仰りたいんですか?」
「出来る限りの根回しをしている。
だがな、最悪の場合は誰かが責任を取らねばならん。」
「お話する事はありません。」
「特別扱いは出来んぞ!」
「ご判断はお任せします。」退場珠希。
廊下にて「加賀見先生!」と珠希に声をかける子供の母親。←後ろには悟の姿が。
「取り合えずこれだけでもお返ししておこうと。」と封筒を渡す母親。
「急ぐことはないと申し上げたじゃないですか。」
「でもこれはわたくし共のけじめですから。
ありがとうございました。」ぺこり母親退場。
「珠希!君はまさか患者の治療費を援助していたのか?」と悟登場。
「父さんに言うんだ。このままだと君は、、」
「黙っていてくれませんか?
誰かが責任を取らなければいけないのなら
私がその役目を負えばいいだけです。」
「そんな事をしたら君は保険の認定医を取り消されるぞ。
医師を続けることもできなくなる。」
「私の仕事は医師だけじゃないわ。
母であること、妻である事も立派な仕事よ。
だから心配しないで。」退場珠希。
医局にいる恭介を廊下から眺める映子←に気付く恭介。
会議室へ。
「今すぐこの病院を出て行きなさい。
ここに居るとあなたも加賀見家も駄目になってしまう。」
「また 加賀見家の為ですか
母さんも分かってるんじゃないんですか
守るべき加賀見家など とうの昔に無くなってしまった事を
母さんは 加賀見家の呪縛から解放されるべきです」
「呪縛?ふざけないで。
私は加賀見家を愛しています。
謙治さんの事だって心から愛していたから結婚した..
私は謙治さんもあなたも同じぐらい大切..
ただ今はあなたが居るとみんなを不幸にしてしまう。」
疫病神みたいな言われようですね、恭介。
「お願いだから今すぐ私達の目の前から姿を消して頂戴。
こんな所で立ち止まってないで
あなただけでも前に進むの!」
「ハッ 母さんにそこまで言わせるとは
俺は親不孝な息子だな もういいよ
母さんも俺の事は 忘れろ これ以上 俺と加賀見家の
板挟みになることなんてない」退場恭介。
休憩室にて悟&恭介
「兄さんは知っていましたか?
珠希はお金がなくて保険外の手術を受ける事が出来ない子供に
自分のお金で治療費を援助していたんです。
亮太の事があったからですよ。」
通りすがりの珠希、立ち聞き。
「なのに珠希はその事を決して口にしようとしない。
不正請求の疑いを一人で背負って医師さえ辞める覚悟を..
これが兄さんが望んだ加賀見病院の最善っていうやつですか?」
「彼女が責任を取って辞めたからといって この問題がなくなるわけではない
俺はこの病院に問題がある事を 世間に知らせることが出来ればそれでいいんだ」
とあるホテルのロビーにて珠希&奥村
「院長代理の奥様が私に何の用かしら?」
「研修医の件ではお世話になりました。」ぺこり
「その事なら気にしないで。」
「あの時あんなに快く協力して下さった奥村さんが
今回は何故加賀見病院を?」
「勘違いしないで。
私は前回だって加賀見病院を助けたわけじゃない。
命の恩人の恭介さんを助けたのよ。
それは今回だって同じこと。」
「今回の件は私が責任を取ります。
ですからどうかそれで終わりにさせて下さい。
恭介さんにはこんな事を止めるように言って頂けませんか?
このままでは恭介さんまで医師の道から外れてしまいます。」
「恭介さんが好きなのね。
彼の事が好きならどうしてどこまでも追いかけていかないの?」
白と黒で彩乃が礼子に言った台詞とかぶる。
「聖人のことが好きなのね。」ってあったよね。
「私はそんな、、」
「将来の院長夫人の座が魅力的だったっていう事?」
「そんなんじゃありません。」
「嫌いだから別れるわけじゃないって事も分かってるつもり。
むしろ、好きだからこそ大切だからこそ
別れなければならないこともある。」
「奥村さん、、」
「でもどんなに愛に基づいた言葉でも
あなたの申し出を受けることは出来ないわ。
これはもう私一人の問題ではなくなっているの。
本当に愛があるのならあなたの力で止めてご覧なさい。」退場奥村。
MEGU Holdingsにて恵&珠希。
「どうしたの?難しい顔して。」
「私に何かあったら悟さんと彩をお願いできますか?」
「何よ急に。」
「今、加賀見病院は大変な状況にあるんです。」
「仁から聞いたわ。恭介さんが加賀見病院を潰すことも厭わない構えだと。」
「私も加賀見病院を辞めなければならないかもしれません。
それでも恭介さんの気持ちがおさまらなければ
私の手で恭介さんを止めなければいけないと思っています。」
「止めるってどうやって、、」
「それは、、」と俯き手を握りしめてる珠希を見て
「珠希さん、あなたが何を考えているのか分からないけど
お願いだから彩を悲しませるような事だけはしないでね。」
医局にて珠希&恭介。
「医師を辞めてまで 今のこの病院を守りたいのか?
君はこの11年で 随分とオペの腕もあげてきた
想像を絶する努力を重ねてきたんだろ?」
「そう思っていただけて光栄です。」
「だがそれは何の為だったんだ?
11年前 俺に何を言われようと医師を続けようとした君はどこへ行った?」
「亮太があんな事になる直前までこの病院を立て直そうと必死でした。
この病院を潰してしまったら亮太の思いが無駄になるんです。」
見つめ合う二人。
ホテルの一室にて奥村&恭介
「聴聞の日取りが決定したわ。
まあ聴聞といっても表向きだけの事よ。
そこで何があれ加賀見病院の保険指定解除は決定事項よ。」
「そうですか」
「あまり喜ばないのね?」
「奥村さん その聴聞 中止にする事は出来ませんか?」
「今更何を言ってるの!?」
無言の恭介。
「どうしたの?思い描いた事が現実になると思って急に恐くなったのかしら?」
「そうじゃないんですが ただ」と珠希の台詞を回想する恭介
『『この病院を潰してしまったら亮太の思いが無駄になるんです。』』
「そういえば今日、あの女医さんが会いにきたわ。
彼女言ってた。私が責任を取るから
どうかあなたに道を踏み外させないで欲しいって。
彼女とあなた、ただの親戚関係じゃなさそうね。
あなた達もしかして」
「やめて下さい 珠希は悟の 弟の妻です」
おっと、さっそく呼び捨てです。
「珠希さんって言うの?旧姓は..?」
「七瀬ですが」
「七瀬珠希..」と驚いた表情の奥村。
「彼女を 珠希をご存じなんですか?」
奥村のアップ!!
===つづく====
恭介って実は男前なんですね(今さら)
今日観ててそう思いました。
白と黒ではカメラの揺れが気になりましたが
ロメラでは役者の台詞のかみ具合が気になります。
OKしちゃうんだ?って。
珠希、恭介、奥村と見事にかみまくりです。
■愛讐のロメラ(第46話)
2008年12月3日 愛讐のロメラ「驚いたな。こんな再会の仕方もあるんだな。」
「私だって驚いたわ。あなたと恭介さんが親子だって知った時には..
でもその辺、ちょっと複雑みたいね。」
「恭介が余計な事言ったんだな。」
「病院も奥様も全て手に入れ学長にまで登り詰めるなんて
40年前のあなたからはとても想像ができなかったわ。」
私も想像つきませんでしたよ。
「そりゃそうだろうな。自分から言い寄ってきたくせに
山梨に行かされると知った途端、俺の事を捨てたんだからな。」
ポイしないで下さい!!
「捨ててあげたから今があるんじゃない。おめでとう。」
「ありがとう。今回の研修医の一件では大変お世話になった。
またこれを縁に一つよろしくお願いしますよ。」
「今回は恭介さんに力を貸しただけのこと。
あなたに協力したわけじゃない。」
コンコン 「おじゃまします。」と恵登場。
「あらすいません、お客さまですか?」と恵。
「私はもう帰ります。お邪魔しました。」退場奥村。
「まぁあの方!」←意外と恵はミーハーのようです。
「ああそうだよ。国会議員の先生だ。何の用だよ?」
「あなたに聞きたいことがあって。」
と遺書のことを話したかったようですが結局切り出せず。
「悟と珠希は上手くいってるのかしら?」
「無駄な心配するな。」
「そうよね。」
会議室にて、とある子供の患者の母親に手術を説明する珠希。
保険が効かず500〜600万かかるようで驚く親。
「お金ありませ〜ん。
手術をしなければもしかして死ぬなんて、、
お願いします。あの子を助けて」と泣きすがる母親。
廊下にて奥村、恭介に協力すると伝える。
医局にてさっきの母親の懇願を思い出し
過去自分も英夫に亮太を助けてと懇願したのを思い出す珠希。
そこへ「母さんが来てるんだ。」と悟。
会議室にて恵&珠希。
「亮太さんの遺書の事を聞いたわ..」
「あの子は優しい子でした。私から殺人者の汚名をとろうとして
あんな事を書いて..私にとってはもう全て過去の事..」
「誰だって罪なんて被りたくない。罪を押し付けてでも逃れたい。
なのにどうして頑に罪から逃げようとしないの?
自分に罪を被せてるかもしれない人に必死に尽くして、、」
「謙治さんは悟さんのお父さん、彩のお爺ちゃんです。
それが私にとっての全て..」
「あなたはそれでいいのね?」
「私自身の幸せなど言える立場ではありません。
今は彩の幸せだけが私の???なんです。←聞き取れず。
だからお母さんにも彩の支えになっていただけたらと..」
医局にて恭介に研修医の件のお礼を言う悟。
「勘違いするな お前達のやり方を認めたわけではない」
「俺も父さんのやる事には時々疑問を感じます。
だからこそ俺と兄さんが力を合わせれば
この病院はもっと良くなっていくはずです。
これからも協力してくれますね?」
「院長代理、ちょっとよろしいでしょうか?」と医者。
「この患者、かなり困難な事になりそう..
私には手に余るのではないかと..ご相談を。」
「見せてみろ。」と恭介。
「君がそう判断したならこのオペは私が代わろう。
君は助手として入りなさい。」とやる気満々の恭介。
「助かります。」と言う悟に対し
「加賀見病院の 一員として 当然のことだ」と恭介。
加賀見家にて彩&謙治&映子でジェンガ←中庭から微笑ましく見る悟。
和室にて珠希&悟。
「これからの加賀見病院は上手く回っていきそうな気がするよ。
兄さんも加賀見病院を愛してるのだと確信したよ。
最初は病院に戻ってきた事すら何か裏があるんじゃないかと
疑ったりもしたが..」
悟って一応は疑ってたみたいだけど
なんか抜けてんだよな〜。もう一押しって感じ。
珠希、恭介の台詞
『『君のような人間が幅を利かせている今の加賀見病院を壊すことだ』』を回想中。
「でも、愛してるからこそ不満も大きいと言うこともあるわ。」
「大丈夫。心配するな。」
「お母さんもこっちに来て一緒に遊ぼうよ。」と彩登場。
「おじいちゃんとおばあちゃんが遊んでくれてるでしょ?」
「駄目よ、今度は四人でやるの。」←悟はメンバーに入ってない模様。
と珠希の手を引っ張る彩に
「彩!わがまま言っちゃ駄目よ。」
「よし!じゃあお父さんとやろうか!」
「うん。」と退場。
四人で仲良くジェンガやってるのを中庭から眺める珠希。
部屋にて珠希&彩
「おじさん、いつかアメリカに帰るって言ってた。
もう会えなくなっちゃうのかな?」
「そうね、彩は寂しい?」
「うん。元々うちの病院のお医者さんだったんでしょ?
どうして遠い所になんて行っちゃったんだろう?」
「そんな事いいからもう寝なさい。」
「はあい。おやすみなさい。」
==彩と恭介を二度までも引き裂こうとしている決断は
果たして正しいのか珠希の心は揺らぎはじめていました。==
医局にて恭介&珠希。
「今回のオペの患者だ 君に第一助手をお願いしたい
どんなに言葉は取り繕えても メスは誤魔化せない」
「恥じる事など何もありません。」
「それならすぐに打ち合わせだ。」
さっそく会議室にて打ち合わせ。
恭介が説明してる中、珠希は過去の恭介との抱擁を回想中。
『『君と同じ罪を背負って生きていきたいんだ
君の苦しみは俺の苦しみだ 一緒に生きていこう』』
廊下にて珠希に
「さっき彩ちゃんに会いましたよ。」と三枝登場。
「珠希さんと悟さん、どちらに似てるのかしら?
随分と恭介さんに懐いているみたいですね。
亮太さんの次は彩ちゃん。
珠希さんは結局そうやって誰かを口実にして
恭介さんに近付こうとしてるんじゃ..?」
「そんなに恭介さんの事が心配だったら
一日も早くアメリカにつれて帰って下さらない?
恭介さんには日本に居てほしくないのよ。
私達の幸せのためなの。」退場珠希。
亮太と英夫の遺影の前に立ち尽くす珠希。
「本当は私が、、」と呟いてると
「珠希さん、どうかした?」映子登場。
「ちょっと亮太の事を思い出して。」
「そんな顔してたら亮太も心配するわ。
この子はず〜っとあなたの幸せを願ってたんだから。」
「私は自分の幸せなんか捨てたんです。
ただひたすらに彩の幸せの為だけに生きていこうと..
でも時々、今の生活にとても穏やかな幸せを感じてしまう事があって
私はそんな自分が許せなくて情けなくて
亮太をあんな目にあわせておきながら自分だけ..」
「亮太が病気になったのはあなたせいなんかじゃない。
亮太を救おうと必死だったわ。
その事は亮太も一番良く分かってるはずよ。」
「違うんです。」と安楽死件を言おうとするが
「珠希さんの気持ちはよく分かるわ。
私も英夫さんを失った時には同じような気持ちだった。
でも私には恭介がいた。あなたには彩がいる。
あなたは彩を幸せにする責任があるでしょ。
いつまで過去の事を悔いていても仕方ないわ。
あなたも前を向いて胸を張って自分の人生を生きていきなさい。」
「お母さん、、」
「ねえ亮太。あなただってそう思うでしょ?」
亮太の遺影アップ!
どこかに電話する珠希。
「もしもし加賀見です。お話したい事があります。」
翌日、珠希、謙治に呼ばれ院長室へ。
「秀慶大からまた患者の受け入れを頼まれた。早急に手配を..」
「せっかくですがお断りしていただけないでしょうか?
この先もできないものはできないときちんとお断りするつもりです。」
「珠希、何があったんだ?」
「これまでの自分の姿勢を振り返ってみました。
確かに秀慶大とのパイプは必要です。
だからといって徐々にエスカレートしていく要求に
全て答えていくのは不可能では..?
今の状況に満足しそれを大切に守っていく事も必要なのではないかと。
そうする事でいつか恭介さんとも
分かりあえる日が来るのではないかと..」
会議室にて鈴を眺める珠希、そこへ恭介登場。
鈴は握りしめたまま。
「話とは何だ?気が変わったと言うのか」
「私はアメリカに帰られた方が先生のためだと申し上げました。
でもやはりこの病院には先生のお力が必要なんじゃないかと..」
「どういう風の吹き回しだ?」
「先生さえ憎しみを捨てて下さるのなら
私はいつまででもこの病院に居ていただきたいと思っています。」
「俺は君達が憎いからこそ ここに居るんだ
その思いを取り裂くなら ここに居る意味などない」
「ですがこの病院の未来を思う気持ちは変わらないはずです。
そしてその気持ちは私達も一緒だと思っています。」
「君が見ているのはこの病院の未来ではなく
彩の未来じゃないのか?
君が彩を思う気持ちを否定する気はない
しかし 俺とは根本的に見ているものが違う」
「そんなことはないはずです。
あの子は私にとってあの子はただの子供じゃない。
だって、、あの子は私と、、私と」
見つめ合ってると
「珠希!」と悟入室。
「こんな所にいたのか。直ぐに院長室に来てくれ。」退場珠希。
取り残された恭介。←妙にクールだった。あっ!いっつもクールか。
院長室にて悟&仁&珠希&悟。
「何があったんです?」
「厚生局から通知が届きました。」
「どういう事ですか?」
「加賀見病院から健康保険適用外の診療にまで
保険請求されてる可能性があるそうだ。」
「それは不正請求という事?」
「保険認定解除の可能性が高いと言うことだ!」
「つまり加賀見病院では健康保険が使えなくなる。」
「全て自己負担でよしとする患者など皆無だ。
直ぐに手をうたねばうちの病院は確実に潰れる!」
===つづく=====
テレビ雑誌のあらすじ読みました。
あの〜白と黒に引き続きまた誘拐ですか。
いいのに。つまんないだろうから。
「私だって驚いたわ。あなたと恭介さんが親子だって知った時には..
でもその辺、ちょっと複雑みたいね。」
「恭介が余計な事言ったんだな。」
「病院も奥様も全て手に入れ学長にまで登り詰めるなんて
40年前のあなたからはとても想像ができなかったわ。」
私も想像つきませんでしたよ。
「そりゃそうだろうな。自分から言い寄ってきたくせに
山梨に行かされると知った途端、俺の事を捨てたんだからな。」
「捨ててあげたから今があるんじゃない。おめでとう。」
「ありがとう。今回の研修医の一件では大変お世話になった。
またこれを縁に一つよろしくお願いしますよ。」
「今回は恭介さんに力を貸しただけのこと。
あなたに協力したわけじゃない。」
コンコン 「おじゃまします。」と恵登場。
「あらすいません、お客さまですか?」と恵。
「私はもう帰ります。お邪魔しました。」退場奥村。
「まぁあの方!」←意外と恵はミーハーのようです。
「ああそうだよ。国会議員の先生だ。何の用だよ?」
「あなたに聞きたいことがあって。」
と遺書のことを話したかったようですが結局切り出せず。
「悟と珠希は上手くいってるのかしら?」
「無駄な心配するな。」
「そうよね。」
会議室にて、とある子供の患者の母親に手術を説明する珠希。
保険が効かず500〜600万かかるようで驚く親。
「お金ありませ〜ん。
手術をしなければもしかして死ぬなんて、、
お願いします。あの子を助けて」と泣きすがる母親。
廊下にて奥村、恭介に協力すると伝える。
医局にてさっきの母親の懇願を思い出し
過去自分も英夫に亮太を助けてと懇願したのを思い出す珠希。
そこへ「母さんが来てるんだ。」と悟。
会議室にて恵&珠希。
「亮太さんの遺書の事を聞いたわ..」
「あの子は優しい子でした。私から殺人者の汚名をとろうとして
あんな事を書いて..私にとってはもう全て過去の事..」
「誰だって罪なんて被りたくない。罪を押し付けてでも逃れたい。
なのにどうして頑に罪から逃げようとしないの?
自分に罪を被せてるかもしれない人に必死に尽くして、、」
「謙治さんは悟さんのお父さん、彩のお爺ちゃんです。
それが私にとっての全て..」
「あなたはそれでいいのね?」
「私自身の幸せなど言える立場ではありません。
今は彩の幸せだけが私の???なんです。←聞き取れず。
だからお母さんにも彩の支えになっていただけたらと..」
医局にて恭介に研修医の件のお礼を言う悟。
「勘違いするな お前達のやり方を認めたわけではない」
「俺も父さんのやる事には時々疑問を感じます。
だからこそ俺と兄さんが力を合わせれば
この病院はもっと良くなっていくはずです。
これからも協力してくれますね?」
「院長代理、ちょっとよろしいでしょうか?」と医者。
「この患者、かなり困難な事になりそう..
私には手に余るのではないかと..ご相談を。」
「見せてみろ。」と恭介。
「君がそう判断したならこのオペは私が代わろう。
君は助手として入りなさい。」とやる気満々の恭介。
「助かります。」と言う悟に対し
「加賀見病院の 一員として 当然のことだ」と恭介。
加賀見家にて彩&謙治&映子でジェンガ←中庭から微笑ましく見る悟。
和室にて珠希&悟。
「これからの加賀見病院は上手く回っていきそうな気がするよ。
兄さんも加賀見病院を愛してるのだと確信したよ。
最初は病院に戻ってきた事すら何か裏があるんじゃないかと
疑ったりもしたが..」
悟って一応は疑ってたみたいだけど
なんか抜けてんだよな〜。もう一押しって感じ。
珠希、恭介の台詞
『『君のような人間が幅を利かせている今の加賀見病院を壊すことだ』』を回想中。
「でも、愛してるからこそ不満も大きいと言うこともあるわ。」
「大丈夫。心配するな。」
「お母さんもこっちに来て一緒に遊ぼうよ。」と彩登場。
「おじいちゃんとおばあちゃんが遊んでくれてるでしょ?」
「駄目よ、今度は四人でやるの。」←悟はメンバーに入ってない模様。
と珠希の手を引っ張る彩に
「彩!わがまま言っちゃ駄目よ。」
「よし!じゃあお父さんとやろうか!」
「うん。」と退場。
四人で仲良くジェンガやってるのを中庭から眺める珠希。
部屋にて珠希&彩
「おじさん、いつかアメリカに帰るって言ってた。
もう会えなくなっちゃうのかな?」
「そうね、彩は寂しい?」
「うん。元々うちの病院のお医者さんだったんでしょ?
どうして遠い所になんて行っちゃったんだろう?」
「そんな事いいからもう寝なさい。」
「はあい。おやすみなさい。」
==彩と恭介を二度までも引き裂こうとしている決断は
果たして正しいのか珠希の心は揺らぎはじめていました。==
医局にて恭介&珠希。
「今回のオペの患者だ 君に第一助手をお願いしたい
どんなに言葉は取り繕えても メスは誤魔化せない」
「恥じる事など何もありません。」
「それならすぐに打ち合わせだ。」
さっそく会議室にて打ち合わせ。
恭介が説明してる中、珠希は過去の恭介との抱擁を回想中。
『『君と同じ罪を背負って生きていきたいんだ
君の苦しみは俺の苦しみだ 一緒に生きていこう』』
廊下にて珠希に
「さっき彩ちゃんに会いましたよ。」と三枝登場。
「珠希さんと悟さん、どちらに似てるのかしら?
随分と恭介さんに懐いているみたいですね。
亮太さんの次は彩ちゃん。
珠希さんは結局そうやって誰かを口実にして
恭介さんに近付こうとしてるんじゃ..?」
「そんなに恭介さんの事が心配だったら
一日も早くアメリカにつれて帰って下さらない?
恭介さんには日本に居てほしくないのよ。
私達の幸せのためなの。」退場珠希。
亮太と英夫の遺影の前に立ち尽くす珠希。
「本当は私が、、」と呟いてると
「珠希さん、どうかした?」映子登場。
「ちょっと亮太の事を思い出して。」
「そんな顔してたら亮太も心配するわ。
この子はず〜っとあなたの幸せを願ってたんだから。」
「私は自分の幸せなんか捨てたんです。
ただひたすらに彩の幸せの為だけに生きていこうと..
でも時々、今の生活にとても穏やかな幸せを感じてしまう事があって
私はそんな自分が許せなくて情けなくて
亮太をあんな目にあわせておきながら自分だけ..」
「亮太が病気になったのはあなたせいなんかじゃない。
亮太を救おうと必死だったわ。
その事は亮太も一番良く分かってるはずよ。」
「違うんです。」と安楽死件を言おうとするが
「珠希さんの気持ちはよく分かるわ。
私も英夫さんを失った時には同じような気持ちだった。
でも私には恭介がいた。あなたには彩がいる。
あなたは彩を幸せにする責任があるでしょ。
いつまで過去の事を悔いていても仕方ないわ。
あなたも前を向いて胸を張って自分の人生を生きていきなさい。」
「お母さん、、」
「ねえ亮太。あなただってそう思うでしょ?」
亮太の遺影アップ!
どこかに電話する珠希。
「もしもし加賀見です。お話したい事があります。」
翌日、珠希、謙治に呼ばれ院長室へ。
「秀慶大からまた患者の受け入れを頼まれた。早急に手配を..」
「せっかくですがお断りしていただけないでしょうか?
この先もできないものはできないときちんとお断りするつもりです。」
「珠希、何があったんだ?」
「これまでの自分の姿勢を振り返ってみました。
確かに秀慶大とのパイプは必要です。
だからといって徐々にエスカレートしていく要求に
全て答えていくのは不可能では..?
今の状況に満足しそれを大切に守っていく事も必要なのではないかと。
そうする事でいつか恭介さんとも
分かりあえる日が来るのではないかと..」
会議室にて鈴を眺める珠希、そこへ恭介登場。
鈴は握りしめたまま。
「話とは何だ?気が変わったと言うのか」
「私はアメリカに帰られた方が先生のためだと申し上げました。
でもやはりこの病院には先生のお力が必要なんじゃないかと..」
「どういう風の吹き回しだ?」
「先生さえ憎しみを捨てて下さるのなら
私はいつまででもこの病院に居ていただきたいと思っています。」
「俺は君達が憎いからこそ ここに居るんだ
その思いを取り裂くなら ここに居る意味などない」
「ですがこの病院の未来を思う気持ちは変わらないはずです。
そしてその気持ちは私達も一緒だと思っています。」
「君が見ているのはこの病院の未来ではなく
彩の未来じゃないのか?
君が彩を思う気持ちを否定する気はない
しかし 俺とは根本的に見ているものが違う」
「そんなことはないはずです。
あの子は私にとってあの子はただの子供じゃない。
だって、、あの子は私と、、私と」
見つめ合ってると
「珠希!」と悟入室。
「こんな所にいたのか。直ぐに院長室に来てくれ。」退場珠希。
取り残された恭介。←妙にクールだった。あっ!いっつもクールか。
院長室にて悟&仁&珠希&悟。
「何があったんです?」
「厚生局から通知が届きました。」
「どういう事ですか?」
「加賀見病院から健康保険適用外の診療にまで
保険請求されてる可能性があるそうだ。」
「それは不正請求という事?」
「保険認定解除の可能性が高いと言うことだ!」
「つまり加賀見病院では健康保険が使えなくなる。」
「全て自己負担でよしとする患者など皆無だ。
直ぐに手をうたねばうちの病院は確実に潰れる!」
===つづく=====
テレビ雑誌のあらすじ読みました。
あの〜白と黒に引き続きまた誘拐ですか。
いいのに。つまんないだろうから。
■愛讐のロメラ(第45話)
2008年12月2日 愛讐のロメラ悟 「納得してくれませんでしたがこれから時間をかけて、、」
謙治「何をすると言うんだ?」
悟 「嘘がバレた時の方が相手の怒りは大きくなります。」
謙治「お前はどこまで青臭いんだ。お前には無理だ!
お前には本当にむいていない。」
悟、お前の3連発!院長は諦めな!悟。チ〜ン。
珠希「お金で納得していただけるのならそれが一番..
私はこの病院を守ることだけを考えているんです。
悟さんも協力して下さい。」
恭介「悟 この病院の 次期院長は彼女なんじゃないのか
お前よりよっぽど 前院長と話が合うようだ
君は金で恨みを忘れられるかもしれないが
普通の人間はそうもいかないものだ」
珠希「ですから違う形で誠意を..
佐竹先生に辞めていただきます。」
おっと!外科部長ついにクビですか!!
「君は自分の恩人を切り捨てると言うのか
何故そうまでして研修医を守ろうとするんだ
もしかして 秀慶大の研修医だからなのか?」
「そうです。秀慶大との関係は今もこの先未来に向けても
一番大切な財産だと思っています。」
「恭介、席を外してはもらえんか?」と謙治。
退場恭介、悟も退場。
「佐竹先生へはそれ相応の退職金の支払いをさせて下さい。」ぺこり珠希
「珠希!実に適切な判断だったな。
だが何故お前はそこまで変わった?」
「加賀見病院の未来のため、ただそれを考えてるだけ..」
「亮太の遺書の話は聞いた。お前はどう思っているんだ?」
「全ては過去の話です。
私が今守らなければいけないのは彩の育つ加賀見家の幸せです。
彩の生きる未来です。そう思ってこの11年間生きてきました。」
「分かった。」
院長室を出た珠希の心の声。
「「人を信じてはいけないと教えてくれたのは、、あなたよ」」
エレベーター前にて悟&ポケットに手を突っ込んだ恭介。
「この11年で何があった?彼女を変えたのは何だ?
、、、お前ではないようだな。
俺はこんな加賀見病院を認めない」退場恭介。
まあ恭介に認められなきゃいけない理由もないけどね。
会議室にて外科部長佐竹に辞めてもらう事を告げる珠希&仁。
医局にて外科部長佐竹の寂しそうな後ろ姿。←を見る恭介。
廊下にて仁&珠希。
「事務長、患者の家族に何を言われても反論しないで下さい。
和解金の額については私に一任されています。」
「でも珠希さんがなぜこんな憎まれ役ばかりを?」
「私が引受けるのが病院にとって一番いいんです。
私はいつか居なくなりますから。」
「ええ???」
珠希が死ぬつもりだってのは分かったけど意味不明。
つーか仁、もっとつっこめよ!
加賀見家仏壇の前にて手をあわす珠希、そこへ悟登場。
「俺は君のやり方に賛成したわけじゃない。
でも君の判断で患者の家族は納得したのは事実だ。
本当に君はもう過去を忘れたんだな。」
「忘れました。大事なのは今の加賀見家です。」
と亮太の遺影を見つめる珠希。
秀慶大にて謙治、仁から厚生労働省の査察が入ったと連絡が入る。
加賀見病院院長室、悟&珠希&仁&駆け付けてきた謙治。
悟「厚労省は実際は佐竹先生じゃなく
秀慶大から預かった研修医がミスをした事まで知ってました。
このままでは研修医受け入れ病院としての認可を取り消すと」
仁「取り消されても金銭的な大きなダメージはありませんが、、」
珠希「お金の問題ではありません。
秀慶大学長の病院が研修医にミスをさせたと
世間に知れる事の方が問題です。」
エレベーター前にて恭介に声をかける珠希。
「先生、あなたが連絡したんですか?」
「何の話だ?」
そのまま会議室へGOGO!の二人←それを見つめるメガネの三枝。
「あなたがこんな汚い手を使うとは..」
「汚い手?君にだけはそんな事言われたくない
金を使って 恩人の首をきって それとも
それが君の言う将来を見据えた経営方針というやつなのか?」
「今、個人病院はどこも経営次第で直ぐに傾く厳しい状況..
お父様が学長の内に秀慶大とのパイプを強化しておく事が
10年後20年後、娘の代になった時に加賀見病院の安定経営に繋がる..」
「自分の娘に 病院を譲るため か 飽きれた親バカだな
俺は厚労省に 研修医のミスを告げ口するような真似はしない
俺の目的は 君のような人間が幅を利かせている
今のような加賀見病院を 壊すことだ」
「何をするつもりか知りませんが邪魔をするなら私は容赦しません。
アメリカに帰られた方が先生は幸せになれると思います。」退場珠希。
==珠希はこのままだといつか、恭介に全てを
打ち明けてしまいそうな自分が恐かったのです。==
さっさと打ち明けちまったらいいのに。
院長室にて悟&仁&謙治。
「小暮、お前理事会で何を言ったんだ?」
「名前だけで理事会に参加しない報酬目当てだけの理事は辞めた方がいいと。」
「ばか者。研修医の一件は内部告発だ。その名前だけの理事のな!」
「私が事務長に言ったんです。理事会の見直しを考えていると。」
「政界財界官僚に睨みの利く理事を置いておく事の意味が
お前には何故分からん?無駄な金など一円たりとも使っておらぬわ!!」
時代劇みたいな喋り方の謙治。
「理事の経歴も含めて全部教えてくれればこんな事には!」
「お前に教えてやっていただけるようだったら
とっくに院長にしてるわ!!
病院経営はきれい事では済まされん!!
○○金全部まわすぞ!」←よく聞き取れなかった。
「分かりました。」退場仁。
「また金ですか!
そんな事したらずっとその理事になめられますよ!」
「ああ、だったらどうやって解決すればいいんだ!?教えてくれ!」
ホテルに戻る恭介、おかえりなさいとメガネの三枝。
「今日病院にも行ったのよ。
七瀬先生とカンファレンスルームに入っていくのを見たわ。」
「下らない話はしたくない。」
「だったら教えて。病院で何があったの?」
「研修医の医療ミスを隠して窮地に陥ったらしい。
だが俺がその研修医に余計な挑発をしてしまった事が
ミスを招いた原因でもある」
「借りは作りたくはないのね、、」
「俺は日本に残ることに決めた
だが 君と暮らすつもりはない」
「私はあなたの役に立つはずよ。必ず助けになるわ。」
「君の助けなど必要としていない」
メガネを外し恭介に寄り添う三枝。
「言ったでしょ?私はあなたの目的のために自由に使っても構わないって。」
「悪いが 今日中に出ていってくれないか」
「何言ってるの?私達はパートナーじゃなかったの?」
三年間、アメリカでこの二人はどんな感じだったんでしょうか?
11年前から大して進展ないじゃん。
院長室にて珠希&悟。
「参議院議員の奥村先生です。
先生は厚労省に影響力のある方です。」と紹介する三枝。
「奥村です。私に出来る事なら協力させていただくわ。
詳しい話を聞かせて下さる?」
「そういう事なら力になれると思うわ。」
「よろしくお願いします。」ぺこり悟&珠希。
そこへ恭介入室。
「先生のご実家は加賀見病院だったのね。
命の恩人の先生の為なら力にならせていただくわ。」
チラっと三枝を見る恭介。
あらすじによると三枝が恭介に内緒で勝手に奥村を紹介したようです。
「お車を回してきますわ。」と三枝退場。
珠希、奥村を見送りにエレベータへ。
会議室にて会議中の謙治を見て意味ありげな表情。
「先程の方、名刺には院長代理となっていましたけど
院長は今どちらにいらっしゃるのかしら?」
「あちらにおります加賀見謙治という者が院長だったんですが
つい最近、秀慶大の学長になりまして今は院長不在と言う形に..」
「加賀見謙治さん、、。」
加賀見家にて悟&謙治&珠希。
「厚労省にはもう話を通して下さいました。
今回の件はもう大丈夫です。」
「奥村議員か。。」
「仁さんから話は伺いました。」と映子登場。
「私が理事会に出ていればこんな事には..」
「奥村議員はとても兄さんに恩義を感じてるようで
結局は兄さんに助けてもらったようなものです。」
「恭介のおかげか。。」
Club Meguにて仁&恵に亮太の遺書の事を話す恭介。
「亮太さんの遺書が絶対ってわけじゃ..
歩美さんが恭介さんを日本に留まらせるために嘘を言ってるって事も..」
おっと!三枝まで疑っちゃいますか!!さすが恵。女には厳しい。
「そうですよ。まさか学長が。」
信じられない様子の小暮姉弟。
「亮太の遺書は悟も読んでいます。
それにそう考えた方が 七瀬珠希がこの病院で働くようになった事も
悟との結婚を認めた事も 俺には納得ができる..
母は あの男が自分の夫を殺している事を知っていながら
今までずっと暮らしてきたんです
加賀見家は歪んでいます あんな家 滅んだ方がいいんです
二人共 今後は加賀見家との付き合い方を よくお考え下さい」退場恭介。
仁&やけ酒の恵。
「私は今まで何を見てきたのかしらね。
本当の謙治さんを分かっているのは私だと思っていた..
謙治さんが英夫さんをって考えた事もあったわ。
だとしたら尚更最後は私の所に戻ってくるって思いがどこかに..
なのに..もうとっくに乗り越えていたのよねぇ。
夫を殺されてそれでも謙治さんと一緒に居るって
映子さんにはかなわないわぁ〜。」
恵、、報われない愛ですか。悟と共にチ〜ン!ですね。
「これで目がさめただろう?
姉さんはもう加賀見謙治に関わらない方がいい。
亮太の遺書が事実だとしたら珠希さんが不憫だ..
殺しても居ないのに殺人犯だと責められて
それでも今もあの人の為に尽くして..
悟と結婚しなければよかったんじゃないかと思うよ。」
「悟も辛かったわよねぇ〜。」
この時の恵の涙がいい感じにポロリポロリとこぼれてました。
あの涙は見事でしたね。
「だって24年も前の事よ〜。
あの時に私はどうしていればよかったのかしらねぇ〜。」
奥村議員&恭介。
「あなたが加賀見謙治という男を恨んでいる事も
加賀見病院を大切に思っている事もよく分かったわ。それで?」
心臓のオペ費用の小切手を奥村に返す恭介。
「先生のお力をお貸し願いませんか?
私は今のように歪んだ加賀見病院が いっそのこと潰して
売り払ってもいいと思っているんです お願いします 」
「私の心臓はあなたのお陰で動いているのよね?」
「そうですね」
加賀見病院院長室にて謙治、そこへ奥村入室。
「奥村先生、その節は大変お世話になりました。
ご挨拶遅れまして大変申し訳ございません。」
「随分なご挨拶じゃない。お久しぶりね。」
==つづく===
この奥村って謙治の元カノって書かれてたけどさ
謙治ってどんだけもててんだよ!不思議。
謙治「何をすると言うんだ?」
悟 「嘘がバレた時の方が相手の怒りは大きくなります。」
謙治「お前はどこまで青臭いんだ。お前には無理だ!
お前には本当にむいていない。」
悟、お前の3連発!院長は諦めな!悟。チ〜ン。
珠希「お金で納得していただけるのならそれが一番..
私はこの病院を守ることだけを考えているんです。
悟さんも協力して下さい。」
恭介「悟 この病院の 次期院長は彼女なんじゃないのか
お前よりよっぽど 前院長と話が合うようだ
君は金で恨みを忘れられるかもしれないが
普通の人間はそうもいかないものだ」
珠希「ですから違う形で誠意を..
佐竹先生に辞めていただきます。」
おっと!外科部長ついにクビですか!!
「君は自分の恩人を切り捨てると言うのか
何故そうまでして研修医を守ろうとするんだ
もしかして 秀慶大の研修医だからなのか?」
「そうです。秀慶大との関係は今もこの先未来に向けても
一番大切な財産だと思っています。」
「恭介、席を外してはもらえんか?」と謙治。
退場恭介、悟も退場。
「佐竹先生へはそれ相応の退職金の支払いをさせて下さい。」ぺこり珠希
「珠希!実に適切な判断だったな。
だが何故お前はそこまで変わった?」
「加賀見病院の未来のため、ただそれを考えてるだけ..」
「亮太の遺書の話は聞いた。お前はどう思っているんだ?」
「全ては過去の話です。
私が今守らなければいけないのは彩の育つ加賀見家の幸せです。
彩の生きる未来です。そう思ってこの11年間生きてきました。」
「分かった。」
院長室を出た珠希の心の声。
「「人を信じてはいけないと教えてくれたのは、、あなたよ」」
エレベーター前にて悟&ポケットに手を突っ込んだ恭介。
「この11年で何があった?彼女を変えたのは何だ?
、、、お前ではないようだな。
俺はこんな加賀見病院を認めない」退場恭介。
まあ恭介に認められなきゃいけない理由もないけどね。
会議室にて外科部長佐竹に辞めてもらう事を告げる珠希&仁。
医局にて外科部長佐竹の寂しそうな後ろ姿。←を見る恭介。
廊下にて仁&珠希。
「事務長、患者の家族に何を言われても反論しないで下さい。
和解金の額については私に一任されています。」
「でも珠希さんがなぜこんな憎まれ役ばかりを?」
「私が引受けるのが病院にとって一番いいんです。
私はいつか居なくなりますから。」
「ええ???」
珠希が死ぬつもりだってのは分かったけど意味不明。
つーか仁、もっとつっこめよ!
加賀見家仏壇の前にて手をあわす珠希、そこへ悟登場。
「俺は君のやり方に賛成したわけじゃない。
でも君の判断で患者の家族は納得したのは事実だ。
本当に君はもう過去を忘れたんだな。」
「忘れました。大事なのは今の加賀見家です。」
と亮太の遺影を見つめる珠希。
秀慶大にて謙治、仁から厚生労働省の査察が入ったと連絡が入る。
加賀見病院院長室、悟&珠希&仁&駆け付けてきた謙治。
悟「厚労省は実際は佐竹先生じゃなく
秀慶大から預かった研修医がミスをした事まで知ってました。
このままでは研修医受け入れ病院としての認可を取り消すと」
仁「取り消されても金銭的な大きなダメージはありませんが、、」
珠希「お金の問題ではありません。
秀慶大学長の病院が研修医にミスをさせたと
世間に知れる事の方が問題です。」
エレベーター前にて恭介に声をかける珠希。
「先生、あなたが連絡したんですか?」
「何の話だ?」
そのまま会議室へGOGO!の二人←それを見つめるメガネの三枝。
「あなたがこんな汚い手を使うとは..」
「汚い手?君にだけはそんな事言われたくない
金を使って 恩人の首をきって それとも
それが君の言う将来を見据えた経営方針というやつなのか?」
「今、個人病院はどこも経営次第で直ぐに傾く厳しい状況..
お父様が学長の内に秀慶大とのパイプを強化しておく事が
10年後20年後、娘の代になった時に加賀見病院の安定経営に繋がる..」
「自分の娘に 病院を譲るため か 飽きれた親バカだな
俺は厚労省に 研修医のミスを告げ口するような真似はしない
俺の目的は 君のような人間が幅を利かせている
今のような加賀見病院を 壊すことだ」
「何をするつもりか知りませんが邪魔をするなら私は容赦しません。
アメリカに帰られた方が先生は幸せになれると思います。」退場珠希。
==珠希はこのままだといつか、恭介に全てを
打ち明けてしまいそうな自分が恐かったのです。==
さっさと打ち明けちまったらいいのに。
院長室にて悟&仁&謙治。
「小暮、お前理事会で何を言ったんだ?」
「名前だけで理事会に参加しない報酬目当てだけの理事は辞めた方がいいと。」
「ばか者。研修医の一件は内部告発だ。その名前だけの理事のな!」
「私が事務長に言ったんです。理事会の見直しを考えていると。」
「政界財界官僚に睨みの利く理事を置いておく事の意味が
お前には何故分からん?無駄な金など一円たりとも使っておらぬわ!!」
時代劇みたいな喋り方の謙治。
「理事の経歴も含めて全部教えてくれればこんな事には!」
「お前に教えてやっていただけるようだったら
とっくに院長にしてるわ!!
病院経営はきれい事では済まされん!!
○○金全部まわすぞ!」←よく聞き取れなかった。
「分かりました。」退場仁。
「また金ですか!
そんな事したらずっとその理事になめられますよ!」
「ああ、だったらどうやって解決すればいいんだ!?教えてくれ!」
ホテルに戻る恭介、おかえりなさいとメガネの三枝。
「今日病院にも行ったのよ。
七瀬先生とカンファレンスルームに入っていくのを見たわ。」
「下らない話はしたくない。」
「だったら教えて。病院で何があったの?」
「研修医の医療ミスを隠して窮地に陥ったらしい。
だが俺がその研修医に余計な挑発をしてしまった事が
ミスを招いた原因でもある」
「借りは作りたくはないのね、、」
「俺は日本に残ることに決めた
だが 君と暮らすつもりはない」
「私はあなたの役に立つはずよ。必ず助けになるわ。」
「君の助けなど必要としていない」
メガネを外し恭介に寄り添う三枝。
「言ったでしょ?私はあなたの目的のために自由に使っても構わないって。」
「悪いが 今日中に出ていってくれないか」
「何言ってるの?私達はパートナーじゃなかったの?」
三年間、アメリカでこの二人はどんな感じだったんでしょうか?
11年前から大して進展ないじゃん。
院長室にて珠希&悟。
「参議院議員の奥村先生です。
先生は厚労省に影響力のある方です。」と紹介する三枝。
「奥村です。私に出来る事なら協力させていただくわ。
詳しい話を聞かせて下さる?」
「そういう事なら力になれると思うわ。」
「よろしくお願いします。」ぺこり悟&珠希。
そこへ恭介入室。
「先生のご実家は加賀見病院だったのね。
命の恩人の先生の為なら力にならせていただくわ。」
チラっと三枝を見る恭介。
あらすじによると三枝が恭介に内緒で勝手に奥村を紹介したようです。
「お車を回してきますわ。」と三枝退場。
珠希、奥村を見送りにエレベータへ。
会議室にて会議中の謙治を見て意味ありげな表情。
「先程の方、名刺には院長代理となっていましたけど
院長は今どちらにいらっしゃるのかしら?」
「あちらにおります加賀見謙治という者が院長だったんですが
つい最近、秀慶大の学長になりまして今は院長不在と言う形に..」
「加賀見謙治さん、、。」
加賀見家にて悟&謙治&珠希。
「厚労省にはもう話を通して下さいました。
今回の件はもう大丈夫です。」
「奥村議員か。。」
「仁さんから話は伺いました。」と映子登場。
「私が理事会に出ていればこんな事には..」
「奥村議員はとても兄さんに恩義を感じてるようで
結局は兄さんに助けてもらったようなものです。」
「恭介のおかげか。。」
Club Meguにて仁&恵に亮太の遺書の事を話す恭介。
「亮太さんの遺書が絶対ってわけじゃ..
歩美さんが恭介さんを日本に留まらせるために嘘を言ってるって事も..」
おっと!三枝まで疑っちゃいますか!!さすが恵。女には厳しい。
「そうですよ。まさか学長が。」
信じられない様子の小暮姉弟。
「亮太の遺書は悟も読んでいます。
それにそう考えた方が 七瀬珠希がこの病院で働くようになった事も
悟との結婚を認めた事も 俺には納得ができる..
母は あの男が自分の夫を殺している事を知っていながら
今までずっと暮らしてきたんです
加賀見家は歪んでいます あんな家 滅んだ方がいいんです
二人共 今後は加賀見家との付き合い方を よくお考え下さい」退場恭介。
仁&やけ酒の恵。
「私は今まで何を見てきたのかしらね。
本当の謙治さんを分かっているのは私だと思っていた..
謙治さんが英夫さんをって考えた事もあったわ。
だとしたら尚更最後は私の所に戻ってくるって思いがどこかに..
なのに..もうとっくに乗り越えていたのよねぇ。
夫を殺されてそれでも謙治さんと一緒に居るって
映子さんにはかなわないわぁ〜。」
恵、、報われない愛ですか。悟と共にチ〜ン!ですね。
「これで目がさめただろう?
姉さんはもう加賀見謙治に関わらない方がいい。
亮太の遺書が事実だとしたら珠希さんが不憫だ..
殺しても居ないのに殺人犯だと責められて
それでも今もあの人の為に尽くして..
悟と結婚しなければよかったんじゃないかと思うよ。」
「悟も辛かったわよねぇ〜。」
この時の恵の涙がいい感じにポロリポロリとこぼれてました。
あの涙は見事でしたね。
「だって24年も前の事よ〜。
あの時に私はどうしていればよかったのかしらねぇ〜。」
奥村議員&恭介。
「あなたが加賀見謙治という男を恨んでいる事も
加賀見病院を大切に思っている事もよく分かったわ。それで?」
心臓のオペ費用の小切手を奥村に返す恭介。
「先生のお力をお貸し願いませんか?
私は今のように歪んだ加賀見病院が いっそのこと潰して
売り払ってもいいと思っているんです お願いします 」
「私の心臓はあなたのお陰で動いているのよね?」
「そうですね」
加賀見病院院長室にて謙治、そこへ奥村入室。
「奥村先生、その節は大変お世話になりました。
ご挨拶遅れまして大変申し訳ございません。」
「随分なご挨拶じゃない。お久しぶりね。」
==つづく===
この奥村って謙治の元カノって書かれてたけどさ
謙治ってどんだけもててんだよ!不思議。
■愛讐のロメラ(第44話)
2008年12月1日 愛讐のロメラClub Meguにて悟&恵。
「どうして恭介さんを加賀見病院に..?
謙治さんいい顔しなかったでしょ?
映子さん、謙治さんと恭介さんの板挟みなんじゃ..」
「加賀見の母さんはいざとなったら父さんをとるよ。きっと。」
加賀見家寝室にて寝てる映子をジーッと見つめる謙治。
和室での映子の話を回想中。
コンコン 水を運んできた珠希入室。
「もうおやすみになりましたか?」
「ああ。」
「では。」
「珠希。いや、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
==映子はこれまで謙治に対して疑いを抱きながらも
夫婦として一緒に暮らしてきたという事実に
珠希もまた大きなショックを受けていました。==
加賀見家リビングにて悟&珠希。
「さっきここで聞いたんだ。
母さんが突然退院した理由を父さんと話してるのを。
退院したのは、、、実は病院が苦手らしい。」
「えっ??」
「自分の居ない加賀見家が心配だったんじゃないかな。
亮太が亡くなってから兄さんがこの家を出た直後は
母さんが自殺するんじゃないかって心配したけど..」
「お母様は自殺するような人じゃないわ。」
「ああ、そうだな。何もかも捨てて自殺するような人じゃない。
子供をおいて死ぬなんて俺には考えられない。無責任だ」
「いつか彩がすべてを理解できる年頃になったら
恵さんを悟さんの本当の母親だって彩に教えましょう。
銀座のお母さんになら彩を託せるわ。」
「託す??」
「ああ、ううん。銀座のお母さんはきっとどんなに辛いことがあっても
たくましく生きていく事を彩に教えてくれるって思うの。
彩が頼れる人は一人でも多い方が安心だわ。」と去る珠希。
==悟はこの時、珠希が何を思って恵に彩を託すともらしたのか
知る由もありませんでした。==
加賀見病院院長室にて悟&恭介。
「今日から働かせてもらう。」
「よろしくお願いします。
兄さんは何故この病院に戻って来る事を決めたんですか?」
「何が言いたい?」
「昨日、母さんが泣いていた。兄さんと何かあったのかと思って。」
無言の恭介。
「母さんもきっと苦しんできたんだ。」
「知っているのか?
お前も知っているんだな 知っていて黙ってきた
加賀見謙治は父を殺したかもしれない事を」
「それは憶測でしかない。」
「亮太の遺書にも書いてある」
「珠希が見せたんですか?」
「彼女がそんな事俺に話すと思うか?
彼女はお前が何も気付いてないと思っている
みんな知っていて お互い知らない振りをして
幸せな家族ごっこをしてきた」
「亮太の遺書が真実を語ってるとまだ決まったわけじゃない。」
「だがお前はその事を知りながら 彼女に確かめもせず
えん罪かもしれない殺人の罪を被せ続けてきたんだろう?」
「いつまでそんな事を言っているんだ!
全ては過去の話だ!」
「自分が殺人犯の息子になることが嫌だったと..?
彼女を陥れた男の息子だと認めて 愛を失うことを恐れてたというのなら
俺はお前を軽蔑する 被害者側に立っていた方が 楽だからな」
「俺は兄さんにこの病院で一人でも多くの患者を救ってもらいたいと思い
帰って来てくれと言ったんです。
それが他の理由でここで働くと言うのなら」
「俺はただ 加賀見病院を 正しい形に戻したいだけだ
その為だったら 何だって協力させてもらうよ」退場恭介。
廊下で遭遇の珠希&恭介。
「何が狙いですか?」
ポケットに左手を突っ込みながら
「加賀見病院をとり戻す 悟に 亮太の遺書の事を話した
悟は知っていて君に話さなかった
結局 あの男の罪にみんな気付いていながら
自分が可愛いばかりに目を瞑っていたんだ
俺は父を殺した人間が理事をしてるような歪んだ加賀見病院を
父が生きていた頃の正しい状態に戻すつもりだ」
「亮太の事であなたが私を庇ってくれた事は本当に感謝しています。
その事で彩を一人にせずに済みましたから。」
「それが君の本心なのか?」
「はい。」去る珠希に
「そこまで腐りきった人間になってしまったのか?」
珠希、振り返り
「この病院にとって加賀見家にとって邪魔になる人間は
例えあなたでも容赦しません。」
「望むところだ」退場恭介。
医局にて恭介&珠希&外科部長&研修医の男。
「先生、彼がこの前話した研修医です。」
「オペが恐いなら外科医は無理ね。」
「あの、僕は、、」
「君は本当に外科医になりたくないのか?」
「出来ればなりたいです。」
「出来れば、、その程度の気持ちなのか?」
「いえ、本当は外科医になりたくて医師を目指したんです。
でもオペになると恐くて、、。」
「その恐怖心を克服してこそ 本当の外科医としての道が開ける
だったらもう一度 指導してやって下さい」
「もう一度やってみます。」
「よろしくお願いします。」ぺこり
休憩室に居る恭介を発見する彩。
「恭介おじさん!本当にここで働くことになったんだね。
これからもずっと日本に居るんでしょ?」
「ああ。」
「じゃあ今度、うちに遊びにきて!
それでアフリカのお話もっと聞かせて!」
そこへ珠希登場。
「家で何かあったの?」
「ううん、恭介おじさんがここで働く事になったって聞いたから
会いにきたの!」
「ここは仕事場よ。」
「分かってる。もう帰るよ。じゃあねおじさん。」
「ああ。」
恭介をチラ見みて珠希も退場。
エレベーター待ち中、彩&珠希。
「彩は恭介おじさんの事好きなの?」
「うん。いろんな国のお話をしてくれるし何か格好良いし。
お母さんは恭介おじさんの事嫌いなの?」
「そういうわけじゃないけど、、。」
「よかった。あっおじいちゃん!」
謙治登場。
「どうしたんですか?」
「理事会に顔を出してきた。」
医局に顔を出す謙治、恭介と見合う。
院長室へ向かった二人。
「あなたから私を訪ねてくるとは..」
「理事会の帰りでな。」
「母から聞いたようですね。
待ってる恐怖の方が 大きかったという事ですか?
私の中で結論は出ています」
「たまには私の話も聞いてもらおうと思ってな。」
「罪を認めるおつもりですか?」
「私は兄さんの残した加賀見病院をここまで発展させ
三人の息子を一人前に育てあげ
そして珠希も一流の心臓外科医として更生させた
誰になんの批難をされる覚えなはい。」
「あくまでも否定するという事ですね」
「お前如きにこの加賀見家の歴史をかえる事は出来んぞ。」
「ですからまずは 今のこの歪んだ状態を正すつもりです
人一人がその人生を懸けて 手段を選ばず 復讐しようとすれば
大抵の事はできると思いませんか?
あなたはそれを一番良く分かってるはずじゃないんですか?
だから 今まで怯え続け 嘘を重ね続けてきたんじゃないんですか?
もうすぐ楽になりますよ。」
珠希帰宅、彩の部屋へ。
寝てる彩の頭を撫で
「ごめんね。彩。」
「帰ってきてたのか。」悟登場。
「よく眠ってるな〜。
おばあちゃんの代わりに家事をやるんだって張り切ってたからな。」
「俺は亮太の遺書を読んだ事がある。
結婚したばかりの頃、たまたま見つけてしまった。」
あれってたまたま?
わざわざ手にとり読んだって感じですけど?
「遺書に書かれてる事が本当なら俺は父さんを恨む。
でもそれを言ってしまったら
君との生活を失うような気がして言えなかった。」
「私はあの遺書の事はもう忘れたわ。」
「でも兄さんは亮太の考えを確かめる為に
日本に留まる決心をしたんだ。」
「恭介さんには一日も早くアメリカに帰ってもらいましょう。」
珠希の携帯着信。
研修医がミスをしたという事で悟と共に病院へ向かう。
医局にて外科部長&研修医の男。
「虫垂炎が悪化して腹膜炎を併発してる患者をオペしてる間に
心筋梗塞の患者が救急搬送されてきまして」
「なにかあれば直ぐに報告しろと言われたのに
気持ちが動転してしまって。。オロオロして。。」
「容態が急変したのに報告しなかったのかぁ!!」
「はい。」
「それで、患者の今の容態は?」
「予定外のオペをしなくちゃならなくなったので体力の方が、、」
「家族が何が言ってくるようでしたらまずは私に相談して下さい。」
「本当に済みません」ぺこり
「あなたは明日から循環器内科に移動して下さい。」
「はい。」
翌日医局にて外科部長&珠希。
「意識は?」
「いや。」
「そうですか。」
そこへ恭介入室。
「佐竹先生、あの研修医は今どこに?
研修の為なら今日の私のオペに立ち会ってもらっても構わない。」
「それが、、」
「彼は循環器内科に移りました。本人も承知の上です。」珠希退場。
院長室にて謙治に報告する珠希。
「厄介な事になったなぁ〜。」
「患者への家族への説明は私がします。」
「取り合えず研修医の事は伏せておけ。
説得に金を使ってもかまわん。ミスと言う言葉は一切口にするな。」
「分かりました。」
そこへ恭介入室。
「あの研修医 オペでミスをしたそうですね 私にも責任がある」
「いぜれにしてもこの事は公にはしないて下さい。」
「まさか患者側には知らせない気か?」
「医療ミスではない!」
「研修医本人が言っているんですよ?」
「誰が喚こうが騒ごうが医療ミスなど存在しない。」
「私から伝えました。」と悟登場。
「患者の家族には事情を説明して謝罪してきました。」
「悟さん、、。」
「何だとぉ〜!」
===つづく====
つっこむ気力もなし。
「どうして恭介さんを加賀見病院に..?
謙治さんいい顔しなかったでしょ?
映子さん、謙治さんと恭介さんの板挟みなんじゃ..」
「加賀見の母さんはいざとなったら父さんをとるよ。きっと。」
加賀見家寝室にて寝てる映子をジーッと見つめる謙治。
和室での映子の話を回想中。
コンコン 水を運んできた珠希入室。
「もうおやすみになりましたか?」
「ああ。」
「では。」
「珠希。いや、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
==映子はこれまで謙治に対して疑いを抱きながらも
夫婦として一緒に暮らしてきたという事実に
珠希もまた大きなショックを受けていました。==
加賀見家リビングにて悟&珠希。
「さっきここで聞いたんだ。
母さんが突然退院した理由を父さんと話してるのを。
退院したのは、、、実は病院が苦手らしい。」
「えっ??」
「自分の居ない加賀見家が心配だったんじゃないかな。
亮太が亡くなってから兄さんがこの家を出た直後は
母さんが自殺するんじゃないかって心配したけど..」
「お母様は自殺するような人じゃないわ。」
「ああ、そうだな。何もかも捨てて自殺するような人じゃない。
子供をおいて死ぬなんて俺には考えられない。無責任だ」
「いつか彩がすべてを理解できる年頃になったら
恵さんを悟さんの本当の母親だって彩に教えましょう。
銀座のお母さんになら彩を託せるわ。」
「託す??」
「ああ、ううん。銀座のお母さんはきっとどんなに辛いことがあっても
たくましく生きていく事を彩に教えてくれるって思うの。
彩が頼れる人は一人でも多い方が安心だわ。」と去る珠希。
==悟はこの時、珠希が何を思って恵に彩を託すともらしたのか
知る由もありませんでした。==
加賀見病院院長室にて悟&恭介。
「今日から働かせてもらう。」
「よろしくお願いします。
兄さんは何故この病院に戻って来る事を決めたんですか?」
「何が言いたい?」
「昨日、母さんが泣いていた。兄さんと何かあったのかと思って。」
無言の恭介。
「母さんもきっと苦しんできたんだ。」
「知っているのか?
お前も知っているんだな 知っていて黙ってきた
加賀見謙治は父を殺したかもしれない事を」
「それは憶測でしかない。」
「亮太の遺書にも書いてある」
「珠希が見せたんですか?」
「彼女がそんな事俺に話すと思うか?
彼女はお前が何も気付いてないと思っている
みんな知っていて お互い知らない振りをして
幸せな家族ごっこをしてきた」
「亮太の遺書が真実を語ってるとまだ決まったわけじゃない。」
「だがお前はその事を知りながら 彼女に確かめもせず
えん罪かもしれない殺人の罪を被せ続けてきたんだろう?」
「いつまでそんな事を言っているんだ!
全ては過去の話だ!」
「自分が殺人犯の息子になることが嫌だったと..?
彼女を陥れた男の息子だと認めて 愛を失うことを恐れてたというのなら
俺はお前を軽蔑する 被害者側に立っていた方が 楽だからな」
「俺は兄さんにこの病院で一人でも多くの患者を救ってもらいたいと思い
帰って来てくれと言ったんです。
それが他の理由でここで働くと言うのなら」
「俺はただ 加賀見病院を 正しい形に戻したいだけだ
その為だったら 何だって協力させてもらうよ」退場恭介。
廊下で遭遇の珠希&恭介。
「何が狙いですか?」
ポケットに左手を突っ込みながら
「加賀見病院をとり戻す 悟に 亮太の遺書の事を話した
悟は知っていて君に話さなかった
結局 あの男の罪にみんな気付いていながら
自分が可愛いばかりに目を瞑っていたんだ
俺は父を殺した人間が理事をしてるような歪んだ加賀見病院を
父が生きていた頃の正しい状態に戻すつもりだ」
「亮太の事であなたが私を庇ってくれた事は本当に感謝しています。
その事で彩を一人にせずに済みましたから。」
「それが君の本心なのか?」
「はい。」去る珠希に
「そこまで腐りきった人間になってしまったのか?」
珠希、振り返り
「この病院にとって加賀見家にとって邪魔になる人間は
例えあなたでも容赦しません。」
「望むところだ」退場恭介。
医局にて恭介&珠希&外科部長&研修医の男。
「先生、彼がこの前話した研修医です。」
「オペが恐いなら外科医は無理ね。」
「あの、僕は、、」
「君は本当に外科医になりたくないのか?」
「出来ればなりたいです。」
「出来れば、、その程度の気持ちなのか?」
「いえ、本当は外科医になりたくて医師を目指したんです。
でもオペになると恐くて、、。」
「その恐怖心を克服してこそ 本当の外科医としての道が開ける
だったらもう一度 指導してやって下さい」
「もう一度やってみます。」
「よろしくお願いします。」ぺこり
休憩室に居る恭介を発見する彩。
「恭介おじさん!本当にここで働くことになったんだね。
これからもずっと日本に居るんでしょ?」
「ああ。」
「じゃあ今度、うちに遊びにきて!
それでアフリカのお話もっと聞かせて!」
そこへ珠希登場。
「家で何かあったの?」
「ううん、恭介おじさんがここで働く事になったって聞いたから
会いにきたの!」
「ここは仕事場よ。」
「分かってる。もう帰るよ。じゃあねおじさん。」
「ああ。」
恭介をチラ見みて珠希も退場。
エレベーター待ち中、彩&珠希。
「彩は恭介おじさんの事好きなの?」
「うん。いろんな国のお話をしてくれるし何か格好良いし。
お母さんは恭介おじさんの事嫌いなの?」
「そういうわけじゃないけど、、。」
「よかった。あっおじいちゃん!」
謙治登場。
「どうしたんですか?」
「理事会に顔を出してきた。」
医局に顔を出す謙治、恭介と見合う。
院長室へ向かった二人。
「あなたから私を訪ねてくるとは..」
「理事会の帰りでな。」
「母から聞いたようですね。
待ってる恐怖の方が 大きかったという事ですか?
私の中で結論は出ています」
「たまには私の話も聞いてもらおうと思ってな。」
「罪を認めるおつもりですか?」
「私は兄さんの残した加賀見病院をここまで発展させ
三人の息子を一人前に育てあげ
そして珠希も一流の心臓外科医として更生させた
誰になんの批難をされる覚えなはい。」
「あくまでも否定するという事ですね」
「お前如きにこの加賀見家の歴史をかえる事は出来んぞ。」
「ですからまずは 今のこの歪んだ状態を正すつもりです
人一人がその人生を懸けて 手段を選ばず 復讐しようとすれば
大抵の事はできると思いませんか?
あなたはそれを一番良く分かってるはずじゃないんですか?
だから 今まで怯え続け 嘘を重ね続けてきたんじゃないんですか?
もうすぐ楽になりますよ。」
珠希帰宅、彩の部屋へ。
寝てる彩の頭を撫で
「ごめんね。彩。」
「帰ってきてたのか。」悟登場。
「よく眠ってるな〜。
おばあちゃんの代わりに家事をやるんだって張り切ってたからな。」
「俺は亮太の遺書を読んだ事がある。
結婚したばかりの頃、たまたま見つけてしまった。」
あれってたまたま?
わざわざ手にとり読んだって感じですけど?
「遺書に書かれてる事が本当なら俺は父さんを恨む。
でもそれを言ってしまったら
君との生活を失うような気がして言えなかった。」
「私はあの遺書の事はもう忘れたわ。」
「でも兄さんは亮太の考えを確かめる為に
日本に留まる決心をしたんだ。」
「恭介さんには一日も早くアメリカに帰ってもらいましょう。」
珠希の携帯着信。
研修医がミスをしたという事で悟と共に病院へ向かう。
医局にて外科部長&研修医の男。
「虫垂炎が悪化して腹膜炎を併発してる患者をオペしてる間に
心筋梗塞の患者が救急搬送されてきまして」
「なにかあれば直ぐに報告しろと言われたのに
気持ちが動転してしまって。。オロオロして。。」
「容態が急変したのに報告しなかったのかぁ!!」
「はい。」
「それで、患者の今の容態は?」
「予定外のオペをしなくちゃならなくなったので体力の方が、、」
「家族が何が言ってくるようでしたらまずは私に相談して下さい。」
「本当に済みません」ぺこり
「あなたは明日から循環器内科に移動して下さい。」
「はい。」
翌日医局にて外科部長&珠希。
「意識は?」
「いや。」
「そうですか。」
そこへ恭介入室。
「佐竹先生、あの研修医は今どこに?
研修の為なら今日の私のオペに立ち会ってもらっても構わない。」
「それが、、」
「彼は循環器内科に移りました。本人も承知の上です。」珠希退場。
院長室にて謙治に報告する珠希。
「厄介な事になったなぁ〜。」
「患者への家族への説明は私がします。」
「取り合えず研修医の事は伏せておけ。
説得に金を使ってもかまわん。ミスと言う言葉は一切口にするな。」
「分かりました。」
そこへ恭介入室。
「あの研修医 オペでミスをしたそうですね 私にも責任がある」
「いぜれにしてもこの事は公にはしないて下さい。」
「まさか患者側には知らせない気か?」
「医療ミスではない!」
「研修医本人が言っているんですよ?」
「誰が喚こうが騒ごうが医療ミスなど存在しない。」
「私から伝えました。」と悟登場。
「患者の家族には事情を説明して謝罪してきました。」
「悟さん、、。」
「何だとぉ〜!」
===つづく====
つっこむ気力もなし。
■愛讐のロメラ(第43話)
2008年11月28日 愛讐のロメラ「そんな汚い嘘で 俺を引き止めるつもりか」
「嘘じゃないわ。遺書には亮太さんが調べた事が..
加賀見謙治は真実がバレるのが怖いから
七瀬先生を加賀見病院で雇った..
他の病院で勤められないよう中傷のビラを撒いていたと。
亮太さんはそれを加賀見謙治に訴えたくて自殺を。」
三枝の両肩をガシッと掴み
「何で今まで隠してた?」
「誰にも言わないって亮太さんと約束したから。
話したらあなたが日本に帰ってしまうと思って..
でも七瀬先生はそんな亮太さんの命懸けの思いを知りながら
悟さんと結婚して加賀見謙治と義理の親子になったのよ?
彼女、ハッキリ言ったわ。目の前の幸せが一番大事だって。
亮太さんが可哀想。」
院長室にて悟に昨日の話を受ける事にしたと恭介。
院長室から出てきた恭介に三枝、
「これから何をするつもりなの?
私はあなたから離れない。
あなたの目的の為に私を自由に使うがいいわ。」
「好きにすればいい」退場恭介。
映子の見舞いにきた恵。
店に悟と恭介で飲みに来てた事を報告。
「11年前、私は映子さんに説得されて悟の結婚を認めた..
英夫さんを殺した珠希をあなたが認めるのならと思って。
でも実際結婚したら大変だろう..すぐに離婚するんじゃないかと..
嫁と姑関係だって絶対に上手くいくはずがないと。
でもあなた達は円満にやっているわ。」
「私は今でも本当はあの家に居るべき人間ではないと思っています。
彩の事も本当は恵さんがあの子のお婆ちゃんなんですから。」
「その話はやめて下さい。
本気で譲る気もないのにそんな事を言うのはかえって傲慢だわ。」
「すみません。」
休憩室にて仁&珠希。廊下で立ち聞き恭介。
「仁さんが理事になる事をお父様も承知して下さいました。」
「ありがとうございます。珠希さんのお陰です。ぺこり
このお話は姉を気遣って..?
姉は学長に何の見返りもないのにずっと尽くして..
その上、彩ちゃんに自分の孫だと名乗り出る事もできなくて。」
「申し訳ありません。」ぺこり
「いえ、珠希さんは姉の事を一番気遣ってくれてます。
この話も加賀見家から姉への罪滅ぼしだと受け止めています。」
「仁さんは今までずっとこの病院を支えて下さいました。
そんな仁さんに理事になって頂けたら
今後の加賀見病院の為になると..」
「珠希さん、これからもよろしくお願いします。」ぺこり
ガチャ 恭介入室。
「まさかあなたが彼女とこんなに親しくなるとは
山梨にいた頃は 想像もできなかった」
「私はこれで。」仁退場。
「話がある。」と恭介&珠希会議室へ。
「亮太の遺書の事 歩美から聞いた
亮太の言葉が真実なら 君は無実だ
それが何故今 あの男の右腕として働いているんだ?
亮太の遺書を見せてくれ」
「あれはもう捨てました。」
「君に捨てられるはずがないだろ?」
「亮太は白血病が再発して動揺して..それであんな事を..」
「君は加賀見家に入って あの男に復讐するつもりなんじゃ..?」
「復讐?私には娘が居る..
あの子の生まれた加賀見家に対してそんな事をするわけが..
私は本当は喉から手が出るほど幸せが欲しかった。
その事に正直に生きることに..だから空港には行かなかった。
悟さんと結婚したんです。これが本当の私だったんです。」
「自分の欲望の為に 正直に生きる事にしたってことか?」珠希を睨み退場恭介。
==珠希は恭介に何を言われても果たさなければならない
亮太との約束があったのです。==
何の約束ですか?
院長室にて悟&謙治。
「兄さんと契約を結びました。明日からでも働いて貰う..」
「恭介を戻す事は反対だ。どうしてそんな勝手な事を..?」
「かつて父さんは病院の為になる人材が必要だと言って
珠希でさえも雇い入れたじゃないですか。
亮太の安楽死の問題があったにせよもう11年も前の事..」
「それとこれとは話が別だ。私はお前の事を心配して..
恭介と珠希の間に何があったのかお前も知らんわけでは..」
「俺達のこの11年の生活を家族の絆を信じています。
兄さんとも昔のように笑いあえる仲に戻りたい..」
病室にて映子&恭介。
「亮太が 遺書を残していました
自分で調べた事実をもとに ある考えを書いて..
亮太は父さんを殺したのは 加賀見謙治だという証拠を探し
あの男を追求していた.. そしてその思いをあの男に訴える為に
自殺という手段を選んだんじゃないかと 歩美は言っています」
あくまでもその遺書を自分は読んでないので歩美のせいにする恭介。
「事実なら 母さんは自分の夫を殺した男と結婚した
こんな事を知って 俺はアメリカに帰るわけにはいかない
母さん あの家を出て一緒に暮らそう」
「何を言い出すの?
歩美さんの言ってる事が全部正しいとは限らないわ。」
「亮太が命を懸けて訴えたかもしれない事を簡単に否定できるんですか?」
「私はただ謙治さんを信じてる。」
珠希、廊下で立ち聞き中。
「全ては 自分の罪を隠すためだと考えた方が 自然じゃないですか?」
「恭介、アメリカに帰りなさい!」
「なんでそんなにあの男を守ろうとするんですか!?」
「私は加賀見家を!」
「加賀見家って何なんです!?
今の加賀見家は母さんにとって何なんだ?
父さんが殺されて俺も捨て去ったあの家の
一体何を守ろうって言うんですか!?」
「今逃げ出すわけにはいかないの!
亮太の事も恭介あなたの事も。
今の加賀見家への責任が私にはあるの!」
「母さんは何でそんなに冷静にいられるんですか!?
俺はこの話を聞いた時 驚きと怒りで、、、。
もしかして知っていたんですか?
知っていて それでも平気であの男と暮らして..」
無言の映子。
「俺の母親は 父親を殺した男を 愛してるという事なのか
俺はアメリカへは帰りません」
「あなたはあなた自身がこれから幸せになる事を考えなさい!」
「明日から加賀見病院で働きます
亮太が考えた事が事実なら 俺は父さんを殺して 母さんを奪い
加賀見家を乗っ取り この病院を奪った あの男を許しません」退場恭介。
ドアを開けると立ち聞きしてた珠希と鉢合わせ
「立ち聞きとは 趣味が悪いな」
はい?恭介だってしてたじゃん。
つーかこのドラマの出演者みんなしてるよ?
その声で映子も珠希の事に気付く。
珠希入室。
「珠希さん、、私あなたに、、」
「過去の事は忘れることに..
私が大切なのは今の生活です、今の私の家族です。」と微笑み退場珠希。
部屋を出た途端鋭い目付きに早変わりの珠希。
病室では泣いてる映子。
映子の見舞いにきた謙治。映子がいなくなり慌てて院長室へ。
「映子がいないんだ!荷物もない!」
慌てて加賀見家へ戻る謙治、そこには映子が。
「映子!駄目じゃないか勝手に帰ってきたりしちゃ〜。
みんなが心配するだろう。」
取り合えず必死な謙治。
「もしかして、、恭介が何か、、」
「恭介がなにかしたんですか?」
「いや、そうだな。明日から恭介がうちで働く事になったんだ。」
「ええ。本人から聞きました。
あなた、亮太が遺書を残していたそうです。
英夫さんの死に関してあなたの秘密を突き止めたと書いてあったそうです。」
「それで?」
「亮太は珠希さんの無実を訴えるために自殺を図ったんだと。
あなたは英夫さんの手術をした時の気持ちを私に話して下さいました。
もしかしたら本当にあなたは英夫さんを殺してしまったかもしれない」
悟立ち聞き。
「でももうそんな事は私はあなたの全てを受け入れたんです。
あなたの苦しみは私の苦しみ。罰を受けるのなら私も同罪です。
何があっても私はあなたを守ります。」
「珠希にはその遺書は渡ったんだろうか?」
「珠希さんは言ってました。
大切なのは今の生活、今の家族だと。
この11年の彼女の姿がそれを証明しています。」
「(半べそで)ああ。だがな珠希にとって亮太は、、」
「ええ、あの二人の絆は特別でした。
でも珠希さんは新しい命、彩を授かりました。
彩は正真正銘加賀見の血が流れている。
これで珠希さんも加賀見の一員になったんです。
過去の亮太より彩との絆を取ったんじゃないんでしょうか?」
貴族のような雰囲気の悟のアップ。
===つづく=====
大したツッコミ所もなく、盛り上がりに欠ける。
「嘘じゃないわ。遺書には亮太さんが調べた事が..
加賀見謙治は真実がバレるのが怖いから
七瀬先生を加賀見病院で雇った..
他の病院で勤められないよう中傷のビラを撒いていたと。
亮太さんはそれを加賀見謙治に訴えたくて自殺を。」
三枝の両肩をガシッと掴み
「何で今まで隠してた?」
「誰にも言わないって亮太さんと約束したから。
話したらあなたが日本に帰ってしまうと思って..
でも七瀬先生はそんな亮太さんの命懸けの思いを知りながら
悟さんと結婚して加賀見謙治と義理の親子になったのよ?
彼女、ハッキリ言ったわ。目の前の幸せが一番大事だって。
亮太さんが可哀想。」
院長室にて悟に昨日の話を受ける事にしたと恭介。
院長室から出てきた恭介に三枝、
「これから何をするつもりなの?
私はあなたから離れない。
あなたの目的の為に私を自由に使うがいいわ。」
「好きにすればいい」退場恭介。
映子の見舞いにきた恵。
店に悟と恭介で飲みに来てた事を報告。
「11年前、私は映子さんに説得されて悟の結婚を認めた..
英夫さんを殺した珠希をあなたが認めるのならと思って。
でも実際結婚したら大変だろう..すぐに離婚するんじゃないかと..
嫁と姑関係だって絶対に上手くいくはずがないと。
でもあなた達は円満にやっているわ。」
「私は今でも本当はあの家に居るべき人間ではないと思っています。
彩の事も本当は恵さんがあの子のお婆ちゃんなんですから。」
「その話はやめて下さい。
本気で譲る気もないのにそんな事を言うのはかえって傲慢だわ。」
「すみません。」
休憩室にて仁&珠希。廊下で立ち聞き恭介。
「仁さんが理事になる事をお父様も承知して下さいました。」
「ありがとうございます。珠希さんのお陰です。ぺこり
このお話は姉を気遣って..?
姉は学長に何の見返りもないのにずっと尽くして..
その上、彩ちゃんに自分の孫だと名乗り出る事もできなくて。」
「申し訳ありません。」ぺこり
「いえ、珠希さんは姉の事を一番気遣ってくれてます。
この話も加賀見家から姉への罪滅ぼしだと受け止めています。」
「仁さんは今までずっとこの病院を支えて下さいました。
そんな仁さんに理事になって頂けたら
今後の加賀見病院の為になると..」
「珠希さん、これからもよろしくお願いします。」ぺこり
ガチャ 恭介入室。
「まさかあなたが彼女とこんなに親しくなるとは
山梨にいた頃は 想像もできなかった」
「私はこれで。」仁退場。
「話がある。」と恭介&珠希会議室へ。
「亮太の遺書の事 歩美から聞いた
亮太の言葉が真実なら 君は無実だ
それが何故今 あの男の右腕として働いているんだ?
亮太の遺書を見せてくれ」
「あれはもう捨てました。」
「君に捨てられるはずがないだろ?」
「亮太は白血病が再発して動揺して..それであんな事を..」
「君は加賀見家に入って あの男に復讐するつもりなんじゃ..?」
「復讐?私には娘が居る..
あの子の生まれた加賀見家に対してそんな事をするわけが..
私は本当は喉から手が出るほど幸せが欲しかった。
その事に正直に生きることに..だから空港には行かなかった。
悟さんと結婚したんです。これが本当の私だったんです。」
「自分の欲望の為に 正直に生きる事にしたってことか?」珠希を睨み退場恭介。
==珠希は恭介に何を言われても果たさなければならない
亮太との約束があったのです。==
何の約束ですか?
院長室にて悟&謙治。
「兄さんと契約を結びました。明日からでも働いて貰う..」
「恭介を戻す事は反対だ。どうしてそんな勝手な事を..?」
「かつて父さんは病院の為になる人材が必要だと言って
珠希でさえも雇い入れたじゃないですか。
亮太の安楽死の問題があったにせよもう11年も前の事..」
「それとこれとは話が別だ。私はお前の事を心配して..
恭介と珠希の間に何があったのかお前も知らんわけでは..」
「俺達のこの11年の生活を家族の絆を信じています。
兄さんとも昔のように笑いあえる仲に戻りたい..」
病室にて映子&恭介。
「亮太が 遺書を残していました
自分で調べた事実をもとに ある考えを書いて..
亮太は父さんを殺したのは 加賀見謙治だという証拠を探し
あの男を追求していた.. そしてその思いをあの男に訴える為に
自殺という手段を選んだんじゃないかと 歩美は言っています」
あくまでもその遺書を自分は読んでないので歩美のせいにする恭介。
「事実なら 母さんは自分の夫を殺した男と結婚した
こんな事を知って 俺はアメリカに帰るわけにはいかない
母さん あの家を出て一緒に暮らそう」
「何を言い出すの?
歩美さんの言ってる事が全部正しいとは限らないわ。」
「亮太が命を懸けて訴えたかもしれない事を簡単に否定できるんですか?」
「私はただ謙治さんを信じてる。」
珠希、廊下で立ち聞き中。
「全ては 自分の罪を隠すためだと考えた方が 自然じゃないですか?」
「恭介、アメリカに帰りなさい!」
「なんでそんなにあの男を守ろうとするんですか!?」
「私は加賀見家を!」
「加賀見家って何なんです!?
今の加賀見家は母さんにとって何なんだ?
父さんが殺されて俺も捨て去ったあの家の
一体何を守ろうって言うんですか!?」
「今逃げ出すわけにはいかないの!
亮太の事も恭介あなたの事も。
今の加賀見家への責任が私にはあるの!」
「母さんは何でそんなに冷静にいられるんですか!?
俺はこの話を聞いた時 驚きと怒りで、、、。
もしかして知っていたんですか?
知っていて それでも平気であの男と暮らして..」
無言の映子。
「俺の母親は 父親を殺した男を 愛してるという事なのか
俺はアメリカへは帰りません」
「あなたはあなた自身がこれから幸せになる事を考えなさい!」
「明日から加賀見病院で働きます
亮太が考えた事が事実なら 俺は父さんを殺して 母さんを奪い
加賀見家を乗っ取り この病院を奪った あの男を許しません」退場恭介。
ドアを開けると立ち聞きしてた珠希と鉢合わせ
「立ち聞きとは 趣味が悪いな」
はい?恭介だってしてたじゃん。
つーかこのドラマの出演者みんなしてるよ?
その声で映子も珠希の事に気付く。
珠希入室。
「珠希さん、、私あなたに、、」
「過去の事は忘れることに..
私が大切なのは今の生活です、今の私の家族です。」と微笑み退場珠希。
部屋を出た途端鋭い目付きに早変わりの珠希。
病室では泣いてる映子。
映子の見舞いにきた謙治。映子がいなくなり慌てて院長室へ。
「映子がいないんだ!荷物もない!」
慌てて加賀見家へ戻る謙治、そこには映子が。
「映子!駄目じゃないか勝手に帰ってきたりしちゃ〜。
みんなが心配するだろう。」
取り合えず必死な謙治。
「もしかして、、恭介が何か、、」
「恭介がなにかしたんですか?」
「いや、そうだな。明日から恭介がうちで働く事になったんだ。」
「ええ。本人から聞きました。
あなた、亮太が遺書を残していたそうです。
英夫さんの死に関してあなたの秘密を突き止めたと書いてあったそうです。」
「それで?」
「亮太は珠希さんの無実を訴えるために自殺を図ったんだと。
あなたは英夫さんの手術をした時の気持ちを私に話して下さいました。
もしかしたら本当にあなたは英夫さんを殺してしまったかもしれない」
悟立ち聞き。
「でももうそんな事は私はあなたの全てを受け入れたんです。
あなたの苦しみは私の苦しみ。罰を受けるのなら私も同罪です。
何があっても私はあなたを守ります。」
「珠希にはその遺書は渡ったんだろうか?」
「珠希さんは言ってました。
大切なのは今の生活、今の家族だと。
この11年の彼女の姿がそれを証明しています。」
「(半べそで)ああ。だがな珠希にとって亮太は、、」
「ええ、あの二人の絆は特別でした。
でも珠希さんは新しい命、彩を授かりました。
彩は正真正銘加賀見の血が流れている。
これで珠希さんも加賀見の一員になったんです。
過去の亮太より彩との絆を取ったんじゃないんでしょうか?」
===つづく=====
大したツッコミ所もなく、盛り上がりに欠ける。
■愛讐のロメラ(第42話)
2008年11月27日 愛讐のロメラ見つめ合う恭介&珠希。
そこへメガネ娘三枝登場。
三枝「お久しぶりです。この病院は変わりませんね。」
恭介「母の状態は?」
珠希「落ち着いています。」
三枝「行きましょう。」と映子の病室へ入る二人。
飲み物を買ってくると三枝退場。
寝てる映子の手を取る恭介、目覚める映子。
「恭介、、恭介なの?恭介〜。」
院長室にて悟&謙治。
「恭介がここに来ているらしいな。」
「ええ、私が連絡しました。
母さんは11年もの間兄さんに会えないでいた..
会わせてやりたいと思うのは当然じゃ..?」
「アイツはいつまで居るつもりなんだ?」
「さあ。父さんには何か兄さんに居られると困る事でも..?昔の事で。」
「何が言いたいんだ?」
病室にて映子&恭介
「アメリカに立つ直前に悟から連絡が..」
「悟が、、それで来てくれたのね、ありがとう。」
「今まで ろくに連絡もせず すみませんでした」ぺこり
「本当よ、心配したわ。
でもアメリカで成功して本当によかった。」
「3年前、モザンピークの難民キャンプで アメリカ留学時代の
友達に誘われたんだ それでアメリカに移った」
「そう。日本にはどれくらい居られるの?」
「明日には アメリカに帰ります すみません
でもここは もう俺の居る場所じゃありません」
「恭介、、」
コンコン メガネ娘三枝、お茶のペットボトルが入った袋提げて入室。
「彼女は アメリカに移ってからの俺のスケジュールの管理や
病院との交渉をやってくれている マネージャーみたいな人だ」
マネージャーでもなく、みたいな人って、、。
「三枝歩美と申します。」
「恭介がお世話になっております。」ぺこり
「いえ、私はただ恭介のお役にたちたいだけで、、」
「恭介の事、、どうぞよろしくお願いします。」ぺこり
院長室にて悟&謙治。
「父さんに良心があるなら兄さんを追い返すような事は出来ないはずです。」
「追い返せとは言っていない。
だがここに居場所が無い事位お前にも分かるだろう?」
「それは迎え入れる側の問題です。
父さん、俺にもう院長を任せてくれませんか?
父さんは秀慶大の学長になった..
加賀見病院の院長も同時に務めるわけにはいかないから
理事に退いたんでしょ?だったらもういいでしょ?
今だって実質的には俺と珠希でこの病院を運営してるんだ。」
「病院経営と言うものはキレイ事では済まされん。
お前一人ではまだ荷が重い。」
「まさか、珠希を院長に据えるつもりですか?」
「経営という点においては珠希の方が向いてるかもしれんな。」
コンコン 恭介入室。
「この病院も 随分と変わりましたね」
「そっか。お前は相変わらずのようだな。」
減らず口がって事?
「おかげ様で」
「兄さん、母さんとは?」
「話した 重体だと聞かされて来たが 急性肝炎とはな 騙されたよ」
「すみません。そうでもしないと兄さんは戻らないと..」
コンコン 珠希入室。
珠希を見る恭介。
「俺が連絡したんだ。母さんが倒れたと。」と悟。
「失礼します。」と退場する珠希や悟達に向かって恭介、
「待って下さい 私は明日 日本を発ちます
母さんの事 よろしくお願いします」ぺこり
病室にて映子&珠希
「珠希さん、さっきね恭介が」
「お会いしました。
(微笑みながら)お母さん、久しぶりに会えてよかったですね。」退場珠希。
廊下にて恭介に出会す珠希。
「お元気そうでよかったです。
今はアメリカでご活躍されてるとお聞きしました。」
「君もあの男の右腕として 活躍してるようだな」
メガネ娘三枝、ちゃっかり立ち聞き。
「私はあなたに11年前、、ごめんなさい。」
「な〜んの事だ?」
「私はあなたに亮太の事で罪を被せ裏切った。
私を恨んで下さい。憎んで下さい。」
すると恭介、珠希に近付き肩にポンと手を置き
「私は人の吐く言葉など 信用していない」退場恭介。
はいっ?「重体」と聞かされてそれ真に受けて駆け付けたのはどこの誰?
休憩室にて三枝&恭介。
「恭介がアメリカに帰らないんじゃないかってスティーブが心配していたわ。
日本が恋しくなったんじゃないかって。」
「彼が言ったのかそんな事」
「ええ。どうして?私の言葉も信用出来ないの?」
目をそらす恭介。←信用できない模様。
「私はあなたを裏切らないわ。
それはこの3年間で分かったでしょ?
誰も信じられない人生なんて不幸よ。」
「幸せになるつもりもない 俺は他人など興味はない
それは君もこの三年間で分かったはずだ」退場恭介。
医局にて外科部長(←まだ居たんですねこの人)&珠希。
「先生、秀慶大から受け入れた外科志望の三人の内の一人..
外科での研究はもう耐えられなさそうで。」
「他の科で受け入れられないか調整してみます。」
「失礼します。」と三枝登場、珠希と会議室へ。
「この病院を辞めてから私、恭介さんを探して。
雑誌に恭介さんの記事が載ってるのを見つけてアメリカに..
それからずっと一緒にやってきました。」
「そう。」
「今回は患者さんの強い要望で日本に来ましたけど
恭介さん、もう二度と日本に戻るつもりはありません。」
いや、帰ってくるでしょ?アイツは。
「あの遺書を読んでよく平気な顔して院長と一緒に暮らしていけますね。」
「遺書の事はもう忘れたわ。」
「信じられない。亮太さんは命懸けで訴えたんですよ?」
「私は今の幸せが大切なの。」
「もし恭介さんがこの事を知ったら、、」
「バカな考えは止めて。」
「言うわけないじゃない。
知ったら過去に向かって歩き出すに決まってる。
私は恭介さんと一緒に未来に向かって歩いて行きたいんです。」
「未来?」
「そう。未来。私達婚約してるんです。
祝福してくれないんですか?」
「おめでとう、お幸せに。
二人でお幸せになって下さい。」←どうでもいいような言い方。
「ええ。そのつもりです。」←本当に『つもり』なだけ。
「もういいかしら?」
「ええ。」
珠希退場。
にしてもこの二人、険悪な仲ですよね。
そもそも親友という設定自体無理ありましたけどね。
手術室の前の椅子にて一人考え中の珠希。そこへ悟登場。
「兄さん、アメリカで成功してよかったな。君も安心したんじゃないか?」
「そうね。お母様も喜んでいたし。
恭介さん、歩美さんと婚約してるそうよ。
歩美さんがアメリカで恭介さんの世話をしてきたみたい。」
「あれから11年かぁ。
時が解決してくれる事もあるのかもしれないなぁ。」
「そうね。時が育てるものもあるわ。」
映子&恭介
「日本に戻って来るわけにはいかないの?」
「母さん あの家で無理してるんじゃ..?」
「そんな事はないわ。
彩という孫まで出来て幸せなお婆ちゃんよ。」
「彩?」
恭介は彩の存在を知らなかったように見えたけど?どうなんだろ。
「無理なんて..むしろ幸せを感じてるくらいよ。」
「親子とはいっても 血の繋がりはない
孫とはいっても 本当は恵さんの孫だ」
「それでも11年一緒に暮らしてきたの。
血の繋がりなんて関係ないわ。」
「その母親が七瀬珠希でも?」
「ええ。」
ガチャ「お婆ちゃん!」と彩登場。
「おじさんは誰??」
「お父さんのお兄さんなのよ。
外国に行って11年ぶりに日本に帰ってきたの。」
「じゃあ本当におじさんって事?」
「そう。」
「初めまして、加賀見彩です。」
「初めまして 加賀見恭介です。」
ガキ相手にもいつも通りのしゃべり口調、さすが。
「おじさんはどこの国にいるの?」
「アメリカだ。」
「アメリカで何をしてるんですか?」
「医者をやっている。」
「すご〜〜い。どうして今まで教えてくれなかったの?」
「彩が生まれる前に外国に行ってしまったの。仕方がないわ。」
「おじさん、私が病院を案内してあげる。」
恭介&彩が仲良く歩いてる所へ珠希登場。
「あっ!お母さん。
今から恭介おじさんに病院を案内するの。
恭介おじさん、アメリカだけじゃなくてアフリカにも行った事あるんだって。」
「歩美さんからお聞きしました。今までのことを。
二人は婚約されてるそうですね。おめでとうございます。」
無言の恭介。ルンルンの彩と共に病院案内ツアーへ。
==実の親子とは知らず並んで歩く恭介と彩の姿に
珠希の心は張り裂けそうでした。==
院長室にて一人考え中の悟。
『『時が育てる事もあるわ。』』と言う珠希の台詞を回想しどこかに電話。
「あっもしもし悟です。今晩予約を入れたいんだけど、、」
映子の病室にて悟、そこへ彩&恭介入室。
「彩はすっかり兄さんと仲良しか〜。」
「うん!お婆ちゃん、すごい楽しかったよ。」
「兄さん、久しぶりに二人で飲みませんか?」
頷く恭介。
恵の店にて恭介&悟。
「話とは何だ?」
「兄さん、加賀見病院でまた働きませんか?」
「どういうつもりだ?」
「加賀見病院としては兄さんの技術があれば発展に大きく繋がる。
それに兄さんも日本に帰ってきたいんじゃ..?」
「断る」
「今のは聞かなかったことにします。
じっくり考えて答えを下さい。」
「考える必要はない 仮に俺が戻ると言った所で
お前の父親が黙っていないだろう」
「父さんには何も言わせません。
あれから11年経ったんです。俺だって変わりましたよ。」←そうか〜?
ガチャ メガネ娘三枝登場。
恭介&悟もチラ見。
恵、兄弟で大事な話をしてるから女同士で飲まない?と誘う。
「兄さんが結婚すると聞いて安心しました。」と三枝をチラ見する悟。
「聞かないんですね。俺達の結婚について。」
「他人の夫婦の話など 俺には関係ない
連絡をくれた事には礼を言う 元気でな」
「兄さんも。」
あっさりし過ぎ。
「帰ります。」と恭介。
そこへ三枝の携帯に着信。英語でペラペラ喋りながら外へ出る三枝。
「歩美さんと仰るのね。すてきな方ねぇ。」
「優秀なマネージャーです。」
「そう。答えを出す気もないままお付き合いしているのは
女にとっては辛いものよ〜。
結婚する事も出来ずに歳をとった女の恨み言。」
「お待たせ」と三枝再び登場。
何か真剣に考え中の悟。
ホテルにて三枝&恭介。
荷造りしながら三枝、
「たまに日本に帰るのもいいわね。」
「君は日本に残れ 君まで日本を捨てる必要はない」
「何を言っているの?私は恭介さんと一緒に」
「俺は君と 婚約した覚えはない
今後も誰とも結婚する気もない」
「それは、、別れるってこと?」
「そうだ」
駆け寄り恭介の腕を掴みながら
「どうしたの?急に。
私は別にあなたの傍に居られればそれでいいの。
私が嫌いになった?」
「ああ」
「下手な嘘をつかないで。あなたは私を嫌いになる程
もとから私のことなんて愛してないじゃない。」
「そんな感情はもう 俺の人生に必要ないんだ」
「あなたをそうさせたのは珠希さんでしょ?
それはまだ珠希さんの事を愛しているからじゃない!」
「君とそんな不毛な会話はしたくない
アメリカへは俺一人で行く 今まで世話になった」
「あなたを一人でアメリカになんて帰さない。」
「もう他の人間にマネージメントは依頼してある
今晩はこの部屋を使ってくれて構わない 俺は別の部屋を取る」
「待って!」
「日本に残るのが 君の為だ」
「11年前、亮太さんに私、遺書を託されたの。」
つーかいきなりその話ですか!!
顔つきが変わる恭介。
「そこにはこう書いてあったわ。
姉ちゃんの七瀬先生の無実を晴らしたいって。
あなたの父親を英夫さんを殺したのは加賀見謙治だって。
これを知ってもアメリカに帰るつもり?」
は〜い!早速喋っちゃいました〜!
、、と言ってももう11年経ってるけど。
むしろよく今までダンマリンコできてたな。
===つづく=====
そこへメガネ娘三枝登場。
三枝「お久しぶりです。この病院は変わりませんね。」
恭介「母の状態は?」
珠希「落ち着いています。」
三枝「行きましょう。」と映子の病室へ入る二人。
飲み物を買ってくると三枝退場。
寝てる映子の手を取る恭介、目覚める映子。
「恭介、、恭介なの?恭介〜。」
院長室にて悟&謙治。
「恭介がここに来ているらしいな。」
「ええ、私が連絡しました。
母さんは11年もの間兄さんに会えないでいた..
会わせてやりたいと思うのは当然じゃ..?」
「アイツはいつまで居るつもりなんだ?」
「さあ。父さんには何か兄さんに居られると困る事でも..?昔の事で。」
「何が言いたいんだ?」
病室にて映子&恭介
「アメリカに立つ直前に悟から連絡が..」
「悟が、、それで来てくれたのね、ありがとう。」
「今まで ろくに連絡もせず すみませんでした」ぺこり
「本当よ、心配したわ。
でもアメリカで成功して本当によかった。」
「3年前、モザンピークの難民キャンプで アメリカ留学時代の
友達に誘われたんだ それでアメリカに移った」
「そう。日本にはどれくらい居られるの?」
「明日には アメリカに帰ります すみません
でもここは もう俺の居る場所じゃありません」
「恭介、、」
コンコン メガネ娘三枝、お茶のペットボトルが入った袋提げて入室。
「彼女は アメリカに移ってからの俺のスケジュールの管理や
病院との交渉をやってくれている マネージャーみたいな人だ」
マネージャーでもなく、みたいな人って、、。
「三枝歩美と申します。」
「恭介がお世話になっております。」ぺこり
「いえ、私はただ恭介のお役にたちたいだけで、、」
「恭介の事、、どうぞよろしくお願いします。」ぺこり
院長室にて悟&謙治。
「父さんに良心があるなら兄さんを追い返すような事は出来ないはずです。」
「追い返せとは言っていない。
だがここに居場所が無い事位お前にも分かるだろう?」
「それは迎え入れる側の問題です。
父さん、俺にもう院長を任せてくれませんか?
父さんは秀慶大の学長になった..
加賀見病院の院長も同時に務めるわけにはいかないから
理事に退いたんでしょ?だったらもういいでしょ?
今だって実質的には俺と珠希でこの病院を運営してるんだ。」
「病院経営と言うものはキレイ事では済まされん。
お前一人ではまだ荷が重い。」
「まさか、珠希を院長に据えるつもりですか?」
「経営という点においては珠希の方が向いてるかもしれんな。」
コンコン 恭介入室。
「この病院も 随分と変わりましたね」
「そっか。お前は相変わらずのようだな。」
減らず口がって事?
「おかげ様で」
「兄さん、母さんとは?」
「話した 重体だと聞かされて来たが 急性肝炎とはな 騙されたよ」
「すみません。そうでもしないと兄さんは戻らないと..」
コンコン 珠希入室。
珠希を見る恭介。
「俺が連絡したんだ。母さんが倒れたと。」と悟。
「失礼します。」と退場する珠希や悟達に向かって恭介、
「待って下さい 私は明日 日本を発ちます
母さんの事 よろしくお願いします」ぺこり
病室にて映子&珠希
「珠希さん、さっきね恭介が」
「お会いしました。
(微笑みながら)お母さん、久しぶりに会えてよかったですね。」退場珠希。
廊下にて恭介に出会す珠希。
「お元気そうでよかったです。
今はアメリカでご活躍されてるとお聞きしました。」
「君もあの男の右腕として 活躍してるようだな」
メガネ娘三枝、ちゃっかり立ち聞き。
「私はあなたに11年前、、ごめんなさい。」
「な〜んの事だ?」
「私はあなたに亮太の事で罪を被せ裏切った。
私を恨んで下さい。憎んで下さい。」
すると恭介、珠希に近付き肩にポンと手を置き
「私は人の吐く言葉など 信用していない」退場恭介。
はいっ?「重体」と聞かされてそれ真に受けて駆け付けたのはどこの誰?
休憩室にて三枝&恭介。
「恭介がアメリカに帰らないんじゃないかってスティーブが心配していたわ。
日本が恋しくなったんじゃないかって。」
「彼が言ったのかそんな事」
「ええ。どうして?私の言葉も信用出来ないの?」
目をそらす恭介。←信用できない模様。
「私はあなたを裏切らないわ。
それはこの3年間で分かったでしょ?
誰も信じられない人生なんて不幸よ。」
「幸せになるつもりもない 俺は他人など興味はない
それは君もこの三年間で分かったはずだ」退場恭介。
医局にて外科部長(←まだ居たんですねこの人)&珠希。
「先生、秀慶大から受け入れた外科志望の三人の内の一人..
外科での研究はもう耐えられなさそうで。」
「他の科で受け入れられないか調整してみます。」
「失礼します。」と三枝登場、珠希と会議室へ。
「この病院を辞めてから私、恭介さんを探して。
雑誌に恭介さんの記事が載ってるのを見つけてアメリカに..
それからずっと一緒にやってきました。」
「そう。」
「今回は患者さんの強い要望で日本に来ましたけど
恭介さん、もう二度と日本に戻るつもりはありません。」
いや、帰ってくるでしょ?アイツは。
「あの遺書を読んでよく平気な顔して院長と一緒に暮らしていけますね。」
「遺書の事はもう忘れたわ。」
「信じられない。亮太さんは命懸けで訴えたんですよ?」
「私は今の幸せが大切なの。」
「もし恭介さんがこの事を知ったら、、」
「バカな考えは止めて。」
「言うわけないじゃない。
知ったら過去に向かって歩き出すに決まってる。
私は恭介さんと一緒に未来に向かって歩いて行きたいんです。」
「未来?」
「そう。未来。私達婚約してるんです。
祝福してくれないんですか?」
「おめでとう、お幸せに。
二人でお幸せになって下さい。」←どうでもいいような言い方。
「ええ。そのつもりです。」←本当に『つもり』なだけ。
「もういいかしら?」
「ええ。」
珠希退場。
にしてもこの二人、険悪な仲ですよね。
そもそも親友という設定自体無理ありましたけどね。
手術室の前の椅子にて一人考え中の珠希。そこへ悟登場。
「兄さん、アメリカで成功してよかったな。君も安心したんじゃないか?」
「そうね。お母様も喜んでいたし。
恭介さん、歩美さんと婚約してるそうよ。
歩美さんがアメリカで恭介さんの世話をしてきたみたい。」
「あれから11年かぁ。
時が解決してくれる事もあるのかもしれないなぁ。」
「そうね。時が育てるものもあるわ。」
映子&恭介
「日本に戻って来るわけにはいかないの?」
「母さん あの家で無理してるんじゃ..?」
「そんな事はないわ。
彩という孫まで出来て幸せなお婆ちゃんよ。」
「彩?」
恭介は彩の存在を知らなかったように見えたけど?どうなんだろ。
「無理なんて..むしろ幸せを感じてるくらいよ。」
「親子とはいっても 血の繋がりはない
孫とはいっても 本当は恵さんの孫だ」
「それでも11年一緒に暮らしてきたの。
血の繋がりなんて関係ないわ。」
「その母親が七瀬珠希でも?」
「ええ。」
ガチャ「お婆ちゃん!」と彩登場。
「おじさんは誰??」
「お父さんのお兄さんなのよ。
外国に行って11年ぶりに日本に帰ってきたの。」
「じゃあ本当におじさんって事?」
「そう。」
「初めまして、加賀見彩です。」
「初めまして 加賀見恭介です。」
ガキ相手にもいつも通りのしゃべり口調、さすが。
「おじさんはどこの国にいるの?」
「アメリカだ。」
「アメリカで何をしてるんですか?」
「医者をやっている。」
「すご〜〜い。どうして今まで教えてくれなかったの?」
「彩が生まれる前に外国に行ってしまったの。仕方がないわ。」
「おじさん、私が病院を案内してあげる。」
恭介&彩が仲良く歩いてる所へ珠希登場。
「あっ!お母さん。
今から恭介おじさんに病院を案内するの。
恭介おじさん、アメリカだけじゃなくてアフリカにも行った事あるんだって。」
「歩美さんからお聞きしました。今までのことを。
二人は婚約されてるそうですね。おめでとうございます。」
無言の恭介。ルンルンの彩と共に病院案内ツアーへ。
==実の親子とは知らず並んで歩く恭介と彩の姿に
珠希の心は張り裂けそうでした。==
院長室にて一人考え中の悟。
『『時が育てる事もあるわ。』』と言う珠希の台詞を回想しどこかに電話。
「あっもしもし悟です。今晩予約を入れたいんだけど、、」
映子の病室にて悟、そこへ彩&恭介入室。
「彩はすっかり兄さんと仲良しか〜。」
「うん!お婆ちゃん、すごい楽しかったよ。」
「兄さん、久しぶりに二人で飲みませんか?」
頷く恭介。
恵の店にて恭介&悟。
「話とは何だ?」
「兄さん、加賀見病院でまた働きませんか?」
「どういうつもりだ?」
「加賀見病院としては兄さんの技術があれば発展に大きく繋がる。
それに兄さんも日本に帰ってきたいんじゃ..?」
「断る」
「今のは聞かなかったことにします。
じっくり考えて答えを下さい。」
「考える必要はない 仮に俺が戻ると言った所で
お前の父親が黙っていないだろう」
「父さんには何も言わせません。
あれから11年経ったんです。俺だって変わりましたよ。」←そうか〜?
ガチャ メガネ娘三枝登場。
恭介&悟もチラ見。
恵、兄弟で大事な話をしてるから女同士で飲まない?と誘う。
「兄さんが結婚すると聞いて安心しました。」と三枝をチラ見する悟。
「聞かないんですね。俺達の結婚について。」
「他人の夫婦の話など 俺には関係ない
連絡をくれた事には礼を言う 元気でな」
「兄さんも。」
あっさりし過ぎ。
「帰ります。」と恭介。
そこへ三枝の携帯に着信。英語でペラペラ喋りながら外へ出る三枝。
「歩美さんと仰るのね。すてきな方ねぇ。」
「優秀なマネージャーです。」
「そう。答えを出す気もないままお付き合いしているのは
女にとっては辛いものよ〜。
結婚する事も出来ずに歳をとった女の恨み言。」
「お待たせ」と三枝再び登場。
何か真剣に考え中の悟。
ホテルにて三枝&恭介。
荷造りしながら三枝、
「たまに日本に帰るのもいいわね。」
「君は日本に残れ 君まで日本を捨てる必要はない」
「何を言っているの?私は恭介さんと一緒に」
「俺は君と 婚約した覚えはない
今後も誰とも結婚する気もない」
「それは、、別れるってこと?」
「そうだ」
駆け寄り恭介の腕を掴みながら
「どうしたの?急に。
私は別にあなたの傍に居られればそれでいいの。
私が嫌いになった?」
「ああ」
「下手な嘘をつかないで。あなたは私を嫌いになる程
もとから私のことなんて愛してないじゃない。」
「そんな感情はもう 俺の人生に必要ないんだ」
「あなたをそうさせたのは珠希さんでしょ?
それはまだ珠希さんの事を愛しているからじゃない!」
「君とそんな不毛な会話はしたくない
アメリカへは俺一人で行く 今まで世話になった」
「あなたを一人でアメリカになんて帰さない。」
「もう他の人間にマネージメントは依頼してある
今晩はこの部屋を使ってくれて構わない 俺は別の部屋を取る」
「待って!」
「日本に残るのが 君の為だ」
「11年前、亮太さんに私、遺書を託されたの。」
つーかいきなりその話ですか!!
顔つきが変わる恭介。
「そこにはこう書いてあったわ。
姉ちゃんの七瀬先生の無実を晴らしたいって。
あなたの父親を英夫さんを殺したのは加賀見謙治だって。
これを知ってもアメリカに帰るつもり?」
は〜い!早速喋っちゃいました〜!
、、と言ってももう11年経ってるけど。
むしろよく今までダンマリンコできてたな。
===つづく=====
■愛讐のロメラ(第41話)
2008年11月26日 愛讐のロメラ2008年・秋
加賀見病院オペ室。
「これより冠動脈バイパス手術を行う。メス。」謙治。
暫くして珠希入室「すみません、遅くなりました。」
「いや今丁度開胸をした所だ。この後は、、」
「いつも通り、させて頂きます。」
「頼むぞ。」退場謙治。
結局未だに謙治はろくに手術も出来ないって事か。
院長室にて電話中の謙治。
「私にとって学長職は最高のゴール..慎んでお引き受けします。
では明日の学長選、よろしくお願いします。」ガチャン。
コンコン 珠希入室。
「ただいまオペ、無事に終了しました。」
「ご苦労様。」
「いえ。」
「今連絡が入った。明日の選挙で秀慶大の学長に就任することになった。」
「おめでとうございます。」
「お前が私の名前で発表してくれた論文が決め手になった。
しなしな〜、何故あんな画期的な研究成果を
何の手助けもしていない私の手柄にしてくれたんだ?」
「お父様には加賀見家の為にも出世して頂きたいんです。」
「(笑顔で)そうか〜。そうか〜。」とウンウン頷く謙治。
コンコン 悟入室。
「明日の学長選、下馬評では父さんの就任が確実視されています。
おめでとうございます、、といってよろしいんでしょうか。。」
「ハッハハハッハハハ〜ありがとう!」
「今のお気持ちは?」
「身に余る光栄だな。」
「では私は外来の時間ですので失礼します。
あ〜それと秀慶大から研修医の受け入れの件ですが
去年までの結果が好評だったようなので
来年度は二割増で受け入れることになりました。
悟さん、今から準備を初めて下さい。」ぺこり退場珠希。
その後を追う悟。廊下にて
「珠希、君はどうしてそこまで父さんに尽くすんだ?」
「お父様が学長になればあなたも次期に院長になれるわ。」
「俺を院長にする為に父さんの言う事を聞いてると言うのか?」
「彩の為にもあなたには一日も早く
この病院の院長になっていただかなければなりません。」
「院長代理!」と看護師登場。
おやおやこの看護師、あれから11年経ってんのにまだここで働いてたんだ?
「先程秀慶大より研修医の受け入れの件についてお電話がありました。」
「ありがとう。」
「先生方ご夫婦は本当に仲が良いんですね。」退場看護師。
仲良さそうか?
「結婚して君は変わった。
それに俺には君が何か生き急いでいるように思えて仕方ない。」
「そんな事はありません。
私はただ、加賀見家の発展を考えて、毎日を送ってるだけです。
私みたいな罪を犯した人間を家族として
迎え入れてくれた加賀見家に恩返しがしたいだけです。」
「珠希、、本当に君は、、、
、、いや、そんなに気を使わなくたって君は既に
加賀見病院にも加賀見家にもなくてはならない存在だ。」
白衣のポケットから結婚指輪を取り出しつける珠希。
「君はオペで外した指輪を白衣のポケットに入れておくのか?
無くしたらどうするんだ?」
「そしたらまた買って貰うわ。」
指輪ってそういうもんなの?
その指輪だからこそ意味があるとかじゃないの?
笑う悟、←アホに見えた。
「あっそうだ彩の誕生日なんだけど」
「日曜日にしましょう。
銀座のお母様のご都合はどうかしら?」
「彩の為ならあけてくれるさ。俺から伝えとくよ。」
「プレゼントは、、」
「分かってるよ。
あんまり高価な物は買ってくるなって伝えておくよ。
彩はまだ10歳だ。母さんはほっとくととんでもない物を買ってくるからな。」
どんな物買ってくるか見てみたいけど。
去る悟、指輪を見つめる珠希。←何を考えてんのか不明。
悟、亮太の遺書の事を思い出す。
加賀見家にて珠希帰宅。
「おかえりなさい。」彩初登場。←あまり可愛くない。
彩の学芸会の衣装を縫う映子。
「すみません、お母さまにそんな事までしていただいて..」
「うちは男の子ばっかりだったから
こんな風に女の子の服を作ったりするのは楽しいわ。」
珠希の携帯着信。映子&彩はお眠の時間で退場。
「ええ。この度は重ね重ねありがとうございます。
先生のおかげで父が、、いえそれはほんの気持ちです。
お受け取り下さい。先生、この事はどうか世間には、、
勿論父にもお話なさらないで下さい。
本人は一切知らないことになっておりますから。、、はい。」
誰だろ?石川とかだったらウケますよ。
まだ生きてたんだ??って。
ドレッサーの引き出しから山梨時代の家族絵(亮太作)を取り出し見つめる珠希。
「全て終わったら行くから、、」
はいっ??娘おいて死んじゃうつもり?
何なんだこの女は??
==珠希の胸に秘めた復讐は既に始まっていたのです。==
そりゃあ始まってなきゃおかしいですよ。
もう第三部で第二部から11年経ってますからね。
11年の間何してたんだ??って思うくらいです。
秀慶大学学長室にて電話を取る謙治。
「もしもし、、恵〜。よくここの番号が分かったな。
そうだ、学長だ。」
MEGU Holdingsの恵から電話のようです。
「大したものね〜おめでとう。
後は落ちるだけね、、冗談よ。
でもこれからは周囲の目が厳しくなるわね。
私のお店にも来られなくなるのかしら?」
「そんな事はない。」
「彩の誕生日会、お誘いありがとう。それじゃ。」ガチャン
謙治「あとは落ちていくだけか〜。」と呟く。
とある病室にて恭介&政治家の奥村
「態々アメリカから呼んだ甲斐があったわ。」
「今回の 左室縮小形成術は成功しました
ですが この術式はもう世界では主流ではありません
やはり アメリカでの心臓移植を おすすめします」
「移植のためアメリカまで渡って長期入院なんて事は
政治家にとっては致命傷なの。」
「政治家も 生身の人間です」
コンコン 秘書らしき眼鏡女登場。
と思いきや三枝じゃねーか!
「今ボストンにいるスティーブから
来週の水曜日にオペに入れないかと連絡が入りました。
今の所スケジュールは空いていますが、、」
「引受けると言ってくれ 週明けには帰国しよう」
「週明けですか!?せっかく日本に帰ってきたのに?」
「君は残りたければ残ればいい 明後日には 日本を発ちます
それまでに何か不調がありましたら 直にご連絡下さい」
加賀見病院院長室前の廊下にて仁&悟の会話を立ち聞きする珠希。
「奥村議員のオペですがやはり恭介さんが来日し執刀したそうです。
無事終了し経過も順調のようです。
うちの病院に依頼があった時、
引き受けておけば奥村議員に貸しができたんですがね。」
「いや、断って懸命だった。結局国内のどの病院も
出来ないと断ったんだ。リスクが大きすぎる。
まさか兄さんがその為に日本に帰ってきてるとは思わなかった。
この話、珠希には?」
「いえ。うちの病院では学長と悟さんしか知らないはずです。
恭介さんも加賀見家を捨てた人間です。
加賀見家には寄らず明後日アメリカに帰るそうです。」
その場を去る珠希。
加賀見家では彩の誕生日パーティー。
謙治、映子、悟、珠希、彩、恵、仁。
恵はMEGUグループのオーナーのようです。
つーかMEGUグループって何よ?
「私ずっと気になってたんだけど、
おばちゃまはどんな親戚なの?子供はいないの?」
「おばちゃんはな〜おじいちゃんのいとこなんだ。」
「おじいちゃんのいとこ?」
「そうよ、おばちゃまにはな、彩ちゃんみたいな孫はいないんだけども
レストランやビルをね〜やってるからお仕事が忙しくて寂しくないのよ。」
露骨に顔を背ける仁。
おやおや、第三部に入ってついにやさぐれ仁が活動開始ですか!?
「いいな〜私にもいとこが欲しい。
亮太おじさんにも会ってみたかったな〜。」
一同シ〜〜〜ン。空気の読めないガキは怖いものなし。
恵「恭介さん、今頃どうしてるのかしらね?」
再び一同シ〜〜〜ン。恵も相当やるな。
仏壇に手をあわす映子、
仏壇にケーキを供えに来た珠希。
「彩と亮太の誕生日が同じだなんて
彩は亮太の生まれかわりかもしれないなんて
思ったこともあったけど彩は彩よね?
亮太の人生を背負わしちゃいけないわね。」
「彩はすっかりお婆ちゃん子で。」
「本当に可愛くて仕方がないわ。もう10歳だなんて早いわね、
あれから11年、私はあの子が居たから
これまでこの家でやってこれたのかもしれないわ。
珠希さん、この家に来てくれてよかった。
あなたのお陰で加賀見病院も謙治さんも助かってるわ。
加賀見の家に尽くしてくれてありがとう」ぺこり
「私こそ彩の事、これからもずっとよろしくお願いします。」ぺこり
仁と恵、バルコニーにて
「謙治さんも姉さんの事自分のいとこだなんて、、
よく言えたもんだよな〜
悟の母親だって伝えたっていいじゃないか〜。」
「いいのよ〜。私みたいな女があの子のお婆ちゃんでいるより
映子さんの方が相応しいわ。
あの子は加賀見家を継いでいく子なんだから。」
そこへ珠希登場。
「恵さん、、いろいろすみません。」
「珠希さんも〜いいのよ、気にしないで。
それよりも彩ちゃんはしっかりとしたいい子に育ってるわ。
悟も幸せそうで、私はそれだけで嬉しいの。」
庭に行こうと彩に誘われ行こうとした映子が倒れる。
加賀見病院にて映子はベッドに寝たまま、珠希入室。
「急性肝炎ですが劇症化することはないでしょう。
お父さん、今晩は彩と一緒にお帰りになって下さい。」
退場謙治&彩。
映子、うわ言で「恭介、、恭介、、」
「お母さん、、」と映子の手を握る珠希。
ホテルの部屋にて三枝&恭介。
「今からタクシーなら成田には11時は着くわね。」
「ああ。」と出ようとした時電話が。
「はいもしもし、そうですか。
えっ?映子さんが??
それで、、えっ??」
「お母さまが倒れたって。」と恭介に伝える三枝。
無言の恭介
「恭介さん!!!」
恭介、受話器をとり
「もしもし そうか いや俺は今 成田に向かう所だ
それはできない よろしく頼む」ガチャ
「飛行機に乗り遅れるぞ さあ行こう」
加賀見病院にて花瓶を持って出てきた珠希
ガチャーーーーーーンッ!!
驚き花瓶を落とす珠希。
目の前には恭介。見つめあう恭介と珠希。
===つづく====
第三部になり珠希がかわいくなりましたね。
普通でも十分可愛いんですけどね。
それに比べて恭介、、、。
テレビ雑誌のあらすじ読みました。
再来週分ですが仁がついにやっちゃいますね!
何が起こってそうなったのかは分かりませんが
やっぱな〜コイツはそういう方が似合ってるって。
加賀見病院オペ室。
「これより冠動脈バイパス手術を行う。メス。」謙治。
暫くして珠希入室「すみません、遅くなりました。」
「いや今丁度開胸をした所だ。この後は、、」
「いつも通り、させて頂きます。」
「頼むぞ。」退場謙治。
結局未だに謙治はろくに手術も出来ないって事か。
院長室にて電話中の謙治。
「私にとって学長職は最高のゴール..慎んでお引き受けします。
では明日の学長選、よろしくお願いします。」ガチャン。
コンコン 珠希入室。
「ただいまオペ、無事に終了しました。」
「ご苦労様。」
「いえ。」
「今連絡が入った。明日の選挙で秀慶大の学長に就任することになった。」
「おめでとうございます。」
「お前が私の名前で発表してくれた論文が決め手になった。
しなしな〜、何故あんな画期的な研究成果を
何の手助けもしていない私の手柄にしてくれたんだ?」
「お父様には加賀見家の為にも出世して頂きたいんです。」
「(笑顔で)そうか〜。そうか〜。」とウンウン頷く謙治。
コンコン 悟入室。
「明日の学長選、下馬評では父さんの就任が確実視されています。
おめでとうございます、、といってよろしいんでしょうか。。」
「ハッハハハッハハハ〜ありがとう!」
「今のお気持ちは?」
「身に余る光栄だな。」
「では私は外来の時間ですので失礼します。
あ〜それと秀慶大から研修医の受け入れの件ですが
去年までの結果が好評だったようなので
来年度は二割増で受け入れることになりました。
悟さん、今から準備を初めて下さい。」ぺこり退場珠希。
その後を追う悟。廊下にて
「珠希、君はどうしてそこまで父さんに尽くすんだ?」
「お父様が学長になればあなたも次期に院長になれるわ。」
「俺を院長にする為に父さんの言う事を聞いてると言うのか?」
「彩の為にもあなたには一日も早く
この病院の院長になっていただかなければなりません。」
「院長代理!」と看護師登場。
おやおやこの看護師、あれから11年経ってんのにまだここで働いてたんだ?
「先程秀慶大より研修医の受け入れの件についてお電話がありました。」
「ありがとう。」
「先生方ご夫婦は本当に仲が良いんですね。」退場看護師。
仲良さそうか?
「結婚して君は変わった。
それに俺には君が何か生き急いでいるように思えて仕方ない。」
「そんな事はありません。
私はただ、加賀見家の発展を考えて、毎日を送ってるだけです。
私みたいな罪を犯した人間を家族として
迎え入れてくれた加賀見家に恩返しがしたいだけです。」
「珠希、、本当に君は、、、
、、いや、そんなに気を使わなくたって君は既に
加賀見病院にも加賀見家にもなくてはならない存在だ。」
白衣のポケットから結婚指輪を取り出しつける珠希。
「君はオペで外した指輪を白衣のポケットに入れておくのか?
無くしたらどうするんだ?」
「そしたらまた買って貰うわ。」
指輪ってそういうもんなの?
その指輪だからこそ意味があるとかじゃないの?
笑う悟、←アホに見えた。
「あっそうだ彩の誕生日なんだけど」
「日曜日にしましょう。
銀座のお母様のご都合はどうかしら?」
「彩の為ならあけてくれるさ。俺から伝えとくよ。」
「プレゼントは、、」
「分かってるよ。
あんまり高価な物は買ってくるなって伝えておくよ。
彩はまだ10歳だ。母さんはほっとくととんでもない物を買ってくるからな。」
どんな物買ってくるか見てみたいけど。
去る悟、指輪を見つめる珠希。←何を考えてんのか不明。
悟、亮太の遺書の事を思い出す。
加賀見家にて珠希帰宅。
「おかえりなさい。」彩初登場。←
彩の学芸会の衣装を縫う映子。
「すみません、お母さまにそんな事までしていただいて..」
「うちは男の子ばっかりだったから
こんな風に女の子の服を作ったりするのは楽しいわ。」
珠希の携帯着信。映子&彩はお眠の時間で退場。
「ええ。この度は重ね重ねありがとうございます。
先生のおかげで父が、、いえそれはほんの気持ちです。
お受け取り下さい。先生、この事はどうか世間には、、
勿論父にもお話なさらないで下さい。
本人は一切知らないことになっておりますから。、、はい。」
誰だろ?石川とかだったらウケますよ。
まだ生きてたんだ??って。
ドレッサーの引き出しから山梨時代の家族絵(亮太作)を取り出し見つめる珠希。
「全て終わったら行くから、、」
はいっ??娘おいて死んじゃうつもり?
何なんだこの女は??
==珠希の胸に秘めた復讐は既に始まっていたのです。==
そりゃあ始まってなきゃおかしいですよ。
もう第三部で第二部から11年経ってますからね。
11年の間何してたんだ??って思うくらいです。
秀慶大学学長室にて電話を取る謙治。
「もしもし、、恵〜。よくここの番号が分かったな。
そうだ、学長だ。」
MEGU Holdingsの恵から電話のようです。
「大したものね〜おめでとう。
後は落ちるだけね、、冗談よ。
でもこれからは周囲の目が厳しくなるわね。
私のお店にも来られなくなるのかしら?」
「そんな事はない。」
「彩の誕生日会、お誘いありがとう。それじゃ。」ガチャン
謙治「あとは落ちていくだけか〜。」と呟く。
とある病室にて恭介&政治家の奥村
「態々アメリカから呼んだ甲斐があったわ。」
「今回の 左室縮小形成術は成功しました
ですが この術式はもう世界では主流ではありません
やはり アメリカでの心臓移植を おすすめします」
「移植のためアメリカまで渡って長期入院なんて事は
政治家にとっては致命傷なの。」
「政治家も 生身の人間です」
コンコン 秘書らしき眼鏡女登場。
と思いきや三枝じゃねーか!
「今ボストンにいるスティーブから
来週の水曜日にオペに入れないかと連絡が入りました。
今の所スケジュールは空いていますが、、」
「引受けると言ってくれ 週明けには帰国しよう」
「週明けですか!?せっかく日本に帰ってきたのに?」
「君は残りたければ残ればいい 明後日には 日本を発ちます
それまでに何か不調がありましたら 直にご連絡下さい」
加賀見病院院長室前の廊下にて仁&悟の会話を立ち聞きする珠希。
「奥村議員のオペですがやはり恭介さんが来日し執刀したそうです。
無事終了し経過も順調のようです。
うちの病院に依頼があった時、
引き受けておけば奥村議員に貸しができたんですがね。」
「いや、断って懸命だった。結局国内のどの病院も
出来ないと断ったんだ。リスクが大きすぎる。
まさか兄さんがその為に日本に帰ってきてるとは思わなかった。
この話、珠希には?」
「いえ。うちの病院では学長と悟さんしか知らないはずです。
恭介さんも加賀見家を捨てた人間です。
加賀見家には寄らず明後日アメリカに帰るそうです。」
その場を去る珠希。
加賀見家では彩の誕生日パーティー。
謙治、映子、悟、珠希、彩、恵、仁。
恵はMEGUグループのオーナーのようです。
つーかMEGUグループって何よ?
「私ずっと気になってたんだけど、
おばちゃまはどんな親戚なの?子供はいないの?」
「おばちゃんはな〜おじいちゃんのいとこなんだ。」
「おじいちゃんのいとこ?」
「そうよ、おばちゃまにはな、彩ちゃんみたいな孫はいないんだけども
レストランやビルをね〜やってるからお仕事が忙しくて寂しくないのよ。」
露骨に顔を背ける仁。
おやおや、第三部に入ってついにやさぐれ仁が活動開始ですか!?
「いいな〜私にもいとこが欲しい。
亮太おじさんにも会ってみたかったな〜。」
一同シ〜〜〜ン。空気の読めないガキは怖いものなし。
恵「恭介さん、今頃どうしてるのかしらね?」
再び一同シ〜〜〜ン。恵も相当やるな。
仏壇に手をあわす映子、
仏壇にケーキを供えに来た珠希。
「彩と亮太の誕生日が同じだなんて
彩は亮太の生まれかわりかもしれないなんて
思ったこともあったけど彩は彩よね?
亮太の人生を背負わしちゃいけないわね。」
「彩はすっかりお婆ちゃん子で。」
「本当に可愛くて仕方がないわ。もう10歳だなんて早いわね、
あれから11年、私はあの子が居たから
これまでこの家でやってこれたのかもしれないわ。
珠希さん、この家に来てくれてよかった。
あなたのお陰で加賀見病院も謙治さんも助かってるわ。
加賀見の家に尽くしてくれてありがとう」ぺこり
「私こそ彩の事、これからもずっとよろしくお願いします。」ぺこり
仁と恵、バルコニーにて
「謙治さんも姉さんの事自分のいとこだなんて、、
よく言えたもんだよな〜
悟の母親だって伝えたっていいじゃないか〜。」
「いいのよ〜。私みたいな女があの子のお婆ちゃんでいるより
映子さんの方が相応しいわ。
あの子は加賀見家を継いでいく子なんだから。」
そこへ珠希登場。
「恵さん、、いろいろすみません。」
「珠希さんも〜いいのよ、気にしないで。
それよりも彩ちゃんはしっかりとしたいい子に育ってるわ。
悟も幸せそうで、私はそれだけで嬉しいの。」
庭に行こうと彩に誘われ行こうとした映子が倒れる。
加賀見病院にて映子はベッドに寝たまま、珠希入室。
「急性肝炎ですが劇症化することはないでしょう。
お父さん、今晩は彩と一緒にお帰りになって下さい。」
退場謙治&彩。
映子、うわ言で「恭介、、恭介、、」
「お母さん、、」と映子の手を握る珠希。
ホテルの部屋にて三枝&恭介。
「今からタクシーなら成田には11時は着くわね。」
「ああ。」と出ようとした時電話が。
「はいもしもし、そうですか。
えっ?映子さんが??
それで、、えっ??」
「お母さまが倒れたって。」と恭介に伝える三枝。
無言の恭介
「恭介さん!!!」
恭介、受話器をとり
「もしもし そうか いや俺は今 成田に向かう所だ
それはできない よろしく頼む」ガチャ
「飛行機に乗り遅れるぞ さあ行こう」
加賀見病院にて花瓶を持って出てきた珠希
ガチャーーーーーーンッ!!
驚き花瓶を落とす珠希。
目の前には恭介。見つめあう恭介と珠希。
===つづく====
第三部になり珠希がかわいくなりましたね。
普通でも十分可愛いんですけどね。
それに比べて恭介、、、。
テレビ雑誌のあらすじ読みました。
再来週分ですが仁がついにやっちゃいますね!
何が起こってそうなったのかは分かりませんが
やっぱな〜コイツはそういう方が似合ってるって。
■愛讐のロメラ(第40話)
2008年11月25日 愛讐のロメラ「嫌ですか?、、悟さんがそう言うのならこの子は私が一人で」
「そうじゃない..嬉しくないわけじゃないんだ!
でも君は本当に愛せるのか?お腹の子を、、
あの日の事を思い出したりしないのか?」
私はあの日の事っていうのは未遂だと思ってるんですけど
あれが未遂じゃなかったら悟も話的にも最低。
あんな丸見えでドア全開の明かりの下で普通あり得ないだろ?
ある意味凄いぞ。
「この世でたった一人の私と血の繋がった家族ができた..
何があってもこの子と生きていきます。」
「本当に、、僕でいいんだね?」
「私こそ罪を犯した人間です。」
珠希を抱きしめ
「結婚しよう!これから僕は君と生まれてくる子供の為に生きる。
君と子供の為に強くなる!」
なんか悟の言い方って
弱い子供が必死で強くなろうと無理して言ってる感じなので
無理すんなよ!楽に生きろよ!って言いたくなる。
この必死さが痛々しい。
その頃、空港で一人ポツ〜ンの恭介。
「当便は間もなく出発いたします。」のアナウンス。
さよなら〜!恭介!一人で行ってらっしゃい!
その頃珠希は、マンションで一人
ビリッ!ビリッ!
と恭介から受け取った飛行機のチケットを破っております。
そんなに破らなくてもいいだろうに。
Club Meguにて悟&珠希が恵に結婚報告。
「認めるわけにはいかないわよ!
だって珠希は恭介さんを愛してるもの。」
「私、妊娠してるんです。悟さんの子です。
私が今一番愛してるのはお腹の子です。
この子の父親の悟さんだって愛していく気持ちがあります。」
嘘でも悟を愛してますとか言えばいいのに。
つわりでトイレへ駆け込む珠希。
「どんなに愛しても自分を愛してくれない人と暮らすのは辛いことよ。
私と同じ事になるわ!!」
「母さん、僕は諦めないよ!
愛して愛して愛し尽くしたらその先に幸せが待ってるかもしれない。」
幸せなんて、、待ってないよ〜。
そんな二人の話を背後から凄い顔で睨みながら聞く珠希。
加賀見家にて映子&謙治に結婚報告する珠希&悟。
「あなたたちがそんな事になってただなんて。」
「これにはわけがあるんだ。
れっきとした僕の子供です。」
どんな訳ですか?教えて下さい!
それにお前の子じゃないんだってさ。(珠希談)
「私は母として生きることを決めました。」
「ハァ〜分かりました。私はこの家を出ます。
私にはもうこの家に居る理由がありません。」
「亮太を、、亮太を安楽死させたのは、、」
珠希の言葉を遮るように珠希の腕を掴み
「僕達の為にも居て下さい。」と悟。
「珠希さんが加賀見家を壊しに来たのだとしたら
あなたをこの家に入れる事は許さないわ。
でも、あなたがこの家を守るつもりなら任せても構わない..」
「勿論、加賀見家を守るつもりで..この子が生まれる家ですから。」
「ならもう何も言うことはないわ。」
「映子、悟、少し席を外してくれないか?」
珠希と二人きりになった謙治。
「珠希、一体これはどう言う事だ?」
「私が加賀見家に入るなんて許される事ではないと悩みました。
でも悟さんの子を殺すなんて出来ません。
加賀見家の子を堂々と加賀見家の子として育てる事が
私のすべき事だと思ったんです。この子はあなたの孫ですから。」
「本当にそれだけの事なのか?」
「恭介さんと亮太の骨髄の型が一致していなかった事は
誰にも言うつもりはありません。
確かに亮太が自殺を図った後に分かったんだとしたら
もう手遅れでしたから。
それに最後に亮太に手をかけたのは私です。」
「私もその事は誰にも言うつもりはない。」
「悟さんはもう気付いているようです。
でも私を妻にと言ってくれました。
私は加賀見家の為に生涯を捧げるつもりです。」
加賀見家のバルコニーにて謙治&映子。
「お前は子供達の為だけにずっとこの家に居たのか?」
「そうじゃありません。
でも恭介があんな事をして悟が珠希さんと結婚すると言ってる以上
もうこの家に私が居る理由が無くなってしまいました。」
「まだ私にはお前が必要だ。
全てを許してこんな私の事を愛してくれるのはお前しかいない。」
多分、恵も愛してくれたと思うよ。
二人共、謙治のどこがいいのかは分からないけどね。
和室にて英夫の遺影に語りかける映子。
「英夫さん、ごめんなさい。
私は亮太も恭介も守れませんでした、、」
加賀見病院にて、看護師から珠希と悟が結婚する事を聞いた三枝。
早速珠希のマンションに上がり込み
「先生は恭介さんを愛していたんじゃないんですか?
お腹に子供が出来たからって。。
恭介さんは先生を庇って病院を辞めたんですよ?」
「恭介さんには申し訳ないと思っています。」
「私は亮太さんの手紙を読んだんですよ?
先生の罪が冤罪かもしれないって知ってるんです。」
三枝は何でもすぐ喋るくせに遺書の事は誰にも喋らないのだろうか?
むしろ遺書の内容こそ喋る必要があると思いますけど?
つーかいずれ喋って下さい。期待してます。
「あの手紙の事は忘れて下さい。
亮太はきっと病気で混乱していたの。」
「そんな事ありません。
亮太さんの手紙は先生への愛が溢れていました。
先生の無実を必死になって証明しようと。
院長に罪を問い続ける為の復讐の死だったんじゃないんですか?」
亮太が自殺したから余計に珠希の幸せが遠のいたのは確かです。
亮太、、死ぬ必要なかったのに。
「あの手紙を読んで私はそう感じました。
先生は加賀見家に入って復讐するつもりじゃないんですか?」
ピンポ〜ン!まさにそのようです。
「歩美さんは何か勘違いしているわ。
私はただ幸せになりたいだけ。
加賀見家に入れば何不自由なく暮らしていける。
昔の事を忘れたいって思ったらいけない事なの?」
「七瀬先生、、」
「これが私の本心よ。だから歩美さんももう昔の事をあれこれ言わないで。
迷惑なの。」と睨みをきかす珠希。
加賀見病院院長室にて石川教授&仁&謙治。
「恵さんからお伺いしましたがあなたは
お母さまに捨てられて加賀見家に入られたそうで..
英夫君を慕い尊敬し頼りにして成長したがある日突然
人が変わったように冷血になったお兄さんに
あなたは何が起きたか分からず戸惑う日々を送られたと伺ってます。
ですが、あなたは変わってしまったお兄様を恨むのではなく
ご自分が何が悪い事をしたのではと真剣に悩み自分を追い込んで
山梨の診療所に赴任されて来たと仰ってました。」
ほう〜。よくできた話ですな。恵の作り話。
「随分と詳しく、、」
「すいませんでした。
私はあなたの人間性に触れて心を入れ替える決意をしたんです。
今度の緊急討議では私の理事解任を提案しようと思っております。
私は一からやり直そうと考えております。それでは失礼します。」退場石川。
えっ?石川どうしちゃったの?
絶対何かまた企んでるよね?
お前はそんなキャラじゃないはず!目を覚ませ!石川!
加賀見家にて映子&恵。
「どうして悟と珠希の結婚を認めたりしたんですか?!」
「あなたはご自分の孫を見捨てろと仰るんですか!?
私が謙治さんとこの先添い遂げると言う事は
英夫さんを裏切り続けるという事です。」
「そんな事最初から覚悟の上で結婚したはずでしょ!!」
「13年前と今とでは違うんです!全てが、、
謙治さんの孫であるのなら誰の子であろうと私は愛することができます!」
院長室にて悟&謙治。
「お前を院長代理にするつもりだ。
まだ荷が重いのは分かっている。
だがお前ももうすぐ父親だ。珠希と二人三脚で頑張っていけ。」
「父親か、、父さんは僕が生まれた時の事を覚えてますか?」
「お前の事を長い間認知しなかったのは
父親としての自信がなかったからだ。
東京に戻った時に晴れて、、そう思っていたんだがな。
お前を見たら体中からモリモリ力が湧いていた。」
夢がモリモリとかいうのを思い出してしまった。
Club Meguにて悟&恵。
「悟が加賀見病院の後を継ぐなんて、、夢みたいだわ。」
「母さん、仁おじさんから聞いたんだけど
もしかしてこの前この店に石川教授が来た事って
僕が副院長になった事と何か関係があるんじゃ、、」
「ああ。石川教授ならもうあれっきり来ないわよ。」
ホッとした表情の悟。
つーか悟っていいとこはつくんだけど毎回なんか惜しいんだよね。
「結婚の事だけど、、母さんもう何も言わないわ。
でもね、約束して。幸せになるって。母さんの望みはそれだけ。」
「ああ。必ず幸せになってみせる。」
加賀見家の墓参りに来た珠希の心の声。
「「亮太、姉ちゃんはもう幸せになんかならないわ。
亮太や恭介さんとの今までの思い出が私の幸せの全てだから。
私に罪を被せ私の人生を狂わせその上亮太の人生までをも
弄ばれた事を知った以上私は私のやり方で真実を取り戻します。
亮太、英夫さん、見ていて下さい。
恭介さん、私は復讐に生きる事に決めました。
そして恭介さん、あなたの子に加賀見家の全てを与えみせる。
誰よりも幸せな子にしてみせるわ。」」
珠希が復讐に生きる以上、
その子供が誰よりも幸せな子になるはずはないんだけど?
普通に恭介と引っ付けばそれなりに幸せだったかと。
1998年・夏
加賀見家の悟達の部屋にて。
珠希のバッグから亮太作の山梨時代の家族絵を見つけ眺める悟、
本の間に挟まってた白い封筒も見つけ読む。
「亮太、、、」驚いた様子の悟。
そこへ「悟さん。」と大きいお腹の珠希入室。
「どんな名前がいいか考えてたら分からなくなってきたよ。
君は少し休んでたら?父さん達の相手は僕がするから。」
「ありがとう。」と椅子に座る珠希。悟退場。
一人で部屋にて引き出しから鈴を取り出す珠希。
恭介の事を思い出しながら
「「あなたを裏切ったこの罪の罰は
たった一人愛したあなたに恨まれる事です。」」
コンコン 映子入室、&悟。
「謙治さんがベビーベッドを買いに行こうって言ってるんだけど..」
もっと早目に買っておけばいいのに。
「はい。直ぐに支度します。」
「じゃあ下で待ってるわね。」映子退場。
「体、きつくないか?」
と言ってお腹をさすりお腹に耳を当てる悟。
「もうすぐ、、生まれるんだな。。
実を言うとやっと実感が湧いてきたんだ。
父親になると別の力が湧いてくるって
父さんが言ってたけど本当なんだな。」
モリモリ力が湧いてくるそうだ。本当だったんですね、ふ〜ん。
「そう、、お父さんが、、」とそっぽ向く珠希。
「父さんはああ見えても僕が子供の頃は子煩悩だったんだ。」
「そう。いいお爺様になりそうね。」
またお腹をさすり耳を当てる悟。
その時の珠希の表情の恐いこと。
「動いた!」
相変わらず能天気な悟の事はスルーで鋭い眼差しの珠希。
==珠希の心の底に潜む復讐の炎は誰にも知られる事なく
静かに燃えているのでした。==
だから三枝は気付いてたじゃん。
===つづく====
明日から第三部でしょうかね。
また訳の分からないつまんない復讐劇が始まるのでしょうか?
しにても予告の恭介、変な色のシャツ着てましたね。
すごいセンスですね。モザンビーク行ってただけの事はありますね。
今までの方が今風だったわけですか。
あと、髪切ったら小島よしおに似てるなって思いました。
悟は第三部の時の方がいいですね。多分。
第二部って服も髪型もダサダサなんですもん。
それこそ今時それ?って感じで。
まぁ今から10年前の設定だったんで
それでよかったんでしょうかね。
「そうじゃない..嬉しくないわけじゃないんだ!
でも君は本当に愛せるのか?お腹の子を、、
あの日の事を思い出したりしないのか?」
私はあの日の事っていうのは未遂だと思ってるんですけど
あれが未遂じゃなかったら悟も話的にも最低。
あんな丸見えでドア全開の明かりの下で普通あり得ないだろ?
ある意味凄いぞ。
「この世でたった一人の私と血の繋がった家族ができた..
何があってもこの子と生きていきます。」
「本当に、、僕でいいんだね?」
「私こそ罪を犯した人間です。」
珠希を抱きしめ
「結婚しよう!これから僕は君と生まれてくる子供の為に生きる。
君と子供の為に強くなる!」
なんか悟の言い方って
弱い子供が必死で強くなろうと無理して言ってる感じなので
無理すんなよ!楽に生きろよ!って言いたくなる。
この必死さが痛々しい。
その頃、空港で一人ポツ〜ンの恭介。
「当便は間もなく出発いたします。」のアナウンス。
さよなら〜!恭介!一人で行ってらっしゃい!
その頃珠希は、マンションで一人
ビリッ!ビリッ!
と恭介から受け取った飛行機のチケットを破っております。
そんなに破らなくてもいいだろうに。
Club Meguにて悟&珠希が恵に結婚報告。
「認めるわけにはいかないわよ!
だって珠希は恭介さんを愛してるもの。」
「私、妊娠してるんです。悟さんの子です。
私が今一番愛してるのはお腹の子です。
この子の父親の悟さんだって愛していく気持ちがあります。」
嘘でも悟を愛してますとか言えばいいのに。
つわりでトイレへ駆け込む珠希。
「どんなに愛しても自分を愛してくれない人と暮らすのは辛いことよ。
私と同じ事になるわ!!」
「母さん、僕は諦めないよ!
愛して愛して愛し尽くしたらその先に幸せが待ってるかもしれない。」
そんな二人の話を背後から凄い顔で睨みながら聞く珠希。
加賀見家にて映子&謙治に結婚報告する珠希&悟。
「あなたたちがそんな事になってただなんて。」
「これにはわけがあるんだ。
れっきとした僕の子供です。」
どんな訳ですか?教えて下さい!
それにお前の子じゃないんだってさ。(珠希談)
「私は母として生きることを決めました。」
「ハァ〜分かりました。私はこの家を出ます。
私にはもうこの家に居る理由がありません。」
「亮太を、、亮太を安楽死させたのは、、」
珠希の言葉を遮るように珠希の腕を掴み
「僕達の為にも居て下さい。」と悟。
「珠希さんが加賀見家を壊しに来たのだとしたら
あなたをこの家に入れる事は許さないわ。
でも、あなたがこの家を守るつもりなら任せても構わない..」
「勿論、加賀見家を守るつもりで..この子が生まれる家ですから。」
「ならもう何も言うことはないわ。」
「映子、悟、少し席を外してくれないか?」
珠希と二人きりになった謙治。
「珠希、一体これはどう言う事だ?」
「私が加賀見家に入るなんて許される事ではないと悩みました。
でも悟さんの子を殺すなんて出来ません。
加賀見家の子を堂々と加賀見家の子として育てる事が
私のすべき事だと思ったんです。この子はあなたの孫ですから。」
「本当にそれだけの事なのか?」
「恭介さんと亮太の骨髄の型が一致していなかった事は
誰にも言うつもりはありません。
確かに亮太が自殺を図った後に分かったんだとしたら
もう手遅れでしたから。
それに最後に亮太に手をかけたのは私です。」
「私もその事は誰にも言うつもりはない。」
「悟さんはもう気付いているようです。
でも私を妻にと言ってくれました。
私は加賀見家の為に生涯を捧げるつもりです。」
加賀見家のバルコニーにて謙治&映子。
「お前は子供達の為だけにずっとこの家に居たのか?」
「そうじゃありません。
でも恭介があんな事をして悟が珠希さんと結婚すると言ってる以上
もうこの家に私が居る理由が無くなってしまいました。」
「まだ私にはお前が必要だ。
全てを許してこんな私の事を愛してくれるのはお前しかいない。」
多分、恵も愛してくれたと思うよ。
和室にて英夫の遺影に語りかける映子。
「英夫さん、ごめんなさい。
私は亮太も恭介も守れませんでした、、」
加賀見病院にて、看護師から珠希と悟が結婚する事を聞いた三枝。
早速珠希のマンションに上がり込み
「先生は恭介さんを愛していたんじゃないんですか?
お腹に子供が出来たからって。。
恭介さんは先生を庇って病院を辞めたんですよ?」
「恭介さんには申し訳ないと思っています。」
「私は亮太さんの手紙を読んだんですよ?
先生の罪が冤罪かもしれないって知ってるんです。」
三枝は何でもすぐ喋るくせに遺書の事は誰にも喋らないのだろうか?
むしろ遺書の内容こそ喋る必要があると思いますけど?
つーかいずれ喋って下さい。期待してます。
「あの手紙の事は忘れて下さい。
亮太はきっと病気で混乱していたの。」
「そんな事ありません。
亮太さんの手紙は先生への愛が溢れていました。
先生の無実を必死になって証明しようと。
院長に罪を問い続ける為の復讐の死だったんじゃないんですか?」
亮太が自殺したから余計に珠希の幸せが遠のいたのは確かです。
亮太、、死ぬ必要なかったのに。
「あの手紙を読んで私はそう感じました。
先生は加賀見家に入って復讐するつもりじゃないんですか?」
ピンポ〜ン!まさにそのようです。
「歩美さんは何か勘違いしているわ。
私はただ幸せになりたいだけ。
加賀見家に入れば何不自由なく暮らしていける。
昔の事を忘れたいって思ったらいけない事なの?」
「七瀬先生、、」
「これが私の本心よ。だから歩美さんももう昔の事をあれこれ言わないで。
迷惑なの。」と睨みをきかす珠希。
加賀見病院院長室にて石川教授&仁&謙治。
「恵さんからお伺いしましたがあなたは
お母さまに捨てられて加賀見家に入られたそうで..
英夫君を慕い尊敬し頼りにして成長したがある日突然
人が変わったように冷血になったお兄さんに
あなたは何が起きたか分からず戸惑う日々を送られたと伺ってます。
ですが、あなたは変わってしまったお兄様を恨むのではなく
ご自分が何が悪い事をしたのではと真剣に悩み自分を追い込んで
山梨の診療所に赴任されて来たと仰ってました。」
ほう〜。よくできた話ですな。恵の作り話。
「随分と詳しく、、」
「すいませんでした。
私はあなたの人間性に触れて心を入れ替える決意をしたんです。
今度の緊急討議では私の理事解任を提案しようと思っております。
私は一からやり直そうと考えております。それでは失礼します。」退場石川。
えっ?石川どうしちゃったの?
絶対何かまた企んでるよね?
お前はそんなキャラじゃないはず!目を覚ませ!石川!
加賀見家にて映子&恵。
「どうして悟と珠希の結婚を認めたりしたんですか?!」
「あなたはご自分の孫を見捨てろと仰るんですか!?
私が謙治さんとこの先添い遂げると言う事は
英夫さんを裏切り続けるという事です。」
「そんな事最初から覚悟の上で結婚したはずでしょ!!」
「13年前と今とでは違うんです!全てが、、
謙治さんの孫であるのなら誰の子であろうと私は愛することができます!」
院長室にて悟&謙治。
「お前を院長代理にするつもりだ。
まだ荷が重いのは分かっている。
だがお前ももうすぐ父親だ。珠希と二人三脚で頑張っていけ。」
「父親か、、父さんは僕が生まれた時の事を覚えてますか?」
「お前の事を長い間認知しなかったのは
父親としての自信がなかったからだ。
東京に戻った時に晴れて、、そう思っていたんだがな。
お前を見たら体中からモリモリ力が湧いていた。」
夢がモリモリとかいうのを思い出してしまった。
Club Meguにて悟&恵。
「悟が加賀見病院の後を継ぐなんて、、夢みたいだわ。」
「母さん、仁おじさんから聞いたんだけど
もしかしてこの前この店に石川教授が来た事って
僕が副院長になった事と何か関係があるんじゃ、、」
「ああ。石川教授ならもうあれっきり来ないわよ。」
ホッとした表情の悟。
つーか悟っていいとこはつくんだけど毎回なんか惜しいんだよね。
「結婚の事だけど、、母さんもう何も言わないわ。
でもね、約束して。幸せになるって。母さんの望みはそれだけ。」
「ああ。必ず幸せになってみせる。」
加賀見家の墓参りに来た珠希の心の声。
「「亮太、姉ちゃんはもう幸せになんかならないわ。
亮太や恭介さんとの今までの思い出が私の幸せの全てだから。
私に罪を被せ私の人生を狂わせその上亮太の人生までをも
弄ばれた事を知った以上私は私のやり方で真実を取り戻します。
亮太、英夫さん、見ていて下さい。
恭介さん、私は復讐に生きる事に決めました。
そして恭介さん、あなたの子に加賀見家の全てを与えみせる。
誰よりも幸せな子にしてみせるわ。」」
珠希が復讐に生きる以上、
その子供が誰よりも幸せな子になるはずはないんだけど?
普通に恭介と引っ付けばそれなりに幸せだったかと。
1998年・夏
加賀見家の悟達の部屋にて。
珠希のバッグから亮太作の山梨時代の家族絵を見つけ眺める悟、
本の間に挟まってた白い封筒も見つけ読む。
「亮太、、、」驚いた様子の悟。
そこへ「悟さん。」と大きいお腹の珠希入室。
「どんな名前がいいか考えてたら分からなくなってきたよ。
君は少し休んでたら?父さん達の相手は僕がするから。」
「ありがとう。」と椅子に座る珠希。悟退場。
一人で部屋にて引き出しから鈴を取り出す珠希。
恭介の事を思い出しながら
「「あなたを裏切ったこの罪の罰は
たった一人愛したあなたに恨まれる事です。」」
コンコン 映子入室、&悟。
「謙治さんがベビーベッドを買いに行こうって言ってるんだけど..」
もっと早目に買っておけばいいのに。
「はい。直ぐに支度します。」
「じゃあ下で待ってるわね。」映子退場。
「体、きつくないか?」
と言ってお腹をさすりお腹に耳を当てる悟。
「もうすぐ、、生まれるんだな。。
実を言うとやっと実感が湧いてきたんだ。
父親になると別の力が湧いてくるって
父さんが言ってたけど本当なんだな。」
モリモリ力が湧いてくるそうだ。本当だったんですね、ふ〜ん。
「そう、、お父さんが、、」とそっぽ向く珠希。
「父さんはああ見えても僕が子供の頃は子煩悩だったんだ。」
「そう。いいお爺様になりそうね。」
またお腹をさすり耳を当てる悟。
その時の珠希の表情の恐いこと。
「動いた!」
相変わらず能天気な悟の事はスルーで鋭い眼差しの珠希。
==珠希の心の底に潜む復讐の炎は誰にも知られる事なく
静かに燃えているのでした。==
だから三枝は気付いてたじゃん。
===つづく====
明日から第三部でしょうかね。
また訳の分からないつまんない復讐劇が始まるのでしょうか?
しにても予告の恭介、変な色のシャツ着てましたね。
すごいセンスですね。モザンビーク行ってただけの事はありますね。
今までの方が今風だったわけですか。
あと、髪切ったら小島よしおに似てるなって思いました。
悟は第三部の時の方がいいですね。多分。
第二部って服も髪型もダサダサなんですもん。
それこそ今時それ?って感じで。
まぁ今から10年前の設定だったんで
それでよかったんでしょうかね。
■愛讐のロメラ(第39話)
2008年11月21日 愛讐のロメラオペ後の恭介の元へ珠希登場。
「私病院を辞めます。院長にも話してきました。」
「院長がそんな事許すはずが」
「許していただく気はありません。でも辞めます。
私は恭介さんについて行きます。
もしそれが嫌だと言うのなら全て本当の事を話します。
今あなたを一人で行かせたら亮太にあわせる顔がない。」
「モザンビークに行く 二度と帰って来るつもりはない
そこでなら医師を続けられる 将来どうなるか分からない
君まで一緒に来る事はない」
「私も一緒に連れてって下さい。いつ行くんですか?」
「五日後に立つつもりだ」
「私もすぐに出発の準備をします。」
Club Meguに入ろうとする謙治。
出てきた石川と鉢合わせ。
「病院が大変な時にずいぶん余裕がありますな。
それとも辛い時に昔の女の顔が見たくなるのが男の性ですかな。
ハッハハハハハハ〜」
石川は嫌らしい演技をするために生まれてきたような奴ですな。
病院にて看護師に呼び止められる珠希。
三枝に亮太が亡くなった日の事を聞かれ
話したらこんな事になってしまってと謝る看護師。
恭介の血液検査の控えを珠希に渡し退場。
検査結果を見て驚く珠希。
その足で医局に向かい恭介を探してる様子の珠希。
そこへ悟登場。
「どしたの?」
「恭介さんは?」
「今日はもう。何かあったの?」
「いえ、何でもありません。」退場。
==今更、周囲に亮太と恭介の骨髄の型が合ったと明かしても
恭介を更に苦しめるだけだと珠希は思いました。
とはいえ、この事実をこのままにしておくわけにはいかない
珠希の心は失望と疑念で押しつぶされそうでした。==
Club Meguにて謙治&恵
「石川教授はよく来るのか?お前何を企んでいるんだ?」
「石川にはあなたと悟は敬遠の仲だと伝えてあるわ。
それに今でも私があなたを恨んでると思ってるわ。」
「石川に何を吹き込んだんだ?」
「(笑いながら)私は随分信用ないのね〜。
私はただ、あなたと悟を愛してるだけ。守りたいだけよ。
石川とは今、私の言う事はそれなりに聞いてもらえる関係よ。
悟を院長代理にしたいって提案してみたら..?
その内に私が大学とご家庭に恨み言のFAXでも送っておくわ。
そうしたらあなたがまた院長に返り咲けばいい。」
「恵、、」
「その為に私は今まで石川と会ってきたのよ。」
嬉しそうな謙治、
加賀見家和室にて恭介が亮太の遺影に手を合わしてると映子登場。
「罪を犯したとしても私があなたを守るわよ!
家族だけは罪を許しあって生きていけると信じてるの。」
「俺がこの家に居る事は 母さんを苦しめる事にしかならない
それに 俺はこれ以上この家に居る事は辛い すまない母さん」
亮太の遺影アップ!!←ヒィ〜!!
院長室に恭介の血液の検査結果の控えを持って登場の珠希。
「出て行く事は認めん!お前には他に行く場所などない!」
「今までのご恩は本当に感謝しています。
でも辞める気持ちは変わりません。
今日は私から質問があって来ました。」
「私の話はまだ終わっていないぞ。」
ガチャ 恭介登場。
「もう 彼女を自由にしてやったらどうですか
亮太への罪を 二人で償っていきます」
「そんな事は認めん。」
「あなたの許しなど 得るつもりはありません」
珠希の腕を掴み退場恭介。
珠希にチケットを渡す恭介。
「三日後の午前11発の便だ」
「恭介さん、、、あの、、、恭介さんの、、」
ったく、さっさと喋れ!
そんなウジウジ珠希の事など全く気にしてない恭介、
「何かあったら電話してきてくれ ホテルの番号はこれだ」
と珠希にメモを渡す。
「俺は 覚悟を決めたよ 過去の事や今での運命も
全て許す君が居てくれたら 他に何も必要ない
君さえ居てくれれば それでいい」
いや、だから珠希の話を聞いてやって下さいってば!
珠希の手を握り
「君の手を放さない 」
「恭介さん、、」
「俺達は罪を背負って生きていかなければならない
でも 幸せになる事から 逃げるつもりはない」
コクンと頷く珠希
「それじゃ また成田で」
「はい。」
随分とあっさりした二人。
そもそも珠希ってパスポート持ってんのかな?
廊下にて恭介に声をかける三枝
「病院を辞めるって、、私」
「すまない 君の気持ちを知っていながら
何もしてやれなかった」ぺこり
「いえ、私の方こそ週刊誌に、、」
「もういいんだ もういい」
「お元気で」ぺこり
「ありがとう」退場恭介。
珠希のマンションにて三枝
「私なんです。週刊誌に亮太さんの安楽死の事話したの。すみません」ぺこり
みんな知ってるよ、お前が情報を流したことは!!
「でも事実だから。恭介さんが私を庇ってくれただけで
全て私が悪いんです。」
三枝、鞄から白い封筒を取り出し
「これ亮太さんから預かった遺書です。
七瀬先生に渡して欲しいって頼まれたんです。」
回想
『『僕はもうおそらく治ることはないでしょう。
だから元気な内に姉に手紙を書いたんです。』』
『『どうして私に?』』
『『僕が死んだら姉はきっと嘆き悲しんで我を失うでしょう。
そんな精神状態の時に読んでほしくないんです。
姉の気持ちが落ち着いたらその手紙を渡してほしいんです』』
「亮太がそんな事を、、」
「すみません、読んでしまいました。」ぺこり
読んだのかよ!
亮太から遺書を受け取った時だったか忘れたけど
封が開いてたんですよ、なのに今は開いてなかったから
おかしいなとは思ってたんですけど、まさか読んでたとはね。
「読んで本当に驚きました。
手紙に書かれていた事は誰にも言うつもりはありません。
先生の人生を邪魔するつもりもありません。」
「歩美さん、、」
「それじゃ、失礼します」退場三枝。
速攻遺書を読む珠希。
【姉ちゃんへ 姉ちゃんこんな形で先にいってしまってごめん。
本当は生きて姉ちゃんの無罪を明らかにしたかったけど
僕にはもう時間がないみたいだ。
だったらどうせ無くなるこの命を意味のある終わらせ方にしたいと思った。
僕の死で加賀見謙治の心を動かせるならってね。
姉ちゃんの勤めていた病院に怪文書を送っていたのは加賀見謙治だ。
本人も認めている。何のためにそんな事をしたのかは姉ちゃんを手元に置いて
見張っていたかったんだ。13年前の真実に気付いているかどうかを。
13年前、屋上から落ちた院長にオペをしてから加賀見謙治は
一度もメスを握っていない。それは、、】
「亮太、、」と呟き遺書を強く握る珠希。
院長室に珠希入室。
「確認したいことがあります。
亮太と恭介さんのHLAが一致していた事を
どうして黙っていたんですか?」
「一致していると分かった時は心の底から嬉しかった。
直ぐに移植手術の準備にかかろうとしたその時
石川が飛び込んできた。悲しいかな院長として瞬時に判断したよ。
こっちを優先すべきだとな。10数時間亮太を待たせる事は
あの時点では何の問題もなかった。だが悲劇は起こって..」
「あの時亮太には恭介さんが必要だったんです!」
「私は今でもあの時の判断は間違っていたとは思っていない。」
「そうですか。よく分かりました、あなたと言う人が。
全てあなただったんですね。」
「何の話だ?」
「あなたの話です。あなたがしてきた事の。」
と謙治を見つめフラフラと倒れる珠希。
病室にて目が覚める珠希。
「妊娠しているようだな。4週目に入ったところだ。
亮太の忘れ形見か?もし産むつもりなら
その子も大変な運命を背負うことになるな。」
「罪を犯しているのは私とあなたです。
亮太を安楽死させたのは私です。
恭介さんは私を庇っただけなんです。」
「そんな事は分かっている。お前がやった事だと騒いだところで
加賀見病院はろくでもない医者の吹き溜まりだと
世間の不信感は一段と増すだけだ。
お前のために恭介の医者としての人生も終わった。」
と去ろうとする謙治に
「亮太が死んだ時、あなたはどう思いましたか?」
「暫く休んでいきなさい。」退場謙治。
==珠希にはお腹の子が紛れもなく恭介の子だと分かりました。
亮太の為にそしてわが子の為にどうすればいいのか
珠希の心は大きく揺れていました。==
速攻病院を出て自宅に帰る珠希。
恭介に貰ったチケットを眺め考えてる様子。
そこへ電話が鳴る、留守電に切り替わり
「「七瀬です、メッセージをどうぞ」」とそっけないいつもの珠希の声
「「もしもし恭介です。夜中にすまない。まだ病院みたいだね。
それじゃあまた明日 成田で」」ブチッ。
それじゃまた成田でってさっきも言ってた。
暫く考え電話の線を抜く珠希。
朝になりピンポーーン 悟が急いで登場。
ズカズカ部屋に入りバッグを広げ
「必要なものはすぐバッグに入れるんだ!
母さんに電話があった、兄さんから。
兄さんはもモザンビークに行くそうだ。
11時の便で立つ。急いで支度して!」
そっぽ向く珠希
「君も一緒に行きたいんだろ?
成田まで送ってくから今ならまだ間に合うかもしれない!」
「行きません。」
「どうして?兄さんと何かあったのか?」
「私、妊娠してるんです。
この子の父親は悟さんです、本当です。」
「そんな、、」
「だから空港には行きません。私は母として生きる事を決めました。」
「珠希さん、、」
「私と結婚して下さい。」
===つづく======
「私病院を辞めます。院長にも話してきました。」
「院長がそんな事許すはずが」
「許していただく気はありません。でも辞めます。
私は恭介さんについて行きます。
もしそれが嫌だと言うのなら全て本当の事を話します。
今あなたを一人で行かせたら亮太にあわせる顔がない。」
「モザンビークに行く 二度と帰って来るつもりはない
そこでなら医師を続けられる 将来どうなるか分からない
君まで一緒に来る事はない」
「私も一緒に連れてって下さい。いつ行くんですか?」
「五日後に立つつもりだ」
「私もすぐに出発の準備をします。」
Club Meguに入ろうとする謙治。
出てきた石川と鉢合わせ。
「病院が大変な時にずいぶん余裕がありますな。
それとも辛い時に昔の女の顔が見たくなるのが男の性ですかな。
ハッハハハハハハ〜」
石川は嫌らしい演技をするために生まれてきたような奴ですな。
病院にて看護師に呼び止められる珠希。
三枝に亮太が亡くなった日の事を聞かれ
話したらこんな事になってしまってと謝る看護師。
恭介の血液検査の控えを珠希に渡し退場。
検査結果を見て驚く珠希。
その足で医局に向かい恭介を探してる様子の珠希。
そこへ悟登場。
「どしたの?」
「恭介さんは?」
「今日はもう。何かあったの?」
「いえ、何でもありません。」退場。
==今更、周囲に亮太と恭介の骨髄の型が合ったと明かしても
恭介を更に苦しめるだけだと珠希は思いました。
とはいえ、この事実をこのままにしておくわけにはいかない
珠希の心は失望と疑念で押しつぶされそうでした。==
Club Meguにて謙治&恵
「石川教授はよく来るのか?お前何を企んでいるんだ?」
「石川にはあなたと悟は敬遠の仲だと伝えてあるわ。
それに今でも私があなたを恨んでると思ってるわ。」
「石川に何を吹き込んだんだ?」
「(笑いながら)私は随分信用ないのね〜。
私はただ、あなたと悟を愛してるだけ。守りたいだけよ。
石川とは今、私の言う事はそれなりに聞いてもらえる関係よ。
悟を院長代理にしたいって提案してみたら..?
その内に私が大学とご家庭に恨み言のFAXでも送っておくわ。
そうしたらあなたがまた院長に返り咲けばいい。」
「恵、、」
「その為に私は今まで石川と会ってきたのよ。」
嬉しそうな謙治、
加賀見家和室にて恭介が亮太の遺影に手を合わしてると映子登場。
「罪を犯したとしても私があなたを守るわよ!
家族だけは罪を許しあって生きていけると信じてるの。」
「俺がこの家に居る事は 母さんを苦しめる事にしかならない
それに 俺はこれ以上この家に居る事は辛い すまない母さん」
亮太の遺影アップ!!←ヒィ〜!!
院長室に恭介の血液の検査結果の控えを持って登場の珠希。
「出て行く事は認めん!お前には他に行く場所などない!」
「今までのご恩は本当に感謝しています。
でも辞める気持ちは変わりません。
今日は私から質問があって来ました。」
「私の話はまだ終わっていないぞ。」
ガチャ 恭介登場。
「もう 彼女を自由にしてやったらどうですか
亮太への罪を 二人で償っていきます」
「そんな事は認めん。」
「あなたの許しなど 得るつもりはありません」
珠希の腕を掴み退場恭介。
珠希にチケットを渡す恭介。
「三日後の午前11発の便だ」
「恭介さん、、、あの、、、恭介さんの、、」
ったく、さっさと喋れ!
そんなウジウジ珠希の事など全く気にしてない恭介、
「何かあったら電話してきてくれ ホテルの番号はこれだ」
と珠希にメモを渡す。
「俺は 覚悟を決めたよ 過去の事や今での運命も
全て許す君が居てくれたら 他に何も必要ない
君さえ居てくれれば それでいい」
いや、だから珠希の話を聞いてやって下さいってば!
珠希の手を握り
「君の手を放さない 」
「恭介さん、、」
「俺達は罪を背負って生きていかなければならない
でも 幸せになる事から 逃げるつもりはない」
コクンと頷く珠希
「それじゃ また成田で」
「はい。」
随分とあっさりした二人。
そもそも珠希ってパスポート持ってんのかな?
廊下にて恭介に声をかける三枝
「病院を辞めるって、、私」
「すまない 君の気持ちを知っていながら
何もしてやれなかった」ぺこり
「いえ、私の方こそ週刊誌に、、」
「もういいんだ もういい」
「お元気で」ぺこり
「ありがとう」退場恭介。
珠希のマンションにて三枝
「私なんです。週刊誌に亮太さんの安楽死の事話したの。すみません」ぺこり
みんな知ってるよ、お前が情報を流したことは!!
「でも事実だから。恭介さんが私を庇ってくれただけで
全て私が悪いんです。」
三枝、鞄から白い封筒を取り出し
「これ亮太さんから預かった遺書です。
七瀬先生に渡して欲しいって頼まれたんです。」
回想
『『僕はもうおそらく治ることはないでしょう。
だから元気な内に姉に手紙を書いたんです。』』
『『どうして私に?』』
『『僕が死んだら姉はきっと嘆き悲しんで我を失うでしょう。
そんな精神状態の時に読んでほしくないんです。
姉の気持ちが落ち着いたらその手紙を渡してほしいんです』』
「亮太がそんな事を、、」
「すみません、読んでしまいました。」ぺこり
読んだのかよ!
亮太から遺書を受け取った時だったか忘れたけど
封が開いてたんですよ、なのに今は開いてなかったから
おかしいなとは思ってたんですけど、まさか読んでたとはね。
「読んで本当に驚きました。
手紙に書かれていた事は誰にも言うつもりはありません。
先生の人生を邪魔するつもりもありません。」
「歩美さん、、」
「それじゃ、失礼します」退場三枝。
速攻遺書を読む珠希。
【姉ちゃんへ 姉ちゃんこんな形で先にいってしまってごめん。
本当は生きて姉ちゃんの無罪を明らかにしたかったけど
僕にはもう時間がないみたいだ。
だったらどうせ無くなるこの命を意味のある終わらせ方にしたいと思った。
僕の死で加賀見謙治の心を動かせるならってね。
姉ちゃんの勤めていた病院に怪文書を送っていたのは加賀見謙治だ。
本人も認めている。何のためにそんな事をしたのかは姉ちゃんを手元に置いて
見張っていたかったんだ。13年前の真実に気付いているかどうかを。
13年前、屋上から落ちた院長にオペをしてから加賀見謙治は
一度もメスを握っていない。それは、、】
「亮太、、」と呟き遺書を強く握る珠希。
院長室に珠希入室。
「確認したいことがあります。
亮太と恭介さんのHLAが一致していた事を
どうして黙っていたんですか?」
「一致していると分かった時は心の底から嬉しかった。
直ぐに移植手術の準備にかかろうとしたその時
石川が飛び込んできた。悲しいかな院長として瞬時に判断したよ。
こっちを優先すべきだとな。10数時間亮太を待たせる事は
あの時点では何の問題もなかった。だが悲劇は起こって..」
「あの時亮太には恭介さんが必要だったんです!」
「私は今でもあの時の判断は間違っていたとは思っていない。」
「そうですか。よく分かりました、あなたと言う人が。
全てあなただったんですね。」
「何の話だ?」
「あなたの話です。あなたがしてきた事の。」
と謙治を見つめフラフラと倒れる珠希。
病室にて目が覚める珠希。
「妊娠しているようだな。4週目に入ったところだ。
亮太の忘れ形見か?もし産むつもりなら
その子も大変な運命を背負うことになるな。」
「罪を犯しているのは私とあなたです。
亮太を安楽死させたのは私です。
恭介さんは私を庇っただけなんです。」
「そんな事は分かっている。お前がやった事だと騒いだところで
加賀見病院はろくでもない医者の吹き溜まりだと
世間の不信感は一段と増すだけだ。
お前のために恭介の医者としての人生も終わった。」
と去ろうとする謙治に
「亮太が死んだ時、あなたはどう思いましたか?」
「暫く休んでいきなさい。」退場謙治。
==珠希にはお腹の子が紛れもなく恭介の子だと分かりました。
亮太の為にそしてわが子の為にどうすればいいのか
珠希の心は大きく揺れていました。==
速攻病院を出て自宅に帰る珠希。
恭介に貰ったチケットを眺め考えてる様子。
そこへ電話が鳴る、留守電に切り替わり
「「七瀬です、メッセージをどうぞ」」とそっけないいつもの珠希の声
「「もしもし恭介です。夜中にすまない。まだ病院みたいだね。
それじゃあまた明日 成田で」」ブチッ。
それじゃまた成田でってさっきも言ってた。
暫く考え電話の線を抜く珠希。
朝になりピンポーーン 悟が急いで登場。
ズカズカ部屋に入りバッグを広げ
「必要なものはすぐバッグに入れるんだ!
母さんに電話があった、兄さんから。
兄さんはもモザンビークに行くそうだ。
11時の便で立つ。急いで支度して!」
そっぽ向く珠希
「君も一緒に行きたいんだろ?
成田まで送ってくから今ならまだ間に合うかもしれない!」
「行きません。」
「どうして?兄さんと何かあったのか?」
「私、妊娠してるんです。
この子の父親は悟さんです、本当です。」
「そんな、、」
「だから空港には行きません。私は母として生きる事を決めました。」
「珠希さん、、」
「私と結婚して下さい。」
===つづく======
■愛讐のロメラ(第38話)
2008年11月20日 愛讐のロメラ亮太の病室に駆け付ける悟。
死んでる亮太の点滴に注射器?が刺さってるのを発見し驚く悟。
とっさに周りを見て速攻抜き取りポケットに仕舞う。
丁度そこへ謙治&映子が駆け付ける。亮太を見て倒れる映子。
ベッドに寝かされている珠希に付き添う恭介。
目が覚め起き上がろうとする珠希に
「寝てなきゃ駄目だ かなりの出血をしていた」
「どうして助けたの?なんで死なせてくれなかったんです?」
「君を死なせるなんて出来ない」
「私は亮太を殺した..この手で..」
「それ以上言わなくていい 君が死ぬなんて許さない
亮太だってきっと悲しむ 生きるんだ」
と珠希を抱きしめる恭介。
珠希の病室へ見舞いにきた三枝と廊下に出て話す恭介。
「秘密にしておいて欲しいんだが 彼女は
亮太が亡くなったショックで自殺を図ったんだ」
「私が付いていましょうか?」
「ありがとう すまないが頼む」
だからコイツに頼むのは危険ですから!
病室にて珠希が三枝に
「私なの、、私が殺したの、、亮太を、、私が、、」
と泣く珠希。
あ〜コイツに喋っちゃった〜。
看護師に声をかけ休憩室にて
亮太が亡くなった時の状況を聞く三枝。
探偵ですね。
亮太のいた病室に一人佇む恭介。
山梨時代の家族絵を眺め亮太らしき絵を指でなぞり
「亮太はお父さんの所へ行きたかったんだよな?」
珠希は『お母さんの所』って言ってたよ!
どっちも一緒だろうけどね。
「(泣きながら)俺がお前を 守ってやれなかった」
加賀見家にて亮太の部屋で泣く謙治。
「あなた、そろそろ」と映子。
リビングでは恭介&悟、
「兄さん、珠希さんは?」
「葬式は無理だろう 体も心も衰弱しきっている」
「珠希さんは、、あの日、、いや、」
この後、4人で葬式へ。
あっさり葬式すんだ事になってますね。
亮太の遺影とか見たかったのに、チッ。
病院にて恭介に声をかける三枝
「お伺いしたい事が」
「ああ。」
「ここでは、、」
そこへ珠希を発見する恭介、
「すまない また後にしてくれないか」
と珠希の所へ向かう。
そんな三枝の元へ悟登場
「仕方ないよ。あの二人の絆はどうやっても切ることが出来ない。
珠希さんと兄さんの間に入れる人間は世界中誰もいないよ。」
悟、世界中とか大げさ過ぎ。
お前が入れないだけ!珠希と恭介、恭介と亮太の間に!!
「そんな事世間が、、」
「加害者と被害者ということすら乗り越えてる、君じゃ無理だ
諦めた方がいい。邪魔をしても空しいだけだ。」
経験者は語るのである。
週刊誌持った仁が急いで院長室へ。
「院長!見て下さい!」
【名門病院院長息子 安楽死】の字が
休憩室でその記事を見る恭介。
週刊誌を閉じ何か決意をした様子。
院長室にて仁
「こんな事が石川教授に知れたら大変なことになります。」
いずれ耳に入るだろ?絶対。
謙治、机に週刊誌をバーーーン!!
「珠希はまだ院内にいるな?」
「ええ。」
「取り合えず珠希の」
「待って下さい!」
恭介登場。
「この記事は 間違っています
亮太を安楽死させたのは 俺です」
「恭介、いいか感情に流されるな!」
「亮太を早く楽にしてやりたかったんです。」
「しっかりしろ!お前は一流の外科医なんだぞ!」
「医者なのに俺は何もしてやれなかった 亮太を苦しめただけだ」
「恭介もういい!!」
ププププ 内線を取る仁。
「はい院長室です。今は、、えっ??分かりました
後の対応は私がやります。」ガチャ
出ていく仁に恭介、
「待って下さい!これだけ詳細が書かれていて
記事が間違いだったでは済まないでしょう
私がやったと 発表して下さい
七瀬先生のせいにするような事があれば
俺は記者会見を開きます。」
「恭介〜。お前は黙っていろ!」
「俺は本気です!!」
「取り合えずは事実無根だと言え!余計な事は一切喋るな!」
「分かりました。」仁退場。睨合う二人。
休憩室にて看護師三人が週刊誌を見てると珠希登場。
慌てて週刊誌を隠す看護師。
「何?何が書いてあるの?」
と週刊誌を見て安楽死の記事に驚く珠希。
院長室へ向かう珠希、そこへ悟、
「珠希さん、どこ行くの?」
「院長のところへ」
「院長ならもういない、マスコミが凄いから帰った。」
「だったら家に。」
「兄さんが亮太を安楽死させたって。」
「えっ!!」驚く珠希
「週刊誌に書いてあることは間違ってる、全部自分がやったんだって。
父さんに言ったそうだ。」
「そんな、、違います。本当は」
「君はまだ病室に居た方がいい。」
そこへ恭介登場。会議室にて珠希&恭介
「やったのは私です。」
「ずっと亮太に付き添っていたら 見続けていたら
俺はやっていたのかもしれない
亮太が苦しんでる姿を 見ているのが辛かった
君はずっとその苦しみに耐えていたのに」
「だからってあなたは何も悪くない。」
「誰よりも亮太を愛していた君に あんな決断をさせてしまったのは
俺の罪だ 君を亮太と一緒に死のうとまで追いつめてしまった
君がした事は正しいことじゃない
でも間違いじゃないと 俺は思う」
「恭介さん、、、
私は今から院長の所へ行って本当の事を話してきます。」
と出ていく珠希の腕を掴み
「やめろ 覚悟は出来ている 俺の思いを無駄にしないでくれ
君と同じ罪を背負って 生きて行きたいんだ」
と抱きしめ
「君の苦しみは俺の苦しみだ 一緒に生きていこう」
はいはい。さっさと一緒にどっか行っちゃってくださ〜い!無理だけど。
廊下にて悟&三枝
「話がある。」
「なんですか!」←キレ気味。
三枝の腕を掴み会議室へ
「どういうことだ?亮太が珠希さんに安楽死されたって週刊誌に..
記事には彼女が私がやりましたと呟き続けたって..
そんな事証言出来るのは君だけだ。」
「七瀬先生より私の方が恭介さんの事を幸せにできます。」
「兄さんは自分がやったと新聞記者に言ったそうだ。」
「なんでそんな事を、、」動揺する三枝
「言ったろ?あの二人の中に入ることの出来る人間は
世界中誰もいないって。」
「うそ、、うそ」
加賀見家にて悟&謙治&恭介&映子。
「恭介がそんな事するなんて、、一体何があったの!!」
「すまない母さん」ぺこり
「どうしてそんな事したのよ!」
と恭介をドンドン叩く。
「あんなに亮太の事可愛がってたくせに、、」
謙治に止められる映子。泣き叫ぶ
悟「母さん、元々白血病が再発してドナーが表れなかった時点で
亮太が完治するのは難しかったんだ。」
謙治、動きが止まる。
「兄さんは亮太を思ったからこそ」
「もういい」
「恭介がそんな事するなんて、、」
「俺は病院を辞めるよ。」
朝、加賀見家にて新聞を見る謙治
【加賀見病院で安楽死】
そこへ映子登場。
「あなた、申し訳ありません」ぺこり
「映子、お前が謝る必要はない。」」
「恭介のした事は許される事ではありません。
でも恭介の気持ちも分かる気が..」
「映子、、」
「恭介はこの先、どうなるんでしょう、、」
「医師としてやっていくのは難しいかも..」
「私は一体何を守ってきたのかしら、、」
「今までずっと加賀見家の事を守ってきてくれているよ。」
「その結果がこれ..私は恭介も亮太も不幸にしてしまった..」
「悪いのはお前じゃない..」
医局にて荷物をまとめる恭介に珠希が
「どこへ行くつもりなんですか?
私やっぱり亮太の事を話します。」
「やめるんだ 君と生きていこうと言った気持ちに 嘘はない
でもそれ以上に 俺は君に幸せになってほしい
亮太に 意識のある頃言われたんだ 姉ちゃんを頼むって」
「亮太が?」
「亮太の意志を無駄にするような事を 俺はできない」
廊下にて三枝&珠希
「七瀬先生、先生はこのまま恭介さんに罪をきせる気ですか?」
「歩美さん、あなたを傷つけた事は本当に申し訳なく思っています。
でも、私は恭介さんを愛しています。
誰に非難されようとこの気持ちは真実です。
決して恭介さんを一人にするつもりはありません。」
「何きれい事言ってるの?!
恭介さんはやってもいない罪でこの病院を出ていくつもりなのよ!?」
でた〜!三枝の偉そうな喋り!
そんな三枝をこれ以上相手にせず、ぺこり退場珠希。
亮太から預かった白い封筒を出して見つめる三枝。←さっさと渡せ!
医局にて恭介&悟
「兄さん、初めて言うよ。
僕は兄さんの事尊敬する。医者としても男としても。
今まではそれを認める勇気がなかった..
自分の小ささを認めているようで。」
「悟、、」
「僕は兄さんに比べたら弱くて小さい人間だ。
それがよく分かったから今までより強くなれる気がする。」
「加賀見病院を頼む。」
頷く悟。←何か頼りないんですよね、悟って。
「珠希さんの事は、どうするつもりなの?
まさか、そのままってわけじゃ..?兄さん!」
「オペの時間だ 加賀見病院で 最後のオペだな」退場恭介。
院長室にて謙治&珠希。
「病院を辞めます。許可をいただく気はありません。」
「ここに居る事はお前にとって終世の償いだったんじゃないのか?
亮太を失った辛さは分かる。暫く休みなさい。」
「いいえ。私はもうこの病院にいる資格はないんです。
申し訳ございません。」ぺこり退場珠希←追いかける謙治。
戸を開ける珠希、そこには石川待機中。
「あなたか!」
石川と入れ違いに珠希退場。
「大変な事になりましたね〜。
何の説明もありませんでしたから〜。心配しましたよ〜」
「あなたに説明する必要はない。
マスコミが安楽死などと面白可笑しく書き立てているだけ..」
「そんな事じゃ世間は納得しないでしょう。
先程、理事の皆さんと話を..理事会はあなたに退任を要求します。」
「貴様がこの病院を乗っ取ろうとしていた事は
最初から分かっていた。どこまでも浅ましい人間だな。」
「理事会で話し合った結果です。よ〜くお考えになってみて下さい。
うちの娘と恭介君の見合いの話がまとまらなくてよかったですよ。
失礼します。」退場石川。
「くたばれ。。」と呟く謙治。
==つづく===
ったく、どいつもこいつも三枝に頼み事しすぎ!
亮太もさ、三枝の事散々言ってたのに遺書託すし
恭介も珠希の看病頼むし
珠希は亮太を安楽死させた事喋るしさ。
そのせいでゴタゴタするんですよ。
死んでる亮太の点滴に注射器?が刺さってるのを発見し驚く悟。
とっさに周りを見て速攻抜き取りポケットに仕舞う。
丁度そこへ謙治&映子が駆け付ける。亮太を見て倒れる映子。
ベッドに寝かされている珠希に付き添う恭介。
目が覚め起き上がろうとする珠希に
「寝てなきゃ駄目だ かなりの出血をしていた」
「どうして助けたの?なんで死なせてくれなかったんです?」
「君を死なせるなんて出来ない」
「私は亮太を殺した..この手で..」
「それ以上言わなくていい 君が死ぬなんて許さない
亮太だってきっと悲しむ 生きるんだ」
と珠希を抱きしめる恭介。
珠希の病室へ見舞いにきた三枝と廊下に出て話す恭介。
「秘密にしておいて欲しいんだが 彼女は
亮太が亡くなったショックで自殺を図ったんだ」
「私が付いていましょうか?」
「ありがとう すまないが頼む」
だからコイツに頼むのは危険ですから!
病室にて珠希が三枝に
「私なの、、私が殺したの、、亮太を、、私が、、」
と泣く珠希。
あ〜コイツに喋っちゃった〜。
看護師に声をかけ休憩室にて
亮太が亡くなった時の状況を聞く三枝。
探偵ですね。
亮太のいた病室に一人佇む恭介。
山梨時代の家族絵を眺め亮太らしき絵を指でなぞり
「亮太はお父さんの所へ行きたかったんだよな?」
珠希は『お母さんの所』って言ってたよ!
どっちも一緒だろうけどね。
「(泣きながら)俺がお前を 守ってやれなかった」
加賀見家にて亮太の部屋で泣く謙治。
「あなた、そろそろ」と映子。
リビングでは恭介&悟、
「兄さん、珠希さんは?」
「葬式は無理だろう 体も心も衰弱しきっている」
「珠希さんは、、あの日、、いや、」
この後、4人で葬式へ。
あっさり葬式すんだ事になってますね。
亮太の遺影とか見たかったのに、チッ。
病院にて恭介に声をかける三枝
「お伺いしたい事が」
「ああ。」
「ここでは、、」
そこへ珠希を発見する恭介、
「すまない また後にしてくれないか」
と珠希の所へ向かう。
そんな三枝の元へ悟登場
「仕方ないよ。あの二人の絆はどうやっても切ることが出来ない。
珠希さんと兄さんの間に入れる人間は世界中誰もいないよ。」
悟、世界中とか大げさ過ぎ。
お前が入れないだけ!珠希と恭介、恭介と亮太の間に!!
「そんな事世間が、、」
「加害者と被害者ということすら乗り越えてる、君じゃ無理だ
諦めた方がいい。邪魔をしても空しいだけだ。」
経験者は語るのである。
週刊誌持った仁が急いで院長室へ。
「院長!見て下さい!」
【名門病院院長息子 安楽死】の字が
休憩室でその記事を見る恭介。
週刊誌を閉じ何か決意をした様子。
院長室にて仁
「こんな事が石川教授に知れたら大変なことになります。」
いずれ耳に入るだろ?絶対。
謙治、机に週刊誌をバーーーン!!
「珠希はまだ院内にいるな?」
「ええ。」
「取り合えず珠希の」
「待って下さい!」
恭介登場。
「この記事は 間違っています
亮太を安楽死させたのは 俺です」
「恭介、いいか感情に流されるな!」
「亮太を早く楽にしてやりたかったんです。」
「しっかりしろ!お前は一流の外科医なんだぞ!」
「医者なのに俺は何もしてやれなかった 亮太を苦しめただけだ」
「恭介もういい!!」
ププププ 内線を取る仁。
「はい院長室です。今は、、えっ??分かりました
後の対応は私がやります。」ガチャ
出ていく仁に恭介、
「待って下さい!これだけ詳細が書かれていて
記事が間違いだったでは済まないでしょう
私がやったと 発表して下さい
七瀬先生のせいにするような事があれば
俺は記者会見を開きます。」
「恭介〜。お前は黙っていろ!」
「俺は本気です!!」
「取り合えずは事実無根だと言え!余計な事は一切喋るな!」
「分かりました。」仁退場。睨合う二人。
休憩室にて看護師三人が週刊誌を見てると珠希登場。
慌てて週刊誌を隠す看護師。
「何?何が書いてあるの?」
と週刊誌を見て安楽死の記事に驚く珠希。
院長室へ向かう珠希、そこへ悟、
「珠希さん、どこ行くの?」
「院長のところへ」
「院長ならもういない、マスコミが凄いから帰った。」
「だったら家に。」
「兄さんが亮太を安楽死させたって。」
「えっ!!」驚く珠希
「週刊誌に書いてあることは間違ってる、全部自分がやったんだって。
父さんに言ったそうだ。」
「そんな、、違います。本当は」
「君はまだ病室に居た方がいい。」
そこへ恭介登場。会議室にて珠希&恭介
「やったのは私です。」
「ずっと亮太に付き添っていたら 見続けていたら
俺はやっていたのかもしれない
亮太が苦しんでる姿を 見ているのが辛かった
君はずっとその苦しみに耐えていたのに」
「だからってあなたは何も悪くない。」
「誰よりも亮太を愛していた君に あんな決断をさせてしまったのは
俺の罪だ 君を亮太と一緒に死のうとまで追いつめてしまった
君がした事は正しいことじゃない
でも間違いじゃないと 俺は思う」
「恭介さん、、、
私は今から院長の所へ行って本当の事を話してきます。」
と出ていく珠希の腕を掴み
「やめろ 覚悟は出来ている 俺の思いを無駄にしないでくれ
君と同じ罪を背負って 生きて行きたいんだ」
と抱きしめ
「君の苦しみは俺の苦しみだ 一緒に生きていこう」
はいはい。さっさと一緒にどっか行っちゃってくださ〜い!
廊下にて悟&三枝
「話がある。」
「なんですか!」←キレ気味。
三枝の腕を掴み会議室へ
「どういうことだ?亮太が珠希さんに安楽死されたって週刊誌に..
記事には彼女が私がやりましたと呟き続けたって..
そんな事証言出来るのは君だけだ。」
「七瀬先生より私の方が恭介さんの事を幸せにできます。」
「兄さんは自分がやったと新聞記者に言ったそうだ。」
「なんでそんな事を、、」動揺する三枝
「言ったろ?あの二人の中に入ることの出来る人間は
世界中誰もいないって。」
「うそ、、うそ」
加賀見家にて悟&謙治&恭介&映子。
「恭介がそんな事するなんて、、一体何があったの!!」
「すまない母さん」ぺこり
「どうしてそんな事したのよ!」
と恭介をドンドン叩く。
「あんなに亮太の事可愛がってたくせに、、」
謙治に止められる映子。泣き叫ぶ
悟「母さん、元々白血病が再発してドナーが表れなかった時点で
亮太が完治するのは難しかったんだ。」
謙治、動きが止まる。
「兄さんは亮太を思ったからこそ」
「もういい」
「恭介がそんな事するなんて、、」
「俺は病院を辞めるよ。」
朝、加賀見家にて新聞を見る謙治
【加賀見病院で安楽死】
そこへ映子登場。
「あなた、申し訳ありません」ぺこり
「映子、お前が謝る必要はない。」」
「恭介のした事は許される事ではありません。
でも恭介の気持ちも分かる気が..」
「映子、、」
「恭介はこの先、どうなるんでしょう、、」
「医師としてやっていくのは難しいかも..」
「私は一体何を守ってきたのかしら、、」
「今までずっと加賀見家の事を守ってきてくれているよ。」
「その結果がこれ..私は恭介も亮太も不幸にしてしまった..」
「悪いのはお前じゃない..」
医局にて荷物をまとめる恭介に珠希が
「どこへ行くつもりなんですか?
私やっぱり亮太の事を話します。」
「やめるんだ 君と生きていこうと言った気持ちに 嘘はない
でもそれ以上に 俺は君に幸せになってほしい
亮太に 意識のある頃言われたんだ 姉ちゃんを頼むって」
「亮太が?」
「亮太の意志を無駄にするような事を 俺はできない」
廊下にて三枝&珠希
「七瀬先生、先生はこのまま恭介さんに罪をきせる気ですか?」
「歩美さん、あなたを傷つけた事は本当に申し訳なく思っています。
でも、私は恭介さんを愛しています。
誰に非難されようとこの気持ちは真実です。
決して恭介さんを一人にするつもりはありません。」
「何きれい事言ってるの?!
恭介さんはやってもいない罪でこの病院を出ていくつもりなのよ!?」
でた〜!三枝の偉そうな喋り!
そんな三枝をこれ以上相手にせず、ぺこり退場珠希。
亮太から預かった白い封筒を出して見つめる三枝。←さっさと渡せ!
医局にて恭介&悟
「兄さん、初めて言うよ。
僕は兄さんの事尊敬する。医者としても男としても。
今まではそれを認める勇気がなかった..
自分の小ささを認めているようで。」
「悟、、」
「僕は兄さんに比べたら弱くて小さい人間だ。
それがよく分かったから今までより強くなれる気がする。」
「加賀見病院を頼む。」
頷く悟。←何か頼りないんですよね、悟って。
「珠希さんの事は、どうするつもりなの?
まさか、そのままってわけじゃ..?兄さん!」
「オペの時間だ 加賀見病院で 最後のオペだな」退場恭介。
院長室にて謙治&珠希。
「病院を辞めます。許可をいただく気はありません。」
「ここに居る事はお前にとって終世の償いだったんじゃないのか?
亮太を失った辛さは分かる。暫く休みなさい。」
「いいえ。私はもうこの病院にいる資格はないんです。
申し訳ございません。」ぺこり退場珠希←追いかける謙治。
戸を開ける珠希、そこには石川待機中。
「あなたか!」
石川と入れ違いに珠希退場。
「大変な事になりましたね〜。
何の説明もありませんでしたから〜。心配しましたよ〜」
「あなたに説明する必要はない。
マスコミが安楽死などと面白可笑しく書き立てているだけ..」
「そんな事じゃ世間は納得しないでしょう。
先程、理事の皆さんと話を..理事会はあなたに退任を要求します。」
「貴様がこの病院を乗っ取ろうとしていた事は
最初から分かっていた。どこまでも浅ましい人間だな。」
「理事会で話し合った結果です。よ〜くお考えになってみて下さい。
うちの娘と恭介君の見合いの話がまとまらなくてよかったですよ。
失礼します。」退場石川。
「くたばれ。。」と呟く謙治。
==つづく===
ったく、どいつもこいつも三枝に頼み事しすぎ!
亮太もさ、三枝の事散々言ってたのに遺書託すし
恭介も珠希の看病頼むし
珠希は亮太を安楽死させた事喋るしさ。
そのせいでゴタゴタするんですよ。